デアゴスティーニのパーツ付きマガジン「週刊トヨタ2000GT」第65号です。
長らく続いてきたこのシリーズも、いよいよ今回が最終号です。デアゴスティーニのシリーズらしく、終盤は作業量が多くなっています。
詳細については後日検証しますが、とりあえず組み立てガイドガイドの記載どおりに完成まで漕ぎ付けました。
シリーズ完結記念のオプション販売のカタログが入っていました。
エンジンサウンドが鳴り響くディスプレイケース、そういえばまだ注文してしていませんでした。あまり早くやってきても置き場所に困りますが、3月中に申し込まないといけません。
何と今回、トヨタ2000GTのプロトタイプのワイヤーホイールの販売予告がありました。これまで紹介が無かったので、てっきりもう販売されないと思っていたので、嬉しいサプライズです。限定2000セットにてタイヤ付きで5,800円。現在開発意中なので、まだ注文は受け付けていません。チラシに載っている写真は試作品とのことで、製品版の写真が早く見たいものです。
最終号のパーツは、リヤアンダーカウルやリヤナンバープレートの他、ボディとシャシーを合体させるためのビスの詰め合わせです。前回同様、付属パーツはショボいですが、作業内容にはボリュームがあります。
パーツの一覧です。
フレームサポートA×1、フレームサポートB×1、右リヤアンダーカウル×1、リヤナンバープレートフレーム×1、左リヤアンダーカウル×1、ナンバープレート×1、ビス(MMタイプ)×3(※1本は予備)、両面テープ×1、ビス(IIタイプ)×5(※1本は予備)です。
リヤアンダーカウルは樹脂製ですが、塗装はボディと比べても遜色ありません。
今回の作業は、シャシーとボディを合体させ、各部のパーツを取り付けてモデルを完成させます。
これまでに保管しておいたパーツを総動員して、トヨタ2000GTの模型を組み上げます。前回ほどではありませんが、かなりの作業量です。
付属パーツは僅かですが、他に用意するパーツは大量です。用意する、というか、これまでに配布された全てのパーツが必要です。細々とした仕掛品が全て片付いて、一つの模型となります。
ビスも、数ヶ月前に配布されたものを含めて、ツールボックスの中を漁って探さねばなりません。
まず、前回仮留めしてあるリヤバンパーとテールランプを固定します。
今回付属のIIタイプのビスを使用します。このビス、前回付属させておけば良かったのに、と思います。最後までパーツの組み合わせには苦労させられます。
この模型には、ランプ点灯等のギミックが無いので、このあたりシンプルな構造です。
キャビンフロアをボディに被せ、6箇所をビスで固定します。6箇所とも、前号付属のDDタイプビスを使用します。キャビンフロアを被せるときは、リヤコンパートメントカバーとスペアタイヤは一旦取り外します。
前部左側のビス穴部分は、エンジンコンパートと干渉するので、キャビンフロア側を奥にするように押し込む必要があります。
キャビンフロア後部の裏側に差し込んだパイプ部分の処理について、最後まで指示がありませんでした。仮留めのままというわけにはいかないので、マスキングテープを剥がして裏側からアクアリンカーで接着しておきました。
ボディとシャシの合体は、フードを開けたまま行います。
フードの前端とボディとが干渉してボディに傷が付くので、ボディ側にマスキングテープを重ね貼りして養生しておきます。フードの先端にテープを貼っても良いとおもいます。カズキさんから教えていただいたテクニックです。
シャシーにボディを被せます。エンジン部分がエンジンコンパートメントに収まるように調整します。
ボディを養生したので、フードを全開した状態でも安心です。
シャシーにズレが無いか確認して、裏側からビスで固定します。
前部の2箇所のビス穴には、43号と64号に付属してきたCCタイプのビスを使います。
フレーム中央部にフレームサポートBのパーツを置き、CCタイプのビスで左右2箇所を固定します。
フレームのもう少し前側にフレームサポートAのパーツを置き、左右を43号付属のNタイプビスで固定します。
後ろのタイヤハウス内のビス穴を固定する際には、一旦タイヤを外さなければなりません。このタイヤ、十字レンチで外すのは簡単なのですが、嵌めるのが一苦労。ドライブシャフトのビスが引っ込んでしまうからです。でも、オプションのワイヤーホイールがやってきたときには、ノーマルホイールとの交換の際にもう一度外す必要があります。
ここのビス穴には、64号付属のDDタイプのビスを使用します。
後部2箇所のビス穴にも、DDタイプのビスを使用します。ここのビス穴は奥まったところにあるので、マグネット化したドライバーが必須です。
フロントアンダーカウルを取り付けます。
ここのビス穴も奥まったところにあります。
61号付属のビス穴カバーをはめ込みます。
このカバーは軟質樹脂なので、押し込むだけで外れる心配はありません。
後部に、今回付属のリヤアンダーカウルを取り付けます。
シャシーの形状に合わせて馴染ませます。
エンジンルームの中を仕上げます。
ラジエターホースの先端をエンジンコンパートメントの穴に押し込みます。また、伊具ニッションコイルを取り付け穴に押し込み、39号付属のラジエターホースをホースコネクターと合わせてヒーターホースの先端とラジエターの間に取り付けます。このホースは外れやすそうなので、アクアリンカーで接着しました。
フードクランクを固定します。
フードクランクの先端とフードの取り付け穴を、61号付属のJJタイプビスで固定します。このフードクランクの取り付けにより、フードがボディに接触する心配が無くなります。
左右のフェンダーミラーを取り付けます。
フェンダーミラーの取り付け部の突起部分に少し接着剤を点け、差し込みます。
ホイールの中央部にハブナットを取り付けます。
このバブナットは磁石式になっています。突出している部分が長いので、簡単に脱落します。完成後は要注意ポイントです。かといって接着してしまうとホイールの交換が出来なくなります。
最後の仕上げは、前後のナンバープレートの取り付けです。
前部はシリーズ早々の13号に付属してきたものを差し込むだけですが、後部はナンバープレートフレームにナンバープレートを両面テープで貼ってから取り付ける必要があります。
長らく保管してきた前部のナンバープレートが取り付けられると、こまごまとした仕掛品が全て片付きました。
おっと、忘れていました。
外していたスペアタイヤとリヤコンパートメントカバーを取り付けて完成です。
最後は、非常にあっけなく完成してしまいました。模型の完成と共に、他のパーツが見事に全て片付きました。当たり前ではありますが・・・。
本当にこれで1年4ヶ月以上も掛けて作成してきた模型が終了なのかと思うほどに唐突な最後です。
他の開口部を開ける時は簡単ですが、フードを開ける際には少々コツが要ります。私は、ボディを傷つけない楊枝を使用して開けています。
全開状態です。
リトラクタブルライトを指で支えているのは、こうしておかないとライトが下がってしまうからです。放置すると、半目状態になってしまいます。何とかならないのか、今後検討します。
とりあえず今夜は時間が無いので、何とか完成に漕ぎ付けたところまでです。まだこれからパーツがやってくるかのような錯覚を覚えるくらい、まだ終了した実感はありません。重量感に溢れたこの模型をしばらく作業台に置きっぱなしにして、ジワジワと完成の余韻に浸りたいものです。完成記念の乾杯は、後日行う予定です。
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「週刊トヨタ2000GT」第64号 ダッシュボードを削らないとドアが閉まらない・・・
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