純米酒 蒸気機関車C62
デアゴスティーニ、パーツ付きクラフトマガジン「蒸気機関車C62を作る」の話題です。
いよいよ飾り台も完成に近づき、機関車本体の仕上げの段階に入ろうかというこのシリーズですが、デアゴスティーニ公式ページの通信販売、「デアゴスティーニセレクト」で、C62完成記念を祝すための日本酒が発売になりました。honestさんから今日頂いたコメントの中で、DMが届いているとのご連絡を受けて知ったものです。
書店で購入している私のところにはDMが届いておりませんが、公式ページから辿ったら掲載されていました。模型とは全く関係無いながら、ユーザーの心をよく捉えた企画だと感心しています。こういうのを「足元を見た商売」というのカナ、と思います。
デアゴスティーニセレクト通信販売 DeAGOSTINI D-select
日本酒(蒸気機関車C62)
https://d-select.deagostini.co.jp/products/list.php?category_id=36
その名も「純米酒 蒸気機関車C62」です。
C62-2号機が現在保存されている京都の梅小路にちなんで、京都、伏見の招徳酒造という老舗の蔵元で造られたお酒とのことです。スペックを見ると精米歩合60%ながら純米吟醸ではありません。でも、吟醸でない方が蒸気機関車の力強さには似合っているともいえます。
このデアゴスティーニセレクトでは、過去に作務衣を売っているのを冷ややかに笑ったことがありますが、この日本酒はおもわず笑みがこぼれてくる思いです。
オリジナルのラベルは、いのうえ・こーいちさんが撮影されたC62-2号機の函館本線時代の写真がプリントされています。スノープローを装着した堂々の冬装束です。
販売価格は、720ml入りで税込み1本2800円です。別途送料が630円加算されます。
純米酒 蒸気機関車C62 (720ml) 1本
https://d-select.deagostini.co.jp/products/detail.php?product_id=318
3本セットもあります。仲間内で分けるならばこの方がお得でしょう。
販売価格(税込)は7800 円。こちらは送料無料です。
純米酒 蒸気機関車C62 (720ml) 3本
https://d-select.deagostini.co.jp/products/detail.php?product_id=319
申し込み締め切りが平成21年8月31日まで、お届け期間平成21年9月下旬以降とのことです。完成を祝って、このお酒で乾杯するという寸法ですね。
四号瓶で純米吟醸酒でもなくて2800円というのはものすごく高価な日本酒です。相当なプレミアムが上乗せされていることは間違いありませんが、とにかく商売上手だと思います。
日本酒は長期保存出来ないので、届いたらなるべく早く飲んでしまうに限ります。さすがに3本は要らないので、注文締め切りまでに1本頼んでおこうかと思っています。送料込み3430円かあ・・・。大抵の限定純米大吟醸が買える、などと考えないようにしないとやってられません。酒じゃなくて、模型趣味の一環です。
伏見の招徳酒造って、どこかで聞いた事があるなぁ、と思っていたら、先週、近所のカルディコーヒーファームで購入して冷蔵庫に冷やしておいた小瓶のお酒が招徳酒造のお酒でした。
「純米吟醸 夏の戯れ」240mlで400円くらいだったと思います。金魚のデザインボトルが涼しげで、見ているだけで楽しくなります。
先程から記事を書きながら飲んでいますが、吟醸酒ということもあり、スッキリとした香りです。冷やして飲んで夏にぴったりの味です。でも、正直言って単調すぎて物足りません。もう少しグッとしたヒッカカリや強さが欲しいものです。口に含んだときに鼻から抜ける吟醸香もハーモニーが無く淡々としています。結果から言って、飲兵衛にはイマイチ。若い女性には好まれる淡白さかも。シンプルな単音の魅力、といったところでしょうか。おしゃれなビンのデザインを楽しむお酒です。
蒸気機関車C62の方はしっかしとした男らしいお酒であることを願う次第です。季節柄、9月中旬から1ヶ月程度発売される京都丹波黒大豆の高級枝豆「紫ずきん」をつまみながら、冷やでいただきたいものですナ。
日本酒と同時に、ディスプレイケースも販売されていました。
デアゴスティーニ・オリジナル 枠なしガラス調ディスプレイケース
https://d-select.deagostini.co.jp/products/detail.php?product_id=317
販売価格(税込)は21500 円です。
ケースなんて、購読者はプレゼントされるじゃないか、と思ったら、枠の無いアクリルケースのようです。
こちらは100号購読者にプレゼントされるディスプレイカバーです。
購読者プレゼントのケースは確かに太い枠がありますが、私はこれで十分です。要目票は買いましたが、枠なしガラス調ディスプレイケースは要りません。
そろそろ完成の見えてきたC62です。
明らかに模型製作者の心情を理解して懐を狙ったボッタクリの日本酒ですが、記念として完成祝いに全国の同胞の方々と静かに乾杯したいものです。
ただ、この日本酒が思いのほか売れてしまうと、デアゴスティーニさんが調子に乗って、限定イタリアン赤ワイン「エンツォ・フェラーリ」とか売り出さないか心配です。
でも、零戦完成記念「水杯」は絶対にご勘弁願います。
前回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」第93号
次回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」第94号
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コメント
う~ん、私も余計の事を考えず完成を記念して1本、注目しますよ~
投稿: うに | 2009年6月25日 (木) 21時01分
うにさん、私はあくまで模型のオプションと考えるようにしました。
2年間、文句を言いながらも続けたアラフォーの「自分へのごほうび」・・・。
投稿: YUJI | 2009年6月25日 (木) 21時13分
最後の一行そのとうりです。
投稿: honest | 2009年6月25日 (木) 21時36分
またまた、パンフレットによると、この酒蔵の杜氏きれいな女性ですね。 さすがYUJIさん名ソムリエ!
投稿: honest | 2009年6月25日 (木) 22時02分
honestさん、HPでも杜氏さんの写真を確認しました。
杜氏といえば、「年季の入った職人さん」というイメージがあるのですが、こんなきれいな杜氏さんならば、お話を聞きながら味わいたいものですね。
「蒸気機関車C62の何をイメージされましたか」って。
投稿: YUJI | 2009年6月25日 (木) 22時07分
> 限定イタリアン赤ワイン「エンツォ・フェラーリ」とか売り出さないか心配です。でも、零戦完成記念「水杯」は絶対にご勘弁願います。
です。
YUJIさん
私もハーレーできあがったので。
さしずめイージーライダーつながりでバーボンのワイルドターキーでも。
投稿: カズキ | 2009年6月26日 (金) 11時25分
カズキさん、こんにちは。
フェラーリってワイン、車のフェラーリと関係あるかどうかわかりませんが、フェラーリ・スプマンテっていうスパークリングワインが売っているんですね。デアゴから発売されなければ、それを買って乾杯となるかもしれません。
ハーレーダビッドソン完成、おめでとうございます

今夜はさしずめ野宿しながら焚き火の前でビリーと一緒にバーボンでしょうか
投稿: YUJI | 2009年6月26日 (金) 11時40分
一応完成写真(URL=オリジナル仕様なのでどうという事はありませんが)
あとの回でカスタムパーツを付けるようですが、私はせっかく組み立てたので現状のままです。
投稿: カズキ | 2009年6月26日 (金) 11時40分
娘に「マイケルジャクソンが亡くなった」と言っても年代的にピンと来ないみたいで、日本でいうと誰くらいと聞かれたので。
美空ひばりが亡くなった様なもんかなぁといい加減な事を言っておきました。
マイケルジャクソンといえばバットマンカーやBTFのデロリアントなど無類のカーマニア(コレクタ)でしたね。
子供がそのまま大人になったみたいで。
50になってオモチャを集めて、と私も人の事は言えませんが・・・
投稿: カズキ | 2009年6月26日 (金) 13時43分
カズキさん、こんにちは。
ハーレーいいですね!イージーライダーとはイメージが異なる骨太のイメージです。
マイケル亡くなったって、信じられませんね。20数年前はどこ行ってもマイケル・ジャクソンが流れていたので我々の世代には馴染み深い人です。ムーンウォーク練習しました。うまくできないまま、すっかり忘れました。
>美空ひばりが亡くなった様なもんかなぁといい加減な事を言っておきました。
確かにその通りなのですが、更にお嬢様はピンと来なかったのでは・・・。でも、他に例えられるような人もいませんし。
マイケル、実車に加えて模型やオモチャもいっぱい持っていたそうですが、何といってもリアルサイズで遊園地や動物園を作ってしまう情熱に脱帽です。庭に汽車も走っていましたね。
投稿: YUJI | 2009年6月26日 (金) 17時30分
> マイケル、実車に加えて模型やオモチャもいっぱい持っていたそうですが
借金返すためにオークションにかけられるのでしょうね。
YUJIさんもおひとついかがですか。
投稿: カズキ | 2009年6月26日 (金) 17時40分
世代が違いますけど、桁外れのエンターテナーでしたね。
苦労と栄光の彼の人生、Mickeal row your boat ashore Hallelijah と歌ってあげたいですね。
投稿: honest | 2009年6月26日 (金) 18時55分
いやいやyuji様には1/2~1/3くらいのスケールモデルで石炭の一粒一粒に「揺らめくLED」を仕込んでいただきたく・・・
投稿: munch | 2009年6月26日 (金) 18時56分
honest-presley. カズキ-beatles. YUJI-M.J
世代では分類できませんね。 時代を超えますね。
投稿: honest | 2009年6月26日 (金) 19時24分
>カズキさん、マイケルのコレクション、多分半端でなく貴重なものばかりでしょう。私には手が出ません・・・。石原裕次郎のように、愛した収蔵品を集めて記念館にすればよいのに、と願ってしまいますが、債権者からは許されないのでしょう。
ネバーランドの動物たち、どこに行ってしまったのでしょうね。
ファラ・フォーセットも亡くなってしまいました。こちらも大きなニュースになるはずなのに、テレビもマイケルだらけです。
>honestさん、こんばんは。
10代半ばの多感な時期にマイケルの澄んだ歌声が街中に溢れていました。 ThrillerやBADはカセットテープ版をウォークマンで聞きまくりました。
長らくマイケルの音楽にはご無沙汰だったのに、大きな喪失感です。ハレルヤ。
>munchさん、こんばんは。
石炭一粒一粒ですか!
楽しそうですね( ̄ー ̄)ニヤリ
1/24でも極小チップLEDを使えば出来るかなぁ、なんて考えてしまいます。煽らないでください
投稿: YUJI | 2009年6月26日 (金) 21時41分
今日はこれでしんみりと夜を過ごします
http://www.youtube.com/watch?v=Q6bARIaMhCM
投稿: munch | 2009年6月26日 (金) 22時52分
> 限定イタリアン赤ワイン「エンツォ・フェラーリ」とか売り出さないか心配です
何気なくディアゴの通販サイトを見ていたらURLの商品が売られていました。
ご存知でしたか。YUJIさんの予感が的中しましたね。
投稿: カズキ | 2009年7月29日 (水) 09時22分
フェッラーリだそうです。「エンツォ・フェラーリ」のダジャレ?
フ(エンツォ)ラーリ
投稿: カズキ | 2009年7月29日 (水) 09時28分
カズキさん、こんにちは。
FERRARIワイン、デアゴで本当に販売しているとは!びっくりです。
この醸造元を調べてみたら、結構昔から作っている名門のようですね。スペルは同じなので、フェラーリ愛好家にも好まれているとか。
でも、ロゼとブリュット(白)ハーフボトル2本で5502円か・・・ものすごく高いですね。イタリアモノとしては超高級品です。
フェラーリの完成時には、このフェッラーリでカズキさんばりのダジャレで乾杯!といきたいものですね。
でも普通に売っているものの様なので、デアゴスティーニから買うよりも、楽天で検索して酒屋さんから買えば、ほぼ同価格でフルボトルが手に入るみたいです。
投稿: YUJI | 2009年7月29日 (水) 12時51分
> ものすごく高いですね。
そうですね。私もこんな高いワインあまり飲んだ事ありません。
車と同じでプレミア価格なんでしょうか。
> フェラーリの完成時には、
1/10スケールに合わせて500円/本くらいのでガマンします。
ここのワイン、赤はないみたいですね。ロゼだとフェラーリレッドとちょっと違いますね。
投稿: カズキ | 2009年7月29日 (水) 13時59分
カズキさん、純米酒蒸気機関車C62とは異なり、普通に売っている高級ワインのようなので、デアゴさん以外で乾杯用に手に入れようかと思います。
でも、この価格なら素直に赤ワインのちょっと良いものの方が似つかわしいかも、ですね。
投稿: YUJI | 2009年7月29日 (水) 17時38分