「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」インパネ照明LEDの交換
デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の話題です。
出アゴ円蔵さんやカズキさんに倣って、インパネのLED交換を実施しました。このところ、電気ギミック周りで遊んでいます。今回は電気実験ばかりで解り難くてすみません。
このシリーズは33号から先週の37号まで、コクピット内部のダッシュボード周りの組立てでした。電子制御回路ユニットも配布されたので、いち早く電池ボックスやスピーカーを接続して、各種ギミックの動作確認をしています。
その中で、インパネ内部の照明に不具合を発見しました。
インパネ内部には、左右二つの赤色LEDが入っており、ステアリングコラムのレバーを引くと点灯するようになっています。左側のLEDが点灯しません。多分、断線していると思われます。
インパネパーツを分解します。
インパネパーツは瞬間接着剤で軽く接着されているので、配線部分からマイナスドライバーを差し込むと「パリッ」と外れます。
どうせ直すのなら、左右赤いLEDというのもつまらないので、左側を違う色のLEDに交換したいものです。実車のインパネの様子を忠実に再現したいものですが、難しそうなので、適当な白色系統を入れておくことにします。左右異なる色を入れるだけでもカラフルになって楽しくなることと思います。
インパネ部分が分解され、LEDを取り出すことが出来ました。
2つの角型LEDが並列接続されている状態です。
LEDを露出させた状態で通電しても、やっぱり片方のLEDが点灯しません。
使用するLEDは、電球色タイプの3mm幅チップLEDです。
「昭和の鉄道模型をつくる」のレイアウト電飾の際に購入しておいたものですが、中途半端なサイズなのであまり使い道が無くて余っていたものです。大きさ、厚みとも、今回のパーツにはちょうど良いと思います。
実車と異なる色合いになるでしょうが、左右異なる色になるという目的は達成できそうです。既存の赤色の方はそのまま2連メーターパネルの照明に使用する予定です。
点灯テストです。
どうも赤色に比べると明るく光りすぎるようです。回路を工夫して調節する必要がありそうです。
光らなかったLEDですが、ちょっと触っていたらポロッと配線が外れてしまいました。黄色いケーブルはプラス側ですが、ここが断線していたようです。
どうせこの配線は使用しないので、この赤色LEDは取り外して新しい回路を組み、メーター部分の照明に使用します。
二つのLEDは、電子制御回路ユニットから並列接続します。LED点灯時には、電源の単3電池3本、4.5Vをスルーして通電する仕組みになっています。
2つのLEDはスペックが異なるため、同じ回路では光らなかったり明るさが偏ったりします。できれば、赤色は当初よりも明るく、そして新しく加えた電球色部分はちょっと明るさを押さえて調節したいものです。
色々テストした結果、赤色の方には10mAのCRD(定電流ダイオード)を二つ並列接続して20mAの電流を流し、電球色の方には470オームの抵抗を挟み込みました。
赤色LEDの順電流は30mAですが、定格いっぱいに流すとLEDの寿命が短くなるし、20mAでも明るさに遜色無さそうです。LEDを明るく点灯させるには、難しい計算をすることなく、CRDを使用するのが簡単です。電球色の方は、CRDを使用すると、10mAでも明る過ぎました。ただ、結果オーライの作業にて適当な抵抗を挟み込んだだけなので、電池が消耗すると暗くなるかもしれません。
収縮チューブで結線部分を保護してテスト点灯です。
まだ電球色の方が明るい感じですが、このくらいで妥協します。
インパネ内部にLEDを納めます。
メーターパネル内部をマスキングすると更に効果的ですが、上手に塗り分ける自信がなかったので、そのまま組み込むことにします。私のコダワリも中途半端なものです。人生と同じような気がします・・・。
ダッシュボードに組み込む前に点灯テストです。
左側が明るいものの、メーターパネルの赤色もそれなりに存在感があるので、これでヨシとします。
電球色LEDの位置をもう少し右に調節して作業終了です。
ダッシュボードに組み込み完了後のテストです。
ステアリングも180度回転するようになったし、インパネ照明もカラフルになったしで、完成後の楽しみが増えたと思います。色合いは実車とは異なりますし、バカに明るく灯りますが、模型らしくて良いかと妥協です。
今週の38号からは車体構造部分の組立てに戻ります。コクピット部分は大切に保護して保管することにします。
前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」ステアリング配線の修正
次回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第38号
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コメント
偶然かも知れませんが断線していた箇所は私と全く同じです。
ボード側のLEDに比べてこちら側のLEDのハンダ付けは甘いような気がします。あれでは少しテンションをかけるとポロっといきますね。
この分じゃかなりの確立でこの部分が断線するんじゃないでしょうか。
ホーンといい組み立てガイドが電池をつなぐ頃はクレームの山じゃないでしょうか。
投稿: カズキ | 2009年5月26日 (火) 07時58分
そういえばC62も電装系の実装がはじまりますが、ここちらへん大丈夫でしょうか。
今までやったデアゴでロボットとラジコンカーが電気系でしたが電装系のトラブルはありませんでした。
投稿: カズキ | 2009年5月26日 (火) 08時04分
カズキさん、こんにちは。
断線は同じところでしたか・・・。ひょっとして、同じ職人さんの作業かもしれませんね。やたらと半田をケチっていて、他の箇所も皮膜を解いて少し触っていたらポロリときました。
ほとんどの方が事前にテスト無く組み立てていくのですよね。イザ不具合あってから分解は嫌ですね。
C62は今日のパーツがスピーカー、来週はサウンドジェネレーター、その次は電池ボックスやLEDです。フェラーリから引き続いて、電気仕掛けの実験が続きそうです。
投稿: YUJI | 2009年5月26日 (火) 12時49分