« 「昭和の鉄道模型をつくる」26巻までのトレインスコープ映像 | トップページ | 「昭和の鉄道模型をつくる」銭湯の電飾化のための改造 »

2008年1月26日 (土)

トヨタ博物館の企画展「初公開収蔵車展」

01

晴れ渡っていたものの北風が強く、非常に冷え込んだ一日でした。
今朝は、名古屋にレッスンに出て行った妻を迎えに拾った後、長久手町のトヨタ博物館に行ってまいりました。

トヨタ博物館は、実質的に世界最大の自動車メーカーとなったトヨタが運営する大型の自動車博物館です。約120台の新旧の貴重な自動車が展示されており、私たち夫婦としては、大好きな車がたくさん見られますので、毎年2回くらいは訪れています。
休日であってもあまり混んでおらず、広大な館内をゆったりと見学できます。説明係のお姉さんも大勢いて、彩を添えています。

トヨタ博物館
http://www.toyota.co.jp/Museum/index-j.html

入場料は大人1000円、65歳以上シルバー500円、中高生600円、小学生400円ですが、JAF会員証を提示すると2割引となります。また現在はホームページにて割引券が印刷できます。

2007年12月8日から2008年3月23日まで企画展として、「初公開収蔵車展」が催されており、普段バックヤードに保存されていて展示されていない車を見ることが出来るので、それらを見ることが目的です。

企画展 初公開収蔵車展
http://www.toyota.co.jp/Museum/data/h123_1.html

普段の常設展示車は何度も見ている馴染みの車ばかりなのですが、トヨタ博物館にはまだまだ整備中の車も多くあります。展示されている車の多くが、今なお走ることの出来る動態保存であり、100年以上の歴史を持つ自動車の、産業文化財の保存に大きく貢献していると思います。

02

博物館の入口には、トヨタボンネットバスが鎮座していて出迎えてくれます。このバスは車内に入ることが出来、当時の狭いバスの車内を体験できます。整備すれば走れそうなくらい、きれいな状態です。

今回の企画展、東西新旧ごちゃ混ぜでバックヤードから引っ張り出した車の展示です。

03

最初の展示車は、アメリカのビュイック1908年式。企画展の展示車の内、最古のモデルです。きれいにレストアされていて、すぐにでも常設展示に移りそうです。20世紀の初頭から、アメリカはこんなに豪華な車を走らせていたのですね。

04

次は、1917年式のアメリカのフランクリン。
いきなり、「鉄クズが展示してある!」と思ったほどの状態。まだレストアされる前の状態です。これから直していくのでしょう。
戦前の世界恐慌のあおりを受けて倒産してしまった会社の貴重な残存車の一台で、おそらく日本に一台しかないとのこと。

05

シート等の内装もボロボロです。野ざらしになっていたのかもしれません。これからレストアされていってきれいに生まれ変わって展示されるのが楽しみです。

06

カエルのような愛嬌のあるフロントマスクが印象的なのは、1951年式のスウェーデンのサーブ92。完全に復元され、トヨタ博物館内部の走行コースを元気に走っている姿を納めたVTRが展示車の隣のモニターから映されていました。

07

1965年式の旧東ドイツのトラバントです。
ボディが強化プラスチックで出来ている旧東ドイツの国民車です。私が92年にドイツに旅行に行った当時には、まだ元気に走っているトラバントを何台も見ることができたので、何とも懐かしい車です。大きなドイツ人がこんな小さな車に乗っていたとは驚きます。
ボディは一見きれいですが、パネルごとの塗装の状態が異なっていて、この車の過ごしてきた数奇な運命を感じることができます。

09

この豪華なクーペは、1960年式のフランスのファセル・ヴェガ・ファセリアという車。当時は大変な高級車だったようです。ジャガー以上の価格だったとか。

08

日本車に移り、まず1970年式のダットサン、ブルーバードSSSクーペ。
昔のブルーバードの小ささに驚きます。この車も完全に復元されていて、走行コースを元気に走っているようです。永年走り抜いてきたこの車の歴史を感じるような使用感のある状態です。

10

1972年式のトヨタ、クラウンです。
今回私が一番見たかったのは、この何の変哲も無い古いクラウンでした。
私が物心付いたころ(3~4歳)、母方の祖父が乗っていたのが、この4代目クラウン、通称「クジラクラウン」のスーパーサルーンでした。よく乗せてもらっていたので、とても大きな車だったという思い出があります。
今見ると、決して大きい車ではないのですが、現代のクラウンに通じる伝統が感じられます。
旧帝国陸軍通信兵で大陸帰りの87歳になった祖父はまだ健在で、今はカローラランクスという若者車にディーラーオプションのフルスポイラーを装備し、高齢者マークも決して付けることなく祖母を隣に乗せて走り回っている困った年寄りです。博物館で撮影した写真を今度見せてやろうと思います。懐かしく思ってくれることでしょう。でも長い話をされるのは辟易です。戦争と車の話で夜が明けそうなくらい話されます・・・。

11

最後は、可愛い1971年式のホンダZです。
360cc時代の軽自動車の代表的な一台です。後部ハッチドアに付けられた後ろ窓の形状から、「水中メガネ」と呼ばれた車です。我々が子供の頃は結構走っていた車ですが、その小ささには驚きます。今の軽自動車は、もはや「軽」ではなくなっていますね。

12

常設展示は、本館2階は19~20世紀の欧米の車、3階が日本車の展示です。新館は、展示車の年代に合わせた生活文化の展示となっています。とにかく車だけでも百数十台ありますし、関連展示も興味深いので、しっかりと見学すると3時間以上はしっかりとかかります。

13

展示車の内、私的に一番のお気に入りは、本館2階にあるフランスの1939年式「ドラージュ タイプD8-120」。滑らかな曲線に青い車体が艶かしいほど美しいオープン型高級車です。4750CC、V8の巨大なエンジンで、今も走行可能なコンディションです。戦前の流線型の大流行の時代のデザインですね。

14

車内も完全なレストアがなされています。乗ってみたいが、触ることはできません。結構人気があるので、皆さん写真を撮っています。
ただ、再塗装をされていると思われるのですが、塗料が現代に近いウレタン塗装なのか、ヌラヌラと光り輝いているのが残念。当時のエナメルラッカーで塗りなおすのは大変な作業になるかもしれませんが、せっかくの貴重な車なので、がんばって欲しいと思います。

15

展示スペースのラストには、2005年の愛知万博のトヨタパビリオンで展示されていた未来ビーグル、「iUnit」が、イルミネーションを光らせた状態で置かれています。うーむ、乗ってみたいものです。

16

食事は、博物館内にあるミュージアムレストラン「AVIEW」。

17

テーブルに置かれたランチョンマット代わりの紙は、今回の企画展の展示車の紹介になっています。

18
19

注文したのは「博物館セット」という、名古屋の味覚を楽しめるというもの。愛知県在住の私が注文するようなものではないのですが・・・。
エビフライに味噌カツ、サラダにライスとドリンクが付いて1400円。
味は無難なものです。町の洋食屋さんレベルです。
でも、明るい館内での食事は心地良いものです。

ミュージアムショップでは、各種ミニカーの在庫も一杯なので楽しめます、トヨタ車に限らず各社のモデルが揃っています。
また定期的に訪れたい施設です。

|

« 「昭和の鉄道模型をつくる」26巻までのトレインスコープ映像 | トップページ | 「昭和の鉄道模型をつくる」銭湯の電飾化のための改造 »

旅行・地域」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208541/17854432

この記事へのトラックバック一覧です: トヨタ博物館の企画展「初公開収蔵車展」:

« 「昭和の鉄道模型をつくる」26巻までのトレインスコープ映像 | トップページ | 「昭和の鉄道模型をつくる」銭湯の電飾化のための改造 »