「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」故障したステアリングコラムの分解
デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の製作の話題です。昨日に引き続いて、ステアリングコラム部分を弄んでいます。
デアゴスティーニさんのすばやい対応にて、早速送って頂いた正常なステアリングコラムを取り付けました。ケーブルが断線した方のパーツを送り返す必要も無いとの事なので、確認のために分解することにしました。
ステアリングホイールとシャフト部分はガッチリと接着されています。マイナスドライバーでゆっくりこじって分離させます。
問題のホーンのスイッチの接続部分です。
ステアリングコラム側から出ている緑と茶色のケーブルが、ステアリングホイールの裏側の赤丸部分の二つの穴を通して内部のスイッチに半田付けされています。ケーブル部分のたるみを持たせる余裕は無く、ステアリングを回したら断線すると思われます。特に、ケーブルをダッシュボードとの接続部に押し付けて固定した場合は、ホンの僅かステアリングを回しただけでも断線していることでしょう。
ステアリングコラムは多くの部分が接着にて組み立てられていますが、裏蓋だけはビスで取り外せます。
ライトの点灯スイッチは、ステアリングコラムのレバーを前後に動かすことにより、内部のマイクロスイッチが押されて通電する仕組みです。
ステアリングホイールも、裏側のビス二つを外すことにより、カバーと本体とに分けられます。
これも内部のマイクロスイッチをホーンボタンで押すことによって通電する仕組みです。構造的にステアリングホイールを回転させられません。私を含め、多くの方が35号の組立後にグリグリとステアリングホイールを動かしていることだと想像します。ケーブルの余裕は全く取られていないので、ご自分のパーツのステアリングがグルグル回る方は確実に断線しています。組立後もホーンは鳴りません。
後で分解してパーツ交換するのはエネルギーが必要だと思われますので、デアゴスティーニさんには早めに告知して対応して欲しいものだと思います。
ステアリングが回るようにするためには、ケーブルを直接半田付けする方法ではなく、ステアリングホイール裏側に設けたブラシと、コラム側との接点での接続に改造する必要がありそうです。今後の作業で、ステアリングロッドと接続させる工程がありますが、フロントタイヤを左右に動かしたら断線する、なんてことにならないように気をつけたいものです。
今までの全てのパーツを拡げるのは大変なので、コクピット部分のみ仮組みして見ます。ちっとも工作が進んでいないような気がしていましたが、車体中央部は完成形が想像できるくらいになっています。
ドアを開けてコクピットを覗いてみた状態です。コクピット部分はほとんど完成形です。
インパネの照明が点けば、かなり楽しそうな光景です。センターコンソールのスターターボタンやステアリングホイール上のホーンボタンが動作するのは良い演出だと思います。
シートを固定しているフロアパネルはメインフレームの下から入れますが、ダッシュボード部分はフレームの上から差し込みます。つまり、フロントスクリーンはダッシュボード固定後に取り付けることになります。実車と同様ですね。
今週は、明日より水曜日まで船橋の本社に出張予定にて工作はお休みです。書店予約しているC62とフェラーリも、もしかしたら木曜日まで受け取れないかもしれません。
今回も研修ながら、受けるほうではなく、昨年入社の営業社員向けのパソコンスキルアップ研修の講師として呼ばれているものなので、少々気が楽な出張です。工作を忘れてExcelやPowerPointと戯れる日々になります。但し夜も懇親会などで忙しく、ブログ更新が途絶えていてもご心配なさらぬようお願い申し上げます。
前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」断線したステアリングの再取り付け
次回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第37号
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コメント
作業手順のDVDを見ると、人差し指で左右90度づつくらい軽々と回しています。ああゆう配線があるとは、想像もできません。
投稿: honest | 2009年5月17日 (日) 15時10分
分解写真のアップありがとうございます。
分解写真?昔ビデオがなかった子供の頃、大相撲と中継で見たような気がします。
私の場合、30度くらい左右に回転できるのですがこの構造でなぜ断線していないのか逆に興味がわいてきました。
しかしステアリングとステアリング軸は接着されているとの事でやたら分解はできなさそうで、この疑問は解決できないままかも知れません・・・
しかしいくら直結とはいえ、前輪を動かすには45度くらいの回転は必要じゃないでしょうか。
投稿: カズキ | 2009年5月17日 (日) 16時13分
> 今回も研修ながら、受けるほうではなく、昨年入社の営業社員向けのパソコンスキルアップ研修の講師
そういえば去年も今頃でしたね。
私の娘も新入社員教育中で、自分でパソコンのセットアップをしたと自慢げに言っていましたが、
XPかVistaかと聞いたのですが、OSは何だかわからなかったそうで、それでちゃんとセットアップできたんかいな。
投稿: カズキ | 2009年5月17日 (日) 16時23分
また、別の悩みが発生しました。 実は我が家の車のクラクショウンの音をきいたことがないんです。 ほとんど使わないクラクションか、自由に操作できるステアリングのどちらを選ぶかです。
投稿: honest | 2009年5月17日 (日) 17時06分
>honestさん、こんにちは。
作業手順DVD、私はどこかに紛失してしまいました。見つけて確認したいものです。
左右90度ずつ(180度)も回っていたら、確実に断線していると思われます。どうなっているのでしょうか。
>カズキさん、そういえば分解写真、懐かしい響きですね。
左右30度くらいは私のパーツも回ります。それ以上は怖くて回せません。
私の場合に限っては、今度配線を切ってしまったら、無理にでもシャフトとステアリングホイールを分離して半田付けするほかありません。構造が解った以上は壊したら自己責任です。
皆様は、外れていることに気付いたら、デアゴさんに相談されることをお勧めします。ステアリングは誰もがグリグリ回したくなるものだと思います。
今回は、昨年の新入社員研修を実施したのとメンバーが参加します。きっと1年間で大きく成長していると思いますので楽しみです。
今年の新入社員へのパソコン研修は7月にあるので、呼んでもらえるかもしれません。
>XPかVistaかと聞いたのですが、OSは何だかわからなかったそうで、
うーむ、我々には考えられませんが、いまどきの子達は計り知れない感覚をお持ちですね。お嬢様は3人ともご両親に似て大物になっておられますね。
投稿: YUJI | 2009年5月17日 (日) 17時15分
honestさん、たしかに現代ではクラクションってほとんど使用しませんね。
私は模型はクラクション鳴らしたいと思います。下品な改造ながら、ヤンキーホーンも楽しそう・・・ゴッドファーザーのテーマで!
投稿: YUJI | 2009年5月17日 (日) 17時17分
出張ごくろうさま。私も週明け早々に、デアゴさんに手配しました。対応された方も、同じところが、断線していたそうです。エンツオのクラクション音、楽しみです。
投稿: honest | 2009年5月19日 (火) 12時33分
honestさん、こんばんは。
出張中忙しく、なかなか記事更新できません。若い方々相手の研修はなかなか楽しいものです。
デアゴさんの工作したものも切れていたとは何ともお粗末でしたね。きっと多くの方がいざとなってからホーンが鳴らずに気が付くのでしょうか。
ヤンキーホーンは模型とはいえ品位が下がるので今回はやめておきます・・・。
明日は何とか37号(C62の88号も)引き取って帰りたいものです。
投稿: YUJI | 2009年5月19日 (火) 19時30分
私のも断線していないと思っていましたが、37号のサウンドユニットにスピーカを繋いで遊んでいたのですがホーンスイッチが機能せず、テスターであたったら断線していました。
接続テストの詳細はYUJIさんの37号のレポートでコメントします。
自力で直そうとも思ったのですが、付属のコネクタも欲しかったのでカスタマセンタに電話しました。
今までカスタマセンタへの電話ではあまりいい経験をしていなかったので気が重かったのですが、今回は非常に気持ち良く応対してもらいました。今日発送してくれるそうです。
数日前のチェックでは大丈夫だったのですがなぜ断線しないのか調べた時、断線したのだと思います。
まさにヤブヘビでした。
投稿: カズキ | 2009年5月20日 (水) 10時23分
カズキさん、こんにちは。
ちょっと37号のレポートは遅くなってしまうかもしれません。もうちょっとお待ちください。
フェラーリのカスタマーセンター、結構良い対応ですよね。でも、一々通話料が掛かるのが難点です。
37号で通電確認が出来ると知って、ちょっと楽しみです。
投稿: YUJI | 2009年5月20日 (水) 12時20分
> 37号で通電確認が出来ると知って、ちょっと楽しみです。
音を確認するにはスピーカーかその代用品が必要です。(当たり前ですが)
私はPCのジャンク品を使いました。そういえばC62のスピーカー、まもなくですね。こちらでも使えると思います。
私も結線表を調べたのですがディアゴ円蔵さんがブログに詳しく書かれています。
赤と白がメインスイッチなのでこいつをショートしておかないと何も動きません。
ただしこの時期に通電して何かあってもクレームできませんね。私もホーンスイッチの断線は通電して分かったとは言えませんでした
投稿: カズキ | 2009年5月20日 (水) 13時57分
カズキさん、こんばんは。
今日はC62のパーツを組み立てただけで精一杯でした、明日フェラーリを開封しようと思います。
スピーカーを用意して、是非エンジンサウンドやホーンを試してみたいものです。先行情報有難うございました。
C62のスピーカーは2連で、ひょっとするとステレオサウンドです。相変わらず、変なところにこだわるデアゴさんです。
投稿: YUJI | 2009年5月20日 (水) 21時39分
本日デアゴから代替品を送ってきました。
実に電話してから24時間、アマゾンより早い。
実は昨日、自力で断線を解決しました。ついでに360度回転に耐えられるように改造しました。詳細は後日レポートします。
この作業でホーンボタンを押しすぎてURL左のようになってしまいました。
「はね馬」ならぬ「はげ馬」になってしまいました。
そこで代替品に交換して右のようにビニールで保護シートを作っておきました。
YUJIさんの場合、私のようにオヤジ体質の脂症じゃないので大丈夫だとは思いますが、気づいてからでは遅いのでお知らせしました。
投稿: カズキ | 2009年5月21日 (木) 11時42分
カズキさん、こんにちは。
ステアリングホイール回転可能に改造ですか!凄い。ひょっとして、おっしゃっていたようにブラシ式に改造されたのでしょうか。
これだけの大型模型なのに、ステアリングが切れないとは寂しいものです。カズキさんの改造例を拝見してから、私も壊れたパーツを使用して真似して実験してみたいものです。
「はげ馬」、実は私も心配でした。結構すぐに剥げそうなシールだったので。
私も歳とともに脂がノッテきた?ので注意して触れたいものです。ボタンを分解したら、クリア塗装した方がよさそうですね。
投稿: YUJI | 2009年5月21日 (木) 13時00分
> おっしゃっていたようにブラシ式に改造されたのでしょうか。
はい、最初は簡単な方法でやっていましたが最終的にはブラシ構造になってしまいました。
はげ馬もそうですが、ディアゴ円蔵さんもブログで言われているようにバッテリーのリード線も気をつけた方が良いと思います。
私も切れかけていたのでテープで補強しておきました。
現に作業中インパネのリード線が切断してしまいました。リード線の先を5mmくらいむいて何事もなかったかのように差し込んでおきました(一応点灯するようです)
そのうちLEDに半田付けしようと思っています。ついでにLEDの色も変えようかと、赤2つじゃつまらないので。
投稿: カズキ | 2009年5月21日 (木) 14時59分
カズキさん、さすが電子工作となれば活き活きとされていますね。ブラシ構造は理想的です!私も壊れたパーツを有効利用するためにも練習してみようと思います。これなら壊しても大丈夫なので・・・。
電池ボックスは長らく出していないので、リード線の取り付け部の点検をこれからしてみます。LEDも点灯したいのですが、何分急に忙しくなってきたので、少々先のことになりそうです。
投稿: YUJI | 2009年5月21日 (木) 21時13分