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2009年7月 9日 (木)

上野の国立科学博物館の零戦二一型とD51-231号機

梅雨時の出張も今日で終了なので、ようやく帰宅できます。
しかし、時間が無いので今日の工作はお預けです。

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帰路の下り新幹線の時間まで少々時間があったので、上野にちょっと立ち寄って、国立科学博物館を訪れました。あまり時間が無かったので、駆け足での見学です。
中学生の時の修学旅行で行ったような覚えがありますが、すっかり忘れているので始めて訪れたようなものです。

せっかく千葉県に来ているので、銚子電鉄にでも行きたかったのですが、調べたら到底無理でした。行って帰るだけでも名古屋に今日中に帰れません。千葉県広いです・・・。

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上野の西郷隆盛公に挨拶をした後、科学博物館まで歩きます。今日は午後から時折雨がぱらつき、非常に蒸し暑くて観光日和ではありませんでしたが、上野公園内は多くの観光客で賑わっていました。夕刻の曇天の空でも、レンガ造りの立派な建物には圧倒されます。晴れていたら、さぞかし美しい建築物でしょう。正面入り口付近は工事中でした。

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右側の入り口で早速D51-231がお出迎えです。
このD51は屋外展示されているので入館しなくても見ることができます。堂々たる体躯です。宮殿のような科学博物館の建物や、巨木が並ぶ公園の雰囲気にも負けていません。

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一見キレイに整備されているようなD51ですが、屋外展示で屋根もかけられていないので、結構傷んでいます。
この231号機は、ナンバープレートの2と31の間が離れているのが特徴的です。晩年を北海道で過ごした機関車なので、スノープロウも取り付けられたままの展示です。運転室内には入れません。
この国立科学博物館、自然科学と工業技術の博物館ですが、鉄道関係の展示はこのD51のみのようです。

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零戦は、D51と対照的に博物館の建物内部に大切に保管されていました。館内は修学旅行生くらいしか見当たらないので、ゆっくり眺めることが出来ます。この零戦二一型、非常に美しく修復されているように見えます。
D51も零戦も、戦中に力の限り酷使された工業機械で、どちらも当時の日本の工業技術の粋を集めて作られています。日本の蒸気機関車としては最多の1115両作られたD51の、更に10倍近い10000機以上製造された零戦ですが、現在、日本に形ある状態で残っているのは数機だけです。直接戦闘に従事する兵器なので、残っていたものも全て進駐軍に接収されてしまったので仕方ないのですが、D51よりもずっと貴重な存在となってしまいました。

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案内板を見ると、ラバウル近辺の海底で、終戦後27年も経ってから引き上げられたものを修復したようです。原型をとどめていたことも驚きですが、それを展示状態までに修復された執念に脱帽です。

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この二一型、偵察用に複座に改造されています。キャノピーが後方に長く引き伸ばされているのですが、意外と違和感がありません。
数機のパーツを組み合わせて作ったというこの零戦、そうとは思えないほどのコンディションです。軍用機に疎い私には、今にも飛び立ちそうに見えます。
それにしても、靖国神社に保存されている零戦五二型も南方の海底から引き上げられたものだったはずです。日本で保管されているのは引き上げ機体をほとんど新製に近いくらいの工作で復旧したものばかりのように思えます。

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エンジンカバーが外されていて、搭載している栄エンジンが観察できるようになっています。
油の臭いやヌメリが無いのが、このエンジンが死んでいることを物語っています。

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尾翼番号は、「53-122」です。

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空母への着艦フックもきれいに復元されています。
やっぱり、「海上戦闘機」である零戦にはこれが無くっちゃ、と思います。
展示場所の関係で、左の後ろ側など撮影できないところがあります。操縦席も見えません。大切な展示物なので仕方ないのでしょう。

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零戦以外にもこの科学博物館には見所いっぱいです。
今日は、企画展示として「月の石」が展示されていました。

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でも、指先に乗るような小さなものでした。
丁重に、ガラスで覆われて保存されています。

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渋谷のハチ公の剥製もいます。
晩年は、もはや主人の帰りを待っていたのではなく、渋谷駅の焼き鳥屋に来るお客さんからおこぼれをもらいに来ていたという事実は封印しておくべきなのでしょう。

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その斜め上には、南極越冬態のカラフト犬の「ジロ」。映画、「南極物語」で伝説になった犬は、こんなところで余生を送っています。

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自然科学や工業技術の分野の展示は非常に多岐にわたり、私にとっては一日中いても楽しめるくらいの博物館でした。今日は時間が無かったのでゆっくり見られなかったのが残念です。また再訪したいものです。規模は全く異なりますが、ロンドンの自然史博物館と科学博物館を足したような印象です。
しかし、ミュージアムショップは貧弱です。零戦のミュージアムモデルでもあるかと思ったのですが、ありません。子供向けの恐竜や、食玩まがいが中心で、専門書もありません。

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デアゴスティーニのC62とフェラーリは、2日遅れにて何とか今日中に受け取ることが出来ましたが、今日は開封さえ出来ませんでした。
C62はモーター取り付け、フェラーリは右サイドパネルとリヤ・ディスクブレーキ組立てといった楽しい工作です。明日からゆっくり楽しもうと思います。

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コメント

私たち、直送組は1週ごとに、C62モード、エンツオモードと切り替えができますが、YUJIさん同時進行で頭の切り替え大変ですね。

投稿: honest | 2009年7月10日 (金) 12時02分

honestさん、こんにちは。
今日は帰宅後にようやく工作できそうです。毎週チョコチョコ作業なのでラクチンだったのですが、最近はフェラーリの方が時間かかるようになってきましたね。どちらを先にやろうか迷うようになってきました。

投稿: YUJI | 2009年7月10日 (金) 13時02分

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