「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第51号
今日は、名古屋の伏見の電気文化会館ザ・コンサートホールにて開催されたコンセール・アミさん主催の、恒例のサマーコンサートに妻の原田純余も出演させていただいていたので、私も応援に駆けつけます。夜のコンサートなので帰宅が遅くなり、フェラーリの工作は明日にしようかと思っていました。しかし帰り道にパーツ確認したところ、思った以上に簡単な作業のようなので、ササッと組み立てることができそうです。
デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の第51号です。
C62終了後、すっかり火曜日の作業になってしまいました。
オプション品の通信販売の案内チラシが入っていました。既にデアゴスティーニセレクトのオンラインショップでは販売されているものです。
リアルカーボンを使用した、エンツォ・フェラーリのネームプレートやアクリル製のディスプレイケース等です。C62の時も同様に、シリーズ終盤にかかってからこういった魅力的なオプションの案内がなされます。最初から紹介されていたら、シリーズ購入金額との合計を勘案して最初から買ってくれない方が出る可能性があります。今更戻れない状況に陥らせてからの案内は、秀逸なマーケティングの結果です。価格設定も絶妙だと思います。
実は、私はC62の時はネームプレートを購入したのに、フェラーリ分はプレートもケースもまだ注文していません。置き場所の問題です。巨大なエンツォが更に大きくなってしまうアクリルケースに二の足を踏んでいます。
申し込み締め切りは10月15日です。まだ間がありますが、その内に決断しなければなりません。
今週の冊子の特集は、2000年式の550バルケッタ・ピニンファリーナです。
550マラネロベースの特別限定オープンモデルで、448台の限定生産の内、日本へは24台が正規輸入されました。当時のコーンズの販売価格は2640万円。オープンモデルのプレミアムは凄まじく、なんと550マラネロの250万円増しです。
オープンの状態のデザインしか考慮されていない徹底した設計です。一応、トランクに畳んで収納するタイプのソフトトップがありますが、蝙蝠傘のようなもので、高速道路走行中には飛んでいきそうな程の貧弱なものだったそうです。晴れた日専用の極めつけの道楽車です。
今回の部品は、ヘッドライトユニットです。
フロントノーズに取り付けるパーツです。先週は豪華なパッケージでしたが、チマチマしたパーツに逆戻りです。
部品の一覧です。
ヘッドライトユニット、ヘッドライト用ガラス(左・右)、ビス5本(Pタイプ)2.0×4mmです。
ヘッドライトはカーボン風の仕上げがなされています。しかし、カーボンデカールを貼ってあるわけではなく、網目型押し加工してあるだけです。
ヘッドライトユニットの中にはあらかじめ点灯用のLEDが仕込まれています。プロジェクションランプの様な小径の丸型です。ウィンカーランプのパーツも透明樹脂で取り付けられていますが、動作はしません。
前号に付属してきたフロントノーズを用意して、裏側からヘッドライトパーツを取り付けていきます。今回の作業はあっという間に終わってしまいます。
フロントノーズをひっくり返し、ヘッドライト用の穴にヘッドライト用ガラスパーツをはめ込みます。パーツには段差がつけてあり、カッチリはめ込むことができます。
はめ込んだガラスの上にヘッドライトユニットを裏返して置き、前後のビス穴を合わせます。穴はぴったりの位置にあります。パーツの精度は良いようです。
今回付属のPタイプビスを使用して、ヘッドライトユニットを固定します。
ビスの長さが短いので、ビス穴をなめないように注意する必要があります。
もう一方の右側のヘッドライトもガラスとユニットを取り付け、今回の作業は終了です。作業自体は5分で終わってしまいます。
ボディ表面とヘッドライト用のガラスパーツの表面とがツライチになっています。実車のカバーは強度の高いアクリルガラスにクリア塗装が施されています。この模型のガラスパーツのクリア塗装はされていないものの、ガラスパーツの透明度は高いので、奥のヘッドライトやウィンカーはしっかりと確認できます。
フェラーリの顔となる部分が出来上がってきています。
今日は遅くなってしまったので、外装パーツを仮組みできませんが、早く組み合わせてみたいものです。
次回の52号の部品は、ラジエターダクトやドアミラーです。フロントノーズの裏側から取り付けるパーツが続きます。
53号のラゲッジボックスには、電装部分のスイッチが取り付けられます。通電テストを行う予定です。54号のウインドスクリーンとルーフパネルにて、外装のひとわたりのパーツ配布が終了する予定です。いよいよフェラーリの全貌が明らかになってきました。
前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第50号
次回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第52号
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コメント
YUJIさん今晩は。毎日、興味深くブログを拝見させて
頂いています。 さてアクリルケースのお話が出ていましたが、
たしかに、既製品とか、別注品のアクリルケースは、すごく
値段が高い・・・そこで私はD51のケースをホームセンターで
アクリル板勝って来て自作しちゃいました。私はヘタですが
YUJIさんの腕があれば相当、良いものが安く、出来そうな気が
するんですが・・・私のヘタなケースは昨日ブログにUPしました。
投稿: ドッペルゲンガー | 2009年8月25日 (火) 22時10分
ネームプレートお金もらってもいりません。どこかにさりげなく置くつもりです。
投稿: honest | 2009年8月25日 (火) 23時24分
>ドッペルゲンガーさん、素晴らしい空くるるケースですね!苦労して作ったペーパークラフトの魅力が何倍にも増していることと思います。
ケースに入れたサンプルのビールも美味しそう・・・って飲めませんね。
制作費も1800円とは、とてもリーズナブルだと思います。
>honestさん、おはようございます。
私もC62の時は嬉々としてネームプレート注文したのですが、今回は何となく食指が動きません。
ケースも要らず、普段はカバークロス被せてさりげなく置くつもりです。
零戦も昨日購入しました。大きなプロペラです。
でも、亜鉛合金のダイキャストを見ていて、買い続けるべきか少々迷っています。
投稿: YUJI | 2009年8月26日 (水) 07時25分
ドッペルゲンガーさんこんにちは。
私もアクリルケース、自作派です。今まで昭和の鉄道模型、ハーレーと作ってきました。
厚いアクリルはカットが大変なのでサイズを指示できる通販サイトでカットしたものを購入しています。
出来栄えはともかくリーズナブルな価格で抑えられます。
今回のフェラーリもそうするつもりです。ただ欠点は個々に板取りをするので毎回大量の端材が余ってしまいます。(これで小さなものなら作れそうです)
ペーパークラフト、拝見しましたがどれもお見事ですね。私もキヤノンのを少しかじったのですが途中で投げ出しています。YUJIさんの言われるように材費がかからないので止めてもペナルティがない事もありますが、一番重要なのはコツコツと作る根気だと思います。
どうも結果をすぐに求めたがるセッカチな私の性格に合わないようです。
これからもいい作品を作り続けてください。
投稿: カズキ | 2009年8月26日 (水) 08時22分
今日フェラーリと零戦の作業をやりました。
フェラーリのヘッドライト、通電したのですが明るくてなかなかいい感じですよ。
できる事ならウィンカーも点けたい所ですがウィンカーを点けるとなるとサイドボディも加工しなくてはいけないので結構大ごとですね。
> でも、亜鉛合金のダイキャストを見ていて、買い続けるべきか少々迷っています。
今日、プロペラ磨きをやりました。結構ピカピカになりました。飛行機の搭乗口では没収されと思います。
フェラーリとは違い根気の要る作業が続くと思われます。
今日のレポート楽しみにしています。
投稿: カズキ | 2009年8月26日 (水) 15時33分
カズキさん、こんにちは。
カズキさんはいつもケース自作されてましたね。
純正フェラーリのケース、いかにも大きいように思っています。
フェラーリのライト点灯実験お疲れ様です。いよいよ次々回でスイッチが付くので正式に実験できますね。ウィンカーはサイドマーカーやリヤ部分にも関係してきますので、思った異常に大掛かりになりそうです。私も見送ります。
零戦、まだ見開きからパーツを眺めてみただけです。ナイフのように輝くように磨く楽しさを体験できるのでしょうか。C62も、序盤はあえてバリを残してあって、結構パーツ磨きの指示がありましたが、その内に最初から磨き上げられたパーツの配布になりました。今夜、内容をあらためてみます。
投稿: YUJI | 2009年8月26日 (水) 17時32分
フロントノーズ、かなりの努力でピッタリになりました。全体像があらわれて、あらためて見ると普通横からしか見ないエオツオ上から見ると異常に平べったいですね。台風下の横風平気ですね、しかし、下からの水には大変ですね。パーツの交換費用が怖いです。
投稿: honest | 2009年8月26日 (水) 20時33分
honestさん、こんばんは。
外装パーツはほとんど揃いましたね。この模型の大きさにあらためてびっくりです。
平べったくて、地下駐車場の段差など絶対に超えられそうにありません。ショッピングセンターは無理です。そんなところに行く車じゃないですね。
パーツはカーボンなので、傷付けたら修理代はとんでもないことになりそうです。
投稿: YUJI | 2009年8月26日 (水) 21時04分
こんにちは、皆さん。
今日暇ができたので、50号51号に取り掛かりました。あらかじめ
YUJIさんのブログを拝見させて頂いていたので、工程はスムースでしたが、ヘッドライトユニットを手にしたとたん片方のみLED部がポロッと外れ落ちちゃいました!
よく見れば元々接着不十分のようでしたので、接着し直しました。
恐らくディアさんもこのブログをチェックされてると思いますので、間接的にクレームを入れようと思い投稿しました。
YUJIさんのブログ勝手に利用させて頂いて、ごめんなさい!
投稿: ichida | 2009年8月29日 (土) 14時38分
ichidaさん、こんばんは。
このフェラーリ模型の電気仕掛け関連の組み付けは非常に脆弱ですね。ハンドルや電池ボックス部分の半田付けがポロポロ取れるのからもそれが想像できます。
ライト部分、きっとデアゴさんに電話すれば交換、あるいは正常パーツを送ってもらえると思います。
投稿: YUJI | 2009年8月29日 (土) 21時36分
made in china への作業指示が十分じゃなかったのかも。でもイタリアでも、日本でもこの値段では無理でしょうね。
投稿: honest | 2009年8月29日 (土) 22時46分
honestさん、おはようございます。
仰るとおり、この値段では仕方ないながら、シリーズによってパーツ精度は異なりますね。零戦は大丈夫なのでしょうか。
投稿: YUJI | 2009年8月30日 (日) 09時21分
一週間空いたので今日は零戦と思っていたのですが来週のようです。
もうひとつガッカリしたのは今日のフェラーリのあるパーツです。
YUJIさんもガッカリされると思います。
投稿: カズキ | 2009年9月 1日 (火) 15時35分
カズキさん、零戦2号は来週でしたね。私も明日、創刊号のプロペラ磨いてみようと思います。プロペラの素材、ピューターですよね。カズキさんがされた通り、磨けばピカピカに光りそうなので楽しみです。
これからフェラーリ52号引き取ってきます。
あらかじめショボいパーツであることを予告して下さったので、ガッカリする準備ができます。その「あるパーツ」がなんなのかが気になるところです。
投稿: YUJI | 2009年9月 1日 (火) 17時35分