
デアゴスティーニの週刊「ナイトライダー」の話題です。
80年代のドラマ「ナイトライダー」に登場するドリームカー「ナイト2000」の8分の1スケールのモデルカーを製作していくシリーズです。7月9日の日曜日の夜に106号から110号までの5号分が到着しました。
一昨年の6月に創刊となったこのシリーズ、2年以上を経て今回で最終号となりました。単身赴任先の社宅で組み立てを始めましたが、今年の4月に愛知県に戻ることになり、組み立て中の仕掛品を大切に自家用車で運んできました。それがいよいよシリーズ終了を迎えました。
しかし自宅に戻ってからも何かと忙しく、平日は工作を始められません。特に今週は毎日猛暑が続き、帰宅したらもうバテバテです。今回は完成間際のボディとシャーシの合体という大掛かりな作業があるので、慌てずにゆっくりと取り組みたいものです。
結局、海の日が最終日となる7月の三連休に取り組むことになりました。とはいえ15日は毎年の恒例となっている妻のソロリサイタルがあるので一日手伝いと応援です。今年は入場者数や掛け声、舞台後の挨拶など何の制限も無くなったので皆様お待ちかねではあります。本日の17日もコラボのコンサートがあるので、出演時間の夕刻には名古屋の会場に向かう必要があります。合間を見ながらではありますが、何とか完成まで持ち込みたいものです。のんびりしていても次のパーツがやってくるわけでは無いので、焦る必要はありません。

今回の梱包の中に、デアゴスティーニさんからの挨拶文が入っていました。110号と2年以上に亘る長いシリーズ、最終号は本当に呆気無くやってくるものです。

模型を組み立てるシリーズ恒例の、アクリルケース等のオプション品の案内チラシも入っています。私は書棚を一段空けて設置する予定の為に、今回はアクリルケースは必要ありません。アクリルケースにはコムリンクのスタンドが付属しますが、これは似た様な腕時計スタンドを見つけたいものです。

49号のサイドパネルのパーツの改良品が入っていました。93~96号の組み立ての際に、ボディの内側にサイドシルやパネルを取り付けてからシャーシにボディを仮に被せておくことが出来なくなりました。このサイドパネルが干渉していた為です。何か最終号までに対策がなされるのかと気になっていましたが、結局シャーシ側のサイドパネルの突起が無いものに交換するという対応となりました。109号の組み立て作業でこのパーツを取り付ける様です。

106号から組み立てを開始します。
今回は5号ともパーツ数が小さく少ないのですが、最終組み立て段階の為にそれなりに作業量はあります。

今号では右側のトランクサイドウォールをボディに取り付けます。前号では中途半端な状態で終了していましたが、今回は全てのパーツを取り付けた後、ボディに固定していきます。

前号で組み立てたトランクサイドウォールにパネルとシートベルトを取り付けていきます。

シートベルトはパーツの裏側に通してからビスで固定します。ベルトは布パーツです。予め穴を空けておいてからビスを刺すと簡単に作業できます。

ボディの裏側にトランクサイドウォールをはめ込んでビス止めします。内装パネルをきちっと合わせるのは意外と難しいものです。パーツの精度は結構高いので、他のパネルがきちんと取り付けられていれば、カチッとはまります。

リヤゲートの左右のダンパーの端をビス止めします。
このダンパーのパーツ、伸縮する際に適度な抵抗があるのでリアゲートを開けたまま保持することが出来ます。

続いて107号に進みます。

今号ではトランクをカバーするリヤパーセルシャルフを組み立てます。現代のクルマではトノカバー等と呼ばれているものです。リヤゲートがガラス張りなので、このカバーが無いと荷物が丸見えになってしまうわけです。
ナイトライダーの劇中でこんなリアパーセルシェルフがあったかどうかは記憶にありません。トランクルームはマイケルが爆弾を安全に爆発させるために使用する時に使用したりと散々な扱いだったように思います。

布パーツに二つの長い樹脂パーツをサンドイッチしてビス止めする作業です。一旦接着してからビス止めすると、布パーツがずれたりよれたりすることなく簡単に作業が進みます。

最後にシェルフハンドルを固定して今回の作業は終了です。

108号に進みます。

今回では前回に引き続き、トランクをカバーするパーセルシェルフを組み立て、ボディに取り付けます。

今回も二つの長い樹脂パーツで布パーツを挟みこんでビス止めする作業です。一旦片方を接着してからビス止め作業を行いました。

ボディに取り付けていきます。
左右のシェルフクリップで固定する状態です。

巻き上げ軸はきちんと作動します。

109号に進みます。

今号ではボディのリヤ部にライトとバンパー、タイヤハウスを取り付けます。また49号でシャーシに取り付けたサイドパネルを付属の改良パーツと交換します。

テールランプのパーツを取り付けます。
取り付けビスの頭が丸見えです。改良するには少々大掛りになりそうなので、とりあえずこのまま組み立てます。

リヤバンパーを固定します。
内側からのビス止めとなりますが、結構奥まったところにビスを入れていかないといけません。

最後に今回付属してきたタイヤハウスを取り付けます。
テールランプレンズのビスの頭は・・・まあそんなに目立たないかもしれません。

リヤ部分の組み立てにより、ボディは全体が完成しました。

49号で組み立てたシャーシのサイドパネルを、今回付属してきた改良品に交換します。サイドの部分のレール上の突起がボディの内側に干渉してしまう状態でした。無理に押し込めようとしたためか、黒く変色してしまっています。

サイドパネルにはドアを開けた時に点くランプが取り付けられているので、ランプのレンズやLEDを付け替える必要があります。

左右とも、サイドパネルを付け替えます。
改良パーツへの交換の為の分解部分は僅かなのでごく簡単な作業でした。これでボディとの干渉は無くなったはずです。

続いて110号に進みます。
いよいよ最終号です。

今号の付属パーツはシートベルト関連の僅かなものです。しかし完成する号となるので、相当に大掛かりです。シリーズ全体の中でも最も時間が掛かったかもしれません。
しかし概ね計画的にパーツ配布が行われていたので、最後に怒涛のパーツラッシュとなったアシェットのブルートレインと比べると非常に順調に感じました。

今回の付属パーツのシートベルトアンカー等を取り付けていきます。シートベルトは巻き上げ式だと思いますが、この模型ではダラリと下がった状態での組み上げとなります。

劇中ではマイケルはシートベルトを使用していないので、ベルトを短くして巻き上げた状態で固定しても良いかもしれません。

前号で取り換えたシャーシのサイドパネルのLEDの配線部分に保護テープを貼りつけます。パーツ交換によって配線保護の突起が無くなっているので、これはきちんと貼った方が良いでしょう。

ボディ側とシャーシ側のケーブルを結線します。
ケーブルによってはあまり長さに余裕が無いので、場合によっては切断して延長をした方が良い場合もあるでしょう。私の場合は前側は何とか延長せずに完成させられました。

リア側もボディとシャーシのケーブルを結線します。
こちらはKとWの余裕が少なく、この後のシャーシとボディの合体時にコネクターが外れてやり直しを繰り返さざるを得なくなった為、数センチ延長しました。

いよいよ完成に持ち込む最大のヤマ場であるシャーシとボディとの合体ですが、これがまた非常に厄介な作業となっていました。改良パーツと交換したシャーシのサイドパネルの部分は問題なくはまるのですが、それ以外の各所で引っかかってしまいます。

特に、ドア側から後ろはすっぽりと収まりません。
あれこれしている際にボディは手脂だらけになってしまいましたが、完成後に拭きあげていくことにします。

シャーシにまっすぐボディを被せていきますが、フロント部分は何とか収まるものの、ドアから後部は引っかかっています。フロントが収まった時点で車体をひっくり返し、ドア下のサイドシル部分からボディを手で拡げて少しずつはめ込んでいきます。特にリアのタイヤハウス部分はそのままでは収まりません。リアシート部分を傷つけないよう気を付けて、少しずつ拡げて押し込んでいきました。最後にナンバープレート部分が引っかかるので注意します。全て押し込むと、見事にピッタリ収まりました。模型としては精度が高いですが、あまりに隙間が無く、また一筋縄ではボディとシャーシは合体しません。割と簡単な組み立ての模型だと思っていましたが、最後の最後で結構難易度が上がった気がします。
ボディとシャーシを合体したら、8か所ビス止めして固定します。

シートのバックレストにシートベルトを固定します。

最後にエンジン内部のパイプを差し込みます。
すぐに抜けそうなので、これは後で接着して固定したいと思います。

ボディを磨き上げて完成です。
堂々たる8分の1スケールのナイト2000です。黒い車体は撮影するとはっきりとしませんが、実際に見ると結構美しくて迫力があります。黒い車体を映像で格好良く見せるために、撮影ではかなりテクニックを駆使していると思います。実車でも黒い塗装の車は実際に見ると非常に格好良いのですが、それが伝わってくるように撮影するのは難しいものです。それに汚れが目立つのでしょっちゅう洗車しないといけません。モノグサな私は、黒いクルマはアコガレで格好良いことは判っていながらも、白系やグレー系の車を乗ってきています。

シリーズの終了は本当にあっけなくやってくるものです。完成してしまったので、次の作業が無いと思うと寂しいものです。

電子ギミックはコムリンクのボタンを押すことによって動作します。

最後に、前作のデロリアンとのドリームカーツーショットです。どちらも重量級です。
完成直後の現在は、私の作業机のすぐ前の書庫にナイト2000を置いて、たまにギミックを楽しんでいます。時折、デロリアンと場所を交換して遊んでいきたいものです。
これで挑戦中のパートワークは無くなってしまいました。まだ次のシリーズは決めていません。魅力的なものが発刊されたら創刊号を買って購読を検討したいと思います。
前回はこちら
週刊「ナイトライダー」101号~105号 次回の配達でシリーズ終了!
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