「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第11号
デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の第11号です。
このシリーズも、この間始まったばかりのような気分ですが、既に全65号(予定)中、11号となりました。全体の16%超です。先週、コクピット用フロアの配布があってからはようやく車の模型の工作らしいことが始まってきました。
今週の冊子の特集は、2006年式フェラーリ599フィオラノです。
今のところ最新のフェラーリのFRクーペです。価格は3100万円とのことで、毎週ゴージャスなスーパーカーの記事を眺めていると金銭感覚が麻痺してきそうです。まあ、いくらの値段をつけても売れる台数は変わらないのでしょう。
基本的にエンツォと同じエンジンをフロントに積む超高級クーペです。走りに徹したエンツォに対して、ずっと実用的でかつ豪華で、きっちりと速いという非の付け所が無い様な車ですが、430に比べてあまり見かけません。
このフェラーリ599は、PS3のレースゲーム、「グランツーリスモ5プロローグ」の中でドライブできる車種で、なるべく早く欲しいゲームなのですが、まだPS3も持っていません。近い内に買う予定ですが、遊ぶ暇があるかが心配です。
今週の部品は、パッセンジャーシートやサスペンションアームなどです。
創刊号にドライバーズシートが付属してきましたが、これでようやく両方のシートが揃いました。部品の入れ方は、パッケージとして「見せる」必要が無いので、創刊号と異なり、合理的に横向きに入っています。
部品の一覧です。
サスペンション用アーム2本(フロント用)、シート(右)、ビス10本(Bタイプ)1.7×3mm、ビス5本(Iタイプ)1.7×6mm、ビス3本(Lタイプ)1.7×5mm、ビス隠し1個、ビス2本(Zタイプ)2.3×6mm、4点式ベルト(パッセンジャーシート用)です。
シートとシートベルト、サスペンションアームの他は、4種類のビスが多数付属しています。もう少し共用化できないものかと考えてしまいます。そして先週も同様のものが付属していたビス隠しは、フロアの裏に張るのでしょうが、作業時に配布してくれればと考えてしまいます。使用するのは多分、まだまだ先の作業なので、ジップロックに入れて大切に保管しておくことにします。
今回のビスも間違えやすいと思われますので、小分けのポリ袋から取り出す前にマジックでアルファベットを記入しました。
Bタイプ(10本)以外は今回の作業で使用するので必要ない作業かもしれませんが、今後のために習慣づけしておこうと思います。
ますはシートにシートベルトを取り付けます。
8号でドライバーズシートにシートベルトを取り付けたときと同様の作業です。Lタイプのビス2本を使用し、左右のねじ穴に合わせて固定します。
背もたれ側のシートベルトは、後の作業でバルクヘッドに固定されているベルトのバックルに固定します。今はとりあえずシートバックの穴に差し込んでおきます。
開封したときからベルトのバックルの塗装が少し剥げてしまっています。ぴったりの塗料を持っていないので、残念ながら今はこのまま組み立てます。
コクピット用フロアにパッセンジャーシートを取り付けます。
創刊号に付属していたZタイプのビスを使用します。今回付属のビスは保管しておきます。でも今後使用することは無いかもしれません。
先週と同様、簡単にねじ込んで終了です。
フロントのサスペンションアームを2本取り付けます。
前後を間違えないように先週取り付けたヒンジに差込み、後ろ側からIタイプのビスで固定します。ヒンジに対してビスの長さがギリギリなので、少しヒンジの間隔を閉めておかなければねじ込むことが出来ませんでした。もう少し長いビスが欲しいところです。
また、右側のアームの取り付けの際にはフットレストがじゃまになるので一旦取り外して作業しました。
前側も、ビスはギリギリの長さです。
できればサスペンションアームのヒンジの接触部分をやすりで削って狭くしたいほどです。とりあえずはヒンジの間隔を閉めてねじ込みましたが、サスペンションアームのような力のかかる部分としては不安があります。ディスプレイモデルなのでこんなものでよいのでしょうか。モデルの完成時の重量は5kg。全て4つのタイヤで支えることになります。サスペンションがへたってこないか心配です。
コクピット用フロアにシートが二つとも付いたので、かなり車の内装のようになってきました。
フロントのサスペンションアームが取り付けられた状態ですが、ヒンジにガッチリ取り付けられているので、上下動はほとんど出来ません。まあ、実車もほとんどノーサスのようにガチガチで、路面変化対応のかなりの部分をタイヤのたわみに頼って吸収する構造なので、模型としてはこれで良いのでしょうか。それにしても、車幅に対して非常に短いサスアームです。さぞ設置面変化が大きくて、バンピーな公道走行は苦痛が伴うものと想像します。
創刊号に付属していたスタートアップDVDには、サスペンションを手でクニクニ動かしている場面があったので、フロアパーツのたわみやヒンジのねじれによってバネの役割を果たすことになるのかもしれません。
運転席のペダルやフットレストが取り付けられると、コクピットの状況がよりはっきりしてくるものと思われます。
パーツ全展開です。
次回の12号の部品は、運転席のフットレストやペダル、そしてバルクヘッドに取り付けるリヤ・ウィンドウなどです。
アクセルペダル、ブレーキペダルはそれぞれエンジン音やブレーキランプの点灯などのギミックのスイッチとなる予定です。
前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第10号
次回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第12号
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コメント
こんばんは~
今日、フェラーリの組み立てをしました。
しかし、一箇所だけヒンジとサスペンションアームの取り付けがうまくいきませんでした。
最初、ビスの長さが合わず、締め付けられなかったのでD社に問い合わせ、ヒカジの間隔を狭くしてくれと言われてそのようにしましたが、一箇所だけどうやってもビスの締め付けが出来ず、再度D社に問い合わせたところ、結局ヒンジとサスペンションアームの両方を送ってもらえる事になりました。
しかし、ビスの長さがあまりにもギリギリなのではないでしょうか?
私のように、どうやっても締め付けられないというクレームは殆どなく少数だそうです。(ホントかな~)
今週でまだ11号、それなのパーツ不良や塗装ムラ、それにパーツの封入ミスで3回もパーツを送ってもらっています。
それにナビダイアルでの問い合わせになるので電話料金がかかります。C62は、フリーダイアルなのに・・・・
投稿: ポップン | 2008年11月12日 (水) 21時36分
ポップンさん、おはようございます。
今回のサスアームのヒンジのビス止めは、お困りの方もおられると想像します。私もガッチリと取り付けるためにはサスアーム側の方をやすりで削ろうかとも思ってしまいました。
サスアームやヒンジよりも、ビスをホンの少し長くすれば解決したと思われるのですが、ビスは規格品だったのでしょうか。
C62と比べてよく出来ていると思われるこのキットなのに、不良や封入ミスがあるとは知りませんでした。
おかげさまで、C62のおかげで少々の事には動じないようになったので、自己流の改良、及びデアゴさんへのきちんとした要望にて乗り切ろうと思います。
>それにナビダイアルでの問い合わせになるので電話料金がかかります。C62は、フリーダイアルなのに・・・・
ホントですね!
同じ会社なのに対応が異なるとは困ったものですね。
投稿: YUJI | 2008年11月13日 (木) 07時30分
はじめまして。
エンツォの定期購読したものの、
父の病気療養でなかなか開封する機会がありませんでした。
その父も先日他界し、
先週末からようやく開封・組み立てに入りました。
実を言うとこちらのブログは、
以前から拝見させていただいていました。
特に鉄道模型レイアウトの製作記事や、
現在進行中のC62機関車は興味深く、
何度も読み返しています。
さて、エンツォの11号ですが、
問題のサスアーム取り付けについて。
確かにネジが寸足らずですね。
このIパーツですが「M17-6」という規格のようです。
つまり直径17ミリ・長さ6ミリです。
なので僕はこのネジを同径・長さ8ミリのものに代えることで、
問題を解決しました。
ただしヒンジパーツからネジが少し飛び出してしまうので、
もしかしたら1ミリほどカットが必要かもしれません。
(僕はとりあえずそのままです)
とはいっても、
この手の精密ネジは店頭ではなかなか手に入りません。
たとえ商品棚に並んでいてもロットが100個単位とか・・・
東京のネジ専門の卸業者では、
少量ロットから(最低10個)からの販売をしてくれますので、
ご利用したらいかがでしょう。
ネット販売もOKみたいです。
http://www.neji-net.com/
↑
「ネジの高山」URLです。
精密ネジだけでも種類が豊富なので、
万が一の時にはアテにできそうです。
でもネジ代金より送料のほうが高くつくかも・・・です。
まあ労力と時間とガス代をかけて探すなら、
ずっと安上がりとも言えますが。
それでは。
投稿: シリウス | 2008年11月19日 (水) 13時34分
シリウスさん、はじめまして。コメント頂きありがとうございます。
御父様の件、ご心痛お察しいたします。心よりお悔やみ申し上げます。
サスアームのビス、おっしゃる通り、あと1mm長ければよいかな、と思います。私の場合はヒンジを閉じながらねじ込めましたが、サスアームのダイキャストの状態によってはねじ込めないパーツも出てきそうな感じです。
ひょっとして、今後デアゴからビスの供給があるかもしれないと思いつつ、今のところはこれで大丈夫と判断しました。
但し、構造的にサスペンションアームの動作をパーツのひずみにより吸収する構造なので、4.9kgの車重が常にかかることにより、次第にへたってくることが予想されますね。
それでもC62に比べれば、他国で既に発売されているシリーズだけあって、部品の精度は比べ物にならないと思われます。
ネジの高山さんの情報ありがとうございます。
今後困った際に大切な注文先になりそうですね。
今後も宜しくお願い申し上げます。
投稿: YUJI | 2008年11月19日 (水) 20時31分