「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第46号
本日の名古屋で見た10時55分頃の太陽です。黒いビニール袋の即席フィルターをレンズに被せて撮影したので変な色をしていますが、右側がかなり欠けている事がわかります。
でも、この写真を最後に完全に雲隠れしてしまいました。日食は最大の天体ショーのひとつなので、街中あちこちで空を見上げる人が大勢いました。ピークの頃に外に出たみなさんは、太陽の位置も確認できずに早々に帰って行きました。
今日は日本列島で日食が観測できるとのことだったので期待していたのですが、残念ながら、名古屋でも昼前には太陽はべったりとした厚い雲に覆われていて良く見えません。
ピークの11時8分頃は何となく暗くなってきたような気がするものの、曇天の暗さと見分けが付かないほどです。皆既日食の地域では、曇っていても雨でも相当に暗くなるのでしょうが、部分日食では8割が欠けてもそんなに暗くならないものですね。
落ち着いて仕事をしておられず、思わず会社の屋上に上りましたが、同類が大勢おられました・・・。
デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の第46号です。
このところ、豪華な外装パーツが続きます。金属製のボディパネルが入っているので、パッケージは分厚く重みがあります。
今週の冊子の特集は、2005年式のFXXです。
エンツォ・フェラーリをベースとしたサーキット走行専用マシンです。僅か29台の限定発売なのに人気が高く、多くの模型が発売されています。発売されなかった30台目のブラックボディは、ミハエル・シューマッハに贈られた有名な車です。
購入したオーナーも手元に車を置いて所有感を味わうことはできず、車自身はフェラーリが預かり、サーキット走行するときのみメカニック同伴にて届けてくれるという、フェラーリサマサマのシステムです。しかもオーナーは、走行データをフェラーリにフィードバックする役割を持つので、ヘタな素人がお金に任せて運転するような車ではないのでしょう。約2億円のこの車、フェラーリに選ばれた人のみに販売が許されたという、まさに別世界の物語です。
フェラーリ主催の走行会の光景の写真が掲載されています。
9台ものFXXが見えます。壮観です。
シューマッハがゲスト参加し、イヴァン・カペリがインストラクターとして指導してくれるといった豪華絢爛のイベントのようです。
今回の部品は、リヤバンパーです。
リヤバンパーとはいっても緩衝材としてのバンパーだけでなく、コンビネーションレンズ、ナンバープレート取り付け部やリヤグリル等、エンツォ・フェラーリの後部の構成パーツと一体になっているので、相当に存在感のあるパーツとなっています。
部品の一覧です。
リヤバンパー、リヤ・リフレクター2個、リヤ・サイドリフレクター2個、バンパー用パネル2個、両面テープです。両面テープは予備パーツとなっています。
リヤバンパーはもちろん金属パーツです。リヤ・バンパーにはコンビネーションランプやグリルのメッシュが最初から取り付けられています。フレームへの取り付けも次回以降のようなので、今日の作業はほんの少しであると思われます。
リヤ・バンパーのパーツの裏側です。
既にブレーキライトの配線が施されています。両端の二つのみが発光するようです。ウィンカーやテールライトは光りません。
きっと改造される方もおられるでしょう。私は今回は既存の仕組みのまま組み立てます。テールライト改造の自信がありません。
丸いライトとメッシュのグリルの造形が見事です。
フェラーリエンブレムも光っています。
今回の作業で必要なのは、2号にて付属してきた可変式リヤスポイラーです。11ヶ月に亘って長らく保管してきましたが、ようやく取り付け作業ができます。
リヤバンパーの裏側からスポイラーを差し入れます。
リヤスポイラーの突起の部分にちょうど溝があります。
リヤバンパー内側に、バンパー用パネルを貼り付けます。
あらかじめ両面テープが貼ってあるので保護紙をはがして着けるだけです。左右があるので、「L、R」の表記に従います。
でも、接着面が狭いので、バンパー用パネルはブラブラしたままです。
左右とも貼り付けましたが、何とも頼りない状態です。
今後の様子を見て、粘着テープを使用せずに接着剤で固定するかもしれません。次回にてリヤスポイラーヒンジなるパーツが付属するので、その取り付け方法を確認してからとなります。
オレンジ色のリヤ・サイドリフレクターを、リヤバンパーのサイド部分に貼り付けます。
両面テープの保護紙を剥がして貼り付けるだけです。
バンパー下部に、赤色のリヤ・リフレクターを貼り付けます。
4箇所のリフレクターを貼り付けて、今回の作業は終了です。久しぶりに、あっというまに終わってしまいました。リヤ。コンビライトの点灯実験もしてみたいものですが、取り付け作業後にしようと思います。
最終的には、ナンバープレートが付けられることになります。
最後の仕上げに行いたい作業です。今日は位置確認のみです。
リヤバンパーのフレームへの取り付けは次回以降なので、今回は仮組みのみです。
リヤカウルも被せてみました。パーツのチリは合っているようです。だんだんエンツォ・フェラーリの流麗なリヤスタイルが形になってきています。
リヤアンダーパネルが無いのでエンジン部分が丸見えですが、マフラーがちゃんとバンパーの穴から顔を出しているのが確認できます。
次回の47号の部品は、リヤアンダーパネルです。
今回のリヤバンパーと共に、メインフレームに固定されることになるのでしょうか。
前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第45号
次回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第47号
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コメント
こんばんは~
今日の日食は、朝から雨模様だったので全く気にもせず、一度も空を見上げていませんでした。
今週号の組み立ては、時間がかからず物足りない作業となりましたが、かなりフェラーリの姿になってきたのがとても嬉しいです。
この間、チリが合わなかった右サイドパネルですが、パーツがまだ届かず問い合わせたところ、在庫切れと言うことでまだ時間がかかりそうです。チリが合わない原因は、どうやら本来若干湾曲しているサイドパネルの表面が真っ直ぐであることが分かったので、力任せに曲げてみて取り付けてみると、なんと!ピッタリ合っちゃいました~(笑)何の問題もなく綺麗になりました。
投稿: ポップン | 2009年7月22日 (水) 21時27分
私も何回も経験していますが、かるい暴力有効でsね。
投稿: honest | 2009年7月22日 (水) 21時43分
ポップンさん、こんばんは。
サイドパネルの歪み、見事なハンドパワーで修正されましたね!
だんだん外装パーツが取り付けられていっており、楽しい工作になってきました。ただ、スポイラー固定用のパネルの両面テープは早めに接着剤固定にしなければならないと思っています。
投稿: YUJI | 2009年7月22日 (水) 21時51分
honestさん、こんばんは。
デアゴスティーニの模型は、たまに愛の暴力が必要なのでしょうか・・・。
素のまま組み立てられるシリーズとせずに、楽しませてもらっていると解釈しておいたほうが精神衛生上は良いようです。
投稿: YUJI | 2009年7月22日 (水) 21時53分
即席フィルターでの撮影お見事です。
私は分厚い雲がフィルター代わりになってくれたのでフィルターなしでした。
私も三脚を立てたりしている間に全く見えなくなり、写真は最大食のものではありませんでした。
> 上海は雨だったようで、ご友人はお気の毒なことでした。
そうなんですよ。彼らは私のようなミーハー天文家じゃなくてずっと星をやっていて何年も前から準備をしていただけに複雑な気持ちです。
ひとりは自宅に観測ドームを建てています。高校時代はよく徹夜で観測したものです。私は星から一万光年は離れてしまいましたが。
投稿: カズキ | 2009年7月23日 (木) 06時28分
カズキさん、おはようございます。
粗末な写真、失礼致しました。
一眼レフ持って出勤するわけに行かず、露出補正が2絞り分しか効かないOptioでの日食撮影は困難です・・・。コンデジは高感度に強くなったものの、太陽撮影なんて予測していないのですね。当然か。
私がきっと皆既日食の現場に行ったとして、たとえ雨でも突然夜のように暗くなれば、それはそれで神秘的な現象だと考えると思いますが、本格的な天文家の方にとっては世紀のイベントなだけに無念なお気持ちでしょう。
鉄道紀行作家の故宮脇俊三さんが、インドネシアへの皆既日食ツアーに参加された時の話を書かれていたことを思い出します。ツアー内の天文家の方々のひたむきな思いが、自分の時刻表と鉄道への傾倒と相通じるものがあるような感覚を覚えたとあったはずです。
天文家でない氏の、坦々とした日食とそれを取り巻く人の描写が感動的でした。
投稿: YUJI | 2009年7月23日 (木) 07時25分
上海組の2人とも帰って来たようでそれぞれメールをくれました。
結果は惨憺たる物でその上、帰りのフライトがめちゃくちゃで北京泊のひとりはその日、北京に行けずに泊まる所がなかったそうです。
おまけに2人とも体調を崩し下痢が治らないという事です。
そこで私のキツイ一言
「日食に外れて本当の食に当たった訳だ」
次回は私を連れて行くように頼んどきました。懲りずにまた行くのかなぁ。
投稿: カズキ | 2009年7月25日 (土) 13時52分
カズキさん、こんにちは。
ご友人は本当にお気の毒でした。
駄洒落で慰めてあげたわけで、帰国早々ダブルパンチだったことでしょう。
私は3年後の金環食の際に万全にしておきたいと思いますが、天気だけは運次第ですね。
投稿: YUJI | 2009年7月25日 (土) 16時25分
そういえば今日、昆明の飲食店が、「日本人と犬は入るべからず」という表示を一年前から掲げて反日を煽って悦に入っているというニュースがありました。
そのまま中国政府当局も放置のようで、政府、人民、メディアも含めて反日姿勢の国に、いくら好きなもののためとはいえ訪れる気になりません。
かつては文化に憧れて長期旅行もしましたが、今では幼稚で野蛮な行為をいつまでも続けて開き直って反省の欠片も無いのは、中国そのものだと断言します。
私の祖父は中国大陸に出兵していましたが、昔から聞かされている話では、中国や日本のメディアが報じている内容との違和感がぬぐえません。
投稿: YUJI | 2009年7月25日 (土) 16時38分
ちょっと過激に書きすぎました。
若い頃の中国旅行の際に、多くの方々に優しくしていただいたので、日本にも来られている多くの中国の人たちは決して嫌いではありません。大好きな方々も大勢います。
現在のチベット、ウイグルを無理やり侵略して虐殺していたり、反日を国策として勧めている体制に共感を感じることはありません、
投稿: YUJI | 2009年7月25日 (土) 16時47分
上海で一緒に仕事をやった向こうの人たち、上海交通大学の出身者が多かったのですが、すごく勉強熱心(日本語もよく勉強していました)で日本の事もよく理解していました。
彼らも日食、見れなかったのかと思うと残念です。
きっと彼らも現在の状況を快く思っていないと思います。
まぁ人口、多いですから困った人も多いのだと思います。
投稿: カズキ | 2009年7月25日 (土) 17時58分
私も旅行でお世話になった中国の方々や、10数年前に一緒に仕事をした方々はみんな非常に心優しく、日本のことをひたむきに学ぼうとされていました。なので、最近の報道とのギャップに悩みます。
狭い日本の中でも考え方が多岐にわたっていて、カンカンガクガクしていることを思い起こしました・・・。
投稿: YUJI | 2009年7月25日 (土) 21時38分
私の中国経験、まだ今よりもっと貧乏でも、一応軍隊にも位がない、など平等な?国に見えました。まだ子供たちがつきまとうのどありましたが、熊本からと云うと、中部九州ですね、夏目漱石がいましたねとか、一寸怖かったおぼえがあります。優秀な、信義に厚い、功利的な、ずるい、人類共通な資質ですね。
投稿: honest | 2009年7月25日 (土) 22時15分
私も中学生のころ、ハリウッドのスタジオのアドレス覚えていました。
投稿: honest | 2009年7月25日 (土) 22時26分
またまた、もうすぐお盆、里帰りで賑わいますが、親の懐も解放ですね。 しかし、中国の春節の民族大移動は、本当の親孝行みたいですね。命がけで帰省しますね。
投稿: honest | 2009年7月25日 (土) 23時09分
鄧小平の時代から江沢民に変わった頃から反日姿勢が強くなりました。今の20~30代が教育受けた頃なので、社会への不満を日本にぶつけているのでしょうね。
きっと日本に来たり、中国に行った日本の人と話したりすれば理解が進むと思います。
そういえば、春節の時期に中国や香港に行ったことあります。日本の正月以上の民族大移動・・・。すみません。その中でゆったり軟臥車で移動しました。きっぷは外貨で楽々買ってしまいました。
文句を言えた筋合いではありませんでした。
投稿: YUJI | 2009年7月25日 (土) 23時31分