タミヤ1/24エンツォ・フェラーリ完成です
今月の2週間以上前から製作してきたタミヤの1/24プラモデルのエンツォ・フェラーリですが、一応、今日組み上げることが出来ました。もちろん、まだ細部の修正作業が必要ですが、一旦作業にキリを付けておこうと思います。何とか年内の完成です。
シャシに取り付けるボディパーツを揃えた状態です。エンジンを含むシャシ部分は先日完成していました。
ボディについては、下地のホワイトサーフェサーを吹いた後、平滑に磨き、タミヤのイタリアンレッドのスプレーを何層にも吹いてその都度磨き上げました。デカールを貼った上からクリアのトップコートを2回吹いて研ぎだしてあります。更に最後に実際の車のコーティング剤の「ブリスX」で表面処理を施してツヤ出し及び保護をしました。
しかし、赤の塗装は難しく、パートごとの吹きつけの為に微妙に色合いが異なってしまっています。
ゆっくり時間をかけながらドアやカウルを取り付け、完成です。
写真では一様に赤くなってしまって気が付かないのですが、フロントか売るとドア、そしてリヤカウルの色合いがそれぞれ異なっています。これではまるで事故車です・・・。
でも、エンツォ・フェラーリという車のスタイリングが持つとてつもないオーラに、細部の不具合は隠されてしまうかのようです。部品の状態では気付かなかった迫力が、24分の1ではありますが、組み上げた途端に一気に炸裂した感じです。
リヤからです。
シースルーのエンジンフードを通してV型12気筒のエンジンが丸見えです。後方視界の確保という機能的な意味合いのある透明のエンジンフードですが、プラモデルとして製作すると、コスメティックな演出がなされていることがわかります。
このキット、アンバープレートが付属していません。後日自作して取り付けようと思います。鍵穴の色入れもしていませんでした・・・。
正面からです。
フロントのエアインテークのアミ部分やカーボンパターン、きれいなライトの仕上げなどが手のかかった部分です。
オヤオヤ助手席ドアが半ドアです。後で閉め直しておきました。
このモデルはエンジンフードと左右のドアを開閉させることが出来るのが特徴です。
そのためにエンジンも細かいパーツに塗り分ける必要があり、ドアも丁寧に組み上げなければなりません。エンジン下部のアンダーパネルもシースルーになっていて、エンジン周りの仕組みを確認することができます。尚、フロントのトランクは開閉しません。
一応、運転席部分も作りこんであります。
細部の塗り分けには、デアゴスティーニのフェラーリの創刊号の冊子が非常に役に立ちました。また、エンジンフードの裏側の塗り分けは、2号付属のパーツを参考にしています。
このタミヤのエンツォの前に作った、アオシマのナイトライダーKITTと並べます。スケールはどちらも1/24です。
ナイトライダーに比べて、このエンツォは5倍くらいは時間がかかっています。黒一色で塗ればよかったナイトライダーは、若干パーツごとの塗膜の厚さが異なってもムラ無く出来ます。しかし隠ぺい力の小さな赤は微妙な塗膜の厚さの差がチグハグの原因になります。かといって厚い部分を研ぎ出したら下地の白いサーフェサーが露出したりで何度も塗装することになるわけです。
後で調べたところ、1/24の小さなカープラモでは、タミヤのエンツォは非常に難易度の高い部類に入るようです。知らなかった・・・。
しかし、各パーツの精度は非常に高く、プラモ製作で製造技術の向上は大きなものがあると感じました。20数年前とは大違いです。
24分の1トリオです。
大きさの比較では、C62の存在感は別格ですが、エンツォ・フェラーリの凄まじいまでのぶっ飛んだスタイルは、3次元になると際立ちます。ドリームカー、ナイト2000が普通の乗用車に見えます。
C62は従台車の組み立て作業の途中にて年越しです。
プラモ大集合です。
今年の10月になつかしバイクの1/12ホンダVT250Fを組み立ててから今回のエンツォ・フェラーリで3つ目です。年が明けてもしばらくプラモ組み立ては続きそうです。
組み立て中のデアゴスティーニの1/10エンツォ・フェラーリのパーツとの比較です。いかに1/10モデルが大きいかがよくわかります。このモデルの完成時の迫力を考えると非常に楽しみです。
デアゴのフェラーリ、ボディの塗装クオリティは高いものの、表面のツヤは今ひとつです。もう少し磨き上げたい気分になってきました。
早速、次のカープラモを買ってきてしまいました。
なぜかまたフェラーリです。360スパイダー。別にこの車が特別好きなわけではなく、テスタロッサが無かったのでコレにしたのです。オープンカーというのが楽しそうです。
後に入手して組み立てるテスタロッサは赤い塗装にするので、この360スパイダーはシルバーにすることにします。
まだ塗料が一部揃っていませんし、暇も無いので作業の開始は正月休みになるかと思います。
20数年ぶりのプラモ熱、しばらく収まらないのでしょうか・・・。
| 固定リンク
「プラモデル」カテゴリの記事
- 隔週刊「レ・グランディ・フェラーリ・コレクション」と「国産名車コレクションスペシャルスケール1/24」の競演(2016.09.03)
- UCC缶コーヒー「永遠の0」コレクションのプラモ(2013.10.19)
- エフトイズ「名車アーカイブVol.1」アコガレの初代ソアラ(2013.08.02)
- エフトイズ艦船キットコレクションの掌サイズ戦艦武蔵(2013.07.12)
「ミニカー」カテゴリの記事
- 週刊「ナイトライダー」106号~110号 最終号、とうとう完成!(2023.07.17)
- 週刊「ナイトライダー」101号~105号 次回の配達でシリーズ終了!(2023.06.04)
- 週刊「ナイトライダー」97号~100号 今回終われば残り10号(2023.05.03)
- 週刊「ナイトライダー」93号~96号 コツコツ地味な内装作業を続けます(2023.04.09)
- 週刊「ナイトライダー」89号~92号 後ろから見なけれ完成形?(2023.03.05)
コメント
んちゃ
お久しぶりです
プラモ熱はなかなかおさまらないと思いますよ
私はプラモ熱に感染したのかとうとうハセガワ製の
1/350空母赤城を買ってしまいましたぁ
それどころかエッチングパーツも購入しました
まだ全然手つかずですが毎晩パーツをながめて
焼酎を飲んでます でもそれだけでもなぜか満足してるし
胸が躍るんですよ
投稿: asawa | 2008年12月27日 (土) 20時17分
asawaさん、こんばんは。
いい歳した男がチマチマとプラモ作っているのは子供っぽいかと思ったのですが、中々高度な技術が要りますね。模型屋のプラモコーナーも大人ばっかりなわけです。
1/350赤城なんて、とても高価なプラモでしたよね!しかもエッチングパーツは更に高価なはず。奥様に気遣いされての組立作業となりますね。C62よりもはまってしまいそうな予感・・・。
とりあえず私は360スパイダー、説明書どおりに丁寧に組みたいと思います。エンツォよりはかなりパーツが少なそうです。
しばらくカープラモが続きそうです。
投稿: YUJI | 2008年12月27日 (土) 21時39分
完成おめでとございます。
投稿: honest | 2008年12月27日 (土) 22時29分
んちゃ
おはようございます
私もここんところ買うかどうか悩んでるカ―プラモが
有るんです
ティレルフォード34です そうあの6輪のF-1マシンです
一度つくった事はありますが塗装は一切なしの素組でした
ただ子供の頃にテレビであの6輪が走っているのを見て
強い衝撃を受けたのを憶えています
私にとってはまるでSFの世界から来た夢のマシンでした
今日は午後から模型屋に行くつもりですんで
あれやこれやとじっくりと眺めてくるつもりです。
投稿: asawa | 2008年12月28日 (日) 08時18分
カズキです。
さすがYUJIさん、いつも丁寧に作られているので感心しています。次は360ですか、すっかりフェラーリアンですね。
先日プラモデルに関する記事をみつけましたので紹介しておきます(URL、全3ページ)
俳優の石坂浩二さんが日本プラモデル協会の理事長をやってらっしゃるという記事でちょうど先日(12月25日)が日本にプラモデルがやってきて50年になるという事です。
記事にもありますがご多聞漏れず、私も目がだんだん悪くなってきてデイアゴの組み立てにも支障をきたしております。
それでもガンとしてメガネの使用を拒んでいます。そろそろ限界ですが・・・
asawaさんティレルの6輪車インパクトがありましたね。私も多少ティレルには縁があるもので(6輪の頃ではないですが)
投稿: カズキ | 2008年12月28日 (日) 08時51分
打ち間違いです。
先日(12月25日)→先日(12月15日)
投稿: カズキ | 2008年12月28日 (日) 08時54分
>honestさん、ありがとうございます。
ド素人ゆえに仕上がりには不満が残りますが、エンツォ・フェラーリの親亀・小亀にて遊ぶには十分です。
プラモに比べると、最後の組み付けだけ体験させてもらえるデアゴのモデルは苦労が少なさそうです。
>asawaさん、おはようございます。
車の究極のものがF1ですし、その中でも異彩を放っていて美しいのはティレル・フォードP34ですね!私が子供の頃は、「タイレル」と呼んでいましたっけ。
タミヤからまだプラモ発売されていましたね。
カラーリングも楽しめそうですね。やっぱり76年スウェーデンGPのシェクターのナンバー3仕様でしょうか。
ああ、私もF1プラモ作りたくなってきました。私はやっぱりセナの搭乗モデルとなりそうです。
asawaさん、奥様へのお土産とバーターで、結局P34と塗料一式をお持ち帰りになりそうな予感です
投稿: YUJI | 2008年12月28日 (日) 09時44分
"日本最初のプラモデル"という本がアスキー新書で出ていますよ。
投稿: honest | 2008年12月28日 (日) 11時23分
>カズキさん、こんにちは。
石坂浩二さんもプラモ趣味があるとは驚きです。
スーパーカーブームの頃には確かランボルギーニ(多分ウラッコ)を乗っておられたような記憶があるので、多趣味の一環がうかがえるようです。
私はまだ老眼はありませんが、この20年間のプラモデルの技術の進歩には驚いています。タミヤのエンツォ・フェラーリは、昔のモーターを仕込んで走るカープラモ時代とは別物の精密さでした。きっと船や飛行機は更に細かくなっていることでしょう。各パーツの精度も高く、ユーザー側で削ったり盛ったりする必要がなくなってきました。
>honestさん、日本最初のプラモは原潜のノーチラス号でしたね。
日本の工業技術が凄まじい発達を遂げたのと同時に、模型の世界もすっかり大人の趣味になったようです。
投稿: YUJI | 2008年12月28日 (日) 17時51分