「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第48号
デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の第48号です。
最初の内は各部分のバラバラのパーツが続いて組立作業の少なかったこのフェラーリの模型ですが、このところ外装パーツの取り付けが続いていて楽しくなってきています。しかし今回は中休みのように僅かな作業しかありません。パーツ確認から組み付けまで10分で終了してしまいました。もうすぐ全体の3/4にかかろうとしていますが、最後まで勢い良く突っ走るわけではなさそうです。
今週の冊子の特集は、1967年式の365GT2+2です。
アメリカ市場をターゲットにしたリヤシートを持つ豪華なクーペです。当然、エアコン、パワステ、パワーウィンドウ付きのフル装備。多くがトルコンの安楽仕様で販売されました。
リヤシートは狭いものの、この4人乗れる!と言うのが大きなセールスポイントでしょうが、実際には便利な荷物置き場となっていたことでしょう。
現代の612スカリエッティに続く、ある意味正統派のフェラーリロードカーのスタイルを位置づけた車といえます。
車内も豪華!
これならロングドライブも辛く無さそう。この頃のフェラーリ、顧客の要望に細かく応えていたのでしょう。この時代にこんな高価なスーパーカーが800台もセールスされたことは驚異的です。後継の365GTC/4が不評で短命に終わったのに比べて、商業的には成功したモデルです。尚、冊子には365GT 2+2の後継は365GT4 2+2と記載されていて、不人気だった365GTC/4が無いことになってしまっています・・・。私個人は結構好きなのですが、残念です。
今回の部品は、エンジンルーム内の補強バーなどの小パーツです。ちんまりとしたビニール袋に入っています。スッカスカに軽い。
部品の一覧です。
補強用フレームバー2本、エンジンフードバー、ビス3本(Gタイプ)1.7×4mm、ビス7本(Bタイプ)1.7×3mm、フレームバー用ヒンジ2個、エンジンフードバー用ヒンジ2個、リヤカウル用ヒンジ2個です。
今週も、全パーツが片手の掌に載ってしまうくらいの小ささです。
今回、ひょっとしてリヤカウルの取り付けがあるかと思っていたのですが、それはありませんでした。配布パーツの他に準備するのはメインフレームだけです。
まず、右側のフレームバーを取り付けていきます。
フレーム用ヒンジをタイヤハウスの内側の取り付け位置に合わせます。
頭が平らのBタイプのビスで固定します。ビスが小さいのでエンジンルーム内に落とさないように気をつけます。
左サイドのヒンジは取り付け指示がありません。保管しておくことになります。ヒンジくらい先に取り付けておいても良いのに、と思います。不可解ですが、一旦取り付けたものを外すのは面倒なので、組立てガイドの指示に従います。
補強用フレームバーを1本取り出し、今取り付けたヒンジとボディの取り付け部分に合わせます。
Gタイプのビスを使用してフレームバーの穴とヒンジとを固定します。
組立てガイドには吸気チャンバーとオイルタンクを一旦外して作業すると良い、と書かれていましたが、そんな必要はありません。少々長いドライバーを使用すれば楽勝です。
エンジンフードバー用ヒンジを、エンジンルーム後部の取り付け位置に合わせます。
Bタイプのビスを使用してヒンジを固定します。
左側も同様にビスを締め付けて固定します。
エンジンフードバーを、今取り付けた左右のヒンジにパチンとはめ込んで、今回の作業は終了です。
このエンジンフードバーは鉄製のようです。エアインテークに仕込んである磁石に作業中に「ビタッ!」と貼りつきました。この磁石、相当に強力です・・・。
半面、補強用フレームバーはヘナヘナの樹脂製です。実車と異なり、このバーでは応力を受けないので飾りです。
エンジンフードバーは、エンジンフードを開けた際の、保持のためのつっかい棒です。事由に取り外しができます。イザという時の武器にもなります・・・。なりませんね。エンジンフード開けている間に襲われますって。
左側のフレームバー用ヒンジと補強用フレームバーは次回以降の取り付けとの事。今回取り付けない理由が何かあるのでしょうか。
今までの組立て指示でも結構不可解なことがありましたが、先走らずに指示通り作業した方が良い多いようです。このところ、保管パーツがどんどん減っていたのに、久しぶりに増えてしまいました。
次回の49号の部品は、フロントのボンネットです。
リヤの部分を作りこまない内に、作業はフロントに移るようです。それでも外装パーツの配布は嬉しいものです。ボンネット自体の取り付けが行われるかどうかはわかりません。バッテリーケースの取り付けも行われるのでしょうか。
前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第47号
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コメント
> 左側のフレームバー用ヒンジと補強用フレームバーは次回以降の取り付けとの事。今回取り付けない理由が何かあるのでしょうか。
右側と同じ事をやればいいだけなので部品をなくさないうちにとっととやってしまいました。
しかし今回これができない事が判明しました。
フレームバー用ヒンジは片方の穴が小さくなっていてネジでタップを切る構造になっています。これが左右同じものが提供されています。
右側はこのタップが奥になるためタップは切りやすいのですが、左側は手前になるためネジが入りません。
ドライバーが垂直に使えるならこの構造でも構わないのですが、ななめになるためいきなりタップを切るのは難しいです。
そこで対処方法をいくつか考えました。
1.ヒンジの折りを反対にしてタップ穴を奥にする。(折れる危険性あり)
2.手前の穴を大きくして径の大きいビスで奥にタップを切る。
3.そのままの構造で予めタップを切っておき強引にビスを入れる。
後日デアゴから奥にタップを切る構造のヒンジが提供されるかも知れません。
どう対応してくるか指示を待った方がよさそうです。
投稿: カズキ | 2009年8月 6日 (木) 07時36分
>カズキさん、こんにちは。
左側のフレームバー用ヒンジと補強用フレームバーの調査、ありがとうございます。
なるほど、確かに左右同じヒンジが付属していましたね。ねじの向きが同じならば、タイヤハウス部分が邪魔になってドライバーが使用できませんね。
まさか、リヤバンパーやタイヤハウス等のパーツを一旦外してから作業する、なんて事が無いのを祈るばかりです。
私もデアゴさんの指示待ちとしておきます。
後の号で逆向きのヒンジを付けてくれれば簡単に解決するのですが・・・。
投稿: YUJI | 2009年8月 6日 (木) 12時22分
>フレームバーの調査、ありがとうございます。
セッカチな性格が災いして先走っただけで調査というほどの事では。
ヒンジを良く見ると曲げずにあの形に成形してあるので1.の対処方法はあり得ません。(アイディアとしては一番イケてますがやらない方が)
オイルタンクを外せば(吸気チャンバーはちょっと持ち上げるだけで良い)精密ドライバや長いドライバーなら垂直にネジ締めができます。3.の対処方法で簡単に対応できました。
ヒンジは取り付ける前に予めビスでタップを付けておけばやり易と思います。(デアゴもこの方法で対応してくるんじゃないかと思います)
とまたまたセッカチが先走りました、お騒がせしましたがあまり大きな問題じゃなさそうです。
投稿: カズキ | 2009年8月 6日 (木) 13時37分
帰宅してからパーツを確認しますが、何か他に取り付けない理由があったのでしょうか。
次号はフロントの方のパーツですし、少し後の号での取り付け作業となりそうですね。
投稿: YUJI | 2009年8月 6日 (木) 17時38分
49号、今日届きましたが、終わりに、唐突にダシュボードからのコードの取り出し方、そして意味なく赤青コードをコネクトするとの指示です。コードの長さ不足をチェックさせているとしか考えられません。いずれ対策が講じられるのでしょうね。
投稿: honest | 2009年8月10日 (月) 12時34分
honestさん、先行情報ありがとうございます。
今夜、ブレーキランプの配線を再点検してみることにします。最初から届かないって事は変なので。
コックピットの床を外すのは面倒ですが、ダッシュボード裏の配線を整理します。
投稿: YUJI | 2009年8月10日 (月) 17時28分
結局今週号で反対側にタップを切ったヒンジが提供されたようです。
48号の組み立てガイドでもう一個のヒンジで同じ作業をするとありますが今週号では何事もなかったかのように・・・(ちょっと書いてあった、予備という事にされてしまいました。もう付けてあるのに何で予備がいるの?)
折角苦労して付けたのでは私はそのままです・・・
こうやってみんな学習していくのですね。
投稿: カズキ | 2009年10月20日 (火) 14時30分
上記のコメントのリンクは無効です。
ココログに勝手に貼られてしまいました。
このコメントにも貼られるかも?
投稿: カズキ | 2009年10月20日 (火) 14時33分