「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第12号
デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の第12号です。
今週の冊子の特集は、1959年式の250GT SWBです。
レースでも輝かしい記録を多数残している250シリーズのショートホイールベース版です。960kgの車重にハイパワーな3
Lエンジン、そして2400mmのショートホイールベースとなれば、素晴らしく速く、そしてコントローラブルなスポーツカーになることは明白です。オールドフェラーリの中でも、今も乗って楽しむ方が多いというのも、貴重な車をただ飾っておくだけでなく、優れた運動性能を楽しむことに存在価値を置いているということなのかもしれません。
安全基準もいい加減だった時代の車なので、ジャジャ馬の操縦を誤って事故を起こしたら助からないとは思いますが、250SWB、軽量ハイパワー、ショートホイールベースのスポーツカーの見本のような存在だと思います。
今週の部品は、ドライバーズシート側のアクセル、ブレーキペダルとフットレスト、バルクヘッド用のウインドーなどとなっています。今回も組立作業が少しはあったのですが、作業時間は僅か3分でした・・・。
部品の一覧です。
フットレスト(ドライバー用)、ウインドー(バルクヘッド用)、フットペダル、ビス2本(Vタイプ)2.0×5mm、ビス3本(Kタイプ)1.7×5mm、ビス10本(Cタイプ)1.7×4mm です。チマチマとした小さなパーツが続いています。
バルクヘッド用のウインドーは、今回は作業せずに保管しておくとの指示です。3種類のビスについては、間違わないようにビニール袋に記号を記入してから作業を開始します。この内2種類は今回使用します。
アクセルとブレーキのフットペダルはひとつのパーツとして組み上げられています。
このペダルは、アクセルはエンジン音を出すためのスイッチ、そしてブレーキはブレーキランプ点灯のスイッチとなっています。ペダルはほんの2mm程度しか押し込めず、「カチッ」というクリック感があります。押している間だけ通電するという、モーメンタリ型のスイッチです。
スイッチの台座は金属製で、なかなか剛性感があります。
ペダルスイッチの裏側からは、スイッチ接続のジャックが出ています。これを後に配布されるサウンドユニット、及びランプのユニットと接続するということになります。
コクピット用フロアの指定位置に、今回付属のKタイプのビス2本で締め付けます。位置もねじ切りもぴったりで、全開のサスペンションのような苦労はありません。F1のような、オルガン型のペダルです。
ドライバーズシートのフットレストも今回付属のVタイプのビスで固定します。
こちらはひとつのビスでの固定なので、角度は調節しなければなりません。出来れば最終段階で接着したい感じです。
フロアマットにペダル、コクピットの足元が大体完成です。ペダルがクロームメッキされていて、美しく輝きます。フットレストがペダルに対して非常に前の方にあることがわかります。
ドライバーズシートとの位置関係を確認します。
実際にはもう少しシートを前にスライドさせないと、理想的な運転姿勢は取れませんが、ものすごく大柄なドライバーが乗るということにしておきます。シートとペダルとの間隔が広い方が、ペダルのギミックを操作する際に楽でしょう。
バルクヘッド用のウインドーは今回取り付けないという指示です。
バルクヘッドの取り付け穴に対応して、ウインドーからは突起があります。これをパチンとはめ込む構造です。ウインドーには、リヤカウルのウインドーと同様、きちんと透明保護シートが付いています。
今日は位置合わせだけ行い、はめ込むことはやめておきました。一度はめ込むと容易には外せそうにありません。
こんな窓と薄い壁を隔ててエンジンルームがシートのすぐ後ろにあるわけなので、背中からエンジンの鼓動を感じることが出来るのでしょう。
コクピット用フロアを中心に、だんだんパーツが組み合わされてきています。ただ、フロントノーズやリヤカウル、タイヤなどの独立パーツは、まだ当分バラバラのままでしょう。
バラバラ分解事故再現事故現場再現のために、きちんと梱包してある独立パーツを取り出して並べるのもだんだん面倒になってきたので、リヤカウルなどの当分使用しないパーツは、次回以降は大切に仕舞いこんでおくことにします。
次回の12号の部品は、エンジンのパーツです。
3号でエンジンのヘッド部分のみ配布されていましたが、いよいよエンジン本体部分の製作がはじまることになります。エンジン内部のカラーリングは済ませた状態であると思われますので、タミヤの1/24エンツォのプラモの塗装の参考になりそうです。本来、デアゴのエンツォの参考にするために購入したプラモですが、すっかり立場が逆になってしまいました。デアゴのモデルの進行にしたがって、プラモの製作が始まる予定です。
前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第11号
次回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第13号
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コメント
こんばんは~
「C62」の方は、以前から申してますが、モーター等の組み込みが終わらないうちは作業を止めていますので、書き込みが久方ぶりとなってます。(笑)
フェラーリは、不具合の為の新たなパーツがまだ届かないので、今回の組み立てはもう少し先になりそうです。
話は違いますが、D社から新たに発売予定になっています「天体模型 太陽系をつくる」を我が家では、定期購読予定になっています。(笑)
これは妻の趣味で、これでD社から購入するのは計4冊のとなるわけで、なんだかんだ言っててもD社の策略にハマリっぱなし状態です。(爆)
流石に隔週(地球の好物が隔週での発売です)と言えども4冊纏めて書店から持って帰る(今でもリュックを背負って取りに行っています。(笑))のは辛いということと、WEB定期購読申し込み限定品の「スエード調の作業用マット」目的のために、この一冊だけは通販と言う事にする予定です。(笑)
投稿: ポップン | 2008年11月19日 (水) 20時40分
フェラーリと熊本の話。
熊本にJ2のサッカーチームがあります。J2昇格前はロッソ熊本といっていたのですが、昇格後はイタリアとの関係からか、ロアッソ熊本と改名されました。
チームカラーは勿論火の国ですから、レッド。シンボルマークは阿蘇の放牧場、9月に行われる馬が数十頭あばれまわるお祭り、そうして可哀そうだけど馬刺し、ときて当然馬です。
レッドにはね馬、 いらぬことながら、問い合わせてみました。フェラーリの了承はうけているとのことでした。もっとも、フェラーのの公式カラーは黄色で、ロアッソの馬は右に跳ねています。
つまらぬ話、ひまつぶしに。
フェラーリ数台で、ロアッソの運営できるかも。
投稿: honest | 2008年11月19日 (水) 21時26分
>ポップンさん、こんばんは。
1月13日創刊の「天体模型 太陽系をつくる」のことですね。太陽を中心に惑星が回る様子を表すという、天体好きにはたまらないアイテムのようです。全52号ということで、これまた1年がかりですね。
私は置き場所ありませんし、妻のためのピーターラビットコレクションもまだまだ続くのでしばらく新規は自粛です・・・。
フェラーリ、今回のパーツはスイッチ部分のパーツのクオリティが高かったように思います。プラモの参考?になります。
>honestさん、こんばんは。
熊本のロアッソ熊本、失礼ながら存じ上げておりませんでした・・・。申し訳ありません。サッカー疎いのです。
跳ね馬マーク、どうしてもフェラーリ連想させますね。近い将来J1に昇格し、選手たちが熊本でロッソ・コルサのフェラーリを乗り回すようになるのが楽しみですね。
馬刺し、愛知の近くの長野県でも食べます。あっさりしているので私も好きです。熊本では食べたこと無いので、いつか賞味したいものです。
投稿: YUJI | 2008年11月19日 (水) 21時53分
夜中のサッカー中継はオジさんにはこたえます。
15年前のドーハを思い出しました。岡ちゃんもそうですが私も15年間いろんな事がありました。
ポップンさん天体模型の情報ありがとうございます。
実は私も高校生の頃、8cmの屈折を作っていた天文少年でした。
興味をそそられましたが、私もいろいろやっているのでこれ以上・・・いつもの創刊号だけ買いになると思います。
YUJIさん、赤外線エンツォ届きました。予想通りQステアのコントローラで動きます。ただし前進と後進のスイッチポジションが逆ですが。
同時に届いたPC制御の赤外線コントローラですが、赤外線カーは200ms以下で連続して信号を送り続けなければいけないのですがこのコントローラは処理速度が遅く(一回の送信に400ms位かかる)、
いわいるノッキングをしてしまいます。
また照射角度が狭く赤外線を正確に当ててやらないと止まってしまいます。
という事で制御ソフトの開発は休止状態です。
投稿: カズキ | 2008年11月20日 (木) 08時13分
カズキさん、こんにちは。
サッカーは久しぶりの快挙ですね!私は寝てしまって、朝になって結果を知ったのですが・・・。
フェラーリの赤外線コントロールカー、残念でしたね。私は赤外線コントロールの知識がないのでさっぱりの内容でしたが、微妙に異なっているとは驚きです。
天体模型は、店頭に盛んに積んでいると手に取ってしまいそうですね。自制心が必要になりそうです。プラネタリウムではない、リアルな模型が魅力的ですね。
投稿: YUJI | 2008年11月20日 (木) 12時41分
こんにちは~
昨日、パーツ(不具合による交換)が届いたのですが、サスペンションアームとヒンジを送ってもらえるはずが手違いでヒンジが同封されていませんでした。D社に電話をして早急に送ってもらえることになりましたが、今週号の組み立てはまた少し先になりそうです。
しかし、サスペンションアームは、そのその号の本誌以外はブリスターパックそのままのモノが届いたので、シートは左右共2組になりました。(笑)
余ったシートは妻にプレゼントし、マスコット人形を置いて楽しんでいます。(笑)
投稿: ポップン | 2008年11月21日 (金) 11時47分
ポップンさん、こんにちは。
ねじが切ってある重要なヒンジが入っていないのでは作業が出来ませんよね。でもシート二つはとても羨ましいです!
でも、フリーダイヤルでないのは困りものですね。
来週からはエンジンの製作ですね。細かい部分まで作りこむ大型模型は、エンジンも大きいので楽しそうです。
投稿: YUJI | 2008年11月21日 (金) 12時56分
エンジンブロックはダイキャストでした。(一足先に開封してしまいました。ゴメンナサさい、フロントカバーとリアカバーはプラスチックでしたが)
以前DVDを見ただけでプラスチックと勘違いして申し訳ありませんでした。
ハーレーもエキゾーストパイプが金属かプラッチックかで掲示板が盛り上がっていましたが、結局、金属製でした。
まぁ両方とも一安心です。
投稿: カズキ | 2008年11月25日 (火) 15時31分
それから今週は組み立てはお休みのようです。
投稿: カズキ | 2008年11月25日 (火) 15時34分
カズキさん、こんにちは。
事前情報、ありがとうございます。今回のエンジンブロックは組立て無しなのですね。
私は今日、C62と一緒に書店より引き取ってくる予定ですが、フェラーリの方は明日の開封予定です。
エンジンヘッド部分の大半がプラなので、エンジンブロックもてっきりプラだと思い込んでいましたので、金属製なのは朗報です。ずっしりとしたエンジンが出来そうですね。
投稿: YUJI | 2008年11月25日 (火) 17時24分