« デアゴスティーニ「ピーターラビットコレクション」 | トップページ | 「週刊蒸気機関車C62を作る」第71号 »

2009年1月19日 (月)

「タミヤ1/24フェラーリ360スパイダー」水性トップコートの憂鬱、そして一気に完成へ

昨年末に購入して、思いのほか時間をかけて製作しているタミヤのプラモデル、1/24フェラーリ360スパイダーの話題です。塗装磨きも終了し、仮にではありますが、一旦完成となりました。後は細部の色入れ程度の作業です。

3600404

ボディカラーはシルバーメタリックです。
タミヤのアルミシルバーのラッカースプレーを3回にわたって一様に薄く吹いた後、水性トップコートを都合4回吹き重ねています。本来はラッカー系のスーパークリアで丈夫なクリア層を作るのがセオリーの様なのに、模型屋の勧めるまま、ラッカースプレーの上に水性トップコートを吹いてしまいました・・・。
今からでもラッカー系のスーパークリアが使用できないかと、試しに余剰パーツにて水性トップコートの上にクレオスのスーパークリアを吹いて様子をみました。水性クリアの上にラッカー系をオーバースプレーするのは常識ではご法度ですが、ものは試しです。

3600405

しかし、予想通りというか、がっかりというか、見事に水性トップコートの成分が侵され、おまけにボディカラーのシルバーメタリックまで溶け出して悲惨な状況です。
これは何が何でも今回だけは水性トップコートで作り上げるしかありません。乾燥に時間を要するので、1回スプレーすると、まる一日から二日は触ることさえできないもっさり作業になります。悠長に構えることにします。
クリア4回のオーバースプレーに1週間以上を要しました。しかし、透明度はラッカー系に劣らないながら、なかなか厚いクリア層が生成されません。

3600406

クリア層が薄い上に、ラッカー系に比べて塗装面の強度も劣るので、埃の入った箇所以外のペーパーでの研ぎ出しは断念しました。タミヤのコンパウンドの、粗め、細め、仕上げ用の3種を順番に使用して磨き上げます。丹念に2時間!も磨き上げたら、それなりに艶が出てきました。磨き上げのバロメーターである照明の反射も確認できます。

3600407

ラッカー系の様に美しく輝くところまでは到底無理ですが、ボディ表面が濡れたような光沢になっています。シルバーメタリックに水性クリアでは、こんなところで限界でしょう。
実際の車様のコンパウンドは、溶剤として灯油が使用されており、これもまた水性トップコートを侵すので使用できません。しかし模型用に特化されたタミヤのコンパウンドは優れもので、逆にこれを実車の小傷取りに応用できそうです。特に、仕上げ用の細かさと使いやすさは絶品です。今まで仕上げに愛用していたサンエーパール以上の威力です。

3600408

今度はもっときれいなクリア層を作りたいと思いますが、今回はこのくらいの磨き上げにとどめておきます。

3600409

しっとりと濡れたような塗装面は模型としては不十分ですが、何となく昔の車の塗装のエナメル塗料の磨き上げ仕上げ後に見えなくはありません。20年くらい前のフェラーリも、後年にレストアされてウレタン2K塗料で再塗装されたものを除けば、オリジナルはしっとりとした艶でした。BBや308あたりまでの時代です。今後、オールドフェラーリのプラモを製作する際には水性トップコート仕上げもアリかもしれません。
しかしこの360スパイダーの実車の塗装は、当然のことながらウレタン2K鏡面仕上げです。ピッカピカに輝いていなければなりません。私のプラモには輝きが足りません。

3600501

ボディが出来上がってしまえば、窓枠のスミ入れや、ボディに付属するライトやグリル等のアッセンブルはあっという間の作業です。シャシーと組み合わせて一気に完成です。撮影していて、サイドマーカーのオレンジを入れるのを忘れていたことに気づきました。
クローム仕上げのホイールが美しいですね。私が塗ったのではなく、この部分は最初からメッキ処理済みでした。

3600502

360は全体に丸いラインが美しいので、フロントのナンバープレートは非装着です。
何層ものクリアのはるか下にあるエンブレムもきれいに見えています。ただ、窓枠は申すこし手を入れたいものです。

3600503

後部のナンバープレートは、付属のデカールの中にあった、ユーロプレートを装着します。モナコの「MO360SP」なんて出来過ぎのナンバーです。

3600504

ドアは開閉しませんが、オープンカーなのでコクピットは簡単に覗くことができます。内装はマットブラック1色で物足りない感じです。タン仕様にすれば派手だったかと思います。

3600505

後部のエンジンフードは開閉します。
但し、ストッパーのバーが無いので、エンジンを覗くときには手でフードを支えなければなりません。適当な材料でバーを作成した方が良さそうです。
後部の跳ね馬マークのインレットが誇らしげです。

3600506

360スパイダーはオープンカーですが、付属の幌のパーツを被せてクローズド状態を楽しむことができます。
幌の部分はしっかりとつや消し塗装にしてキャンパス地の質感に近づけます。

3600507

クローズド状態でのノーフラッシュでの撮影です。
この360スパイダーという車、斜め前からのラインが非常に格好良いと思います。

3600508

オープン状態です。
座席の後部に幌を仕舞うという実車と異なり、被せてある屋根パーツを取り外すという仕組みです。

3600509

左下に置いてある屋根パーツを別として、結構な数のパーツが余ります。きっとクーペの360モデナとの共通金型のパーツが多いのでしょう。
サイドガラスも付属していましたが、自分の好みにより取り付けないこととします。

3600511

順番に製作してきた1/24カープラモ三姉妹です。
左から、アオシマのナイトライダーKITT、タミヤのエンツォ・フェラーリ、そして今回のタミヤ360スパイダーです。結局、多くの課題が残る作業ではありましたが、少しずつは上達していることと思っています。
艶を出すのが簡単な黒塗装と異なり、赤色やメタリックはそれなりの技術が必要ですね。次回のプラモ製作予定は未定ですが、すっかりはまってしまったカープラモ、しばらくは模型屋さんのプラモコーナーに足しげく通うことになりそうです。先日、タミヤの1/24スケールのBMWのZ3を購入しましたが、まだ作り出していません。

そろそろ大好きなトヨタ2000GTに挑戦したいのですが、なかなか売っていないのですよね。模型屋さんで予約したり、通販で求めるまでのことは無いので、見つけたら買うということにしておきます。

|

« デアゴスティーニ「ピーターラビットコレクション」 | トップページ | 「週刊蒸気機関車C62を作る」第71号 »

プラモデル」カテゴリの記事

ミニカー」カテゴリの記事

コメント

こんばんは~
360スパイダー完成ですね。
トップコートによる艶出しは、画像を見る限りではとても綺麗に仕上がっていますね。
私は、1つ仕上がると当分プラモ製作には手が出ませんから、YUJIさんのように、続けて三台も作れる制作意欲にとても感心させられます。

今日のC62の製作状況は、とうとう空気作用管に手を付けました。既に珊瑚模型店の作用管を取り付けていらっしゃる方がいらして参考にさせて頂きましたが、どうにか銅線の酷いよじれも無く、あのニセコ仕様独特な形状も綺麗に仕上げることが出来ました。ただ、砂撒き管までの銅線が付属の銅線だけで足りるのかが心配です。殆ど無駄なく使っていますが残りが微妙です。あと一本くらいは余分に入っていてもいいのではないかと思いました。
まだ仮組みの状態ですが、やはり作用管が付くと殺風景だったボイラーがかなり見栄えが良くなりました。

いよいよ明日の号からテンダーの組み立てとなりますが、やはりというかまた~って感じでネジ頭が・・・・

投稿: ポップン | 2009年1月19日 (月) 22時18分

YUJIさんこんばんは!
C62もとうとう70巻~71巻になり先が見えてきました。テンダー左がきてちょっとつなげてみましたがでかいです。置き場に困ります。会社で同時ににスタートした先輩もほぼ同じ進捗で進んでますが、結構凝り性で進んでいます。ブログはやってませんので今度私のブログで紹介いたします。先般ミニPCの紹介でYUJIさんミニPC画面を使わせていただきました。(事後ですみませんがご了承願います。)
これもミニPCでやっています。5万円パソコンって馬鹿にしてましたが性能もばっちりです。メモリー2GBのHDDは160GBでブログが主であれば充分過ぎます。画面はちなみに10インチです。ディスクトップは17インチですのでミニPCからディスクトップを使いますとすごく大きく感じます。(当たり前なんですが)

投稿: 湘南急行鉄道物語 | 2009年1月19日 (月) 23時15分

>ポップンさん、おはようございます。

一缶吹いてもちっとも塗膜が厚くならない上に、乾燥に2日かかる水性トップコートには憂鬱になりましたが、前向きに考えれば、実際の車用の昔のカルナバワックスのようなぬめりとした仕上がりになっています。60~70年代のスーパーカーを「らしく」仕上げるにはトップコートもありかと思う次第です。

いよいよボイラーのハンドレールがやってきて、ボイラー側面のディティールも仕上げの段階ですね。
空気作用管、私も珊瑚模型さんのものを購入していますが、まだ手がけられません。このままでは最終段階になってしまいそうです。

テンダーのねじ頭処理、頭が痛いですね・・・。


>湘南急行鉄道物語さん、おはようございます。

ミニPC、便利そうですね。
ブログのためにデジカメ画像編集が出来て、エディタで文字が書ければ十分なので、メモリ2GB、HDD160GB(今の5万円PC、そんなにHD容量大きいのですか!)もあれば何の不足も無さそうです。
影響受けて、私も買ってしまいそうですが、夕べ妻が新しいコンタクトレンズ欲しいって言い出したので、どう考えてもそちらの方が優先するので後送りとなってしまいました。

ブログ画面の中でご紹介頂き、感謝しています。ありがとうございます。

皆様に遅れて、今夜C62のテンダー部品を検分します。

投稿: YUJI | 2009年1月20日 (火) 07時45分

>そろそろ大好きなトヨタ2000GTに挑戦したいのですが
国産車、いいですね。ぜひやってください。
2000GTもいいですが240Zもいいですよ。特にあのアズキ色が。
両方とも(おそらく1/12)大昔に作った事があります。
240Zはこれ(URL)だったと思います。

今晩は世界中が注目する歴史的な中継がありますが、その前に我々にとって歴史的な放送がありますね。

投稿: カズキ | 2009年1月20日 (火) 09時23分

番組欄のタイトルは「安土城甦る○秘模型」でした。

投稿: カズキ | 2009年1月20日 (火) 09時29分

カズキさん、こんにちは。

>2000GTもいいですが240Zもいいですよ。

1/12の大きな模型は作り甲斐がありそうですね!
当時の日本のスポーツカーって、とても小さくて驚きます。エンツォと並べると、同一スケールに思えない大きさに見えると思います。

今夜はお恥ずかしい放送がありますね。
地元で放送されないのが助かります。

投稿: YUJI | 2009年1月20日 (火) 12時54分

私も、初期型bBが大好きでした。
この度、bBのミニカー、ラジコン等コレクションを手放すことを考えています。
詳しくは、こちらを見てください。
http://blogs.yahoo.co.jp/hakaider5472/9832232.html

投稿: | 2009年2月 7日 (土) 02時39分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208541/43728673

この記事へのトラックバック一覧です: 「タミヤ1/24フェラーリ360スパイダー」水性トップコートの憂鬱、そして一気に完成へ:

« デアゴスティーニ「ピーターラビットコレクション」 | トップページ | 「週刊蒸気機関車C62を作る」第71号 »