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2008年9月24日 (水)

「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第4号

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デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の第4号です。
このシリーズ、まだ書店の一番目立つ部分に平積みされていますし、同じデアゴスティーニのC62と同じ曜日の発売なので、ついでに購入してしまっています。まだ組み立ては始まっていないので、冊子を眺めて楽しんでいるのが主な目的です。毎週、我々の年代には魅力的な車種が特集されていて困ります。

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今週の冊子の特集は、1987年のF40です。
数あるフェラーリのスペチアーレの中でも、近代モデルの中では特にスパルタンな印象のある車です。ほとんどレースカーのような内外装で、パワーステアリングやパワーウィンドウ等といった快適装備は無し。さすがにエアコンは装備されていたものの、それはシートの直後の巨大なターボエンジンの発する高熱からドライバーを保護するためのものであるとのこと。同じスペチアーレでも、エンツォ(車)が市場の要望に対応してある程度快適装備になっていることを考えると、最後にエンツォ・フェラーリ(人)の息のかかった車であるF40は、乗る人に媚びない、まさに公道を走ることの出来るレースカーだったのでしょう。

この車の発表は87年の7月21日でしたが、日本ではバブル景気の真っ盛りの89年6月頃発売になり、大いに話題になりました。正規代理店のコーンズの販売価格は4650万円(当時の乗用車の消費税6%込み)でしたが、投機目的でどんどん実勢価格が上がり、最盛期の90年3月頃には1台2億7900万円で売り出されている記録が残っています。もちろん、その後のバブル崩壊を機にどんどん価格は下がっていったのですが、「走る不動産」といわれて、バブル景気の狂乱の象徴のような車としての一面もあります。

私の地元ではバブルの頃に、当時メイテックの社長だった関口房朗氏の息子さんが愛知学院大学に在学中、女友達とF40でドライブして茶臼山高原道路でぶつけた訳でも無いのに全焼事故を起こしたことがありました。結構新聞でも大きく取り上げられ、「2億円フェラーリ炎上」と書かれていたことを覚えています。F40は燃料タンクをレースカー用に交換しないと炎上事故の心配があったそうです。運転室の中に消火器が備えられていますが、そんなものでは全く歯が立たなかったとのこと。いつも一流の整備が出来なければ飾っておくしかないということでしょうか。まったくもう、レースカーそのものですね。

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今週の部品の一覧です。
リヤホイール(左)、リヤ・ディスクブレーキ(左)、ホイールキャップです。第4号からパッケージの方法が変更になり、外装がシュリンクパックになって開封しないと内容を確認することが出来ません。デアゴスティーニの他のシリーズと同様の簡易包装となっています。

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部品を取り出します。
ホイールは素材は不明ながら金属製でずっしりと重みがあります。表面塗装も本物のアロイホイールの雰囲気が良く出ていると思います。ホイールキャップは樹脂製で軽く、真ん中に跳ね馬のエンブレム付きです。内部に磁石が組み込まれていて、ホイール固定のナットに貼りつく仕組みになっているようです。ブレーキディスクは各パーツが最初から組み付け済みとなっています。長いブレーキホースが付属しています。車体に固定されるキャリパーとディスクは当然、別々に回転します。ディスク自体は樹脂で軽いのですが、キャリパーやパッドは金属製です。

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ホイールを裏返すと、ブレーキディスクホイールが凹凸でかみ合うようになっています。

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とにかく3号のタイヤをホイールにはめ込んでみます。
ディスクブレーキは仮にはめてみただけです。タイヤとディスクが一緒に回転することが確認できました。ホイールキャップははめてみただけなので、指でほじるとすぐに外れます。ホイールとボディを固定するナットに磁石でカチリと付く仕組みになっています。

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タイヤはパターンが左右異なるので間違えないようにはめ込まないといけません。まだ車体に取り付けるわけではありませんが、組み立てガイドには今後付属するレンチを使用して取り付ける方法が解説されていました。

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3号付属のタイヤの内側には、回転方向を示す矢印が刻まれています。
この矢印を確認しながら今回のホイールにはめ込むことになります。

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1~4号までのパーツを並べます。
3号までは、まったく脈絡のないパーツの連続でしたが、ようやくタイヤとホイールをはめ込むという作業ができました。しかし点在する各部品は、やはり凄惨な事故現場のようです。実際にエンツォの事故現場は各パーツがバラバラになっているそうです。F1マシンと同様にパワートレーンがシャシ後半の強化部材となっているので、強い衝撃が加わるとバラバラになってしまうのでしょう。
別にそんな事故現場を再現するという恐ろしい企画ではなく、最初の内は興味の続く部品を続けて配布して、何とか購読に結び付けたいというデアゴスティーニさんのいつもの戦略です。

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次回の5号の部品は、エンジンフードと左側ドアだそうです。
リヤカウルにエンジンフードを取り付けるという作業を行うのでしょうか。ドアは今のところ事故車両再現パーツのひとつとなりそうです。このドアパーツは外側のみなので、窓の開閉ギミックや内張りの取り付けなどが後で施されることになります。

冊子の特集は、250GTO。
もう本当に序盤に名車ばかり揃えたものです。レースでも輝かしい記録を残していますが、バブル景気の時代にはこれまた投機的に取引され、名古屋の業者が23億円でGTOをドイツのオークションで競り落としたことも記憶に残っています。当然、乗用車のオークション価格世界一でしょう。日本の投資家が見境無く高価なものを買い漁っていた頃の話です。

私のように、毎週の冊子目的で購入している方もきっといるはずです。とにかく写真が美しいのもこのシリーズの特徴です。

前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第3号

次回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第5号

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コメント

とうとう2~4号を買っちゃいました。
しばらくはハーレーと2本立てになりますが、両方共組み立てにあんまり時間がかからないので問題ないと思います。

後はカミさんをどうゴマかすかですが、いくら車に興味がないとは言えハーレーとフェラーリの区別ぐらい付くと思います。
ハーレーのサイドカーというのもちょっと無理が・・・
いっその事、実は「週間ハーレーとフェラーリを作る」というシリーズだったのでフェラーリの部品の配布が始まったとか。

という事でまたしばらくお付き合いさせてもらいます。

投稿: カズキ | 2008年9月25日 (木) 04時22分

カズキさん、いよいよフェラーリ始められましたか。

引きずり込んでしまったようですけれど、私も本格的に買うモードになってきてしまったので、デアゴスティーニの戦略にはまっております。

>いっその事、実は「週間ハーレーとフェラーリを作る」というシリーズだったのでフェラーリの部品の配布が始まったとか。

(・∀・)イイ! しばらくそれでいきましょう。
ごまかそうとがんばっているのを、きっと見守っていてくれると思います。

我が家も、「昭和の鉄道模型をつくる」が終わって私が寂しそうにしているのか、フェラーリには無関心ながら咎めるようなことは無いようです。

5号の冊子の特集は、カズキさんのお好きな250GTOですね。Z432にも似たスタイルですが、アメリカでは実際にZ432をベースにしたGTOレプリカを作っている方も多いそうですね。

投稿: YUJI | 2008年9月25日 (木) 07時36分

> 引きずり込んでしまったようですけれど、私も本格的に買うモードになってきてしまったので、デアゴスティーニの戦略にはまっております。
こちらこそ、最初に紹介したのは私だったので(と言っても私が紹介しなくても時間の問題でしたが)

> カズキさんのお好きな250GTOですね。
だんだんフェラーリが好きになりかけてきましたcoldsweats01
しかし実車を買う事はまずあり得ないと思いますが。

投稿: カズキ | 2008年9月25日 (木) 07時53分

ちょっと書き忘れたので

> デアゴスティーニの戦略にはまっております。
タイヤをホイルにはめた時点でYUJIさんの負けですね。
C62で苦労して、フェラーリで息抜き(多分組み立ては楽勝)でいいんじゃないでしょうか。
私も大和には苦労させられました(泣きながらヤスリがけと塗装をしていました)

投稿: カズキ | 2008年9月25日 (木) 08時05分

YUJIさん、カズキさん、こんにちは~
だんだんお仲間が増えつつあるようですね。(笑)
私は車には興味がありませんが、大型リアル志向モデラー(笑)として「フェラーリ」は外せません。(笑)
>YUJIさん
四号まで買って定期購読をしないとなると、事故現場状態のフェラーリに申し訳ない気がしませんかぁ~?(笑)
>カズキさん
戦艦大和も作られたんですね。凄い!!
私も出来れば作ってみたいのですが、予算はもとより、木工製作は金属模型よりも難易度が高そうで手を出せません。
今は、C62とこのフェラーリを最後まで組み上げて、一度、金属製鉄道模型キットのハンダ付け制作に挑戦したいと思っています。

投稿: ポップン | 2008年9月25日 (木) 10時43分

ポップンさん、私もお仲間に入れてもらう事にしました。
> 戦艦大和も作られたんですね。
このシリーズもかなりカスタマイズされている方がいらっしゃいますが、私は教科書通り作るのがやっとでした。

しかしこの教科書というのがC62のように毎回配布部品を組み立てるよう指示されていますが戻り工程がけっこうあり、後半はある程度部品を貯めてから作るようにしました。(気が付くのが遅かった)
またその都度、塗装するように指示されていましたが、結局全部組み立ててから塗装すれば手間も塗料も全然少なくてすんだはずです。
ベースの塗料は結局10本位使いました。(2本位で済むはずでしたが)
またダイキャストにピンバイスで0.5mmの穴を何箇所も開けさせられ、何本刃を折ったことやら。

それに比べればハーレーはネジ留めだけで組み立ても配布通りでなく行います。(おそらくフェラーリも同じだと思います)
おかげでもう後半戦だというのにここんとこ2週、組み立てはありません(本当にこのペースで大丈夫?)

長文になってすみませんでした。今後ともよろしくお願いします。

投稿: カズキ | 2008年9月25日 (木) 11時19分

> 木工製作は金属模型よりも難易度が高そうで手を出せません。
ポップンさん、大和の木工加工部は金属加工に比べてそんなに難易度は高くないと思います。(大和の場合6:4で金属加工の方が多かった気がします)
ただ船体を作るのにパテを塗ってはサンドで磨いての繰返しで相当根性がいる作業でした。

投稿: カズキ | 2008年9月25日 (木) 16時36分

カズキさん、ポップンさん、フェラーリを始めたらまた長丁場になりますね。途中でどんなことがあるかわかりませんが、がんばりましょうヽ(´▽`)/

って、すっかり購読する気持ちになってしまいました・・・。でも、当分は書店での店頭分の購入と致します。

私は大和の時は忙しくて結局手を出さなかったのですが、知り合いの方が買ったまま、途中で中断しておられます。C62以上に相当時間がかかりそうですね。

投稿: YUJI | 2008年9月25日 (木) 20時20分

本屋に行ったら「国産名車コレクション」のアシェットが新しいシリーズを出していました(URL)
フェアレディ2000なんでまた国産名車の再販かと思い、帰ってネットで調べたて良く見ると「国産名車コレクション」じゃなく「日産名車コレクション」でした。字が似ているので全く気が付きませんでした。
おそらく売れ残った国産名車のバラ売りだと思います。(記事のライターもほとんど同じです)
次のシリーズはおそらく「トヨタ名車」だと思います。
デルプラドのカーコレクションも売れ残りを第2シリーズで出して来たのですがほとんどダブっていました(私は第2シリーズは買いませんでしたが)
なおデルプラドって一昨年潰れたみたいです。

安いので創刊号だけでも買おうかなと思っています。フェアレディ2000は既に配布されていますが色違い(今度は赤)でソフトトップも装着されてます。

投稿: カズキ | 2008年10月 1日 (水) 14時24分

カズキさん、情報ありがとうございます。

日産車だけで20巻のシリーズを作るとは、ニッチな商売だ、と思って中身を見ると、なかなか魅力的ですね。創刊号の690円は格安なので、私も書店で見かけたら購入しようと思います。

トヨタ名車、創刊号が2000GTで690円!だったら嬉しいのですが・・・。きっと微妙な車種で釣るのでしょうね。

デル・プラド懐かしいです。潰れてしまって、ドールハウスなどのクラフトマガジンは途中になってしまったそうですね。
以前、「世界の鉄道」シリーズを途中まで買っていました。まだ書庫に並べてあるので、機会があったらブログネタにしようと思います。

投稿: YUJI | 2008年10月 1日 (水) 20時46分

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