なつかしバイクのプラモ買う!1/12アオシマVT250F
デアゴスティーニのエンツォ・フェラーリを買い始めてから、今まであまり興味の無かったこの車の構造に興味が出て、模型屋さんにプラモを探しに行きました。しかし、欲しかったタミヤの1/24エンツォ・フェラーリは無く、その他は、あまりそそらないモデルしかなかったので、今回は見送りです。
そこで見つけて思わず買ってしまったのが、この古いバイクのプラモです。アオシマの1/12のホンダVT250Fです。
実はこのバイク、20数年前、私が自動二輪(中型)免許を取って最初に買った思い出のバイクです。すっかり忘れていたのに、こんな古いバイクのプラモがあることに驚きです。
1984年から2年間程生産されたこのVT250FEというタイプ、当時は大変なベストセラーとなったバイクで、それこそ「石を投げればVTに当たる」と言われたくらい町中に溢れていました。バイクの生産台数が今とは比較にならないほど多かった時代において、一際良く見たのがこのタイプのVTです。
当時、いろいろ試乗したところ、最もしっくり来たのがこのVTでした。その後、NSやRZなどのよりパワフルな2ストロークバイクも乗りましたが、好不調の波が激しかったり、整備に手間がかかったりで、結局元のVTに戻ることになります。
「VTなら誰でも乗れる」なんていいながら、Vツインのエンジンは案外粘り強く、実は峠でも結構早いのがこのバイクです。ただ、前後ブレーキが貧弱なので、下りは結構厳しいものがあります・・・。燃費は抜群(リッター25km以上)なので、ツーリングにもバッチリなのです。250ccなので高速も乗れます。ただ、フロントタイヤが16インチと小さく、また車体も薄く軽いので、トラックの横を高速ですり抜けるのは結構度胸が要ります。
このプラモは黒いカラーリングですが、私が乗っていたのは当時最も売れていた白に青のラインの入ったタイプです。数人のグループでツーリングに出掛けると、必ず同じバイクに乗っている人がいたものです。
部品点数はあまり多くなさそうなので、塗装さえうまくいけば組むのは簡単そうです。ただ、やはり昔乗っていた青白タイプに塗り替えたいものです。ラインやロゴのデカールは自作する必要がありそうです。
1980年代後半に作られたプラモの金型を再利用してリバイバル生産されたもののようです。最新のモデルと比べると、パーツの線が太く、またバリも多く、収縮によるズレもありそうです。昔懐かしいプラモ作りも体験できそうです。ますは大まかなカラーリングからですね。このところ多忙なので、いつ手がけられるかは不明です。
結局20数年前のリアルのVTは、最初の頃こそ毎日乗っていましたが、あまり乗らずにほとんどの時間、実家の車庫の奥に眠っている状態でした。他のバイクへの浮気もありますけれど、結局は250ccバイクの貧弱さを知ってしまったからかもしれません。
20歳の頃に3ヶ月間ヨーロッパを旅行した際、イタリアのローマで観光や移動のためにレンタルバイクを借りました。日本で発行された国際免許は、当時は自動二輪免許の中型と大型の区別が無く、限定の無いものでした。調子に乗って、レンタルバイク屋にある一番大きいヤマハFJ1200という大型バイクを借りて乗り回すことになりました。本来は、ヨーロッパではレンタカーを借りられるのは21歳以上なのですが、そこはイタリアのおおらかさ。適当に書類の生年月日を書き換えて貸してくれました。事故でもしたらどうなっていたかと思いますが、古き良き時代の思い出です。
1200ccのバイクというのは、これまた同じ二輪車でも当時乗っていた250ccのVTやNSやRZとは別次元の乗り物で、帰国してから我がVTは「マシン」から「移動の道具」に成り下がってしまっていました。せいぜい学校へ行くための「アシ」です。しょっちゅう自分でバラして隅々まで整備していたのに、それ以来、最低限のオイル交換くらいしかしなくなってしまいました。
同じ「道具」ならば、夏暑く、冬寒いバイクよりも、エアコンの効く車に乗っていることが長くなります。VTは実家の車庫の一番奥にカバーをかけて眠っていることが多くなりました。放っておくのももったいないので、従弟が自動二輪免許を取ったときに譲りました。それ以来、すっかり頭の中から消えていたナツカシバイクです。
このところ、個人的に身の回りの出来事が多く、なかなか工作に没頭することが出来ません。もう少し落ち着いてから、ゆっくり箱の蓋を開けて、青春のバイクのプラモ製作を開始したいと思います。
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コメント
んちゃ
お久しぶりです そうですかプラモですか
わたしは中免は持ってませんでしたから
YAMAHA RZ50に乗ってました 当時で
18万円位だったと思います 水冷2サイクルで
真冬にはオーバークールの為かプラグがかぶって
ちょくちょくエンジンが止まりました
エンジン側のスポルケットを交換してメーター読みですが
100K/Hで走ってましたね
おかげで赤キップも頂きましたれど・・・
私は先日から再びプラモにハマッテますがこれまた
奥が深いですね デアゴのフェラーリも欲しいのですが
今は1/48の大戦中の日本軍機の組立てに熱中してます
テレビゲームなんて無かった子供の頃はプラモが最高の
オモチャ?でしたがプラモを買っても
塗料まで買うお金がありませんでした オッサンになった
今では多少の小遣いもありますんで昔できなかったことを
今してます YUJIさん 気をつけないとハマリまっせ
プ ラ モ デ ル 。
投稿: asawa | 2008年10月20日 (月) 08時28分
asawaさん、こんにちは。
久しぶりにプラモなぞ買ってきてしまいました。子供の頃は、小遣いを溜めて買っていたので、おっしゃるとおり塗料を買うお金がありませんでした。接着剤ベタベタで素組みしていたのを思い出します。
このVTのプラモ、設計が古いのでかなりパーツのズレが生じそうです。製作が楽しかったら、これでプラモにはまってしまうかもしれません。とりあえずカウルを白くするスプレー塗装始めました。結構楽しそう・・・。フェラーリも見つけたら買ってしまいそうです。
RZ50で100km/hはカミカゼ状態ですね!昔はとんでもない原付があったものです。このVTプラモと同じメーカーのアオシマから、RZ50のプラモも発売されていますね。
投稿: YUJI | 2008年10月20日 (月) 12時59分
asawaさん、YUJIさん、こんにちは、プラモ好きのオヤジとしてはちょっと参加させてもらいます。
私も子供の頃はありとあらゆるプラモデルを作りました。
自動車、バイクをはじめ戦艦、戦闘機、お城や人体までも
一時ウォータラインシリーズにハマリ、巡洋艦や駆逐艦を作っていました。
カミさんからは「戦争でも始める気」と言われていました。
先日、デパートに行ったついでに昭和の鉄道模型用に塗料を探しに玩具売り場に行ったのですが、ガンプラだけで他のプラモデルは置いてありませんでした。
最近の子はテレビゲームばかりでプラモデルは作らないのかと思うとちょっと寂しいです。
これからの「物作り日本」はどうなるのだろうと、うれいています。
投稿: カズキ | 2008年10月20日 (月) 14時53分
んちゃ
カズキさんのおっしゃる通りです
私達が『ガキ』と呼ばれていた頃は自分で考えて
何かを作っていた気がしますね 船のプラモにしても
元々ゴム動力のモデルにマブチの水中モーターをつけて
走らせたりゼロ戦のカウル内に無理やりベビーモーターを
ねじこんでプロペラを回転させたりと破壊と再生を
繰り返していましたが今の子供たちは・・・
確かに日本の将来が心配ですね
カズキさんも書かれてますが私もプラモ屋を探すのに
苦労しました 仕事で北九州に越してきて3年ですが
土地勘もなくどこに模型屋があるのか全くわからず
ネットで探してやっと見つけたような次第です
今思えばアホみたいなアイディアでプラモを改造したりして
自己満足を追求してきた『ガキ』の時の達成感と努力?は
今でも私の何かの役にたっていると思います。
ちなみに今はタミヤ1/48サイズの夜間戦闘機 月光を
作ってます カズキさんもまたハマッテみてはいかがですか?
YUJIさんも・・・はまりまっせ。
投稿: asawa | 2008年10月20日 (月) 15時54分
> 月光を作ってます
双発機ですね。
小学生の頃、少年マガジンを購読していたのですが、その頃よく戦闘機の構造のイラストが載っていてコピー(模写)していました。
デルプラドで世界の戦闘機というシリーズがあったのですが、懐かしいのだけ、ちょこっと集めました。(得意の創刊号攻撃で)
スピットファイア、ゼロ戦、メッサーシュミット
投稿: カズキ | 2008年10月20日 (月) 16時54分
思い出したのですが、その頃マガジンには「紫電改のタカ」という漫画(ちばてつや)が連載されていました。
投稿: カズキ | 2008年10月20日 (月) 17時17分
んちゃ
紫電改のタカ・・・有りましたね!!!
確かに少年誌にも影響されました 描かれている
いろんな船、飛行機、スーパーカーなど2次元のものが
プラモでは3次元で自分のものになる・・・
今のCGの方が数倍リアリティーがあるのかも知れませんが
アナログな私は組み立てたプラモを眺めながら焼酎をチビチビです
投稿: asawa | 2008年10月20日 (月) 17時36分
図らずも、プラモ談義で盛り上がってしまいました。
>カズキさん、こんばんは。
私は実に20数年振りのプラモです。今日も少しだけ作業しましたが、これは楽しそうですね。
私の行き付けの模型屋さんでは、ガンプラだけでなく色んなプラモが豊富にあるので、これからも寂しい思いをしなくても良さそうです。でも売場にいるのがおじさんばかりなのが気になります。子供はもうプラモなんて作らないのでしょうか。
>asawaさん、こんばんは。
そうそう、プラモだけでなく、私も水中モーターやタミヤのギアボックスなどでも盛んに遊んでいました。散々破壊しました。
軍用機、私は知識が無いのですが、飛行機の形は機能そのままで実に美しいので、プラモ作りにはまってしまいそうです。
完成形を並べて、美味しいお酒を飲みたいものです。
投稿: YUJI | 2008年10月20日 (月) 21時12分
軍用機と聞いて、30年ほど前、ハセガワの英国の戦闘機SE5(1/8)を1年ほどかけて作ったことを思い出しました。悪戦苦闘でした。
しかし、ミュージムモデルとかで世界モデルグランプリをとったそうで、すばらしい物でした。
ところが、またシレーネの声が聞こえてきました。なにげなくハセガワのホームページにその当時一緒に売られていたドイツのDR三葉機が注文生産で手にいるそうです。
これは時間をかけて悩みます。
投稿: honest | 2008年10月21日 (火) 16時42分
PS 悩みは,30年前と値段が同じことです。安くみえます。
投稿: honest | 2008年10月21日 (火) 19時18分
honestさん、こんばんは。
昔のプラモは高価だったことに驚きです!
プラモの製作というのは熱中して取組むと、大人が真剣に楽しめるものなのでしょうね。小さな古いバイクの模型がワクワクを取り戻してくれたようです。
投稿: YUJI | 2008年10月21日 (火) 21時58分
すみません、SE5Aはプラではなくて、フル素材のモデルでした。
投稿: honest | 2008年10月21日 (火) 22時41分