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2009年3月 5日 (木)

サンキュッパで買ったネットブック、工人舎SA5ST12AでDVD動画は見られるか?

この前の日曜日に近所のエイデンで39,800円で購入した工人舎のSA5ST12AというネットブックPC、重さ1kg未満と軽く、HDD容量が120GBと、モバイル用としては一見まあまあのスペックに見えます。7インチモニタの解像度は1024×600ドット、非常に明るくて発色に優れています。

しかし、いかんせん基本設計が古く、AMD® Geode™ CS5536コンパニオン・デバイスチップセットやAMD® Geode™ -LX800(500MHz)プロセッサは一昔前の性能です。数値データだけ見ていると、WindowsXPをまともに動かす最低限のものといえると思います。でも、他のデバイスとの調節がうまくいっているのか、低負荷作業では「意外と使える」印象です。

三日月さんより、「携帯動画変換君」を用いた動画エンコードは出来ないとの情報を頂いていました。エンコーディングにはCPUパワーを必要とするのです。
この小ささを生かして用途を絞り、メールやWebページ閲覧、そしてデジカメデータのストレージとして使用していくことになりそうです。結果から言って、買ってきたばかりの状態でUSB接続のDVDドライブを繋いでDVDを見るのは少々辛いです。

Sa501

簡単に出来る改良として、まずは、標準で512MB搭載しているメインメモリを増設することにします。
このPCに使用されているメモリは、「PC-2700(DDR333)SO-DIMM」というちょっと古いタイプです。「hynix」という会社のチップが入っていたので、同じメーカーの1GB容量のものを、名古屋大須のDosVパラダイスで購入してきました。

Sa502

他にノーブランド物もあったのですが、数百円のことで迷うよりも同じメーカーの方が何かと面倒が無いでしょう。PCのメモリはまだまだ相性問題があります。
この「hynix」のバルクメモリ、1GB容量が4,480円。思っていたよりも結構高い。
新しい規格のDDR2タイプならば、2GBが2枚、合計4GB位は買える値段です。でも、家電量販店でリテール物を買えば1万円位するので、4,480円でヨシとします。元々安いPCにそんなにお金をかけていられません。

Sa503

このPCのメモリの交換は、ノートPCの中でも簡単な部類に入ります。
本体を裏返して、1箇所ねじを外すだけでメモリスロットにアクセスできます。キーボードの下側にメモリがあって、少々分解しなければならない一部のSONY VAIOとは大違いの簡単さです。512MBでWindowsXPをまともに動かすこと自体無理があるので、最初からメモリ交換を前提としているのでしょう。

Sa504

メモリスロットは一つだけなので、標準で刺さっている512MBを外して1GBと交換することになります。外したものは無駄になりますが、仕方ありません。
メモリ基盤の両端部分の爪を外せば簡単に交換できます。
このPCのチップセットの最大メモリ容量は1GBとなります。数少ないDDRの2GBタイプを買って来ても、恐らく使用できないと思います。それに最近、DDRの2GBが店頭で売っているのを見たことはありません。

Sa505

非力な割にWindowsXPの起動は、標準の512MB状態でもスイッチを入れてから63秒となかなか早いのです。
1GBに交換して、少しは早くなるだろうと思ったのですが、結果は58秒。5秒の短縮です。スイッチ入れるたびに多少の誤差が生じるので、起動時間自体はほとんど変わらないといえます。
複数アプリケーションの立ち上げの際にはメモリ増加の効果があることと思います。ExcelやWordの同時起動もスムーズにこなせるようになりました。
ただ、メモリを増やすと一般的にバッテリーの持ちが悪くなったり、休止状態からの復帰に時間がかかったりします。今後の検証が必要です。

次に、動画を見るためにVRAM(グラフィックメモリ)の割り当てを増やして見ることにします。
このPCのチップセットでは、グラフィックメモリはメインメモリ容量から割り振って使用することになっているのですが、初期設定では8GBです。
まあ、Direct3D非対応なので数値的には8MBでも良いのですが、動画視聴のために少々余裕を持たせたいものです。メモリを1GBに交換したので、気楽にグラフィックメモリを多く割り振れます。

Sa500 

電源スイッチを入れて、メーカーロゴが表示されたらすぐに「F2」ボタンを押すとBIOS設定画面が表示されます。

Sa506

「M.Miscellaneous Configuration」の項目の中に、グラフィックメモリ設定があります。カーソルキーで選んで、Enterキーを押します。

Sa507

一番下に、「Graphics Memory」という項目があり、現在容量は「008」となっています。8MBということです。
「Graphics Memory」を選んでEnterキーを押します。

Sa508

画面下にグラフィックメモリの容量指定指示が表示されるので、とりあえず64MBとしておきます。設定値は8MBから256MBまでです。狭いモニターなので、あまり大きくしても意味がありません。実際には64MBも必要ありません。

Sa509

BIOS初期画面に戻って、「X.Save Values and Exit」を選択してEnterキーを押します。これでBIOS設定変更が出来たことになります。
BIOSの設定変更は、あくまで自己責任となります。

Sa510

外付けDVDドライブを接続してDVDを視聴することが可能です。ただ、たまにカクカクしていることを感じます。
DVDの影像をリッピングしたデータの場合には問題無さそうです。第一、外出中に外付けDVDドライブを一緒に持っていくということは無いと思います。
他のPCでファイルに取り込んでおいたデータをUSBメモリや内蔵HDにコピーして、それを再生するには大抵は大丈夫そうです。
WindowsXPの視覚効果をoffにしてOS自体の負荷を軽くしたら、更にカクカクする度合いが減ったような気がします。

携帯電話用にエンコードされたファイルならば、全く問題なくスムーズな動画表示が可能です。まあ、携帯で見られるくらいなので当然ではあります。
内蔵スピーカーの音量は小さいので、ヘッドホンを使用することになります。画面小さくてもみんなで聞きたい、って時には外付けスピーカーをドーゾ。

これ一つで動画エンコーディングは困難ですが、ファイル化した動画を見る分には、携帯電話と同様、工夫すれば十分使用できるレベルで安心です。ボディは堅牢ですので、外出用としてかなり楽しいオモチャとなりそうです。

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コメント

工人舎のサポートに電話した時、オペレーターいわく「そこまでは技術的に難しい」と言われました。ソーテックの創業メンバーが作った会社なのですごく期待して買った私が愚かでした。まさか今時のPCにそんなCPUを搭載するとは・・・

まさに安かろう悪かろうとはこの事ですね。ヨドバシの福箱(中身は80ギガ版)で大行列してまで買った人達もさぞガッカリした事でしょう。

投稿: 三日月 | 2009年3月 5日 (木) 22時11分

三日月さん、こんばんは。

SOTECもかなりとんがった会社でしたので、独創的なPCを作ろうとしたのでしょうね。解って使うには楽しいPCと思います。
私はSOTECのPC買ったことが無かったのですが、もっと厄介なVAIOをたくさん使用してきて困った経験から、苦労には耐性が付いているようです。

買う前から色々調査していたので分かっていたことですが、ベンチマーク取ってもチップセットやCPUはやっぱり5~6年前のPCスペックです。cerelon600MHzと同等程度の性能しかありません。ただ、極端に低電圧及び低電流なのでバッテリーは持ちます。2600mAhの小容量でで4時間以上持つPCは類例を見ません。WindowsXPを動かすのにギリギリ性能ですが、無理なことをさせなければ楽しめると思います。旅行用には電池が持ってCFスロット使用できるので私には最適です。

今、デジカメストレージとして使用するのに最適な軽いフォトレタッチソフトを探しているところです。Adobe関係は全滅ですが、なにか見つかることでしょう。
確かにオンリーワンにしようとすればガッカリすることでしょう。ガシェットとしては中々のものなので、理解して購入する方にはお勧めします。

投稿: YUJI | 2009年3月 5日 (木) 22時52分

SOTECか、懐かしいなぁ
25年前、こんなコンピュータを作っていました。(URL)
日本では東芝のDynaBookが発売され、あまり売れなかったのですが、当時としては画期的な製品でした。
しかしあまりに重くてラップトップではなくラップクラッシャーだと冗談を言われていました。
その頃から比べると今は夢のようなスペックですね。
私はハード屋さんではないのでDOS/Vの日本語ソフトを作っていました。
今のノートの最大の弱点は電源ですね。グラフィックをガンガンやるとあっという間になくなってしまいます。

そう言えば、この前の旅行、飛行機に電源がなくてコンピュータは使えなかったのですが(4時間遅延したのでその間仕事はできましたが)、帰りの便(JAL)のCAに聞いたらエコノミーでも一部コンセントがあるらしいです。しかし帰りの便は満席で座席変更ができませんでした。事前にチェックすればよかった。
しかしその分、アルコールが十分補充できました。(JALはエコノミーでもアルコールは無料でした)

投稿: カズキ | 2009年3月 6日 (金) 01時20分

ちなみに私はソーテックとは関係ありませんので
今調べたら、ソーテックの前身は「工人舎」という会社ですね。
まさに昔の名前で出ています。

投稿: カズキ | 2009年3月 6日 (金) 01時29分

カズキさん、おはようございます。

懐かしい!データゼネラルのラップトップですね!
この頃はソフトウェアで日本語が使えるDOS/Vが出始めて、PC-9800一辺倒だった日本のPC市場が変革するときでしたね。

今も昔もSOTEC(工人舎)はニッチな商品作っていますね。家電量販店で他のネットブックと並べて売るのは問題あると思います。お客さんには区別が付きません。

今回買ったPC、車に例えると、小さくて色々仕掛けもあって面白いダイハツコペン(但しエンジンは250ccバイク用、交換不可、当然アクティブトップ)のような感じです。
それにエルグランドの機能性やGT-Rのスピードを求めても無理なので、トコトコ楽しみたいと思います。

エコノミーのシートでも一部コンセントがあるとは朗報ですね!ますます旅に出たくなります。
このPCならば、予備のバッテリー持っていけば、ヨーロッパ便でも片道分は持ちそうですね。JALが良さそう・・・(酒)。

グラフィックソフトに困っています。
Adobe関連はちゃんと起動するのですが、Photoshop使用の際に表示の色が化けます。VRAM数値変えて追い込んでいますが、使用していないライセンスが余っているもの持ち出して、使用できるものを探そうかと思います。

投稿: YUJI | 2009年3月 6日 (金) 07時44分

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