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2009年7月 1日 (水)

「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第43号

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デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の第43号です。

全65号の長丁場であるこのシリーズも、既に全体の2/3まで到達しています。前半部では、ほとんど組立作業が無い週が多く、「パーツを確認する」だけのこともありました。しかし、このところツケを返すかのような多工程の組立作業が相次いでいます。同時に組み立てているC62とすっかり作業時間の割り振りが逆転してしまいました。

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今週の冊子の特集は、1951年式の212です。
1940~50年代前半の黎明期のフェラーリは、「これぞフェラーリ!」というオリジナリティに乏しく、私自身は無関心です。この車も名車でしょうが、ボディを製作しているカロッツェリアが複数あって、それぞれ大きく形状が異なるので、印象が茫洋としてしまいます。
早く、違いのわかる大人になりたいものです。

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今回の部品は、吸気チャンバーです。
エンジンヘッド部分の上に被せて、エンジンフードの窓越しに見える特徴的なパーツです。しかし、パーツ自体は軽くて小さいので、ポリ袋のパッケージとなっています。

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部品の一覧です。
吸気チャンバー、吸気ダクト、ビス3本(Sタイプ)2.0×6mmです。
付属パーツは4種類、7個だけですが、Sタイプ予備ビス一つを除き、全て今日の作業で使用します。その他に今までの配布パーツを多く使用するので、先週に引き続き、作業時間を要します。

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吸気チャンバーは、リヤカウル中央部のエンジンフードの窓を通して常に見られることを意識し、大いにデコレーションされています。特徴的な跳ね馬エンブレムが中心に光ります。
カーボンパターンのデカールやパイプ部分の塗装などはされているので、このパーツ自体は左右の吸気ダクトを被せてエンジン上部に取り付けるだけです。

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今回も、パッケージの中に組立てガイドが2枚入っていました。
先週の予告で、電装部分の簡易テスターを作る、との記載がありましたが、どうやら簡易テスターが付属するのではなく、テスターの作り方の解説書が付属するということだったようです。テスター素材くらい付けてやって欲しいと思います。

簡易テスターは、釣りの電気ウキ用のピン型リチウム電池にLEDを縛り付けて製作するとの事。しかし、そんな特殊な電池やむき出しのLEDを入手してテスターを製作できる方なら、とっくに自己流でテストを終えていると思います。
ちなみに私は通常の電気工作用のテスターを使用して通電確認しています。電装品の半田付け作業が稚拙なこのシリーズでは、事前のテストで十分に確認しておくことが必要です。多くの半田付け部分が、僅かな衝撃で断線します。53号で通電テストをするとの事ですが、それまで放置しておいて53号でイザ、コネクターを繋いだら点灯しない、音が鳴らない際には既に取り付けた外装パーツを一つずつ分解していかなければなりません。

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今回の作業は、「エンジンの組み立て」です。
今回付属の吸気チャンバーの他にもたくさんのパーツを使用します。メインフレーム、27号で組み立てたエンジン、17号のマフラー、41号のエンジンサブフレーム、エンジンサブフレーム用サポート、42号のF1マチック用オイルタンク、F1マチック用オイルリザーバー、キャップ(小)、39号のビスBBタイプ2本、デカールの22番と11番です。
デカールは、今回貼っておかないと面倒な箇所ばかりです。

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まず、マフラーの取り付けです。
裏返したメインフレームの後端部にマフラーがカッチリとはまる部分があるので、通気口が後ろに向くようにはめ込みます。

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マフラーを手で押さえてフレームをひっくり返し、今回付属のSタイプのビス2本で左右のビス穴からねじ込んで固定します。

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エキゾースト・マニホールドの左右の3本目と4本目にNo.22のデカールを貼ります。組立てガイドでは上下不案内なので、適当に貼ってしまいました。エキゾースト・マニホールドのパイプ断面が丸いので、両端が浮かないように押さえます。

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エンジンサブフレームを、エンジンフレームの後方の穴にはめ込みます。このサブフレームの上部のへこみ部分を、メインフレームに組み合わせる仕組みになっています。

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組立てガイドのケーブルの取り回し部分が意味不明で、作業中に混乱を来たしました。
組立てガイドの4番の解説にて、「3本出ているケーブルのうち先端にグレーのコネクターがついているケーブルを、サイドカバーの下をくぐらせ、その脇にある小さな四角い穴に差し込む」と書かれていますが、長いケーブルの取り回しがサッパリ分かりません。サイドカバーの脇の四角い穴は確認できたのですが、コネクターを差しても穴が大きすぎてすぐに抜けてしまいます。

どうしたものか、と思っていたら、公式ページに補足説明が載っていました。

第43号「組み立てガイド」についての補足のご案内 (2009/06/30)
http://www.de-club.net/fgt/topix.htm#topix090630

多分この説明はきれいに印刷され、後の号にて組立てガイドと共に封入されるのでしょう。
グレーのコネクターが付いたケーブルを、エンジンのリヤ側を通してサイドカバーの脇を通して穴に差し込むとのことです。但し、穴がスポスポなのは解決しないので、後回しにして作業を進めます。

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メインフレームを裏返して、いよいよメインフレームにエンジンフレームを取り付けて固定します。左右のビス穴からBBタイプのビス2本で固定します。
以前に何度も仮組みして感触は掴んでいましたが、今回、エンジンサブフレームを取り付けたので、それをきちんとメインフレームにはめ込む必要があります。また、エキゾースト・マニホールドの先端をマフラーにはめ込みますが、少々テンションをかけないとはまりません。気になる場合は塗装を削って接着処理となりそうです。

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左右のエンジンフレーム用サポートを差し込みます。左右間違えないように、と書かれていますが、逆だとはまらないのですぐに分かります。
それにしても、エンジンケーブルはサイドカバー横の穴からすぐ外れてしまいます。いずれピンセットを使用して瞬間接着剤で固定したいと思います。リヤバンパーを取り付けるまでに決着を付けたいところです。

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公式ページの補足説明の通りにエンジンケーブルを取り回すとこのようになります。
丸印の部分のケーブルコネクターがすぐに外れます。外したままにして工作しないとストレスが溜まります。

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吸気チャンバーの左右に吸気ダクト2個を取り付けます。これもすぐに外れてしまうので、接着処理が必要です。
吸気チャンバーの左右のエアフィルターの裏面の穴に、メインフレームの突起を差し込んで固定します。見慣れたエンジンヘッド部分が隠れてしまいましたが、これでようやくエンツォ・フェラーリのエンジンが大方完成したことになります。

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キャップ(小)にデカールNo.11を貼り、F1マチック用オイルリザーバーに差し込みます。

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メインフレーム後部にF1マチック用オイルリザーバーとオイルタンクを差し込んで固定し、今回の作業は終了です。
先週ほどではありませんでしたが、今回もボリュームのある作業となりました。解決を後回しとしたケーブルの取り回しにアタフタしたので、1時間弱を要しました。「パーツを確認する」だけだった時代を懐かしく思います。

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メインフレームにエンジンが取り付けられ、非常に重量感が増しました。車体の半分を駆動系で占めているエンツォ・フェラーリの構造が良く解ります。

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後方から見ると、吸気チャンバー部分が目立ちます。
外装を取り付けた後も、エンジンフードの窓を通して見える部分となります。このメカメカした雰囲気がたまりません。

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次回の44号の部品は、右側のサイドパネルとエアダクトカバーです。
いよいよ外装パーツのフェーズに入ってきました。22号のタイヤハウスやエアダクトも取り付けるでしょうし、付属パーツと関係無い部分の組立て指示があるかもしれません。
45号は左側のサイドパネルです。46号はリヤバンパーですが、テールランプも取り付けられていると思います。50号くらいまでで大方の外装パーツが揃う予定です。ワクワクします。

但し、来週は7日の火曜日から9日の木曜日まで出張予定です。7日の発売日に予約している書店から受け取るのは不可能ですし、入手が10日になってしまうかもしれません。作業は週末にかかりそうです。
せっかくフェラーリの組立てが楽しくなってきたところですが、C62同様、工作はしばらくお預けとなってしまいます。

前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第42号

次回はこちら
だんだんフェラーリらしくなってきたゾ!

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コメント

42.43一緒にやると相当な作業量です。 また時々迷う場面も多く終わったあとの一杯がより楽しめました。 全体のイメージ出来上がりましたね、あとはボチボチとゆう感じですね。

投稿: honest | 2009年7月 1日 (水) 22時13分

この組み立て、かなりの読解力(というより推理力)が必要ですね。
私も、「3本出ている・・は何の事かで無視していました。
それよりエンジンから3本ケーブルが出ていたのですね。3本目が行方不明です。探さないと・・・

今回手こずったのはマニホールドがすぐに脱落する事で、エンジンを固定した後だと厄介なのでクリアボンドで接着しておきました。

テスターの件はもう少しなんとかならなかったものでしょうか。わざわざ電池ボックスを買わせなくてもみんな持ってるちゅうの。
メスのコネクタ2本とLEDを組み合わせたものを配布してくれたら事は足りるのですが、ビスは要らないほど付けてくれるのに・・・
私もLEDの足をコネクタのピン代わりにしようとしましたが結構太くて入りません。かえってコネクタの破損を誘発するのでは、テスターでなくブレーカーになってしまいます。

投稿: カズキ | 2009年7月 2日 (木) 06時01分

>honestさん、おはようございます。

直販の方は42、43号同時に届くので、時間がかかる上に組み立てガイドがダメなので迷うことが多そうです。でも、ずっしりとしたエンツォ・フェラーリの「中身」が出来てきたようで、満足感がありますね。
来週からもフレームへのパーツ取り付けが続くのでしょうか。

>カズキさん、おはようございます。

ケーブル、特にエンジンの一番後ろに付いているものは私も破損させてしまったので、瞬間接着剤で補修しました。エンジンパーツ配布から長い時間が経っているので、どの部分が壊れたのか判明するのに時間を要しました。以前のエンジンの回の組立てガイドを引っ張り出しました。

テスターは、とんだハズレ企画でしたね。
デアゴ社内でテストをしている方がたまたま釣りをする方なのか、釣りの電気ウキ用のピン型リチウム電池なんていう工作では一般的でないものを用いてテスターを作っていたのをそのまま資料にしたっていう感じでしょうか。

メスのコネクターはTOMIXのパーツで手に入れていますし、テスターやLED、スピーカーまで用意して実験している我々も、このテスターをワザワザ作る気になりませんよね・・・。

そう、LEDの足は結構太いので、チャチなコネクターが壊れてしまいそうです。注意が必要ですね。このテスターガイド、変な火種になったかもしれません。

投稿: YUJI | 2009年7月 2日 (木) 07時25分

二人を運ぶためのこのマシン超逆エコですけど、数が少ないから怒らないことにします。エコ運動も一寸疑問がありますし。

投稿: honest | 2009年7月 2日 (木) 20時06分

honestさん、こんばんは。

今日も、「富裕層はレクサスよりもプリウスを選ぶ」なんてことをニュースでやって煽っていましたが、新型プリウスも18万台もの受注を受ければ、僅か399台しか作られなかったエンツォ・フェラーリの100倍以上もの環境負荷をかけているのだゾ!と、屁理屈をこねたくなります。

投稿: YUJI | 2009年7月 2日 (木) 20時39分

エコ自動車の話題が出たので私も一言・・・(笑)
電気自動車が最近商品化に向けて話題になっていますが、高速充電でも15分もかかるわけで、そうでなければ8時間もかかるらしい。
ガソリン給油ならそんなにかからない。出先で充電となったらこれまた時間の無駄。それに、一戸建ての家ならばコンセントからの充電も出来るが、マンション等では、何処から電気を取ればいいのやら。仮に駐車場にコンセントがあったとしても共有部分の私用は出来ないはず。こういった問題が多々あるにも関わらず、ニュースでは今にも一般家庭に導入されるような報道をしているのには疑問を感じると同時にまだまだ実用性にはほど遠い気がする。

昨日のデカールの件、やっぱりデカールガイドが正しいそうです。(TEL確認)

投稿: ポップン | 2009年7月 2日 (木) 21時00分

ポップンさん、こんばんは。
電気自動車については、コンセントが駐車場にあるなんてことはほとんど無いわけなので、充電場所に現実性がありませんね。電動アシスト自転車の充電にさえ事欠く今の日本の住宅事情では到底普及できません。
それよりも燃料電池車の方が早く普及しそうです。カリフォルニアで燃料電池車の普及テストが行われていますが、好調のようです。ただ、多くの地方が冬に氷点下になる日本では、電気自動車も含めて使用不可能になります。
ガソリン自動車って、実はとってもタフなのですね。

デカール、私は逆に貼ってしまいました・・・。
まあ、目立たないからいいか、と諦めています。

投稿: YUJI | 2009年7月 2日 (木) 22時17分

こんばんは~
>デカール、私は逆に貼ってしまいました・・・。まあ、目立たないからいいか、と諦めています。
そうなんですよね。組み立ててみると覗き込んでも殆ど分からない状態なのでそんなに拘る事じゃ無かったみたいですね。(笑)

42号のコクピットの組み立ての時に、まだ接続していないケーブルがあったと思いますが、これって適当に外に引き出しておきましたよね。これは後々分解して接続するそうですよ。私はてっきり本組だと思ってビスをしっかり締め付けてしまいました。この事は、解説書には書いていませんでしたよね。フェラーリも今になってC62と同じような事になってきましたね。

投稿: ポップン | 2009年7月 3日 (金) 17時03分

ポップンさん、こんばんは。

奥まった部分のデカールなどをきちんと貼ると、完成度が増すはずなのですが、私は神経が回らなかったようです・・・。今日はエキマニ周りの改良を行いましたが、覗き込むたびに「あーあ」と思っています。

ケーブルについては42号で指示がありませんでしたね。53号での配線時にコクピットを外して取り出すのでしょうか。3箇所のビスでの固定ですが、フロントサスペンションやステアリングも連動して外れてしまうので、最初から出しておけばよいのに、と思ってしまいます。仰る通り、C62の足回りの悪夢の再来です。
一応、私は真ん中の穴から5組のケーブルを取り出しておきましたが、間違っているかもしれません。

投稿: YUJI | 2009年7月 3日 (金) 20時52分

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