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2009年7月17日 (金)

アシェットコレクション「戦艦ビスマルク」創刊号

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アシェットコレクションのクラフトマガジン、「戦艦ビスマルク」の創刊号が今週の水曜日の7月15日に発刊されていたので購入してまいりました。

カズキさんから情報を頂いていて知ったものです。現在、テレビでも集中的にCMが入っています。創刊号は190円というびっくり価格です。2号以降は1190円とのことです。

アシェット・コレクションズ・ジャパン
http://www.hachette-collections.jp/

戦艦ビスマルクの特設ページも開設されていました。よくこんなURLを取ったものです。
「ビスマルク.JP」です。

戦艦ビスマルク
http://bismarck.jp/

創刊号は190円という極端な特別価格ですが、2号以降は1190円です。全140号予定なので、総額16万5600円となります。
イタリアのアマティ社という会社による模型であると記載されています。ひょっとして海外ではキット単体にて販売されているものかもしれません。
アマティという会社を調べてみたら、帆船を中心とする船舶模型の老舗であり、大変高級で高品質の模型を制作しているところでした。

イギリスのアシェットでは2年以上前にこのシリーズが始まっており、既に大半の配布が終わっています。イギリスでの販売価格は、創刊号が50ペンス(約77円)、2号が2.99ポンド(約460円)、3号以降が4.99ポンド(約768円)です。イギリスの価格で全号揃えると692.11ポンド(約10万6600円)。円高のせいで安く感じます。一度に全てのパーツが揃って10万ならば買っても良いかな、などと考えてしまいます。でもイギリスでも日本と同じく週刊にて140号シリーズです。

Build the Bismarck
http://www.hachettepartworks.com/product.php?proID=1172137511

他国での販売実績があるので、今後のパーツ供給については問題ないようです。でも、戦勝国として処女航海のビスマルクを撃沈したイギリスとは思い入れや立場が異なる日本で売れるのかは不明です。
かといって、イギリスにとってのビスマルクのような存在として、太平洋戦争のマレー沖海戦で日本海軍航空部隊が撃沈したイギリス海軍の戦艦、プリンス・オブ・ウェールズだったら買うのか、と言われると微妙です。

他国ではシリーズが先行しているので、アシェットお得意の途中廃刊になっても、パーツだけは特別販売できるのでしょう。

イギリスのアシェットのサイトを見ていると、日本で販売されていないクラフトマガジンがたくさんあります。これなんかいいですね。

Fs01

The Flying Scotsman Locomotive
http://www.hachettepartworks.com/product.php?proID=1198160918

Fs02

フライング・スコッツマン、LNER クラス A3です。
Oゲージとのことなので、デアゴのC62よりは小さいものの、結構な迫力です。1/43.5位でしょうか。
日本でも発売してくれないでしょうか。全125号ならば、ビスマルクよりもこっちを買うぞ!

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イギリスよりは高いのですが、190円とは信じられない豪華な創刊号のパーツは、船底内部の中央部分と梁部分です。材質は合板製で、切り取り線に合わせてレーザーカットが施されているので、ユーザーはカッターナイフでほんの少し切るだけです。
おまけとして、木工用ボンドとボンド塗布用の筆が付属しています。木製パーツは使いみちがありませんが、冊子に加えて筆とボンド代だと思えば190円は安いものです。

船底内部構造からスタートという、船舶模型の製作手順に沿った地味なパーツ配布順です。商売丈夫なデアゴスティーニさんならば、組立てセオリーを無視して第一砲塔か艦橋最上部からの配布となりそうです。
この創刊号のパーツでユーザーの購読意欲をそそるのは難しいでしょう。欧米の模型愛好家程には日本のユーザーは成熟していないので考えどころです。

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このキットの最大の特徴は、何といっても1/200というびっくりスケールです。全長1250mm、かつてのデアゴスティーニの1/250大和よりも一回り大きなド迫力です。

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しかも、オプションパーツを付加することにより、RC仕様にアップグレードします。つまり、精密な戦艦のディスプレイモデルとしてだけではなく、ラジコンとして水面を航行できるのです。
これだけ大きな木製模型の防水加工は苦労することでしょう。それにこんな大きなラジコンを浮かべて遊ぶ場所の確保が大変です。近所の池にうっかり沈めて、3年間の製作時間、本体16万5600円に加えてRCオプションを加えて概ね20万円が処女航海にて池の藻屑と化してしまうかもしれません。実際のビスマルクの運命を踏襲するという気分は味わえるでしょうが、製作者としては悲しいことでしょう。
それに、ビスマルクの沈没の際には乗組員2206人の内、95%近くの2091人もの方が亡くなっているので、不謹慎な再現はすべきではありませんね。

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既存キットの組立て順にまじめに従ってパーツ配布をするようなので、船底の内部構造が創刊号から延々と続くという、序盤は非常に退屈なシリーズでもあります。
購読者確保のために、序盤に特徴的な派手なパーツを集中投下して、ちっとも本格的な組立てが始まらないデアゴスティーニと対照的です。

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冊子の組立てガイドの赤丸部分が今回のパーツですが、1/24のC62や、1/10のフェラーリと比べるとその大きさがわかります。何度も書きますが、この模型、本当に大きいです。

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おまけの木工用ボンドとボンド塗布用の筆です。
筆はバサバサで、塗料を塗るのには使用できそうにありません。他の模型にボンドを塗るのに使用させて頂こうと思います。

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冊子には組立てに必要な工具が掲載されていましたが、これが半端ではありません。糸鋸や万力、金属クランプが必要とのこと。本格的な木工作業を行う意気込みをしなければなりません。
創刊号のパーツはレーザーカットされていましたが、今後は自分で切らないといけなくなることを物語っています。

創刊号は190円という特別価格に釣られて購入しましたが、2年弱の期間であった大和さえ買わなかったのに、さすがにビスマルクに3年近くを費やす意気込みはありません。C62よりもでかい戦艦模型の置き場所もありません。

但し、興味を引くクラフトマガジンが迷うほどにたくさん発刊され、模型ファンの裾野が拡がっている現状は嬉しく思います。ビスマルクはスルーしますが、大きな船舶模型にもいつかチャレンジしてみたいものです。

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コメント

戦艦たち、大和、ビスマルク、プリンスオブウエールス、シュペー、アリゾナ、巨体が戦いに散じたのは、ある意味での必然性があったと思いますが、ビキニでの長門、瀬戸内海での陸奥、悲しいです。

投稿: honest | 2009年7月17日 (金) 21時51分

イチロウも活躍した今年のMLBオールスターは、セントルイス・ミズーリでしたね。艦上での調印式、屈辱でもあり、平和への期待との思い出があります。

投稿: honest | 2009年7月17日 (金) 22時07分

堀江さんの最初のヨット、忠実に再現されたら、必ず購入します。

投稿: honest | 2009年7月17日 (金) 22時31分

ネが関西人ですので安いものを見つけるとつい興奮してしまいました。
仮に原価が500円だとして100万人が創刊号だけ買ったら3億の損失だとくだらない事を考えています。
まぁそんなに売れても増刷はしないでしょうが。
それなりのマーケティングに基づいた価格設定なんでしょうが。
それよりもう発売されていたんですね。(発売日も知りませんでした)買いにいかなくっちゃ。

ラジコンというのに興味がひかれます。大型船舶のラジコンっていうのは想像もつきませんが、実際走行させるとなると製作と同じくらい苦労しますね。はたして何人の人がこの模型を実際に浮かべるのでしょうね。
ゼロ戦はどうあがいても飛ばせないでしょうから、動ける分だけこっちに勝算が。しかしまさかラジコンで主砲操作はできないでしょうか。

投稿: カズキ | 2009年7月17日 (金) 23時06分

>honestさん、こんばんは。

呉での米軍の攻撃での着底は日向、榛名でしたっけ。惜しいことです。
長門の最後はまさに無駄死にです。太平洋戦争を戦い抜いて堂々生き抜いたのに、水爆の標的にされて猛威に耐え、人知れず未明に沈んで消えたところなど、最後まで日本男児の心意気を見せてくれたのだと思います。
戦艦ミズーリ、わが国にとっては頭を踏みつけられて土下座させられた屈辱の象徴ですが、最近になってハワイに保存中のミズーリの甲板でコンサートをする日本人アーティストがいます。戦争は風化していることを喜ぶべきなのでしょうか。

マーメイド号、私も買います。ゴールデンゲートの背景版と堀江さんフィギュアも付けてください。

>カズキさん、こんばんは。

カズキさんの情報に釣られて私も興奮して買ってしまいました。でも創刊号だけなので、アシェットさんに貢献していません。日本での創刊号価格190円というのも驚いたのですが、イギリスでの50ペンスというのは更に衝撃的です。

きっとラジコンで主砲回転、及び発射時の火花を実現される方がいそうな気がします。

投稿: YUJI | 2009年7月17日 (金) 23時37分

YUJIさんおはようございます。
戦艦RCモデルにはそそられますがとても手がでません。とりあえず「190円の木工ボンド」だけで我慢しておきます。実家の横のため池には今でもマブチモーター搭載の「大和」が眠っています。近所の悪友怪獣に撃沈させられました。少年時代の夏休みのほろ苦い思い出です。

所でC62の方ですが、仕事が押して昨日最終新幹線での帰宅となりました。秋葉原探検も適わぬ夢に成ってしまいました。この連休も仕事の積み残しやら家族サービスで終わってしまいそうです。
ここまで来たら、いっそのこと残り1ヶ月様子見しようかな?

投稿: メカミチ親父 | 2009年7月18日 (土) 05時33分

メカミチ親父さん、おはようございます。

連休前のご出張、お疲れ様でした。
C62、動輪回転すると一層楽しくなります。私はユニバーサルジョイントを探して回っています。

ビスマルクは私はパスですが、木工作業は楽しそうです。いつか船舶模型は挑戦したいものです。

ご実家の隣のため池が干上がったりしたときには、大和がヤマトとして復活するストーリーですねsmile

投稿: YUJI | 2009年7月18日 (土) 08時33分

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