« 実家で暇を持て余したらカメラで遊ぶ | トップページ | 「週刊蒸気機関車C62を作る」第65号 »

2008年12月 1日 (月)

24分の1の世界

24101

組み立て中のデアゴスティーニのC62、そして先日LEDが順次点灯するスキャナーを取り付けて完成したアオシマのナイトライダーのプラモデルは、実物の24分の1のスケールです。その他、食玩の80年代のバイクや、ローソンのANAのフィギュアなど、1/24ワールドが楽しめるようになってきました。
この外に、タミヤのエンツォ・フェラーリのプラモデルも作成する予定ですが、まだ手付かずです。

Nゲージの鉄道模型を中心とした、150分の1の模型の世界も楽しいのですが、どうしても上から見下ろすパノラマ的な楽しみになってしまいます。24分の1ですと、自分が縮小して模型の世界の中に入り込んでいるかのような錯覚に陥れる楽しさがあるように思います。デアゴのC62は、実物が巨大なだけに大きいですが、カーモデルは24分の1サイズが作るのにも飾るのにもぴったりの大きさであることがわかります。でも24分の1なんて、日本のような10進法の常識の世界では、模型の寸法から実寸を換算しにくい不便さもあります。

鉄道模型がイギリス、アメリカ、そしてドイツで発達してきたのと同様、カーモデルもイギリスから発達しました。そのために、イギリスで使用されていたポンド・ヤード法の12進法が基本になっています。

ポピュラーな車の模型のスケールで、大型なのは12分の1サイズです。
約30cmの1フィートが12インチとなるので、実際の車の1フィートが、模型では1インチになるという、12進法の世界では実に明快なスケールとなります。ただ乗用車模型で全長40cm程になるので手に取るには大きすぎるので、その半分のハーフインチスケールが24分の1となります。

しかし鉄道模型としては、デアゴのC62の24分の1スケールはかなり特殊です。軌間の45mmというのは、1番ゲージと呼ばれる、世界で最初にポピュラーとなったサイズなのですが、1番ゲージの縮尺は、一般的には32分の1です。ちなみに、1番ゲージよりも狭い場所で運転出来るようにした32mm軌間、45分の1の鉄道模型は、1番よりも小さいという意味でゼロ番ゲージ、それが「O(オー)ゲージ」となり、更にOゲージの約半分の軌間の16.5mmをハーフオーゲージとして「HOゲージ」となりました。

24分の1の模型は、1番ゲージのナローゲージ版としてGゲージと呼ばれて、ディフォルメされたスタイルが特徴的な迫力ある模型で、ドイツで発達したものです。レールが共用できるのに1番ゲージよりも車両サイズが大きいので、庭園鉄道にも使用される魅力的な模型です。

標準軌(1435mm、4フィート8.5インチ)の欧米に比べ、日本の在来線の軌間は狭軌(1068mm、3フィート6インチ)なので、同一縮尺の模型を作成するとどうしても車輪の間が広く開いたがに股になります。スケールが大きくなれば、違和感が更に大きくなります。

デアゴのC62を監修されている、いのうえ・こーいちさんのロマンで独特の狭軌感を出すために、45mm軌間ながら、24分の1の迫力あるサイズが生まれたのです。サイズ的にはドイツのGゲージと同じですが、デフォルメせずに実物に忠実に縮小されています。そんじょそこらに売っていないスケールの模型なので、稀少であることは間違いありません。

24102

そのヘンチクリンなスケールのお陰で、一般的なカーモデルと同一縮尺で楽しむことが出来るようになりました。車に対していかに機関車が巨大かということを、実感を持って感じることができます。

同じくデアゴスティーニのカーモデルのエンツォ・フェラーリの方は10分の1という、メートル法を使用している我々には馴染みやすいサイズながら、カーモデルの世界では「ノンスケール」として通常は収集対象にはなりません。でも、12分の1よりも大きくて迫力があるこのモデルカー、作成しているほうとしては実に楽しんでおります。

今日は、月曜日を休肝日にあてておられるカズキさんに倣ってノマンデーとしようと思ったのですが、模型のスケールに思いを巡らせている内に、ついついお酒に手が伸びてしまいました。

私の意思のスケールは実に小さいようです。

|

« 実家で暇を持て余したらカメラで遊ぶ | トップページ | 「週刊蒸気機関車C62を作る」第65号 »

プラモデル」カテゴリの記事

ミニカー」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

鉄道模型」カテゴリの記事

コメント

> 月曜日を休肝日にあてておられるカズキさんに倣って
月曜日は飲めないのでこの時間、仕事をしています。(普通は逆で仕事をしているので飲めない)
YUJIさんのように没頭できる趣味でもあればいいんですが・・・

投稿: カズキ | 2008年12月 1日 (月) 22時11分

自分を1/24に仮定して、我が家を歩き回ってみると、かなり汚れていますね。 そこから楽しいことを起こしましょう
 デンキブランのせいです。

投稿: honest | 2008年12月 1日 (月) 22時23分

ご無沙汰しておりました。
この3ヵ月ほどC62の製作を中断し、このスケールでの機関庫を檜の角材で作っておりました。情景をそれらしくするために1/24のフィギュアを探していたところ、フジミ模型のガレージ&ツールシリーズの、ドライバーとメカニックセットで8体、タミヤ模型のラリーメカニックセットで5体、パーツの残りとエポキシパテでさらに2体の、15人の機関士•助手、整備士、女性車掌を作りました。ポージングのために胴体や手、足を切断して角度を変える作業や、帽子•ヘルメットをパテでこさえて、鉄道員らしい彩色を施し、機関車の周りに配置しますと、模型が命を得たように見えてきました。
 1/24のスケールでの2社のフィギュアは本当にお薦めです。
 ちなみに機関庫は105cm×45cmの大きさで、檜の角材200本以上使いました。情景模型を作るのも楽しいですね。

投稿: 蒸気大好き | 2008年12月 2日 (火) 07時46分

それだけ24分の1が揃ってくれば、やっぱりそのサイズで展示ようにジオラマを作って欲しいですね(笑)いや作りますよね?

投稿: 三日月 | 2008年12月 2日 (火) 07時58分

> 自分を1/24に仮定して
身長7.2cm、体重5.2g になります。俺って意外とスリムじゃん。

投稿: カズキ | 2008年12月 2日 (火) 08時20分

>カズキさん、おはようございます。

休肝日のはずが、残り少なくなったデンキブランで陶酔しながらの記事書きになってしまいました・・・。

>身長7.2cm、体重5.2g になります。俺って意外とスリムじゃん。

身長はこのANAのフィギュアよりもかなり高いですが、体重は実際のフィギュアよりも軽いですよ!すっごいスリム!吹けば飛んでしまいそうです。
って、大抵のものはそうなってしまうのですが・・・。

ジャンボジェットも模型サイズに縮小すると、紙飛行機よりも軽くなってしまうそうですし。
デアゴのエンツォなんて、実物の重さの4倍以上になってしまいますね。

>honestさん、おはようございます。

私はデンキブランの酔いが回って、汚れが目に付かなくなってきて、妻に片付けろ!と怒られました。
今日はC62作成。デフレクター作成して縮小世界の中で楽しみたいと思います。

>蒸気大好きさん、おはようございます。

機関庫作成ですか!それは大きくて迫力があることでしょう。しかも檜造りとのこと。機関車よりもそちらの方が手がかかっていそうです。巨大情景の製作となりますね。

1/24の機関士のフィギュアは外国製(ドイツのレーマン)などしかなく、バタ臭いので、フジミやタミヤのモデルカー用のフィギュアの応用のアイデアは素晴らしいですね!

>三日月さん、おはようございます。

私は場所が無くて、1/24のジオラマ作成する余裕がありません・・・。フィギュアで遊ぶくらいはやってみたいのですが。
モデルカー用の1/24サイズのパーツはたくさんあるので、工夫すれば面白そうですね。

投稿: YUJI | 2008年12月 2日 (火) 08時58分

> 身長はこのANAのフィギュアよりもかなり高いですが、体重は実際のフィギュアよりも軽いですよ!
今度、1/24の世界で会ったら言っておきますよ。「君って意外とデブだね」って。

投稿: カズキ | 2008年12月 2日 (火) 09時08分

>「君って意外とデブだね」って。
ウウン、筋肉質じゃなくて樹脂質なの・・・

すいません、ひとりノリつっこみで。

投稿: カズキ | 2008年12月 2日 (火) 09時12分

御無沙汰しております。
以前、英国マイナースポーツカーを1/24でスクラッチ製作して写真を撮り、人づてにその実車の英国の旧オーナーに見ていただいたことがあります。「この模型欲しい」とまで言って下さったそうですが、あちらのカーモデルの主流は1/43なので1/24という大きさはピンとこない様子だったそうです。
一方、米国の車プラモは1/25だったりします。1/24がよくあるスケールなのは日本だけかもしれないですね。

投稿: JCM | 2008年12月 2日 (火) 12時23分

>今度、1/24の世界で会ったら言っておきますよ。「君って意外とデブだね」って。

樹脂質の硬~い手でぶたれますよ~。
カズキさんはフィギュア相手にもそんな失礼なこと仰らないのでは?

>JCMさん、お久しぶりです。

英国車のスクラッチ製作、きっとJCMさんらしい素晴らしい仕上がりだったのだと想像します。是非拝見したいものです。

日本の車のプラモ、なぜか1/24多いですよね。F1だけは1/20ですね。不思議なスケールなのかもしれません。

1/43は、鉄道模型のOゲージと同サイズなので、一番普及しているのでしょうか。手のひらに載せて眺めるのにちょうど良さそうです。アシェットのシリーズも、この国際サイズですね。

英国で1/24というと、昔のスロットカーのサイズでもありますね。
私はアメ車は大きいので、単純に1/25なのかとも考えましたが、アメリカはスロットカーのサイズも1/25で、英国の1/24とシャシも共有できますし、合理的に考えたのでしょうか。

鉄道模型と同様、国によって様々なスケールがあって混乱します。

投稿: YUJI | 2008年12月 2日 (火) 13時09分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208541/43290048

この記事へのトラックバック一覧です: 24分の1の世界:

« 実家で暇を持て余したらカメラで遊ぶ | トップページ | 「週刊蒸気機関車C62を作る」第65号 »