キヤノンのペーパーD51最終回 台座を組立ててようやく完成!
キヤノン「CREATIVE PARK」のペーパークラフト「蒸気機関車 D51 498」の製作です。
長らく製作してきたこのD51も、後は台座を組み立てて機関車を乗せて完成となりました。このところ、「週刊D51」のような記事投稿ペースになってきてしまっていましたが、今回で最終です。
台座は大きなパーツなので、多くの紙から切り出すことになりますが、モノが大きいのでナイフ使いのテクニックはあまり必要ありません。
台座部分は、上板とフレーム部分を組み合わせるので、結構丈夫に仕上がりそうです。
上板部分に設置する28本の枕木は、紙を2枚貼り合わせて厚みのあるものに仕上げます。合計56個のパーツを切り抜く枕木は、単に四角いパーツなので細かい切り出しをする必要は無く、スイスイ作業が進みます。
枕木の切断面部分は、水性マーカーの茶色で着色しておきます。これで仕上がりがきれいになるはずです。多色のサインペンを購入したので、こういった時に役立ちます。
台座を組み立てる前に、28箇所ある枕木をあらかじめ貼っておきます。横から見て白い部分が見えないのはマーカーを使用した効果です。
台座の骨組みと底板に上板を接着したら、後はレールを接着します。レールは細く折り曲げたパーツを継いで製作してあります。
枕木部分に丹念にボンドを付けてレールを接着したら、最後に銘板を貼り付けて完成です。工作のヨロコビは、この完成の瞬間に込められているのですが、かなりの寂しさも伴います。
台座が完成しました。
レールを貼り付けたボンドが乾燥するまで、機関車を乗せるのは我慢しておきます。
銘板は、一応切断面の塗装を行いましたが、もう少し厚みのあるパーツにした方が良かった感じです。2~3枚貼りあわせれば良かったのでしょう。でも、まあコレでもOKです。
いよいよ機関車をレールに乗せて完成です。車輪とレールの間隔はぴったりです。
完成品のサイズ・重量は、横幅410mm、奥行き78mm、高さ94mm、重さ72gです。非常に軽量です。機関車本体の全長は370mmです。
手前のパーツはオプションパーツのテンダー石炭部分と「奥利根号」のヘッドマークです。お好みに合わせて取り付けることになります。
ヨレヨレ状態の機関車も、台座に乗せればそれなりに立派に見えるものです。軽量なので簡単に台座から機関車が転がり落ちます。台座に固定したほうが良いかもしれません。
非公式側です。
比較のための奥のC62は、ひっくり返すのが面倒なので公式側のままです。
台座の裏側には、キヤノンのクレジットが控えめにあります。
テンダー部分に石炭のオプションパーツを乗せてみました。直線的な石炭ですが、やっぱりこれがあった方が良い感じです。これはこのまま取り外さずに使用したいと思います。
「奥利根号」のヘッドマークです。
ヘッドマークがあった方が楽しいものですが、別に奥利根号でなくても良いので、ペンディングです。別のヘッドマークを自作しても良いでしょう。
それにしても、機関車正面はヨレヨレが過ぎます。
手前はKATOのNゲージのD51です。奥の巨大なデアゴC62はともかくとして、ペーパークラフトとしては、このD51結構大型です。飾る場所を確保しなければなりません。
デアゴスティーニのC62は飾り台の製作中です。現在、バラストと枕木が置かれた状態です。MDF枠で重量感があります。
まったく大きさが異なりますが、一応比較のために上に置いて見ます。
ようやくD51完成です。まだ肌寒い3月の終わりに組立をはじめ、すっかり季節が変わって梅雨の時期となってしまいました。長い間、重くのしかかりながらも楽しませてもらえたと思っています。
今は満足感に浸っておりますが、しばらくペーパークラフトはお休みしたいものです。721個のパーツの組立てはダテではありませんでした。
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コメント
YUJIさま、こんばんは。
とうとう完成ですね!
写真では全然ヨレヨレに見えません、むしろ大変に立派に見えますよ。
重厚感もあって、とても卵一個分の重さに見えません(^_^;)
お疲れ様でした(^^)
投稿: 出アゴ円蔵 | 2009年6月21日 (日) 20時56分
出アゴ円蔵さん、こんばんは。
最近、フェラーリの工作も楽しくなってきて、ペーパーD51のほうが重荷になっていましたが、完成してしまうと寂しいものです。
サインペンや接着剤のことなど御教示頂き、ありがとうございました。工作しながらペーパークラフトのノウハウを少しずつ学べた思いです。
このD51、パッと見は軽く見えません。思わず触ると台座から転げ落ちます・・・。
キヤノンのサイトにはメルセデスベンツ500Kのペーパークラフトが追加されており、心を動かされています。
投稿: YUJI | 2009年6月21日 (日) 21時34分
私の何気ない一言でものすごく苦労をおかけする事になり恐縮しております。
最後までやっていただけてホッとしています。
私はというとカメラ(URL=既出)のレンズを作りかけたところで止めいてます。
実は作成手順を間違えてそのままの状態で放置しています。
使わなくなったデジカメのパーツを組み込んで「なんちゃってデジカメ」でも作ろうかとくだらない事を考えていましたが。
投稿: カズキ | 2009年6月22日 (月) 07時54分
カズキさん、こんにちは。
ペーパークラフトの組立てには高い技術が必要と言うことがわかりました。お陰様で、長い間楽しませていただきました。
多分、しばらくしたら新しいものに挑戦すると思いますが、しばらくはD51眺めて楽しもうと思います。
カズキさんのなんちゃってデジカメのアイデア、楽しそうですね!見た目が一眼レフで見栄を張ることができるかもしれません。(バレバレかも)
投稿: YUJI | 2009年6月22日 (月) 12時21分