カープラモデル製作「タミヤ1/24 360スパイダー」内部部分の組み立て
1/24エンツォ・フェラーリに引き続いて先月末より製作しているタミヤの1/24フェラーリ360スパイダーですが、ボディの塗装は時間がかかるので、乾燥を待つ間に内部構造の方を製作しています。
まずはエンジン部分からです。
ミッドシップに積まれるV8エンジンは、エンツォのV12よりは若干小さく、しかもコスメティック的な演出も少ないので使用する塗料の種類も僅かです。
エンジンブロック部分は一応グレーの樹脂製なので無塗装でも組み立てられないわけではありませんが、やっぱり筆塗りでもよいので塗装したいものです。下地を塗らずに塗料のノリが悪いアクリルのフラットアルミを直接筆で塗りつけたので、所々ムラになっています。それが本物のシルミン製砂型鋳物のエンジンブロックのような感じに見えなくはありません。
ファンベルト部分は、エンツォの時にはもっと細かく塗り分けたのですが、バルクヘッドに隣接して結局見えなくなってしまうので、いい加減なところで妥協しておきます。写真では判りにくいのですが、黒の部分は半光沢のセミグロスブラック(スプレー)、ベルト部分はツヤ消しのフラットブラックに塗り分けてあります。でも、全く見えなくなってしまうのですよね・・・。
シャシーはエンジン下部が透明パーツになっています。エンツォの時と同じです。
コクピット部分は別に作成して、後でシャシーと合体させる仕組みです。
フロントサスペンションは、コクピットのフロアパネルに付いています。実車とは異なる構造でしょうが、組み立て手順の関係があるので仕方ないのでしょう。実車の仕組みに正確なエンツォとは設計者が異なるのかもしれません。
シャシーにエンジン部分、そしてコクピット部分とサスペンションを組み込んだ状態です。内部部分はこれでほぼ完成となります。まだ組立作業は終っていないので、迂闊なことは言えませんが、組立作業に限ってこのタミヤ360スパイダーのことを申し上げれば、同じくタミヤの1/24エンツォ・フェラーリよりはずっと簡単なキットだと思います。私もエンツォの前にこの360スパイダーかモデナを作っておけばよかったと思う次第です。
エンジンは、エアフィルター部分がフラットレッド塗装になっていますが、その他はフラットアルミとセミグロスブラックがほとんどで、色合いに乏しい状態です。でも、車のエンジンは元々派手なものではありません。
エンジンやサスペンション部分は、面相筆での塗り分けです。良く見ると、ブラックの部分以外はムラになっています。
透明の後部フロアパネルを通してエンジン下部をかすかに見ることができます。エンツォの様に派手なエンジンでは無いので、ここはセミグロスブラックに塗装しても良かったかもしれません。
コクピットの計器類やステアリング・ホイール中央のエンブレムは、付属のデカールではなく、デカールをスキャニングしてから画像加工したデータをフィルムシートに印刷したものを使用しました。特にメーター内部はデカールの貼り付けが非常に困難なので、私のような不器用な者にはフィルムシートの方が作業が簡単です。
インテリアはずべてマットブラック1色で地味です。
ドアの開閉しないモデルの為に、内装部分はドアの内張りを含めてカッチリと作ることができます。
これで360スパイダーの内部については完成です。
後はボディやウィンドウ部分、そして外装の小物取り付けになります。
ボディパーツは現在、3回繰り返して下地のサーフェサーをスプレーしてから表面の磨き上げを終わり、2回目のアルミシルバーのスプレー塗装を終えたところです。まだ乾燥するのに時間がかかるので、次の作業が行えません。3回くらいはシルバーのスプレーを吹くことになります。
エンジンフードやサイドの一部のパーツは、既にシルバー塗装の上からクリヤーのトップコートを吹いています。水性トップコートを使用してしまったので、乾燥に時間がかかってしまって作業ストップしています。乾燥が早くて丈夫なラッカー系を使用すればよかった・・・。
ボディの製作は慎重に行わないと後悔することになるので、焦らずに何週間もかけて仕上げる予定です。
カープラモというのは、作業の大半が塗装で、組立作業というのは僅かだということ気付きます。
子供の頃のプラモ作りは、塗料を購入するお金が無いこともありますが、ボディの塗装もせずに素組みしていました。工作の楽しみのほとんどを味わうことなく作業を終えていたのですね。
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コメント
むかしの話、子供のころの木製模型作りは、サンドペーパーと、”にす”と戦いでした。exプラモ時代をを思い出しました。
投稿: n6nest | 2009年1月10日 (土) 21時51分
honestさん、こんばんは。
木工のニスと紙やすり、懐かしいですね。私も子供の頃、木工で自動車や船を作りました。
しかし、車はまっすぐ走らず、船は傾きました・・・。
プラモ作りは埃との戦いでもありますね。乾燥している冬は塗料の乾きも遅く、慎重に作っています。
投稿: YUJI | 2009年1月10日 (土) 22時20分