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2009年8月

2009年8月31日 (月)

「週刊蒸気機関車C62を作る」完成後の玄関設置に向け、電池とAC電源併用改造

デアゴスティーニ、パーツ付きクラフトマガジン「蒸気機関車C62を作る」の製作の話題です。

既に8月11日をもって配布終了したこのシリーズ、後は11月頃到着予定の動輪間の小レール設置に伴う飾り台改良までに、チョコチョコ配管などの小改良を行うことになります。

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購読者プレゼントのアクリルケースに入った姿が思いのほか立派だったので、妻より完成後に当分の間、玄関の下駄箱の上に設置する提案をもらいました。
組み立て中も、完成後の置き場所に苦慮していたので、非常にありがたいことです。しかし問題は、電気仕掛けの電源をACアダプター化改造していることです。狭いマンションの玄関にはスマートにコードを這わせて電源確保することができません。ゾロゾロ電源ケーブルを引き回したら、整理整頓を心がけている妻からせっかくの玄関へのC62配置を撤回されそうです。工作としては逆行することになりますが、当初、デアゴスティーニさんから配布されていた電池ボックスでも動作するように改造することにしました。

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デアゴスティーニさん指示の当初の工作手順は、単一電池6本、9Vの電池ボックスを飾り台内部に収納して電源とする方式です。電池の消耗に伴う交換が面倒なので、私を含めて多くの方がACアダプター電源化改造を行っています。
当初から電池とACアダプターが併用出来るよう、電源部のスナップを繋ぎ替える準備はしていました。電池ボックスを取り付けるのは簡単な作業です。まず4つのタッピンねじで飾り台の裏側に固定します。

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単一アルカリ電池6本を入れます。電池の重みにより、更にC62の総重量が増してしまいます。容易には移動が出来ません。
電源スナップを電池ボックス側に繋ぎ替えます。ACアダプターのプラグを差したら自動的に電源切り替えを行うようにできればスマートなのですが、作った本人が理解していてスナップを嵌め替えれば良い事なので、そこまでは必要ないと思います。

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電池ボックスにカバーを嵌め込み、タッピンねじで固定します。きちんとカバーを固定しないと、電池の重みで外れてしまいます。

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妻の趣味のブロンズ像や多くのリヤドロ、花瓶の花等を追い出し、玄関の作り付けの下駄箱に仮設置です。スペースは何とかOKです。狭いマンションの玄関に鎮座する巨大なC62模型は存在感バッチリです。
我が家のお客様は妻の生徒さんが多いのですが、いきなり玄関が様変わりしたのでびっくりなさるかと思います。スイッチの前にはリヤドロの小さなウサギさん。これは、お子さんが不意にスイッチに触れないためのカバーのつもりです。解って貰って動かすのは全然かまいません。むしろ、興味を持っていただくのは大歓迎です。

玄関には常に花瓶に活けた花が置かれているのですが、それさえ置けなるのは申し訳ないながら、完成後、しばらくは毎日、玄関でC62を眺めていることになるでしょう。

前回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」ディスプレイカバー&つばめヘッドマーク

次回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」100号付属の標識灯加工

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2009年8月30日 (日)

「週刊蒸気機関車C62を作る」ディスプレイカバー&つばめヘッドマーク

デアゴスティーニ、パーツ付きクラフトマガジン「蒸気機関車C62を作る」の製作の話題です。

創刊号から100号までの冊子最終ページの隅の応募券を全て専用ハガキに貼って応募するともらえるディスプレイカバーとつばめヘッドマークが到着しました。デアゴスティーニから直送にて購入されている方へは最終号の到着の直後に到着していたことを聞いていましたが、書店注文組にも先週の金曜日から徐々に到着しているようです。
我が家にも金曜日に不在通知が入っていたのですが、昨日も出かけていて夜の受け取りになってしまい、2日遅れの組立てとなってしまいました。

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まずはその大きな箱に驚きます。外箱のサイズは1115mm×280mm×58mmです。
そりゃ、あの巨大なC62模型を納める箱なのだから大きくて当然なのですが、西濃運輸さんが持ってきた時にはびっくりします。受け取ったら意外と軽いので拍子抜けします。

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パッケージを開けると、最上部には「ディスプレイカバー&つばめヘッドマーク」送付の案内と組み立て方の解説が入っています。柱部分があるケースなので、組み立て式です。組み立て式というのは、直販組で一足早く届いていた方から伺っていたことです。

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内容物は、天枠、底枠、支柱×4、ねじ×4、側面用アクリル板(大)×2、側面用アクリル板(小)×2、天枠用アクリル板、つばめヘッドマークです。
枠は木製で、飾り台と一体化するようにダークブラウンに塗装されています。

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おまちかねのつばめヘッドマークです。C62が東海道線で活躍していた頃のデザインです。

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裏面は、ヘッドマークステーに掛けられるようにホルダーが付いています。

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早速、機関車にヘッドマークを取り付けます。
ヘッドマークステーとホルダーの太さがギリギリサイズなので、接着面が小さいステーが機関車から外れないように留意する必要があります。
へッドマークを取り付けると、うーん、カッコ良いです!
特急専用機としての風格が出ています。このヘッドマークを取り付けて、機関車の完成となるわけですね。

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金属製のヘッドマークは、その質感もバッチリです。

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さて、ディスプレイカバーの組立です。
天枠に、4本の支柱をねじ込みます。枠は木製ですが、軽くてヤワな素材です。ねじ込みすぎたらパーツを破損しそうなので気をつけます。

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枠に付けてある溝にアクリル板を差し込んでいきます。
全てのアクリル板には保護紙が吸着されたままの状態です。隅から丁寧に剥がしていきます。

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保護紙は油断するとすぐに破れてしまいます。
破れた状態を放置して細切れに剥がしていくと、アクリル板の表面が汚くなります。破れないよう留意しながら、ゆっくり一気に剥がしていかねばなりません。アクリル板の加工は経験が無いので、この保護紙剥がしは思いの他時間を要する作業となりました。
慣れた頃には、全ての保護紙を剥がし終わってしまいました。

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細切れに保護紙を剥がして汚れてしまった部分をきれいに拭いてから、枠の溝にアクリル板4枚を差し込みます。

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底枠を被せ、溝にアクリル板を合わせて取り付けてねじで固定します。

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組み立てたディスプレイカバーをひっくり返して、天板用アクリル板を上に置いて完成です。
天板用のアクリル板は固定されていませんが、枠にピッタリはまっているので外れる心配は無いものと思います。

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早速、C62を置いた飾り台に被せます。
素晴らしい!一気に模型の格調が上がりました。公式掲示板で、「上品な人形ケースのよう」と奥様に形容されていた方がおられましたが、まさにその通り。木製枠が、古風な雰囲気を演出していて、蒸気機関車の佇まいと合致しています。

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飾り台のレール、バラスト部分が未改良なのが残念ですが、これは11月に動輪間レールが届いてから実施します。
枠付きカバーに入ることにより、「大型模型」から、「工芸品」にランクアップしたかのような変わり様です。個人的な見解ですが、デアゴスティーニのオプションの枠無しのガラス調ディスプレイカバーよりもこちらの枠付きカバーの方が上品な仕上がりになるかと思います。

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博物館に置かれている蒸気機関車模型のようにも見えます。
カバーを被せたままの動輪の作動、各種電飾やサウンドも問題ありません。ホワイトノイズの安直なブラスト音も、唐突に消音する汽笛も、カバーを被せることにより、アクリル板に反響してマイルドになります。いのうえ・こーいちさんは、ここまで予測されてあのサウンドにOKを出されたのだとしたら、まさに脱帽です。

全幅110cm、重量13kgの巨大C62模型、組み立てている時から完成後の置き場所に苦慮していましたが、ケースに入れたときの立派さから、妻より「玄関の下駄箱の上に置いたら?」というありがたい提案をもらいました。スペース的には十分です。

玄関には現在、妻の趣味の大道寺光弘作の少女と犬のブロンズ像やいくつかのリヤドロの置物が置かれていましたが、小さなものを除いてレッスン室に移動した後、C62が置かれることになります。お客様やレッスンにお越しになった生徒さんからは、玄関を入った途端にこのC62が目に入るわけです。狭いマンションの玄関なので、やたらと目立ちます。
手垢などきれいに拭き取り、電源の取れない玄関でも動作できるように電池使用に切り替えられるようにして仕上げをしたいと思います。

前回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編7 布巻き管は布を巻いて実感的に!

前回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」完成後の玄関設置に向け、電池とAC電源併用改造

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2009年8月29日 (土)

「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編7 布巻き管は布を巻いて実感的に!

デアゴスティーニ、パーツ付きクラフトマガジン「蒸気機関車C62を作る」の製作の話題です。

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このC62模型製作の仕上げとして、ボイラーを這う主な配管を製作しています。昨日に引き続きの配管改良ですが、これもこの数日来の作業のまとめです。今日は一日出かけていたので作業が出来ておらず、届いた購読者プレゼントのカバーも開封できていません。

先日、コンプレッサーへの給水管の布巻き管をマスキングテープを巻いて試作したところ、蒸気大好きさんからコメントを頂き、粘着テーピングテープを3mm幅にカッターで切ったものを巻きつけるテクニックを教えて下さいました。

布巻き管なのだから、布を巻けば実感的に出来そうです!
但し、同時にお教えいただいたアルミ線は道具箱に無かったので、銅針金で代用です。すみません。

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前回、マスキングテープで試作した布巻き管です。
ボコボコした感じは表現できていますが、ちょっと細い上に材質が紙のために経年劣化でポロポロと剥がれて来る恐れがあります。

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粘着テーピングテープは救急箱に入っていました。
昨年4月末に左足の小指の末節を骨折した際、各種買い込んだものでした。ソファの脚に足を強打したというドジ加減です。もちろん、既にすっかり良くなっていますので、各種テーピングテープがたくさん余っています。

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テーピングテープをカッティングボードに貼った後、定規を当ててカッターで3mm程度の幅に切ります。

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直径1mmの銅針金に螺旋状にクルクルと巻いていきます。なかなか楽しい作業です。

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一渡り巻き終えました。
銅針金が細いので、実機の布巻き管よりも細身の印象です。もう一重巻いてみます。

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2重に巻いたら、より表面の質感がアップしました。
これを塗装していきます。

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水性アクリル塗料を布に染み込ませるように筆塗りします。
ラッカー系はツヤが出てしまいそうなので、使用しませんでした。布へはしっかりと浸透したようなので、表面保護材の必要性はありません。

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テーピングテープの色合いの加減か、ゴールドの塗装は少々明るすぎる色合いです。もう一本作成して、今度は赤味の入ったゴールドリーフに塗装します。

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ゴールドリーフの方を採用することにします。塗料の乾燥を待って、先に試作していたマスキングテープの布巻き管の長さに合わせてカットします。

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形を整えてボイラーに仮設置します。
うーん、かなり実感的です。表面の質感もバッチリ!蒸気大好きさん、素晴らしいアドバイス、ありがとうございます。

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実際の布を巻くことにより、実機の持つ毛羽立ち感も表現できています。質感を損ねたくないのでトップコートやクリア塗装等の表面保護はしていませんが、経年で剥がれて来ることは無いでしょう。

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布巻き管が良い感じなので、次はランニング・ボードを貫通してコンプレッサーに繋がる給水管部分も布巻き改造します。これはデアゴスティーニオリジナルのパーツです。当初の組立て指示では、コンプレッサーから火室内部に配管が繋がっているという、ワケのわからない仕組みとなっていました。

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先程の配管と同様にサポーターを巻きます。
モノが小さいので、あっという間に巻き終わります。

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ゴールドリーフの塗料を染み込ませるように塗装します。
ムラになることを気にしなくて良いので、楽しい作業です。

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車体に取り付けます。
ボイラーからの布巻き管との一体感が出てきました。

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実機では、ランニングボードに穴が開いていて配管が貫通しているのですが、上手に穴を開ける自信が無いので手抜き工事です。それでも、管が繋がっているように見えないではありません。

これで配管作業はひと段落です。
でも、実験のためにたくさん作成してしまった布巻き管、どこかに有効利用したいものです。

前回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編6 砂撒き管への配管は手がかかる

次回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」ディスプレイカバー&つばめヘッドマーク

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2009年8月28日 (金)

「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編6 砂撒き管への配管は手がかかる

デアゴスティーニ、パーツ付きクラフトマガジン「蒸気機関車C62を作る」の製作の話題です。

全100号が終了しているこのシリーズですが、完成にはもう少し時間が必要です。オリジナルのパーツに加え、珊瑚模型の空気作用管セットを基にしたボイラー表面の簡単な配管の表現を進めています。

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前回までに公式側のボイラー側面に、主だった配管の取り付けを行いました。
ボイラー側面を這う5本の空気作用管は、ボイラーの前方で下3本、上2本に別れ、上の2本はドームの側面の砂撒き管コックに繋がっています。

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この砂撒き管コックへの配管を表現して一連の空気作用管の取り付け作業の仕上げとする予定です。梅小路で撮影してきたC62-2号機の写真を参考にして作業します。しかし、思った以上に時間のかかる作業でした。今回は一つの記事にまとまっていますが、何日かかけて作業をしています。

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まず、配管の先に、珊瑚模型の空気作用管セットの中に4個入っていた管分配エルボーの内の2つを取り付けます。非常に小さなパーツです。最初は嫌気性接着剤を使用しましたが、うまく固定できず、結局瞬間接着剤を使用することになります。腕のある方は半田付けする場所なのでしょう。

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3つのコックに繋がる配管を表現します。横に伸びる配管の途中に管分配エルボーを挟み込んで2つのコックに分岐します。
完成してしまえば目立たない部分なのに、公式側を仕上げるのに2時間近くを要しました。

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管分配エルボーで、更にボイラーの上に伸びた配管は、ドームの前方を回って非公式側の砂撒き管コックに接続されます。

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非公式側も、写真を見ながら仕上げていきます。

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最初の内は嫌気性接着剤を使用して丁寧に作業していたのですが、ちっとも固定できないので瞬間接着剤でお手軽に仕上げてしまいました。乾燥後に白く目立ってしまっています。しばらくしたら「ポロッ」と外れてしまうかもしれません。

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模型を制作すると、機関車の仕組みがよく解ります。
これまでは、何となくボイラーを沢山の配管が這っている、くらいにしか思っていませんでした。
思っていたよりもヨレヨレの仕上がりですが、これで砂撒き管部分の製作は完了としておきます。

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配管の作業は、私のような不器用者にとっては労が報われない作業です。まだまだこのC62には配管を施した方が良いと思われる部分が多いのですが、自己流でこれ以上進めると、ヨレヨレで汚らしくなってしまいそうな気がします。

前回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編5 ボイラー側面の布巻管試作

次回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編7 布巻き管は布を巻いて実感的に!

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2009年8月27日 (木)

「鉄道模型少年時代」創刊号車両と鉄コレ10弾車両のNゲージ化

先週新創刊となった講談社のNゲージジオラママガジン、「鉄道模型少年時代」の創刊号の車両で遊んでいます。

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先日、創刊号に付属の「里山交通キハ1001形」に、トミーテックの鉄道コレクション用16m級Nゲージ動力ユニットTM-11を取り付けて、「昭和の鉄道模型をつくる」のレイアウト上を走らせて楽しみました。動力ユニットと同時に購入した鉄道コレクション第10弾車両もNゲージ上を走行できるようにして、連結して楽しみたいものです。
2両を動力車にする必要はないので、付随車となるNゲージ走行用パーツセットを取り付けていきます。

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購入したのはこちら。
「鉄道コレクション用Nゲージ走行用パーツセットTT-03」です。2両分セットが割引店で680円程度でした。定価は840円です。
「鉄道模型少年時代」でも、最終盤の74号に、75号のキハ1501形ディーゼルカーをトレーラー化する「トレーラー化パーツセット」が1両分付属する予定です。
クラフトマガジンは、創刊号は冊子にパーツにDVDまで付いて大盤振る舞いですが、後の方は貧弱なパーツ構成になります。1両分のトレーラー化パーツは、市価で420円です。

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このセットには、2両分のトレーラー化パーツが入っています。
金属車輪8個、アーノルドカプラーユニット4個、カプラースペーサー4個、金属ウェイト2個です。
車両によってはカプラースペーサーが必要になります。

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里山交通キハ1001形と同等の鉄コレ第10弾車両の国鉄キハ04形をトレーラー化してみようと思います。

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車両をひっくり返してシャシー部分を確認します。
上が鹿島鉄道キハ432形、下が国鉄キハ04形です。シャシーの長さが少し違います。鹿島鉄道キハ432型をトレーラー化するときは、カプラースペーサーを使用する必要がありそうです。「鉄道模型少年時代」の最終号に付属する予定の「キハ1501形」もこの車両と同一形態なので、カプラースペーサーを取り付ける組み立て指示があることでしょう。

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キハ04形の車体とシャシー、車内の座席部分を分解します。

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シャシーをひっくり返して台車を確認します。
最初はディスプレイ用のプラ車輪が入っています。シャシー両端のダミーカプラーパーツを取り外します。
「鉄道模型少年時代」創刊号付属のスタートアップDVDには、台車を一旦取り外してからカプラーや車輪を取り付ける旨指示がありましたが、わざわざ取り外さなくても大丈夫です。

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台車の端部分にアーノルドカプラーユニットを取り付けます。
台車上側からスライドさせて差し込んでいきます。

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台車をシャシーから取り外さずに一連の作業は可能ですが、写真の赤丸部分のシャシーの突起を折損しないように気をつけます。
この部分は、台車の振れ過ぎ防止のための突起なので、折れてしまうと台車がクルクル回ってしまうことになります。

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アーノルドカプラーユニットを取り付けたら、車輪の交換です。
プラ車輪を取り外し、金属車輪にはめかえます。プラ車輪のままでも十分走りますが、線路の継ぎ目を渡るときの「カタン、カタン」という音が楽しめません。

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4対の車輪を入れ替えて、台車部分は完了です。
ひっくり返していたシャシーを元通り戻します。

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シャシー内側に金属ウェイトを突起に合わせて置きます。

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座席パーツを戻してから、ボディを被せて完成です。
車輪が輝く金属製に変わり、車体の両端には大きなアーノルドカプラーが露出しています。これを電動車に連結させて走行するということです。

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電動車である里山交通キハ1001形の動力ユニットにもアーノルドカプラーを取り付けて連結可能に改造します。
動力ユニット両端に取り付けてあるダミーカプラーを取り外します。

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動力ユニットに付属していたアーノルドカプラーユニットを台車に取り付けます。これも台車上側からスライドしてとりつけるのですが、トレーラーと異なり台車があまり左右に振れないので、ピンセットを使用した方が作業が楽に進むでしょう。

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両端台車にアーノルドカプラーユニットを取り付けたら、ボディを元通り被せて作業完了です。これで他の車両と連結させて楽しむことができます。

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もちろん、先程トレーラー化した国鉄キハ04型と連結も可能です。微妙な色合いの違いが、かえってローカル色を強くしているようです。単行運転もローカル色豊かで良いものですが、やっぱり2両以上連結すると、「列車」という言葉が似合ってくる気がします。

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さて、今のところ運転はやっぱり「昭和の鉄道模型をつくる」のレイアウトです。
電化されている設定にて架線柱が立っているこのレイアウトですが、地方ローカル色が強く、このディーゼルカーでも違和感がありません。むしろ、派手な色合いから良いアクセントになっています。ホーム長さが短いので、2両だとちょっとはみ出ています。

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商店街のはずれの踏切を渡るキハ1001とキハ04コンビです。

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同じ場所の夜景です。

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レイアウト背面側を走っています。映画館の裏側に、立ちション中のおじさん発見!すぐそばに交番があるのに・・・。

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同じ場所の夜景です。おじさん、まだいます。

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レイアウト背面からの俯瞰です。
高い走行性能のツートンカラーのディーゼルカーは軽快に進みます。実際のキハ04系の2両連結運転は、それぞれの運転台に運転士が乗り、ブザーを合図にギアチェンジしていたのでギクシャクして乗り心地は悪かったはずですが、模型の世界ではスイスイ走ります。

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レイアウト背面からの夜景です。この角度だと、背景ボードに明かりが反射して宝石箱のようです。
楽しい車両を手に入れたお陰で、久し振りにこのレイアウトで存分に運転を楽しむことが出来ました。

里山交通キハ1001形は、単行運転用にもう1両欲しいところです。まだまだ創刊号は書店の店頭に山積みなので、購入してこようと思います。

前回はこちら
「鉄道模型少年時代」創刊号車両キハ1001形は「昭和の鉄道模型をつくる」にも似合うゾ!

次回はこちら
「鉄道模型少年時代」第2号

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2009年8月26日 (水)

「週刊零戦をつくる」創刊号

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昨日、デアゴスティーニの新刊、「週刊零戦をつくる」が書店に山積みになっていたので、いつもフェラーリ・グランツーリズモを予約購読している書店でついでに購入してまいりました。以前から新潟地区でテスト販売されており、いよいよ全国販売が始まったものです。

デアゴスティーニジャパン「週刊零戦をつくる」
http://deagostini.jp/zst/

毎週火曜日発売にて全100号予定で、創刊号特別価格は790円、2号以降は1590円です。
約2年がかりの企画で、全ての合計金額は15万8200円となります。ただ、デアゴスティーニさんお得意の後出しオプションや、別に必要な工具や塗料などを含めると、完成には20万円以上が必要になると思われます。

先日、同じく100号にて完結した「蒸気機関車C62をつくる」も終了したばかりです。ポッカリと空いたココロの隙間にうまく入り込むような企画です。その前にはハーレーダビッドソンも終わっており、うまく工作を継続させる絶妙のタイミングでの発刊です。

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昨日はどこの書店の店頭にも、先日発刊の講談社の「鉄道模型少年時代」と並んで大量に山積みされており、内容を確認している方を多く見かけました。最初の2~3号については、冊子は立ち読みできてパーツも見開き窓から確認できるようになっていると思われます。

モデルとなっている零戦は、零戦二一型という初期のタイプです。太平洋戦争の緒戦、真珠湾攻撃等で大活躍しました。模型のスケールは1/16.全長560mm、全幅750mmのビッグサイズです。設置場所に困るような大型模型はデアゴスティーニのクラフトマガジンの特徴なのでしょうか。

零戦といえば、靖国神社に奉納されている後期タイプの五二型が製作機も多く、代表格のように思われますが、どうしても戦争後半の悲壮なイメージが漂います。連戦連勝で意気揚々と飛び立つスマートな二一型をセレクトするところにも、軍事関係にさして詳しくない私のような模型ファンの心をくすぐるセンスがあるように思います。

本書の冊子や公式ページに掲載されている模型の特徴は以下の通りです。

●アルミやホワイトメタルを使用した、重厚感あふれる金属製本格モデル。
●パーツ総数700点以上。内部の骨組み、エンジン、コクピットなど、細部にわたって実機を忠実に再現。精密さを追求しながらも、組み立てやすさにも配慮したパーツ構成。
●翼端の折りたたみ、主脚の引き込み、点灯箇所など、可動機構も再現。
●仕上げのバリエーションは自由自在。アルミ製の外板を張った「アルミコンプリートモデル」、骨組みを現した「スケルトンモデル」、機体の半分のみ外板を張った「ハーフスケルトンモデル」、当時の機体色を塗りデカールを張った「カラーリングモデル」など、自分好みの機体に仕上げることが可能。

精密ドライバーやピンバイス等の組立てに必要な工具もシリーズ内にて配布されるとの事です。「C62を作る」よりも親切な構成です。これだけ大きくて、内部構造まで精密な金属製の零戦模型でリーズナブルな価格のものは例を見ないそうなので、興味がお有りの方には待望のシリーズとなるかと思います。

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例によって、特別価格で安価ながら創刊号の内容は豪華です。
本誌に加えて模型のシリーズガイド、スタートアップCDがパーツと共に封入されています。
初回のパーツが零戦をイメージさせる象徴的なプロペラとは、憎い演出です。

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大きな模型であることは数値上で理解できますが、このプロペラパーツ、本当に大きいです。
以前、製作した1/48や1/100スケールの零戦二一型のプラモデルと比較すると、その大きさがはっきりと認識できます。

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パーツ一覧です。
プロベラ、小骨(3番)、耐水ペーパー800番、1500番です。プロペラは亜鉛ダイキャスト製、主翼の小骨はアルミ合金製と思われます。主翼の根元にはギアが仕込まれ、零戦の特徴のひとつである可変ピッチが作動できる仕組みであることがわかります。
プロペラのパーツは、成型時のバリがそのまま残されています。耐水ペーパーを使用して、バリ取りを体験させようということなのでしょう。C62でも序盤には亜鉛合金パーツのバリ取り作業がありましたが、その内にきれいに研磨されたパーツが届けられるようになり、やすりや耐水ペーパーの出番はほとんどありませんでした。多分、零戦もバリ付きパーツは最初の内だけでしょう。
一応、本誌の解説には、毎回パーツを磨いてメタルプライマーを吹いて表面保護をする手順になっています。100号でメタルプライマー何本消費するのかを考えたら、気が遠くなってきます。

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創刊号から20号までの購読者に届けられる特典として、要目票スタンドがあることが案内されています。
おお、この豪華な展示台座が来るのか!と思ったら、展示スタンドではなくてステンレスプレートの入った要目票だけのようです。展示台座はオプションで販売するのでしょうか。更に、この上に被さるアクリルケースを販売するとなれば、展示するために広大な場所が必要ですし、オプション価格も大変なことになりそうです。きっと最終盤になって、読者がリタイヤして逃げる心配が無くなった頃に、微妙に高価なプライスで販売案内があることと思います。

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無塗装や素材感を生かしたスケルトンモデルで製作される方以外は塗装を行うことになるので、塗料の通信販売の案内も入っています。最初からパーツごとに塗装していく手順なのでしょうか。
スプレー7本に筆にビン塗料のセットなので、模型店で探して購入しても4000円近くになる構成だと思います。4589円は決して暴利ではありません。効率よく揃えられるのでこのセットは価値ありと思います。
特に、私のように模型屋さんに行くと、余計なオモチャを買ってしまう方にはかえって無駄遣いを押さえられるかもしれません。
ただ、筆はもう少し良いものが必要かと思います。1本500~600円出せば、非常に使い勝手の良い長持ちする筆が買えます。
ただ、パーツが届く都度塗装していたら、パーツごとの色合いが変わってしまいますし、必要な塗料の量もバカになりません。ある程度まとめて塗装する手順になると予想します。
日の丸や機体番号などのデカールはシリーズに付属するのでしょうか。

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付属のスタートアップDVDは、模型の紹介、零戦の誕生、組み立ての概要からなっています。模型の魅力を伝えるだけでなく、零戦誕生にまつわるコンテンツは見ごたえがあります。

設計主任、堀越二郎さんの1グラムの軽量化にこだわった徹底した設計の話や、三菱重工業の史料室長の岡野さんの談話など、どこかで見たような映像ばかりでしたが、当時、世界で究極の戦闘機であった零戦の魅力は余すところなく伝えています。この映像を見るだけでも創刊号を購入する価値はあったと思います。

世界で唯一、オリジナルの栄エンジンを搭載して飛行可能なプレーンズ・オブ・フェイム航空博物館に動態保存されている零戦の乾いたエンジン音から始まります。この零戦は残念ながら二一型ではなくて五二型です。
テキサス州のCAF(南部連合空軍)には飛行可能な二一型が保存されているのですが、残念ながらエンジンはアメリカ製に換装されています。飛行映像を納めたDVDを持っていますが、残念ながら全く異なるエンジン音です。

現在も生きているオリジナル栄エンジンの音が、昔の映像に切り替わって、空母から飛び立つ零戦の映像になっていく場面では鳥肌が立ちそうになります。

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次の第2号は、2週間後の9月8日発売です。
次回は主翼の主桁とプロペラの組立てです。創刊号と同様、ホワイトメタルと称した亜鉛合金とアルミ合金パーツであることがわかります。

但しこの模型、一部ねじ止め固定がありますが、主に接着剤での固定となるようです。C62の時もそうでしたが、大型金属模型の接着剤での組立ては相当に無理があります。接着剤の経年劣化で、ガッチリ貼り付けたつもりの箇所が、ある日「ポロッ」と外れてきます。亜鉛合金とアルミでは半田付けも困難でしょうから、繊細な構造の零戦組立ては、常に崩壊とのタタカイになりそうな気がします。しかも、主に瞬間接着剤を使用するとの事。金属パーツの表面の白化は避けられません。嫌気性接着剤も活用していかねばならないでしょう。

発売前には、長らく楽しんでいたC62のパーツ配布も終わってしまったことですし、組立作業する場所が無いながらも最初の内は少し買ってみようかと思っていましたが、プロペラの鈍いグレーのパーツを眺めていて、少々意気消沈気味です。磨き上げればきれいに光るのだとは思います。

ひょっとしてこれも特別価格の創刊号コレクターの押入れの肥やしになってしまうのでしょうか。零戦について、私自身が機関車や車に比べると、興味はあっても全く無知であることも、意気が上がらない理由かもしれません。

ちょっと心が講談社の「鉄道模型少年時代」の方に向いていってしまっているのも煮え切らない理由です。次号まで2週間、ゆっくり迷おうと思っています。

次回はこちら
「週刊零戦をつくる」創刊号のプロペラ磨きは楽しいゾ!

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2009年8月25日 (火)

「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第51号

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今日は、名古屋の伏見の電気文化会館ザ・コンサートホールにて開催されたコンセール・アミさん主催の、恒例のサマーコンサートに妻の原田純余も出演させていただいていたので、私も応援に駆けつけます。夜のコンサートなので帰宅が遅くなり、フェラーリの工作は明日にしようかと思っていました。しかし帰り道にパーツ確認したところ、思った以上に簡単な作業のようなので、ササッと組み立てることができそうです。

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デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の第51号です。
C62終了後、すっかり火曜日の作業になってしまいました。

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オプション品の通信販売の案内チラシが入っていました。既にデアゴスティーニセレクトのオンラインショップでは販売されているものです。
リアルカーボンを使用した、エンツォ・フェラーリのネームプレートやアクリル製のディスプレイケース等です。C62の時も同様に、シリーズ終盤にかかってからこういった魅力的なオプションの案内がなされます。最初から紹介されていたら、シリーズ購入金額との合計を勘案して最初から買ってくれない方が出る可能性があります。今更戻れない状況に陥らせてからの案内は、秀逸なマーケティングの結果です。価格設定も絶妙だと思います。

実は、私はC62の時はネームプレートを購入したのに、フェラーリ分はプレートもケースもまだ注文していません。置き場所の問題です。巨大なエンツォが更に大きくなってしまうアクリルケースに二の足を踏んでいます。
申し込み締め切りは10月15日です。まだ間がありますが、その内に決断しなければなりません。

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今週の冊子の特集は、2000年式の550バルケッタ・ピニンファリーナです。
550マラネロベースの特別限定オープンモデルで、448台の限定生産の内、日本へは24台が正規輸入されました。当時のコーンズの販売価格は2640万円。オープンモデルのプレミアムは凄まじく、なんと550マラネロの250万円増しです。

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オープンの状態のデザインしか考慮されていない徹底した設計です。一応、トランクに畳んで収納するタイプのソフトトップがありますが、蝙蝠傘のようなもので、高速道路走行中には飛んでいきそうな程の貧弱なものだったそうです。晴れた日専用の極めつけの道楽車です。

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今回の部品は、ヘッドライトユニットです。
フロントノーズに取り付けるパーツです。先週は豪華なパッケージでしたが、チマチマしたパーツに逆戻りです。

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部品の一覧です。
ヘッドライトユニット、ヘッドライト用ガラス(左・右)、ビス5本(Pタイプ)2.0×4mmです。

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ヘッドライトはカーボン風の仕上げがなされています。しかし、カーボンデカールを貼ってあるわけではなく、網目型押し加工してあるだけです。
ヘッドライトユニットの中にはあらかじめ点灯用のLEDが仕込まれています。プロジェクションランプの様な小径の丸型です。ウィンカーランプのパーツも透明樹脂で取り付けられていますが、動作はしません。

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前号に付属してきたフロントノーズを用意して、裏側からヘッドライトパーツを取り付けていきます。今回の作業はあっという間に終わってしまいます。

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フロントノーズをひっくり返し、ヘッドライト用の穴にヘッドライト用ガラスパーツをはめ込みます。パーツには段差がつけてあり、カッチリはめ込むことができます。

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はめ込んだガラスの上にヘッドライトユニットを裏返して置き、前後のビス穴を合わせます。穴はぴったりの位置にあります。パーツの精度は良いようです。

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今回付属のPタイプビスを使用して、ヘッドライトユニットを固定します。
ビスの長さが短いので、ビス穴をなめないように注意する必要があります。

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もう一方の右側のヘッドライトもガラスとユニットを取り付け、今回の作業は終了です。作業自体は5分で終わってしまいます。

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ボディ表面とヘッドライト用のガラスパーツの表面とがツライチになっています。実車のカバーは強度の高いアクリルガラスにクリア塗装が施されています。この模型のガラスパーツのクリア塗装はされていないものの、ガラスパーツの透明度は高いので、奥のヘッドライトやウィンカーはしっかりと確認できます。

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フェラーリの顔となる部分が出来上がってきています。
今日は遅くなってしまったので、外装パーツを仮組みできませんが、早く組み合わせてみたいものです。

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次回の52号の部品は、ラジエターダクトやドアミラーです。フロントノーズの裏側から取り付けるパーツが続きます。
53号のラゲッジボックスには、電装部分のスイッチが取り付けられます。通電テストを行う予定です。54号のウインドスクリーンとルーフパネルにて、外装のひとわたりのパーツ配布が終了する予定です。いよいよフェラーリの全貌が明らかになってきました。

前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第50号

次回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第52号

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2009年8月24日 (月)

「鉄道模型少年時代」創刊号車両キハ1001形は「昭和の鉄道模型をつくる」にも似合うゾ!

講談社のNゲージジオラママガジン、「鉄道模型少年時代」の話題です。

まだ創刊号の車両、それも走行しないディスプレイモデルしかない状態のこのシリーズですが、先日、5が月半ほど先んじて動力台車を取り付けました。動力台車はトミーテックの鉄道コレクション第10弾用の「Nゲージ動力ユニットTM-11 16m級動力ユニットC」というものです。

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早速、前作の「昭和の鉄道模型をつくる」の完成レイアウト(いっぱい電飾改造してありますが)を引っ張り出して走行を楽しむことにしました。
オフホワイトと朱のツートンカラーは、暗い色合いの屋根が多い昭和の鉄道模型のレイアウトにもピッタリです。むしろ、地味なこげ茶の「モ1031形(昭和の鉄道模型をつくる創刊号の付属車両)」よりもレイアウトに映えます。
昭和の鉄道模型は電化路線ですが、ディーゼルカーが走ってはいけないということは無いと思います。逆は変ですが。

走行状態の動画です。
残念ながら、ご自慢の自動運転ではなくて自分でコントローラーを操作しています。年の初めにどこかに仕舞いこんでしまったWebカメラが出てこないので、このところ、自動運転システムはお休みしっぱなしです。

まず気が付くのは、「昭和の鉄道模型をつくる」のモ1031形に比べて、格段に走行性能が高いことです。TOMIXのN1000CLを使用していますが、大してメンテナンスもしていないこのレイアウトで非常にスムーズに走行します。この動画では少々スピードを出していますが、スローの走り出しもバッチリです。4輪駆動と車重がもたらす安定感は相当のものです。もちろん、カーブやポイントも楽々通過します。

トンネルを抜けて、駅前通の踏切を通り、商店街の方に走り抜けていく光景です。これだけスローでも全くギクシャクしません。

車両の違いというよりも、動力ユニットの性能差なのですが、今回の「鉄道模型少年時代」で使用している鉄道コレクション用のコントローラーでも十分に走行を楽しめるのではないかと予測します。

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面影橋駅に停車中のキハ1001形です。
このレトロなディーゼルカー、「昭和の鉄道模型をつくる」のレイアウト走行用にお気に入りとなってしまいそうです。創刊号と動力ユニットを複数購入して、ライト点灯加工を施してみようかという興味が出てきました。

前回はこちら
「鉄道模型少年時代」創刊号車両の動力化

次回はこちら
「鉄道模型少年時代」創刊号車両と鉄コレ10弾車両のNゲージ化

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2009年8月23日 (日)

「鉄道模型少年時代」創刊号車両の動力化

講談社のNゲージジオラママガジン、「鉄道模型少年時代」の話題です。

2007年7月に、書店で求められる初のNゲージジオラマ製作マガジンとして発刊されて好評を博した「昭和の鉄道模型をつくる」の続編の位置付けとして、8月20日に新創刊となっています。

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全75号で構成されるこのクラフトマガジンの創刊号に付属する模型は、例によってトミーテックの鉄道コレクションの色違いの車両模型です。
鉄道コレクション第10弾の、旧国鉄気動車キハ04形をプロトタイプにした、架空の「里山交通」のキハ1001形というオリジナル車両です。

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この車両の動力ユニットは、2010年2月18日発売の25号に付属する予定ですが、そんな来年の2月まで待っていられません。鉄コレ10弾の動力台車は現在、普通に模型屋さんに並んでいるので購入してきました。
「鉄道コレクションNゲージ動力ユニットTM-11 16m級動力ユニットC」という商品です。ついでに隣に並んでいた鉄道コレクション第10弾も二つ買ってきました。ブラインドパッケージなので、何が入っているかはわかりません。

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この動力ユニットと同等のものが25号に付属してくるものと予想します。シリーズよりも5ヶ月以上先行して、車体の動力化して走行を楽しみたいと思います。

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まず、鉄道コレクションから開封します。都合よく、旧国鉄のキハ04形が出てきました。狙っていたものをバッチリ引き当てて、気分は上々です。
鉄道模型少年時代の車両とは色合いが違うことに気が付きました。

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左側が、鉄道模型少年時代の里山交通キハ1001形、右側が鉄道コレクションの国鉄キハ04形です。
どちらもツートンカラーですが、使用されている色が異なります。正面の塗りわけ方にも違いが見られます。里山交通キハ1001形の方が、より緑いっぱいのレイアウトの中で映える派手な色使いです。

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カラーリング以外は全く同じ形状です。
床下機器も同一の成型ですが、オリジナルの国鉄キハ04形が黒色なのに対し、里山交通キハ1001形がグレーとなっています。この床下機器は、外して動力ユニットに移植して使用することになります。

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もう一つの鉄コレは、鹿島鉄道のキハ432形でした。
元々は東武キハ2000形です。湘南型の正面2枚窓に、ツートンカラーがキュートです。

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これは、最終号の75号に付属する予定のオリジナル車両、里山交通キハ1501形とそっくりです。なかなか引きが良かったようです。

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続いて動力ユニットを開封します。
鉄コレ第10弾の16m級の動力ユニット、台車モールドパーツ、スペーサー、アーノルドカプラーパーツが入っています。

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16m級の動力ユニットは、フライホイールを装備して4厘全てを回転させるタイプです。前作の「昭和の鉄道模型をつくる」の車両用の15m級動力ユニットは片側の台車2輪のみの動作だったことに比べると、かなり安定した走行が期待できます。

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鉄道コレクションの16m級の動力ユニットには現在、今回購入の「TM-11 16m級動力ユニットC」の他に、「TM-10 16m級動力ユニットA」というものも販売されています。
TM-10は、銚子電鉄の桃太郎電鉄電車の動力化のために購入したものですが、この二つ、サイズも同一で非常に似ています。間違って購入する方がいるのでは、と心配になります。

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この二つの動力ユニットの違いは、台車の車輪の間隔です。
左がAタイプのTM-10、右が今回購入のCタイプのTM-11です。TM-11の方が台車の車輪間隔が狭くなっており、小型気動車のちんまりした光景を表現しています。

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まず台車に動力ユニットに付属する台車モールドを取り付けます。鉄コレ10弾用のものが各種付属していますが、キハ04形用がそのまま使用できます。

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床下機器を一つずつ取り外して、そのまま動力ユニットの床下に移植します。
黒い動力台車にグレーの床機器が良いコントラストです。

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床板スペーサーを動力ユニット両端に取り付けます。L、M、Sの3サイズが付属していましたが、中間のMサイズがピッタリ来るようでした。鹿島鉄道のキハ432にはLサイズを使用するようです。

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車両のシャシー側の両端に取り付けてあったダミーの連結器を取り外して移植します。連結して楽しむ際には、台車にアーノルドカプラーを取り付けるのですが、まずは単行運転としたいので、そのままダミー連結器を付けて、その造形を楽しみます。

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車体を動力台車に被せて完成です。
床下機器移植やスペーサーの使用などがあったので、それなりに工作した感覚を楽しめました。

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元の展示用台車に載せると、最初の状態と何ら変わりが無いように見えます。でも車輪は金属ですし、ずっしりと重量感があります。

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動力化は完了ですが、今日はレイアウトを引っ張り出す余裕が無いので、運転は後日行います。この16m級の気動車、コンパクトながら窓の桟が細くて繊細な魅力があります。きっと「昭和の鉄道模型をつくる」のレイアウトでもぴったり似合うのではないかと期待しています。

前回はこちら
「鉄道模型少年時代」創刊号

次回はこちら
「鉄道模型少年時代」創刊号車両キハ1001形は「昭和の鉄道模型をつくる」にも似合うゾ!

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2009年8月22日 (土)

「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編5 ボイラー側面の布巻管試作

デアゴスティーニ、パーツ付きクラフトマガジン「蒸気機関車C62を作る」の製作の話題です。

シリーズ終了した後、ボイラー側面の空気作用管の取り付け等の小改良に勤しんでいます。

空気作用管を取り付けていて気になるのは、その他の配管も大幅に省略されていることです。デアゴスティーニのC62は、ごく初期の東海道本線で活躍していた時代をモデルとしているので、現在の梅小路蒸気機関車館の保存状態とは大きな乖離があります。私自身のC62も、あれこれ試行錯誤してどの時代のC62-2号機を製作しているのかわからない状態になっていますが、ある程度のコダワリはしたいものです。

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現在の実機を観察すると、実に多くの配管を全身にまとっていることがわかります。特に、公式側のキャブ前妻上部から、ランニング・ボードをつき抜け、コンプレッサーに繋がっている布巻管の給水パイプは非常に目立つパーツです。空気作用管を取り付けるついでに、これも取り付けたいものです。

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珊瑚模型さんからも布巻管は、真鍮板を巻いた各種の太さのものが発売されていますが、まずは自作します。
直径1mmの銅針金にマスキングテープを巻きます。本来、パーツに塗料が付かないためのマスキングテープですが、その素材自体も塗料の食いつきが良いので使用します。でもこんなので良いのか、と思いながらの作業です・・・。

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テープを巻いたら、いつものメッキ調スプレーのゴールドを吹いて塗装です。乾燥させながら、何度も重ね塗りして厚い塗膜を作ります。

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ゴールドを塗り重ねた後、半光沢のスーパークリアを吹き付けて表面コートします。乾燥が早く、塗膜の丈夫なラッカー系を使用します。これも何度も塗り重ねました。

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最後のクリア吹き付けから丸一日乾燥させて、一応布巻管は完成です。一見すると、丈夫な塗装に見えます。
でも、経年で表面の塗料がポロポロ剥がれてくるかもしれません。そうなったら、その時考えることにします。

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C62に仮組みします。
少々細い感じですが、ウネウネした布巻管の感じは出ました。実機ではランニング・ボードを貫通しているのですが、穴を開けるのには抵抗があるのでそのままです。

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この給水管は、ランニング・ボード下のコンプレッサーに繋がる配管と連続しています。コンプレッサーの配管は、デアゴスティーニのオリジナルの状態です。この写真の赤丸部分も布巻き処理を行いたいものです。

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前回取り付けた空気作用管の前部では、ボイラーの上部に伸びる2本の配管を、分岐エルボーを使用してドームの砂撒管コックに接続する作業が残っています。非常に細かい作業です。今回は手が付けられそうに無いので、時間を見つけて作業再開します。

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ボイラー公式側側面は、ようやくパイプ類が少し取り付けられて賑やかになってきました。パイプ類の取り付け作業をエスカレートさせるとキリが無いので、私自身の技術レベルを客観的に鑑みて、このくらいでやめておきたいものです。

前回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編4 空気作用管のボイラー側面への取り付け

次回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編6 砂撒き管への配管は手がかかる

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2009年8月21日 (金)

「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編4 空気作用管のボイラー側面への取り付け

デアゴスティーニ、パーツ付きクラフトマガジン「蒸気機関車C62を作る」の製作の話題です。

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昨夜は、講談社の新刊「鉄道模型少年時代」の創刊号にかまけていてC62工作が進んでいませんが、今夜は先日に引き続き、公式側のボイラー側面に取り付ける空気作用管の加工作業です。約1年前に入手して保管していた珊瑚模型さんの空気作用管セットを使用しています。
前回は、珊瑚模型さんの詳細な図面と、梅小路蒸気機関車館で撮影してきた多くの参考写真を確認しながらリンドー線の折り曲げ作業と管受の取り付けを行いました。いよいよボイラーへの取り付けですが、管受の脚の部分を差し込んで固定するように、ボイラーに穴を開けなければなりません。

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まず、空気作用管の取り付け位置を確認し、マスキングテープを目安に貼ります。テープの管受の位置にマジックで印を付け、穴を開ける場所の目安にします。

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テープにつけた黒い点を横位置として、ピンバイスで穴を開けていくことになります。

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穴あけ位置の治具を使用して、軽く印を付けてから穴あけします。珊瑚模型の図面では、直径0.8mmの穴を開けるとのことですが、ちょっと大きすぎる気がするので、0.7mmのドリルを使用します。

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ボイラーの真鍮板は結構硬く、0.7mmのドリルでの穴あけは時間がかかります。ドリルを折らない様にゆっくり作業を行います。

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全ての管受の脚部分に直径0.7mmの穴を開けるのに30分程度を要しました。
ただ、実際には0.7mmでもかなり緩く、もし珊瑚模型の指示通りの0.8mmだったらすぐに抜けてしまいそうです。

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位置決めした場所に管受の脚を差し込みます。
ボイラー前部のランニング・ボード下に隠れる部分は適当な場所でカットしてしまいました。上部の砂撒き管へ伸びる方は、中央部の固定後に加工します。

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全ての管受の脚部、そしてキャブ前妻部分に嫌気性接着剤を使用して接着します。穴あけして固定することにより、ガッチリと固定できています。

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キャブ前妻の取り付け部は、実機よりも少し低い場所になってしまいました。
でも、配管の取りまわりは表現できたと思います。

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公式側のつるんとしたボイラーに横筋が入ることにより、よりメカニックな印象を与えることができたと思います。現在の梅小路保存状態は、このように整然と空気作用管が伸びています。ニセコ号時代には、動力逆転機の上部のジョイント部分で、5本の配管が上下に大きく開いている部分があるので、少々形状が異なります。

今日の作業はここまでです。砂撒管部分は後日作業します。空気作用管の取り付け作業は結構時間がかかります。取り付け効果を期待してしまうのですが、細い空気作用管を取り付けたくらいでは思ったほど目立ちません。他の配管はあまり行わない予定だったのですが、コンプレッサー部分へ繋がる配水管くらいは作ってみようかと思っています。

前回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編3 ボイラー公式側の空気作用管の取り付け準備

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「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編5 ボイラー側面の布巻管試作

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2009年8月20日 (木)

「鉄道模型少年時代」創刊号

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講談社のNゲージジオラママガジン、「鉄道模型少年時代」の創刊号がようやく発売になったので、購入してきました。こういうクラフトマガジンの創刊号は大量に発刊されるので、どこの書店でも店頭に山積みになっていることと思います。非常に分厚いパッケージなので目立ちます。今日の朝刊にも1面を使用してデカデカとカラー広告が載っていたので、ご覧になった方も多いのではないかと思われます。現在、集中してTVCMも入っています。

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週刊にて、全75号シリーズです。
創刊号は特別価格の790円、2号以降は1,590円、一部特別価格があり。動力ユニットの25号やサウンドユニットの33号などが若干上乗せ価格になるのでしょう。合計価格は119,610円となっています。2号は2週間後の9月3日の発売です。
こういったクラフトマガジンの創刊号は豪華版なのが常であり、今回は冊子と模型に加えて、スタートアップDVDまで付属しています。

講談社BOOK倶楽部 鉄道模型少年時代
http://shop.kodansha.jp/bc/shonenjidai/index.html

7月23日に書いた前回の紹介記事です。全75号のパーツ予定も記載しています。
講談社Nゲージジオラマ製作マガジン「鉄道模型少年時代」
http://yuji.moe-nifty.com/blog/2009/07/n-c690.html

2007年7月に講談社から、始めて書店で求められる形態として発刊されたNゲージジオラママガジン、「昭和の鉄道模型をつくる」の続編といった意味合いになります。今回も、65cm×45cmという小型のレイアウトに昭和の懐かしい情景のジオラマを作り込むというものです。前作は全50号で約1年がかりでしたが、今回は1年半に亘って、架空の「里山交通」の小さな世界を作り上げていくことになります。
夏祭りの光景があることをみると、少年時代の夏休みの情景となるのでしょうか。

全75号のパーツ予定は、前回、7月23日の記事に書いたとおり全て公開されています。ただ、号が進むにつれ、内容変更があることと思います。実際に、前作の「昭和の鉄道模型をつくる」でも、シリーズ進行中に若干の変更がありました。

デアゴスティーニさんと異なり、講談社さんは、創刊時にシリーズの全容が明らかになっている特徴があります。全てがわかっていて安心、と見るのか、次に何が来るのか分からないという楽しみが無い、と見るのか難しいところです。

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冊子はパッケージと同様にA4横型であり、コートされた光沢紙を用いた豪華な装丁になっています。反面、購入後の帰宅途中の通勤電車の中で読んでいると恥ずかしいです・・・。

コンテンツは、
・あこがれの鉄道模型
・「発掘」写真でたどる鉄道百景
・グレードアップ講座
の3本柱であり、全て鉄道や鉄道模型に関する内容となっています。前作では鉄道とは関係の無い昭和の思い出のコンテンツが多かったことを思うと、鉄道趣味が広く浸透したことを物語っています。

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作成するレイアウト自体は、前述したとおり60cm×45cmの小型のものです。川から里山へと自然の高低差を再現しています。線路に高低差はありません。建物や屋台の電飾やサウンドギミックがあることも大きな特徴です。
予告画面では、狭いレイアウトに大型ストラクチャーを詰め込み過ぎの印象を持っていて、あまり食指が動かなかったのですが、冊子内の写真を見ていると、中々ダイナミックな作品だと思うようになりました。
トンネルがトンネルポータルも無いシェードの様なもので、素材もボール紙なのが気になります。改良要ポイントです。内部にスピーカーが組み込まれる構造となっています。

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建物や露店の照明が今回のジオラマの特徴です。しかもレイアウトの高低差が想像以上に大きく、立体感のあるものとなっています。
前作ではDDFが監修していたので、全体バランスやストラクチャーの配置など、素人では思いつかない非常に完成度の高いジオラマとなっていたのに比べると、荒削りな配置の今回のシリーズには突っ込みどころはたくさんあります。より自由な発想で企画されているようで、テーマパークのような「箱庭」作りを存分に楽しめるのではないでしょうか。

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23、24号に分割して付属するコントローラーは、トミーテックの鉄道コレクション用のコントローラーです。75号にDC9VのスイッチングACアダプタが付属します。
このコントローラーの性能は期待できません。エンドレスで高低差が無いので、1~2両編成を走らせるには十分ということでしょう。レイアウト右手前の里山とお墓の部分を外して設置することができるようです。

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1~50号までの購読者プレゼントは、ヘッドライトやテールランプ、室内灯が点灯する車両となります。形式は「里山交通キハ2001形」です。創刊号の車両に比べて随分とモダンです。TOMIXのキハ130型などのNDC(新潟鐵工所製造の軽快気動車のシリーズ)のオリジナルカラーバージョンのようですが、平成時代の気動車はこのレイアウトにそぐいません。ヘッドライト、テールランプ、室内灯標準装備の量産タイプの小型気動車模型はこれしかなかったのでしょう。
安定してライトを点灯させるには、付属のコントローラーではなく、TOMIXの「N-1000CL」等の上位機種が必要になってくると思います。鉄コレコントローラーでは、あまりライティング性能は期待できません。スタートアップDVDの中では「金属車体」との紹介がありましたが、プラ車体の間違いのようです。金属車体の特別モデルを作るくらいなら、NDCのままではなくレトロな外観に作り変えていることでしょう。

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アクリルケースはオプションです。
今回は、下部に引き出しの付いた豪華なキャビネット調です。3号以降に詳細が掲載されます。引き出しはコントローラーや車両を入れるのに便利でしょう。でも大きくて重く、移動は厄介だと思います。
前作のアクリルケースが3万円程度だったので、これはいくらになるのでしょうか。

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創刊号に付属の「里山交通キハ1001形」車両です。
旧国鉄気動車キハ04をプロトタイプとした小型車両です。

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トミーテックの鉄道コレクション第10弾のキハ04形のカラー違いです。
正面の、湘南電車を思わせる塗り分け部分が異なるだけで、ツートンカラーの塗料はおそらく同じものであると思われます。全国で活躍した機械式気動車です。

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派手な塗り分けにクラシカルなスタイルは、ローカル線の情景にぴったり合いそうです。

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マニュアルミッションの機械式気動車は2両以上を連結しての総括制御ができず、各々の車両に運転手が乗り込む必要がありました。ブザーを合図に双方の運転手がギアチェンジを行っていました。2両まではそれで何とかなったようですが、3両以上を連結しての運転は、2両の他の車両は付随車にしない限り無理でした。

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床下機器は取り外しができるので、25号に付属する動力ユニットの下部に取り付けることになると思います。台車のモールドパーツは25号に付属するのでしょうか。
私はそれまで続けている自信が無いので、鉄コレの16m級動力ユニットC「Nゲージ動力ユニットTM-11」を買ってきて運転を楽しもうと計画しています。

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前作の「昭和の鉄道模型をつくる」の付属車両の「モ1031形」と並べます。
前作は15m級、今回は16m級車両なので、少々大きさが異なります。よりジオラマに映える色合いになっています。

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付属のスタートアップDVDの内容は、
・完成ジオラマと走行イメージ
・組み立て方ダイジェスト
です。
割と淡々とレイアウトや製作工程の解説を行っています。
建物内にはLEDを組み込むので、どのように遮光を行うのか興味があったのですが、どうやら壁の内部を黒く塗装しているようです。完全な遮光のためにはアルミテープの使用などが必要ですが、ある程度はこれで大丈夫でしょう。結構、細かい部分まで良く考えられています。
レイアウトベースはMDF製です。丈夫な土台となりそうです。土台の上にスチレンパネルを貼っていくという構造です。レイアウトベース裏面にもスペースがあるので、電飾の配線にも苦労しないと思います。
DVDの最後に、カメラカーでレイアウトを走行している映像が流れます。うーん、鉄橋を渡っているところで結構ゾクッと来ました。上手に編集してあります。

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次回、9月3日発売の第2号の付属品は、里山交通の駅舎です。
トミーテックの建物コレクションの「駅A 田舎風の駅」のカラーバリエーション違いかと予想します。建物コレクションではホームとセットになっていましたが、価格的な問題により、駅舎とホームを分割して配布することになることと思われます。また、原寸大のレイアウトシートが付属するので、ジオラマの概要が早くも明らかになるでしょう。

前作以上にイロイロと魅力的な企画なのですが、私は次号からの購入は検討中です。

前回はこちら
講談社Nゲージジオラマ製作マガジン「鉄道模型少年時代」

次回はこちら
「鉄道模型少年時代」創刊号車両の動力化

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2009年8月19日 (水)

「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編3 ボイラー公式側の空気作用管の取り付け準備

デアゴスティーニ、パーツ付きクラフトマガジン「蒸気機関車C62を作る」の製作の話題です。

シリーズ終了後も各部の改良作業を行っています。今回は、以前から入手していたものの、シリーズ終了後まで手付かずで保管していた珊瑚模型の空気作用管セットの組立てと取り付け準備を行いました。

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空気作用管の加工の前に、94号に付属していた車止めの塗装を行います。
この車止め、真ん中の真鍮棒はともかく、車止め本体は無塗装の軟質樹脂パーツでした。ちょっとそのままでは安っぽい感じです。
ゴールドに塗装して、真鍮製のレールとの調和を図ります。小さいパーツなので、筆塗りです。

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レールと全く同じ色というわけには行きませんが、塗装することにより、車止めだけ仮の姿だったようなイメージは払拭できました。

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テンダー側です。
軸箱のNSKのロゴと相まって、足元もキンキラキンになっています。

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さて、一年近く前に入手して以来、長らく保管していた珊瑚模型の空気作用管セットですが、内容は直径0.6mmのリンドー線を自分で折り曲げて製作するというものです。内容は以下の通りです。

・作用管用直径0.6mmリンドー線、長さ500mm 5本
・管受5本用Aスキマ有 3個
・管受3本用スキマ有 3個
・管受5本用B 6個
・管分配エルボー 4個
・ジョイント(6角) 10個
・管受取り付け穴用時グ A、B各1個
・C62ニセコ用作用管配管参考図(ほぼ原寸A3コピー)

価格は一式で5670円でした。このセットの価値は、原寸大の図面にあります。しかし、C62ニセコ号当時のものなので、現在とは少々異なります。C62-2号機は時代によって空気作用管の形状が異なります。デアゴスティーニがモデルとしている東海道時代の初期、それもD52 455のボイラーを流用していた時代には、空気作用管はボイラーケーシング内に収納されていたようです。
昭和31年に新製ボイラーに換装された際に、空気作用管はボイラー外側を這うように改造されたと思われます。梅小路へ移送される時にも空気作用管は取り回し方が変更になっているようです。

私のC62は、既にどの時代を表現しているのかわからなくなってしまっていますが、とりあえずは馴染みの深い、現在の保存形態に近いものにしておこうと思います。
リンドー線とは、「燐青銅線」という柔らかい合金で、真鍮線よりも加工が楽なので模型ではよく使用される素材です。

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梅小路蒸気機関車館に保存されているC62-2号機の現在の空気作用管は、ボイラーと同様に黒く塗られていて目立ちません。途中のジョイント部分の形状、配管の取り回しの順番などがニセコ号時代とは異なります。
ニセコ時代の終盤では、このサイドの空気作用管が美しく銅色に輝いている画像や影像が残っています。東海道時代には、手すりや飾り帯などもピカピカに磨き上げられていたと聞きます。

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ニセコ号時代と異なる最も特徴的な部分は、このキャブ前面から出ている空気作用管の取り回しの順番です。
ニセコ号時代では、5本の配管が平行に曲げられていたのに対し、現在はキャブ前面の一番上の配管が、ボイラー側面では一番下になるように取り回されています。これを表現しようと思います。

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実機の写真を見ながら、ラジオペンチでリンドー線を曲げていきます。柔らかいながらも結構反発力のある丈夫な針金です。ステンレスや真鍮よりも思ったように曲げられます。

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少々時間がかかりましたが、5本の配管の取り回しの表現ができました。

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現在のC62-2号機の実機の空気作用管のジョイントは、ボイラー側面の3箇所にあるのですが、模型では2箇所省略してもっともキャブ側のジョイントのみ表現することにします。ジョイントと管受を買い足せば現在の姿を再現できるのですが、そこまでしなくても十分に取り付け効果があると思います。

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ジョイントと管受を取り付けると、バラバラしていた空気作用管がカッチリとしてきました。ボイラーの微妙なカーブに合わせて手で曲げていきます。

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ボイラーの前面の方で5本の作用管は下に3本、上に2本に分かれます。この前方の曲げの形状も、珊瑚模型のニセコ号時代のものと、現在の梅小路保存状態のものとは大きく異なっています。現在の状態のように、直角に上下に折り曲げます。
模型にあてがいながら、位置をしっかりと確認して曲げたところで今日の作業は終了です。

空気作用管の取り付けには、管受の足部分に合わせてボイラーに穴を開けなければなりません。長い間、大切に作ってきたC62です。間違ったところに穴を開けたりしたら大変です。慎重な作業が必要となるので、時間のあるときに実施したいと思います。

前回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編2 テンダー台車軸箱のNSKロゴ貼付

次回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編4 空気作用管のボイラー側面への取り付け

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2009年8月18日 (火)

「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第50号

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デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の第50号です。

このフェラーリ・グランツーリズモと同時進行で製作していた同じデアゴスティーニの「蒸気機関車C62を作る」は、先週で全100号が終了しました。まだまだ改良作業は続けるものの、今後の新刊配布はありません。

この2年間、毎週火曜日はC62の製作日となっており、その後加わったフェラーリが水曜日の作業でしたが、今週はフェラーリを発売日の火曜日に作業することになります。

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今週の冊子の特集は、1983年式のモンディアル8カブリオレです。20号の1989年式モンディアルTに引き続き、モンディアルシリーズ2度目の登場です。
V8ミッドシップ横置きの4シーターという無理のあるレイアウトですが、スポーツ性と実用性を両立したことにより、アメリカでヒットしたモンディアルのオープンバージョンです。何でも求めるとどこかにひずみが来るものですが、長いホイールベースなのに間延びしていません。ピニンファリーナの優れたデザインのためにスタイリッシュな車となっています。北米で人気を博し、ロングセラーモデルとなりました。

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今回の部品は、フロントノーズです。異型の大型パッケージです。厚みもあります。
しばらくフロント周りの組立作業が続きます。このシリーズ最後の大物パーツとなるかもしれません。
ボディ表面の大きな外装パーツは、残りは54号のフロントスクリーン程度となってしまいました。

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部品の一覧です。
フロントノーズ、ビス5本(BBタイプ)2.3×6mm、ビス3本(Jタイプ)1.7×3mm、ワッシャー4個です。
フロントノーズのパーツは、中央のフレーム部分にカーボン調デカールが貼ってあり、なかなか良い仕上がりです。

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今回の作業は、フロントノーズにデカールを3枚貼り付けるのと、付属パーツに関係の無いフロント・ディスクブレーキのメインフレームへの取り付けです。
用意するパーツは、メインフレーム、31号のフロント・ディスクブレーキ(左)、32号のフロント・ディスクブレーキ(右)、31号、32号に付属してきたRタイプのビス6本、デカールの01番2枚と17番1枚です。

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まず、フロントノーズへのデカールの貼り付けです。
17番のデカールを、デカールガイドを参照しながら貼り付けます。

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続いて、フロントノーズのサイド部分に、01番の跳ね馬エンブレムを貼り付けます。マークセッターを用いて、慎重に位置決めします。

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左右ともエンブレムを貼り付けたら、フロントノーズは大切に保管しておくことにします。先週のフロントボンネットの取り付け作業はありません。

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今回のパーツとは何の関係も無さそうな、左右のフロント・ディスクブレーキを取り付けます。もっと以前に取り付けておいても良さそうなものです。デカールを3枚貼っただけでは物足りないので、作業配分したのでしょうか。

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右側から作業します。
ブレーキのエアインテークを、サスペンションのロアーアームの下側に突起をあわせてはめ込みます。

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フレームをひっくり返し、ステアリングのサイドロッドをディスクブレーキ横の突起にはめ込んで、Rタイプのビスで固定します。

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フレームを元に戻して、ディスクブレーキの上の突起を、サスペンションのアッパーアームに差し込んで、Rタイプのビスで固定します。

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再びフレームをひっくり返して、ロアーアームに固定します。
左右とも同様の作業を行って、ディスクブレーキとサスペンションとを固定します。

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左右のブレーキケーブルを、ABS制御ユニットの二つの穴にそれぞれ差し込みます。これは瞬間接着剤などでの固定が必要と思われます。

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ステアリングを回すとタイヤが左右に振れる構造ですが、とても硬くて回し難い状況です。タイヤ側を動かすと、ステアリングが回ります。

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先週のボンネットのパーツを、今週のフロントノーズにはめあわしてみましたが、ヒンジ部分が合いません。何か後の号で策があるのでしょうか。今のところは無駄なことをせずに、指示を待っておこうと思います。

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大方の外装パーツが揃ってきました。エンツォ・フェラーリのスタイリングの全貌が明らかになります。
仮組みすると、なんて大きい!改めて1/10スケールの迫力に驚きます。

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次回の51号の部品は、ヘッドライトユニットです。
今回のフロントノーズに取り付けていくことになるのでしょう。あらかじめ、点等するLEDは仕込まれていると思われます。

52号はラジエターダクトやサイドマーカー、53号はラゲッジボックスなど、フロント周りのパーツが続きます。ラゲッジボックスにはメインスイッチが付いているようなので、通電実験が行える予定です。

前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第49号

前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第51号

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2009年8月17日 (月)

アリイのプラモデル 1/50「蒸気機関車C62タイプ」

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いつもの様に模型屋さんを探訪していて、アリイのプラモデルの1/50スケールの蒸気機関車C62タイプを発見したので、思わず購入しました。今までD51やC53は店頭にありましたが、C62は長らく欠品していたようです。通販ではいつでも買えるようですが、店頭で見かけたのは初めてでした。

デアゴの巨大なC62も配布が終わってしまって寂しい思いをしている心の隙間に入り込んでしまったようです。外箱は大きく感じます。横525mm、縦300mmです。電車に乗って持って帰るのに気になるほどです。プラモなので重量感はありません。

よく確認もせずにレジに持っていくと、割引店なので5040円。定価は6000円くらいでしょうか。安っす~。
プラモとしては普通の価格なのかもしれませんが、大型SL組み立てキットと考えたら格安です。デアゴのC62なんて18万8100円でした。まあ、キヤノンのペーパークラフトならば、用紙代程度で済むのでもっと安価ではありますが。

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外箱の、この「C62TYPE」という表記が、このモデルの性質を語っているような気がします。C62タイプ、つまり、「C62のような蒸気機関車だよ!」と言い訳をしています。実車に詳しい方から「細部が違うゾ!」等と文句をつけられても困るクオリティだということです。

C62のプラモは、昨年にバンダイが1/45スケールのOJゲージ(軌間24mm)の結構リアルなプラモデルを発売すると予告していました。各種雑誌に試作品を掲載しており、プラモとしては非常に高品質なために発売を心待ちにしていました。
しかし、販売予定価格が2万程度ということもあって発売中止になってしまっています。とても残念です。SLプラモの新しい境地を開くと思っていたのですが、メーカーも企業として収益が見込めないものに手を出すわけにはいきません。

アリイのSLシリーズは、数十年前のSLブームの頃から存在し、今まであまりリニューアルされていないというシーラカンスのようなプラモデルです。しかも、1/50という鉄道模型の一般的なスケールに無い「ノンスケールモデル」であって、鉄道模型ファンからはコレクションの対象になり難いものです。

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パッケージの素朴な絵が、この模型の歴史の長さを物語っています。何となくC62とはわかりますが、あちこち変です。突っ込むのはやめておきます。
ナンバープレートはC62 34。川崎車両製造機で、ずっと山陽路で活躍して、糸崎機関区を最後に割と早く廃車となった記録が残っています。フロントエンドビームに埋め込まれた標識灯が、山陽での活躍を物語っています。

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箱の蓋を開けると、割とキレイにパッケージングされていることに気が付きます。しかし、パット見だけでもパーツのバリや反りがあることが確認できます。鉄道模型キットのクオリティとは程遠いパーツであることがわかります。

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この模型の全長は429mmと記載されています。正確に1/50スケールであるようです。台座を含めると、50cmくらいの模型になりそうです。やっぱり1/50というのは結構大型です。

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ヘッドマークは、「さくら」、「つばめ」、「はと」の3種類が用意されています。表示プレートやJNRマークも付属していますが、所々金メッキ塗装が剥げているのが残念です。

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ナンバープレートは、パッケージの絵にある「C62 34」の他、「C62 26」、及び「C62 2」の3種類です。これも34号機のものは、はっきり目立つくらいに剥げています。
C62 2号機はC62の代表機であるのでプレートをつけざるを得なかったのでしょうが、日立製で試作機的な出来具合の2号機と、量産型で川崎車両製の26号機、34号機を一緒にしているのは不思議です。どのみち「C62タイプ」なので深いことは考えないほうが良さそうです。
プレートの塗装がマシな26号機を使用したいと思います。大阪の交通科学博物館に保存されている車両なので、イザとなれば実車を取材に行くこともできます。

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使用するカラーは、つや消し黒、黒鉄色、白、赤、金、銅色との指示です。蒸気機関車は地味なので、揃える塗料は少なくて済みます。でも、ボイラー部分等は金属感を出すために、パーツにサーフェサーを吹いた上か、直接サーフェサー代わりにクロームシルバー等のメタリックを吹き付けてからマットブラックにする方法を取りたいものです。

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動輪のタイヤ部分やロッドのシルバーメッキがいかにも安っぽくてげんなりします。メッキを剥がしてシルバー塗装が必要かもしれません。本来プラモデルはお手軽なキットのはずですが、このC62、ものすごく手間がかかりそうな予感がします。

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台座も思いっきり安っぽいです。これでは無塗装ではオモチャのレールです。レールの踏面のみシルバーメッキしてありますが、全て塗装のやり直しが必要です。
1/50スケールの軌間は21.34mmとなります。計測してみると、大体スケール通りのようです。一般的な鉄道模型のように、車体に比べて軌間が広く、がに股になってしまうことは無さそうです。

今日は開封して少しパーツ確認するに留まりました。
デアゴスティーニのように、毎週追われて作業する必要もありませんので、ゆっくり組立てようと考えています。とりあえずは、デアゴスティーニのC62の仕上げやフェラーリを優先していくので、作業開始はしばらく先のことになりそうです。

零戦の次のプラモは引き続いて飛行機にしたいと思っていたのに、苦労が予想される素朴な造形のSLとなりました。

次回はこちら
アリイの1/50「蒸気機関車C62タイプ」メッキ剥がしから開始

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2009年8月16日 (日)

「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編2 テンダー台車軸箱のNSKロゴ貼付

デアゴスティーニ、パーツ付きクラフトマガジン「蒸気機関車C62を作る」の製作の話題です。

C62は引き続き、シリーズ終了後の仕上げ工作に入っています。今回は小さなロゴバーツの貼り付けでしたが、意外に時間を要しました。最終号の100号の指示する作業は盛り沢山です。

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100号付属のメーカー銘板と同じ真鍮板にプレスされた「NSK」ロゴを切り離します。
ロゴの大きさに反して分厚い真鍮板なので、切り離しは慎重に行う必要があります。多分、メーカー銘板に合わせた厚みではないかと思います。
本文解説にはハサミで切断せよと書かれていましたが、この硬さと厚みでは確実にハサミがオシャカになります。フレームと対角線上に繋がっている部分は結構太いので、刃こぼれしても心配の無いデザインナイフで丁寧に切断することにしました。時間をかけないと、ロゴの部分を切ってしまいそうです。

デアゴスティーニさんとしては、シリーズガイドにNSKロゴについて記載したことをコロッと忘れてのっぺらぼうの軸箱パーツを配布したところ、思いのほか軸箱ロゴの問い合わせが多かったのでびっくりしたのではないかと思います。慌てて銘板やナンバープレート、区名票の発注時に同時に製作することを工場にお願いしたのでは、と意地悪な想像をします。

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軸箱の表面は、球面状に盛り上がっています。平らなエッチングパーツはそのまま貼り付けられません。本文解説には「曲面になじませるように接着剤もしくは両面テープなどで貼り付けます」と書かれています。しかし分厚いパーツを球面に曲げることは困難です。左右の両端のNとKの細い部分を直線的に曲げることにします。それでも結構力が必要です。パーツのタイプにそぐわない素材の厚さが影響しています。怪我をする恐れがあるので、こだわらない方は無理に貼らなくても良いのではないかと思います。

最初から軸箱貼り付けを意図して製作したのなら、他のパーツのクオリティを勘案すると、あらかじめ曲げ加工を行っておいたはずでしょう。

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接着面積が狭いので、両面テープでは到底貼り付けることはできません。ゼリー状瞬間接着剤で貼り付けることにします。
楊枝の先で接着剤を塗り拡げて、一気に狙いを定めて軸箱表面に貼り付けます。軸箱に吹き付けた塗料は剥がしていないので、時間が経ったらポロッと落ちてくるかもしれません。

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テンダー台車2台の8個の軸箱にロゴを貼り付けました。
C62-2号機の実車では、現在全ての軸箱にロゴがあるわけではありません。公式側は全て揃っていますが、非公式側は二つほどロゴの無い軸箱があります。また、非公式側はロゴの大きさも微妙に異なります。

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急ごしらえのロゴパーツであることがバレバレですが、それでも貼り付けることによりのっぺらぼうの軸箱の立体感が増したように思います。創刊号付属のシリーズガイドに掲載されている試作品の軸箱は、ロゴも含めて成型された真鍮ロストワックスのパーツだったのでしょう。
しかも、この貼り付けロゴ、実物に比べて分厚く、ロゴも少々大きめです。

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梅小路蒸気機関車館のC62-2号機のテンダー台車です。
実車の軸箱のNSKのロゴは意外と小さめです。度重なる塗装でゴテゴテです。

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軸箱のアップです。
最初から軸箱に成型しておけばよかったのに、と思いますが、最後にパーツを付けてくれたことは誠意ある対応であったと考えます。

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実車の従台車にはNSKロゴはありませんが、せっかくパーツが付いているので貼っておきます。テンダー台車に張った感じがなかなか感じが良かったからです。

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少々自己主張が過ぎるロゴパーツですが、試作品と同様の足元のゴチャ感が出てきたように思います。但し、テンダー台車のように気軽に外せない従台車への貼り付けは面倒です。台枠を横倒しにして作業を行いました。

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先日、JR高島屋のわくわくレールランドで買ってきた車内販売用のワインを開けて楽しみます。
新幹線の車内販売でワインを求めると、確かにこの「STONE CIRCLE」というブランドのオーストラリアワインがやってきます。小さなプラカップもくれるのですが、お土産箱には残念ながら入っていませんでした。手頃な小さいグラスで味わいます。あまり大きいグラスだと気分が出ません。

C62は久し振りに結線して、動輪の回転や火室内のLEDのゆらめきと同時に味わいます。前照灯、シールドビーム、標識灯の動作もバッチリです。何と言っても、自作した火室LEDのゆらめき回路が車体の揺れと相まって、効果的な動作をしています。小さなことにこだわって苦労したかいがありました。

この車内販売のワイン、典型的な若い安ワインの味わいですが、一応赤ワインらしいタンニンが利いています。少量で「飲んだ感」を与える優れたバランスです。
クォーターボトル(187ml)なので、あっという間に無くなってしまうのが残念です。車内で飲むとこれで一応満足するのに、家庭では飲み足りずにウィスキーを持ち出そうかと今、妻の目を盗むタイミングを図っています。

前回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編1 テンダーのナンバープレート取り付けなど

次回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編3 ボイラー公式側の空気作用管の取り付け準備

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2009年8月14日 (金)

「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編1 テンダーのナンバープレート取り付けなど

デアゴスティーニ、パーツ付きクラフトマガジン「蒸気機関車C62を作る」の製作の話題です。

一昨年の8月に開始して約2年間経ったこのシリーズも、8月11日発売の100号にて終了いたしました。しかし、私を含めて多くの方は、まだ完成させていないことと思います。今後は完成を目指しての番外編となります。毎週追って来るものが無くなってしまうのでモチベーションを保ち続けるのが難しいのですが、間をおかずに作業継続したいと思います。

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まずは100号に付属していた標識灯やナンバープレートの製作からです。

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パーツ予告にて「テールランプ」と称されていたのは、カンテラ型の標識灯でした。既に前部の標識灯は珊瑚模型のパーツを取り付けているので必要ありません。テンダー後部に取り付けるかどうかは思案中です。とりあえずは組み立てておきます。
赤いレンズ部分は本体に接着する必要があります。本文解説には瞬間接着剤を使用すると書かれていますが、白化する恐れがあるので、木工用ボンドで貼り付けます。粘着力が劣りますが、外れることは無いでしょう。

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カープラモでも窓やライト部分の透明パーツを取り付けるときに木工用ボンドは活躍します。樹脂パーツを侵さないので透明感を保ったままの接着が可能です。

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但しこのデアゴの標識灯、機関車の前部に取り付けるものとテンダー後部に取り付けるものとは取り付け部のホルダーの部分の大きさが異なります。機関車用では小さくてテンダーに取り付けられません。

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とりあえず、片方だけは取り付けができますが、前部には二つ付いているのに後部は一つというのは収まりが悪い気がします。
現役時代のC62の写真を確認すると、前後とも左側だけに標識灯を取り付けているものがあります。北海道時代のC62-2号機は前後とも、左右取り付けられています。

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標識灯は後回しにして、次は後部のナンバープレートです。
前部の煙室扉のナンバープレートと同様、四隅に真鍮線を入れて固定する方法ですが、テンダー後部は平らなので簡単な作業となります。

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本文解説では先に真鍮線を通してから余った部分を切るとの指示です。創刊号の煙室扉の作業の際にも同様でした。
しかし、先にプレートに真鍮線を適当に切って取り付けておいた方がきれいに仕上がると思います。
創刊号の作業の頃は、言われたとおりの作業をしなければいけない!という健気な精神を持っていましたが、2年間ですっかりスレてしまいました。こんな私に誰がした・・・きっとデアゴさんの度重なる不可解な作業指示のせいだと思います。

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真鍮線はニッパーで切断し、プレート表面側はやすりで削って平らにしておきます。嫌気性接着剤を使用してプレート裏面に飛び出るように固定します。

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真鍮線は少々長くてもテンダー内部に隠れます。
プレート裏面に少量の嫌気性接着剤を塗って固定します。

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まだ色々と足りないテンダー後面ですが、プレートが取り付けられると締まってきます。完成に近づく瞬間です。

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梅小路蒸気機関車館に保管されているC62-2号機のテンダー後面です。現在、前後とも標識灯は取り外されています。しかし上部に後照灯が取り付けられています。竣工当初は前照灯として使用されていたLP42が移設されています。

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C62-2号機は昨年の5月に改装されてナンバープレートが赤地に変更されていますが、その前は黒地でした。以前の写真を引っ張り出すと、ナンバープレートの下部にテンダー積載表示板があることに気付きました。現在は説明板で隠れてしまっています。

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ナンバープレートの下部に珊瑚模型のテンダー積載表示板を貼り付けます。少し実機に近づいた気がします。

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続いて94号に付属してきた車止めの製作です。
車止めは樹脂製の車止めに真鍮線を差し込む構造です。穴の部分にゼリー状瞬間接着剤を流し込んで真鍮線を接着します。

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接着剤の硬化前に実際にレールにはめ込み、レールの幅に合わせて固定します。

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前後とも同様に固定して完成です。グレーの樹脂がチャチです。ゴールドないしは黒に塗装した方が良さそうです。

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先台車と排障器との間に入れることになります。
目立たないパーツです。別に取り付けなくても良いかもしれません。

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後部も、後部の排障器とテンダー台車の間にはめ込みます。
軟質樹脂なので、程よく固定してくれます。

今日の作業はここまでです。
続いて、100号に付属してきたテンダー台車の軸箱の「NSK」ロゴのエッチングパーツを取り付けたいと思います。

前回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」第100号

次回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編2 テンダー台車軸箱のNSKロゴ貼付

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2009年8月13日 (木)

わくわくレールランドでの鉄道模型の世界展

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貧乏暇無しサラリーマンは今日からようやく盆休みです。とはいえ16日の日曜日までなので、あっという間に終わってしまいます。

今日は、昨年より肺癌治療のために入院している父親のところに行く前にちょっと時間があったので、名古屋駅に立ち寄りました。

ジェイアール名古屋タカシマヤにて開催されている「第10回わくわくレールランド」を覘いてきました。今日、8月13日(木)から24日(月)までの開催です。例年は1週間程度の会期なのに、今年は12日間も開催しています。人気イベントとして定着したようです。年を追うごとに来場者が増えていると感じます。

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全体的に夏休みのお子様向けイベントなので、初日の今日の午前中は大変な混雑です。少々会場に人を入れ過ぎている状態で、若いママさんが押すベビーカーにゲシゲシ小突かれながらザッと見回します。最近、鉄道イベントだけでなく、ディズニーランド等の人ごみの中で、自分の子供を乗せたベビーカーを盾にして、回りの人を小突いて進路を拓くママさん(ババさんのこともある)が多くなってきました。お子さんの顔の位置には、丁度大人が肩から掛けたり手に持ったカバンがあるので危険なこともあります。そんな親の子は小さな頃からスリルを感じて育っていくことになるのでしょう。
対照的に若いお父さんがベビーカーを押しているときは、人ごみに埋まっておろおろしている事が多いのも特徴的です。大抵ママさんに「早く!」と呼ばれています。

こういうイベントには鉄道模型販売が付き物ですが、掘り出し物を見つける余裕はありません。人多すぎ!お盆休みが終わってからもう一度訪れようと思います。特に古本の書籍コーナーはゆっくり見たいものです。週明けの夕方に訪れたいと思います。

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鉄道模型イベントで引っ張りだこになっている諸星昭弘さんがジオラマ製作の実演をされていました。暑く狭いコーナーに押し込められるように座っておられましたが、周りのお子様たちにもニコニコ対応されていて、NHKの番組そのままの温和なお人柄が偲ばれます。ちょっとダイエットされたのでしょうか。

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今日も素晴らしい作品が多数飾られていました。
里山風のレイアウトが2点置かれています。

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日車夢工房のコーナーにて、名鉄の特急車1700系の編成替えの際に生じた座席を限定8脚にて注文販売していました。1台5万円です。当然中古品なので、かなりの使用感があります。結構重くて60kgほどあるようです。
うーん、置き場所があれば欲しい!実家に置いてもらうことにして申し込んでしまおうか、と心が動きました。申し込みは24日までです。じっくり考えたいと思います。

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今日、寸暇を惜しんで高島屋にやってきた目的は、「原信太郎 鉄道模型の世界展」を見るためです。わくわくレールランドの会場の一つの目玉になっています。
大人800円、大学・高校生600円、中学・小学生400円と入場料が必要ですが、こちらも入場に行列が出来るくらい混んでいました。盆休みが開ければ空いてくるでしょう。未就学児は無料です。

原信太郎さんのことは、講談社の「昭和の鉄道模型をつくる」でも紹介されていました。芦屋の邸宅に60坪の鉄道模型部屋を持ち、1番ゲージやOゲージの巨大模型を縦横無尽に走らせている、夢のような鉄道模型ライフを送っておられる方です。その「シャングリ・ラ鉄道」と名づけられた鉄道模型の一部が展示されています。残念ながら、会場内は撮影禁止でした。

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展示車両群は撮影禁止でしたが、会場内の17×10mの巨大レイアウトを走る1番ゲージ(軌間45mm)車両は撮影場所を限定して撮ることが許可されていました。地上1.5m、大人の目の高さに設置されたエンドレスレイアウトを、大型模型が走り抜けます。相当な重量感です。これは、ドイツのDR E94電気機関車の牽く貨物列車。

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「どうせ写真を撮る機会なんて無いはず」と、高をくくって一眼レフカメラを持って行かなかったので、コンデジでの撮影です。模型のスピードは予想以上に速く、到底うまく撮れそうにありません。

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ステンレス車体が美しいアメリカのバーリントン・ゼファーです。通過時には本物と同様、「カタン・カタン」という台車の通過音が響きます。大人の目線に線路をもってきた原さんのコダワリが理解できるようです。ちゃんとお子様のビューポイントも設けてあります。
あまりに早くて、気付いたときには通過しています。

写真が上手に撮れないので、動画で表現します。

まずは、DR E94電気機関車の牽く貨物列車です。重々しい通過音が響きます。
結構顔の近くを通り抜けるので、振動や風圧さえ感じることができます。

バーリントン・ゼファーです。
空気を切り裂くような滑らかな走行です。素晴らしい。
90歳になられた現在まで、子供の心を持ち続けて鉄道模型を存分に楽しまれていることに大いに感心します。大切なコレクションの展示の機会を作ってくださったことに感謝する次第です。会期中の空いたときにまた訪れたいものです。

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お土産を吟味している余裕はありませんでしたし、凄まじい人ごみで会場は回遊できませんでしたが、新幹線の車内販売で売っているのと同じワインが売っていたので買ってきました。2本セットで1000円。
新幹線に乗っているときは、ビールを飲むことはあっても、なかなかワインは飲まないものです。冷やして気軽に飲んでしまう予定です。

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2009年8月12日 (水)

「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第49号

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デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の第49号です。

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今週の冊子の特集は、1956年式の250GT ツール・ド・フランスです。
50年代の250シリーズです。多くのレースで輝かしい戦績を挙げたレースカー、250GTのレプリカを作って好事家に高価で販売したものです。レースカーとロードカーとの区分けが曖昧であった時代の時代のフェラーリです。

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1気筒250CCの12気筒エンジン搭載を意味する「250」が冠される車には名車が多いので、このシリーズでも繰り返し取り上げられます。元々レースカーのために機能的なスタイルです。快適装備は何にも無いとのこと。盛り上がったリアフェンダーのマッスルな感じが非常に格好良いとおもいます。闘う車の内に秘めたパワーがパンパンになって、今にも飛び出しそうなイメージです。

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今回の部品は、フロントノーズです。
チマチマパーツから一転して、今回と次回はまた外装の豪華なパーツとなります。赤い大きなパーツは、開封したときにワクワクするものがあります。

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部品の一覧です。
ビス3本(Gタイプ)1.7×4mm、ボンネット用ヒンジ(左・右)、ボンネットです。
ボンネットは少々艶に乏しいものの、いつもながらの丈夫な塗装です。コンパウンドで磨けば光りそうです。フロントにエンジンが無いので、開口部の小さい異形のボンネットです。

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今回はフレームにボンネットは取り付けません。デカールや小パーツをボンネット裏面に取り付けるだけです。ボンネット裏面は、しっとりとしたセミグロスブラック塗装が施されています。
今回の付属パーツ以外に用意するのは、39号に付属してきたデカールの19と20です。

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このシリーズのデカールは粘着力も強くてしなやかなので、マークセッターを使用する必要性はありません。でも、せっかく零戦プラモ製作の際に購入したので使います。
あらかじめ貼り付け面にサッと塗っておいてから、水で保護紙を取ったデカールを載せます。ずらして位置を調節したらティッシュペーパーで水気を取ります。
38、39号に付属してきた水転写式のデカールは、最終号に予備1セット付属してくるとのことです。このシリーズは小さなデカールが多いのでミスをすることは少ないと思いますが、安心感があります。デカールのためにパーツ購入するという無駄が無くなると思います。

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ボンネットの手前部分にボンネット用ヒンジを取り付けます。
ヒンジにはR、Lと左右にて形状が異なります。ボンネットをひっくり返すと左右逆になるので要注意です。

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右側のヒンジ(ひっくり返したら左側だが)から取り付けます。
今回付属のGタイプのビスで固定します。こちら側は問題なく取り付けられます。

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左側のヒンジも取り付けます。
ボンネット側の取り付け基部の状態が右側とは異なっており、取り付けに苦労します。位置を確認しながら固定します。フロントノーズに取り付けるときに形を整えなければなりません。

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honestさんから事前情報を頂いていた通り、今回は配線のチェックがありました。ダッシュボード内部の配線を外側に出し、ブレーキランプのジャックを接続するというものです。
コクピットの取り付け作業時に行ってくれればよかったのに、と思う作業です。ジャックを取り付けっぱなしだとどこかに引っかかりそうなので、確認後は外しておきました。

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ボンネットは、フロントノーズに固定してからメインフレームに取り付けるものと思われます。
今回の組み立てガイドにて、フロント全体の構造図が掲載されています。フロント部分は、ビスを除いて16個のパーツにて構成されているとの事です。来週やってくるフロントノーズに、今回のボンネットの他、ライトやミラー、ラジエターへのダクト部分等を取り付けていきます。

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今回のボンネットがやってくることによって、創刊号のフロントノーズに繋がるパーツが出来ました。ボンネットの三角ラインがノーズに続いています。
1年弱、孤独に保管されてきたフロントノーズも、ようやく仲間入りの兆しが見えてきたようです。

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途切れてはいますが、今回にてボディ最先端から最後部まで外装パーツが繋げることが出来ました。F1マシンをイメージしたラインが明らかになってきています。
昨年の8月26日に始まったこのシリーズも、もうすぐ1年が経ちます。既に全体の75%を越えました。いよいよ第4コーナーにかかるところです。予定通り進めば、12月1日に最終の65号を迎える予定です。

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次回の50号の部品は、フロントノーズです。
しばらくフロント部分の組立てフェーズが続きます。今回のボンネットは取り付けできるのでしょうか。

前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」ブレーキ配線の改良

次回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第50号

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2009年8月11日 (火)

「週刊蒸気機関車C62を作る」第100号

今朝は起き抜けに結構大きな地震がありました。私の住んでいる愛知県三河地方は震度4との事ですが、しばらく揺れが続く長い地震でした。身の回りの人たちに特に被害が無かったのは幸いです。
しかし、お隣の静岡県では震度6の箇所が多かったようで、東名高速の牧の原付近では路肩が崩れて当分通行止めが続く様子です。日本の大動脈が寸断されていて、これから影響が出てくるものと思われます。

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デアゴスティーニ、パーツ付きクラフトマガジン「蒸気機関車C62を作る」第100号です。

2007年8月28日に創刊されたこのシリーズも、2年間の配布期間を経て、いよいよ最終号となりました。シリーズ総額18万8100円でしたが、買いなおした号やパーツもたくさんありますし、珊瑚模型のオプションパーツや道具など加えると、いくらになるのか計算したくありません。しかも、製作期間の間4度に亘って京都の梅小路蒸気機関車館を訪れています。
2年間続けたことの証として、完成間近の巨大なC62模型が手元にあります。価格に代えられないシアワセなことだと思います。

私自身、2年間もクラフトマガジンを購読し続けた経験は初めてです。皆さんと情報交換して最後まで続けることが出来ました。
改良作業はまだしばらく続くと思います。今回も、一部の作業は確認しただけで終わっています。正式な仕上げと完成宣言はもう少し先のことになります。

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今回の部品は、機関車の仕上げ段階での細かいパーツの詰め合わせです。ナンバープレートなどのプレート類も付属しています。
仕上げパーツなので最後も軽いパッケージだと思っていたら、予想に反して分厚く重いものでした。非常にボリューム感のある石炭パーツのためです。

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部品一覧です。
テール・ランプ 機関車用、テール・ランプ テンダー用、レンズカバー×2、真鍮線(0.5φ/100mm)、ナンバープレート×3、安全弁台座カバー、安全弁×2、区名票×2、銘板×2、軸箱ロゴ×12、石炭、真鍮線(1φ/100mm)です。

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最後まで謎の存在であったテール・ランプは、標識灯でした。試作品にも取り付けられていなかったパーツが最後に付属するとは思っていませんでした。
珊瑚模型さんの標識灯と比べると甘い造形ですが、なかなか良くできています。ただ、底の部分は塞いでいないので穴が開いたままです。ハンドル部分は直径0.5mmの真鍮線を曲げて自作するという指示です。

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真鍮線をラジオペンチで曲げてハンドル部分を作ります。

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ハンドルを取り付け、前面にレンズカバーを接着してテール・ランプの完成です。
でも、フロント部分には既に珊瑚模型の標識灯が取り付けられていますし、テンダーは左側のパーツしかないので取り付けは迷っています。底の部分が開いているのも何とかしないといけません。

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珊瑚模型の標識灯との比較です。
ハンドルの真鍮線は、もっと細い素材を使用したいものです。

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テンダーに後面にとりあえず仮に取り付けてみます。
テール・ランプは二つありますが、取り付け部の太さが異なるので、もう一つのものはテンダーには取り付けられません。残念です。現役時代にはテール・ランプが片方だけというのは良くあることだったのですが、前に二つ付けたのに後ろが一つだけというのも違和感があります。どうするか考えたいと思います。

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ボイラー安全弁と安全弁台座です。これも最後の仕上げに取り付けることになりました。
つるりとした仕上げです。ロストワックスではなく、旋盤で削って製作したのでしょう。

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私のC62には既に珊瑚模型さんのボイラー安全弁と安全弁台座が取り付けられています。双方を比較してみたいと思います。

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左側が珊瑚模型のパーツ、そして右側がデアゴスティーニのパーツです。うーん、品質の差が顕著です。これは珊瑚模型のものを使用しないわけにはいきません。

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まず、デアゴスティーニのパーツから取り付けて確認します。
安全弁は、前述した通り旋盤で削って製作した感じなのでつるりとしています。光っているので模型らしい感じではあります。上面の細かい穴の造形はありません。

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これだけ見ていると悪い感じではないのですが、安全弁台座が飛び出すぎだと思います。

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続いて珊瑚模型のパーツです。
安全弁も実物のように太く、ガッシリした感じです。上面の細かい穴も表現されています。

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実車よりも若干台座が高いですが、目立たない程度です。

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東山動植物園に保存されているC62-17号機のボイラー安全弁部分です。上部の陸橋からの撮影です。
2011年春に開館予定のJR東海博物館(仮称)に移送して、入り口近くのメイン展示部分で保存が決定しているC62-17号機ですが、現在は痛んだ状態での屋外展示となっています。
安全弁は塗装されているのか、金色に光っています。

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安全弁上部は蒸気の抜ける細かい穴が開けられています。
珊瑚模型さんのパーツはよく再現されているので、デアゴのパーツは保管することにします。

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安全弁台座はデアゴの模型よりも低い状態です。
この17号機、修理のために工場入りすると思われますが、東山にある期間に、もう一度観察したいと思います。きっとJR東海博物館がオープンしたときは混雑が酷く、ゆっくり観察できないかと思います。

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安全弁では珊瑚模型に差を付けられてしまいましたが、プレート類はなかなかの品質です。
前面の煙室扉部分のナンバープレート以外は今回の付属となります。また、区名票やメーカー銘板、従台車とテンダー台車の軸箱に取り付ける「NSK」ロゴがエッチングパーツで付属しています。

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左が珊瑚模型のナンバープレート、右側が今回付属のデアゴスティーニのナンバープレートです。
字体や質感の好みもありますが、デアゴスティーニのプレートの方が良く出来ていると思います。テンダーの後面には、後日デアゴスティーニのプレートの方を取り付けたいと思います。

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区名票は、宮原機関区を現す「宮」の文字です。
C62-2号機の東海道時代は宮原機関区所属なので当然のことです。私は既に梅小路機関区の「梅」の区名票を自作しているので、これも使用しない予定です。どの時代のC62を製作しているのかわからなくなっています。
「日立」のメーカー銘板と共に、後日吟味して取り付けます。

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従台車とテンダー台車の軸箱のNSKロゴは、接着剤か両面テープでの取り付けとのことです。
実車でも取り付けられていない台車があるので、これも取り付けを今後検討したいと思います。

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石炭パーツです。
線路のバラストと同様の樹脂の成型パーツですが、思った以上に重みがあります。実際に石炭パーツをかたどって作ったのではないかと思うほど、良く出来ています。

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パーツの裏側です。
相当に重量感があります。100号の重みのほとんどはこの石炭パーツです。

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前側からはめ込むように載せます。
石炭が載ると、蒸気機関車の雰囲気が盛り上がります。

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但し、横から見ると少々「盛り具合」に欠けているかもしれません。

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台座の動輪の間の短いレールパーツ提供の案内はがきが付いていました。9月末までに投函すると、11月末頃到着するということです。
かなり先の話になります。このC62が本当に完成するのはその頃になってしまいそうです。

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専用ケース、及びヘッドマークの応募はがきにも全ての応募券を貼り終わったので、早速明朝に投函したいと思います。応募券は、上からセロテープで補強しておきました。

デアゴスティーニさんからの配布は今回で終了してしまいますが、機関車の仕上げや改造はしばらく続きます。まず考えているのは、ボイラーの側面を通っている空気作用管の作成です。やり始めるとキリがなさそうな配管ですが、ある程度で妥協することになります。

前回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」第99号

次回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」番外編 テンダーのナンバープレート取り付けなど

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2009年8月10日 (月)

「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」ブレーキ配線の改良

デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の製作の話題です。

デアゴスティーニさんに直販手配されている方のお手元には既に49号が届いているようですが、私を含めて書店予約受け取り組は明日の受け取りとなります。長いと思っていたこのシリーズも、全体の3/4を経過して、いよいよ終盤に入っています。

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49号ではフロントのボンネットの取り付けと共に、ブレーキランプの配線を含めたケーブルの確認があるようです。honestさんからの先行情報をいただきました。
但し、私の場合はブレーキランプの配線の赤青ケーブルの長さが少し足りずに、このままでは接続できない状態です。個体差かもしれないと思っていました。イザとなればぶった切って延長しようかとも・・・。でも変だな、とは思っていました。
47号の作業でダッシュボードから配線を出す際に、マサさんからコメントにてうまく配線を分けておけば伸びるとのアドバイスを頂き、思い切ってやり直すことにしました。

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コクピット下部の3箇所の固定ビスを外し、久しぶりにダッシュボード裏の配線を確認します。
思った以上にケーブル同士が絡み合っています。整理すれば、多少は伸びそうな予感がします。

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まずはブレーキ配線のケーブルから確認です。
赤丸部分の赤青のケーブルを最も有効に使用できるようにします。他のケーブルも整理し、アクセルペダル、ブレーキペダルの配線を結線してコクピットを閉じます。

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ブレーキランプ配線以外は僅かに飛び出ているだけです。改良前と変わりません。コクピットを開けるのは面倒くさいと思っていたのですが、やってみれば10分程度の作業でした。

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あっさりケーブルの余裕ができました。かなりダッシュボード内部で絡み合っていたようです。デアゴさん、個体差などといって疑ってごめんなさい。マサさん、的確なご指摘ありがとうございました。

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ケーブルはあまり余裕の無い長さです。余ってしまって処置に困るよりは、手順通り組み立てれば丁度良い長さである方がユーザー思いです。
但し、半田付けの処置の甘いこの模型は、電気仕掛けを触る際には要注意です。簡単に接続部分が外れます。ケーブルを引っ張らない丁寧な作業が必要です。

デアゴスティーニセレクト通信販売にて、このフェラーリ・グランツーリズモのディスプレイケースやネームプレートの販売案内がなされています。

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エンツォ・フェラーリ マーク入り ディスプレイケース
http://deagostini.jp/select/detail.php?id=662

販売価格(税込):16,800円

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購読者プレゼントではディスプレイベースしかもらえないので、アクリルのケースを被せて保護すると言うことです。エンツォ・フェラーリのサインと跳ね馬のエンブレムが入っていることが特徴です。

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そして、C62でもあったネームプレートです。
製作者の名前を入れて、「特別感」を煽っています。リアルカーボン製だとの事。

エンツォ・フェラーリ ネームプレート
http://deagostini.jp/select/detail.php?id=663

販売価格(税込):5,250円

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2種類の角度でディスプレイできます。冷静に考えると、凄く高価です。

どちらも注文締め切りは2009年10月15日までなのでじっくりと考えれば良いのですが、ミニカーに立派なケースが必要なのかなあ、と思わないではありません。鉄道模型だと迷わずケースを買うのに不思議なものです。ケースに入れていると、各種ライトやサウンドギミックが楽しめないので、むき出しにして絶えず手入れをしているほうがシアワセな予感がします。その方が場所取らないという利点もあります。ディスプレイベースさえ必要無いかもしれないとさえ思っています。一応、応募ハガキを出してもらうつもりではありますが。

その他、汎用のディスプレイケースやボディトリートメントオイル、ライティングセット、精密ピンセット、マイクロファイバークロス等の案内があります。

デアゴスティーニさん、購読者にオプションをたくさん買わせて上手に儲けるものだと感心します。タイミングも絶妙。最初から紹介されていたら、シリーズを買い始める方が減ってしまいかねません。

前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第48号

次回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第49号

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2009年8月 9日 (日)

タミヤ1/48零戦二一型プラモ 完成

製作していたタミヤのプラモデル、1/48スケールの零戦二一型が完成しました。何とか終戦記念日までに、と思っていたので、昨日から引き続いて完成までこぎつけました。

昨日、表面保護のために吹いた半光沢トップコートも乾燥しています。夏場は塗料の乾燥が早いので、プラモの製作が格段に楽になります。表面コーティングがなされており、触ってもデカールが剥がれることはありません。

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キャノピーの窓枠がよれよれになってしまいました・・・。
きちんとマスキングせず、フリーハンドで書いたからです。次回、零戦プラモを製作するときは、マスキングしてからキレイに塗りたいものだと思います。

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零戦は、どこから見てもその機能美に魅せられます。
素人が適当に組んでもタミヤのプラモは大抵ぴったり収まるのはありがたいことです。

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真横に伸びた広い翼面。抜群の旋回性能を誇ったプロポーションです。

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「翼コレクション」の1/100零戦二一型とのツーショット。
ちゃんと指定色で塗ったのですが、微妙に色合いが異なります。

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零戦、D51、トヨタ2000GT。
昭和の時代の、それぞれの時期の国内最高の技術で作られた逸品揃いです。
全てスケールが異なりますが、ペーパークラフトのD51は1/55なので、近いスケールではあります。

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このプラモデル、主脚を出すか収納するかで駐機状態と飛行状態を選べるようになっています。飛行状態の場合は天井から釣って飾るのでしょうか。

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プロペラの間から見えるエンジンパーツにも一応塗装を施してあります。

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上野の国立科学博物館に保存してある零戦二一型の実機です。カラーリングが異なりますし、複座改造されていますが、国内でいつでも公開している唯一の二一型なので貴重な存在です。実物は意外と小さくて驚きます。

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エンジンカバーが外されていて、ゴチャゴチャした栄エンジンの形状を観察することができます。

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この零戦二一型、見られる角度が限られています。
上から観察できたら良いのに、と思います。

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こちらは靖国神社の遊就館に奉納されている零戦五二型です。靖国神社には長らく訪れていませんが、また観察に行きたいものです。後ろにはタイ帰りのC56蒸気機関車が見えます。

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ここは、狭い場所に収められているので、今度は広角レンズを持って全体像を捉えて撮影したいものです。国立博物館の二一型よりもきれいに復元されている感じです。

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飛行機のプラモはほとんど初挑戦でしたが、1/48スケールだとパーツが少なくてすぐに組みあがってしまいます。もう少し大きい模型も制作してみたい気がします。デアゴの零戦、場所があればトライしたいものです。
ライバルの米軍F4Fワイルドキャット、F6Fヘルキャット等にも興味が沸いています。

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先日亡くなられた大原麗子さんを偲んで、今夜の零戦完成記念の乾杯は、久し振りにサントリーのウィスキーです。

有名な「少し愛して、長~く愛して」のキャッチフレーズのCMはサントリーレッドでしたが、大原さんはオールドのCMにも出ておられて、それを良く覚えています。我が家にかつて、常にこの丸いボトルがあったからです。

私が子供の頃、父親は接待などで飲んで帰ることが多かったのですが、たまに家で飲むときに水割りにしていたのがこのサントリーオールドでした。「ダルマ」と呼ばれていたこのオールド、出入りの酒屋さんが、いつもビールなどと一緒にとても大切そうに配達してくれていました。

サントリーのウィスキーには明確な序列があって、下から「トリス」、「レッド」、「ホワイト」、「角瓶」、「オールド」、「リザーブ」、「ローヤル」(更に「響」、「山崎」)と出世していくたびに飲み変えていくものだったようです。父はダルマを卒業した後、ブランデーのサントリーVSOPの方に曲がって出世してしまい、歳をとってからは芋焼酎になってしまいました。

大原麗子さんの「サントリーオールド、2370円」なんてコマーシャルを覚えているのですが、近所のジャスコで1480円でした。度重なる酒税法改正で蒸留酒も安くなったものです。

「ダルマは父親のダサいお酒」等というイメージをもっていたのですが、かなりまろやかでおいしく、模型を見ながら相当進んでしまいますね。このままではふわふわ零戦やD51が飛んでいるように見えてきそうです。

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2009年8月 8日 (土)

タミヤ1/48零戦二一型 デカールの貼り付け作業

今日は最高に暑い日となっています。

模型屋さんへ行ってマークセッターとトップコートを買ってきた後、プラモ作りを進めました。夏休みは工作意欲が沸くのか、お店は混んでいます。
買ったらあちこち寄り道せずにサッサと帰ります。こんな日はエアコンの効いた部屋にいるに限ります。

外形だけは出来上がってきたタミヤの1/48プラモデル、零戦二一型ですが、デカールの貼り付けという厄介な作業が残っています。
昔からデカールの貼り付け作業は不得手です。デカールに失敗して、どれだけ台無しにしてきたことか・・・。特にこのプラモデルのデカールは糊が弱い上に材質が固くて脆く、機体の曲面には到底納まりそうにありません。

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そこで、マークセッターの力を借りて貼り付け作業を行うことにしました。マークセッターはデカールを貼るときの補助材で、木工用ボンドの水溶液のような液剤です。固いデカールも、少し柔らかくなってプラモになじみやすくなります。

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貼り付ける面にマークセッターを塗ってから、水で保護紙を剥がしたデカールを貼ります。
やっぱり専門の道具の力は大きいものがあります。乾くまでにしばらく猶予があるので、静かにずらしながら位置調節も可能です。位置が決まったら、表面を軽くティッシュでポンポンと叩いて水気を取って完了です。

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非常に神経を遣うデカールの貼り付け作業も、マークセッターの力を借りることにより、格段に楽になります。30分程度で全てのデカールの貼り付けが完了です。もっと以前から使用していれば良かったと思う次第です。

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下手ながらも、何とか側面の曲面や帯の部分も貼り付け成功です。ただ、尾翼の黄色い帯の位置が低いようです。今更やり直せないので、仕方ありません。

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背面です。
説明書の解説通りに塗装を行いましたが、主脚の内側の色がメタリックブルーなのが気になります。本当に実機はこんな色だったのでしょうか。
ちなみにこの部分、靖国神社の五二型は機体背面色ですし、国立科学博物館の二一型は緑色です。時代によって塗り替えられていることもあるのでしょう。

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細かい部分にもデカールが貼りつきます。
増槽の接続部分にも機体番号の「101」という数字が書かれています。増槽も、当初はその機体の専用品であったことの証左でしょう。

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デカールを貼っただけでは、その内に剥がれたりするので表面保護が必要です。水性トップコートをさっと吹いておくことにします。
ラッカー系のクリアに比べて乾燥が遅く、塗膜の弱い水性トップコートですが、デカールを全く侵しません。車の模型のようにテッカテカに仕上げたい時は適しません。でも仕上げに吹いてデカールを保護するだけならば大丈夫でしょう。零戦に艶が出ても困るので、「半光沢」タイプを使用します。

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吹いた直後はちょっとテカっていますが、乾燥すればしっとりとした半光沢に落ち着くでしょう。乾燥の早い夏場ではありますが、数日間は乾燥させねばなりません。ラッカー系ならば一晩でOKなのに比べて面倒くさいところです。
トップコートを吹いてしまったら、後は放置しておくしかありません。誕生日に妻にもらった日本酒を冷でチビチビ飲みながら模型を眺めます。

この関谷醸造の「一念不動 特別純米酒」というお酒、深い旨みがあります。同社の吟醸酒「空」のような辛口ではありませんが、鼻から抜ける甘美な香りは結構癖になりそうです。でも限定酒なので、手に入れるの面倒臭そうです。

墨書きのようなラベルに味があります。含蓄のある言葉が書かれています。親鳥が雛鳥に諭している言葉のようです。

「一番は前ばかりではない。一番後ろもある。
だれでも前に行きたがる。
お前は後ろを狙え!。」

うーん、ビリを狙えって事じゃないのですよね・・・。
サボって一番後ろになるんじゃなく、努力して後ろを狙うということです。それって、一番前よりも難しいことかもしれません。
心に留めておこうと思います。といいつつ、飲みます。

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2009年8月 7日 (金)

暑い日には大須でうなぎ食べたい気分

土用の丑の日はとっくに過ぎてしまっていますが、うなぎの話題です。平成の世になってからも、平賀源内の作ったキャッチコピーに踊らされていて、夏場はうなぎが食べたくてウズウズするものです。

このところ、すっかり昼の300円弁当に飽きてしまって、チャンスがあれば大須の街にランチに出かけています。
8月に入ってようやく梅雨明けし、このところ蒸し暑い日が続いています。こんな日は元気をつけるためにうなぎを食べるに限ります。

大須には何軒かうなぎ屋さんがありますが、うなぎだけ専門にやっているのは大須観音の側の「宮田楼」だけです。店も古くて趣がありますし、とてもおいしいのですが、とにかく注文してから出てくるのが遅い。相当フライングしないと昼休みが終わってしまいます。しかも価格も結構高いので、気軽に食べるわけにはいきません。

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お手軽に食べたいときは、大須商店街の新天地通りのメガタウン1階にある「大松」に行きます。パチンコ屋や携帯屋の間を通り抜けていくような感じで入り口がわかりにくいのですが、夏場はきちんと混んでいます。今は夏休みなので、普段来ないような若い人たちも店内にいました。

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ランチメニューの「ミニまぶし」800円。名古屋名物ひつまぶしの小型版です。今日はお気楽メニューのこちらをいただきました。
肝吸いと漬物、薬味とうな茶漬け用のだし汁付きです。うなぎは普通のひつまぶしの半分の量なので、たくさん食べたい方には通常メニューを食べた方が良いでしょう。
大食いではない私には、ランチに丁度良い量です。味もそこそこおいしくて満足します。特に、うな茶漬け用のだし汁がおいしい。肝吸いのだしとは微妙に異なっています。昆布風味のこのだし汁を味わうために、私は大松に行くといっても過言ではありません。アルミ急須に並々と入れてくれます。うな茶漬けにするだけでなく、全部飲みます。

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ランチメニューでは、ミニまぶしの他に、いくつかの定食を800円で供しています。うなぎ専門店ではないので多彩です。この写真の他、冬場のカキフライなど季節メニューもあります。
うなぎと刺身以外の定食は超てんこ盛りで、私は食べ切れません。エビフライは7本くらい盛られてきます。このお店、回転が早いので、少し並んでいても待っていればすぐに入れます。

名古屋では、クソ不味いのに混んでいる有名な熱田の蓬莱軒に行かなくても、そこらのうなぎ屋さんでおいしく食べられるひつまぶしですが、この料理、大したことないうなぎを何とかおいしく食べられる非常に優れた料理法だと思います。蓬莱軒で名物のひつまぶしではなく、普通のうな丼を食べると、その泥臭さ、べちゃぬるご飯の不味さが露呈します。細かく切って薬味やだし汁をかければ、少々の難は隠れるのです。
本当においしい店では、アッツアツご飯のうな丼こそが一番だと思っています。

この地方のうなぎやさんは、蒸さずにカリッと焼き上げて、たまりのドロリとした甘辛いタレをつけ、固炊きの熱々ご飯に載せて渋滞無く食べる!というのが真骨頂。どうしてもひつまぶしが食べたければ、大松のお得な800円のを食べてサクッと体験してしまいましょう。テレビやガイドブックが持ち上げるのでイメージからか、皆さん蓬莱軒を褒めますが、自分の舌を信じて「不味いものは不味い!」といって欲しいものです。
但し、蓬莱軒もメディアに取り上げられてから味が落ちたのであって、熱田神宮の境内の中にあった小さなお店の時は、他店ではまだ無かったひつまぶしを食べて、「この世にこんなうまいものがあるのか!」と感動できた味でした。

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大須の近辺では、先述の観音様の側の「宮田楼」が味は一番です。あくまで私の好みですが・・・。

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写真の上丼は2000円。上ひつまぶしは2500円。大松と違ってちょっと贅沢をしたいときしか行けません。少々辛目のタレは昔から瓶に継ぎ足して使用している年代モノ。大須ではこの店のみ、うなぎ専門店です。待たされますが、期待を裏切らない味です。店内の水槽では、うなぎではなく、大きな鯰クンが佇んでいます。食べるんじゃなくてペットです。

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仁王門通りの「やっこ」はランチのミニひつまぶし1100円というお得メニューがあります。私はそれしか食べたことがありません。マアマアの味ですが、店内は常連さんのタバコの煙が充満していますので、私は普段は遠慮しています。大須は禁煙、分煙されているお店は外食チェーン店位しかないのが残念です。

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西大須の「鰻の竜田」は、フィギュアスケートの浅田真央選手が幼少の頃、すぐ近くの名古屋スポーツセンターに通っている頃にお気に入りだったと言うお店です。

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写真の上丼1200円と安い!ランチメニューでミニひつまぶし900円と言うのもあります。店の佇まいも庶民的です。
味はそれなり、うなぎはカリリと上々。ご飯を熱々にして欲しい。ひっそりとした住宅街の中に、炭火焼の煙がお客を誘っています。いつも誘われます。

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大須以外の名古屋のうなぎ屋さんで、今私が気に入っているのは、鶴舞の「うな富士」の「肝入りうなぎ丼」2400円。うな丼の上に、7匹分くらいの肝焼きがドーンと載っています。更に肝吸い付です。夏のスタミナ補給にぴったり!ご飯の中にも一切れうなぎが入っていてボリュームがあります。
ご飯は固炊きで熱く、うなぎは香ばしい。但し、肝焼きうなぎ丼は限定数だけなので、正午過ぎて注文すると無くなっていることがあります。早めに行くに限ります。もちろん、普通のうな丼やひつまぶしもおいしいです。店内は完全禁煙なのも嬉しい。

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昔から贔屓にしていたのが、名古屋市東区山口町の「西本」というお店です。両親のうなぎ好きのために、私は離乳食の時期からこのお店のうなぎを食べさせられました。それはもう喜んで食べていたそうで、私にとって、昔の「西本」の味が、うなぎの味の基準となっています。
名古屋では一二を争ううなぎの名店です。

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先代がご健在の頃は名古屋一の味だと思っていたのですが、数年前に改装してから普通の味の店になってしまいました。今ではとても残念な名店です。未練があるのでたまに訪れますが、「こんな味じゃなかった!」と怒りにいくようなものです。写真の中詰丼1900円。肝吸い付き。
お店には立派な庭があって落ち着けます。全員4500円の定食を頼めば、グループでお座敷を予約して貸切れます。お座敷以外、禁煙です。定食のう巻きは(かつて)絶品でした。今でもハズレの日もあるが、そこそこ美味しい。熱々ジュワッとだしが溢れます。
う巻きは単品でも注文できますが、1本単位なので4人くらいで頼まないと大きくて食べられません。

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「西本」の近所に、うなぎ釜飯が有名な「川長」というお店があります。名店「西本」の脇を通って「川長」に行くのは非常に勇気が要りますが、思い切って一度行ったことがあります。

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結果、釜飯としてはとても美味しいです。でもうなぎを釜で蒸したら独特の魚の香りが出てしまって、私は苦手です。うなぎの味を期待するとがっかりします。このお店なら、うなぎ以外の釜飯もあるので、それを食べたほうがシアワセになれるでしょう。上うなぎ釜飯2205円。いつも混んでいます。

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庶民的な価格の店としては、栄の丸栄の向かい側、栄町ビル地下1階の「川次」。最近値上げしましたが、それでもうなぎ丼680円という安さ。肝吸いは別売り100円。安いがコダワリの三河一色産うなぎの活け締めで、とても美味しい。量は少なめです。注文するとすぐに出てきます。

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ひつまぶしも850円と安い。こちらも量は少なめです。たくさん食べたい方には足りません。
丸栄地下にも「川次」がありますが、微妙に味が違う上に少々高くなっています。日曜日は栄町ビルのお店はお休みなので、丸栄の方に行きます。栄にはうなぎの名店、「いば昇」がありますが、今では名前だけの名店です。「昔はこんな味じゃなかった!」と怒りたいときだけ行った方が無難です。栄に「いば昇」を名乗る店は二つありますが、丸栄の近くの店ではなくて、錦通りの1本北の通りの店の方がマシです。でも食べている真横の通路で席待ちのお客を並ばせるので、落ち着いて食事が出来ない残念な店です。なのに値段は高いです。「いば昇」のひつまぶしは、だし汁ではなくてお茶をかけて食べるのが特徴です。

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この地方で最も美味しいと思うのは、名古屋市内ではなくて、私の地元の岡崎市の「河原町はせべ」というお店です。
「はせべ」という店名のお店はJR岡崎駅の近くの羽根町にもあります。いつも混んでいますし我が家からごく近いのですが、日によって味にムラがあります。私が好きなのは岡崎市河原町の「河原町はせべ」の方です。写真は上うなぎ丼。いつもおいしいです。
ここが今のところ、私のナンバーワン。おいしいものを食べてもらうのに相当努力しています。お昼の食事時間の終わりごろに入っても、炊きたて熱々ごはんの丼が出てきたときには感動しました。

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この店では白焼きが絶品。この写真の白焼きは1260円の普通のタイプですが、グループの人数が多いときは倍額くらいになるものの、大き目の「長白焼き」の方がより美味しくオススメです。カリリとした触感、芳醇なうなぎの香り、たまりません。生姜醤油であっさりいただきます。ビールにもぴったり!陶器のグラスで出てきます。

うなぎ好きの方にはコダワリがあって、ひいきの店を巡ってケンカになりかねません。以上は、私のたわごととしてお受け取り下さい。
読み返してみると、名店で価格が高くてきっちりおいしいか、庶民的な価格でそこそこの味のお店が好きなようです。皆さんそうだと思います。

何となく周りの雰囲気に影響を受けて、夏はうなぎを食べたくなってしまうものです。秋になったら空いてくるのはわかっているのですが、「うなぎ食べたい!」病は食べない限り症状が治まりません。職場の近くにもたくさんうなぎ屋さんがあるのはシアワセなことなのかもしれません。
私にとっての「ヤク」はうなぎということになりそうです。

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2009年8月 6日 (木)

アウシュビッツに行ったはなし

今回は、少々昔のことですが、2003年の11月にアウシュビッツに行ったときの重いはなしです。

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毎年、夏になると終戦当時のニュースが流れます。

日本の終戦記念日は8月15日です。64年前の今日、8月6日は広島原爆の日、8月9日は長崎原爆の日。どんな事情があろうとも、核兵器を使って無差別殺人を行ったという非道な事実は許すことができません。戦勝国、敗戦国問わず、罪の無い一般市民を襲った大量殺戮の犯罪が免責されるべきではありません。終戦時期は我々が決して忘れることに無い日々となり、記憶は毎年繰り返されます。

戦争を風化させないために訪れるべき場所の筆頭として、広島と長崎の原爆資料館があります。どちらも昔から何度か訪れていますが、その度に愚かな過ちを繰り返してはならないと思います。それと激しい沖縄戦の生々しさが残る糸満のひめゆりの塔と平和祈念資料館などでしょうか。被害者の方々の気持ちを考えると、襟を正したくなります。

海外に目を転じれば、毎年思い出すのがポーランドのアウシュビッツです。訪れたのが2003年の11月なので、もう5年以上前のことにてすみません。
その頃、妻はヨーロッパに演奏旅行に出かける機会が多くありました。随行者としてはいつも妻の母親がいたので、私は仕事があることもあって任せっきりでした。でも、一度だけポーランドに随行したことがあります。当時は結構忙しかったのですが、無理無理休暇を取って仕事の入ったPCを持ち込んでの旅行です。ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団とのコラボレーションで、首都ワルシャワと、南部の古都クラクフでの演奏会でした。

演奏会は大抵夜なので、昼間はリハーサルや打ち合わせなどが行われます。妻の身の回りの世話には義母がいますから、言葉が出来ない私がいても役に立つわけではありません。その時間を利用してアチコチ観光を楽しませてもらいました。ワルシャワ滞在時も一人で各地探訪しました。

ワルシャワから特急列車で3時間強で古都クラクフに到着します。クラクフからローカル列車で1時間20分程の距離に、かの有名なアウシュビッツ強制収容所があります。クラクフに到着した翌日、早起きしてひとり出かけることにしました。

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早朝のクラクフ駅です。
ポーランドでは結構大きな都市のはずですが、こじんまりとした佇まいでした。写真では、駅舎の時計にて6時43分であることがわかります。ホテルの朝食もキャンセルして、7時過ぎの列車に乗る予定です。演奏会の都合で午後3時頃には戻ってこなくてはいけませんので、出来るだけ早い時間に出発します。

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アウシュビッツ強制収容所のあるオシフィエンチムへ向かうポーランド国鉄のローカル列車です。

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通勤から逆方向のためか、車内はガラガラです。途中の乗り降りもあまりありません。
近郊列車ながら、ゆったりとしたクロスシートが並びます。

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線路は右側通行です。ローカル線ながら、全線複線です。
対向列車はたまにしかありません。こんなに運転本数の少ない路線は単線で十分だと思うのは、狭い国土に住む日本人の発想かもしれません。昔は長い貨物列車が通る重要路線だったのでしょう。

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森閑とした風景の中を1時間20分、オシフィエンチムに到着します。途中、戦時に建てられたまま打ち捨てられたような工場をたくさん見かけました。強制収容所の被収容者を出張させて作業したのでしょうか。線路脇は非常に寂れています。

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オシフィエンチム駅です。平凡な郊外の駅の佇まいです。
駅舎の2階にネットカフェがありましたが、PCは日本語が使えそうに無いので入っておりません。当時はヨーロッパでもネット環境が悪く、ホテルから毎晩FAXモデムでダイアルアップで接続を余儀なくされました。仕事が追いかけてきていたので、仕方ありません。

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これまた森閑とした住宅街や工場脇を20分ほどぶらぶら歩きをすると、アウシュビッツ強制収容所の入り口に到着します。道中、被収容者を運んだという線路が廃線時のまま残されています。
エントランスは随分と瀟洒な建物ですが、戦後に整備されたのでしょう。

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ARBEIT MACHT FREI (働けば自由になる)と記されている教科書で見たような気がする有名なゲートです。ここをくぐって設備内部に入ります。被収容者の方々は、どんな気持ちでここを通ったのでしょうか。
広大な強制収容所跡は現在国立博物館として保存され、「アウシュヴィッツ・ビルケナウドイツ・ナチの強制・絶滅収容所(1940年-1945年)」としてユネスコの世界遺産(負の世界遺産)に登録されています。

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収容所の施設から外部との境界には鉄条網があり、脱走防止のために当時は高圧電流が流されていました。最初に貼った写真のように、所々に「危険!止まれ!」と書かれたドクロマークの看板が立てられています。
絶望のあまり自ら鉄条網に触れて自殺する者もいたといいます。

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施設内はよく整備された公園のようになっていますが、何ともいえない緊張感が漂っています。平日の早朝に訪れる人は少ないようです。ちゃんと日本語の案内パンフレットが用意されていました。
当時のままに点在する多くの建物内部の展示を一つ一つ見学することが出来ます。

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悪名高い毒ガス缶の「チクロンB」です。
他にも生々しい展示がたくさんありますが、カメラを向ける気になれません。亡くなった方々の大量の靴、メガネ、そして髪の毛。体の脂を使って作った石鹸。保存のための夥しいナフタリンの香り・・・。

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建物内の廊下には、この収容所で亡くなった方々の写真がズラリと並んでいます。
所々花が手向けられています。顔写真の額が並ぶ様は靖国神社の英霊の写真が並ぶ光景を思い起こしますが、こちらの写真は収容所に入った時に撮られた写真が大半のため、多くの方が怯えた表情なのが特徴的です。つい足早に通り抜けてしまいます。でも、写真の額は複数の棟の壁に延々と続いています。

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このレンガ造りの棚は、被収容者のベッドです。寝具は敷き藁です。
この地方はとても寒いのです。この日は11月中旬でしたが、日本の真冬のような寒さです。極寒の季節に自分がここに寝なければならない状況を想像して戦慄します。

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「死の壁」です。
多くの被収容者がこの壁の前に立たされて銃殺刑に処されました。銃痕が深く残っています。11月とはいえ、寒いポーランドでは氷点下。壁の前で撃たれる自分を想像し、足元からガタガタ震えてきます。

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収容所敷地内の片隅には絞首刑台があります。
これは被収容者に使用されたのではありません。戦後になってからの1947年、このアウシュビッツ強制収容所の初代所長のルドルフ・フェルディナンド・ヘスが、ニュルンベルグ裁判の結果ポーランドに送られ、この絞首刑台で刑に処されました。
ヘスの手記の訳本を後日読みましたが、非常にまじめで従順な精神を持った人格者に思えます。ナチス親衛隊(SS)全国指導者ハインリヒ・ヒムラーの無理な指示に愚直に従い、任務を遂行していたのでしょう。終戦前に逃亡しましたが、1946年に見つかって逮捕後、ポーランドに引き渡されて、またたく間に民衆の狂気の吊るし首で殺されたような印象を持ちました。彼も、そして彼の家族も戦争の被害者と言っても良いかもしれません。

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最後に、ガス室です。ヘスの絞首台のすぐそばにあります。
被収容者は、当初はシャワーだと言って連れてこられたとの事です。すぐ隣に処理用の焼却炉があります。
ナチスはソ連の突入前に証拠隠滅のために重要設備は破壊していたので、このガス室は戦後に復元されたものだとの事です。しかし、当時の私ははそんなことは知りません。この空間で大量殺戮が行われたと思うと、胸と頭が締め付けられるような思いで長くは居られません。静かに手を合わせて外に出ました。動悸が激しく、震えが止まりません。

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午後3時までにクラクフに戻る必要があったために、より規模が大きい第2収容所であったビルケナウまでは行けませんでした。
またトボトボと廃線脇を歩いて駅に戻り、クラクフ中央駅行きの電車に乗り込みます。往路よりも古い電車です。

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途中でそれなりに乗客が乗ってきましたが、オシフィエンチム発車時はガラガラでした。よく暖房の効いた車内で落ち着きながら、ようやく体の震えが止まってきました。
古い電車は快速で飛ばし、クラクフに向かいます。揺れは少なく、眠気が襲います。クラクフ中央駅が終点なので寝過ごす心配はありません。

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首都ワルシャワも良い街ですが、クラクフはより落ち着いた美しい街です。ホテルの前の道をまっすぐ行くと広場に出ます。
あのアウシュビッツの光景からすると、非常にのどかでホッとします。

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広大な中央市場広場です。
寒い中、元気に演奏する大道芸人がいたり、お土産屋さんがたくさんあって、ゆったりとした良い雰囲気です。
アウシュビッツはワルシャワから日帰りで行くことも可能ですが、この美しいクラクフの街でワンクッションおいて癒されてから訪れてよかったと思います。

人類の負の遺産を見て何を感じるかは人それぞれです。自身の浅はかな価値観を押し付けることは厳に慎みたいと思いますが、国内外通じて体感せねばならない思いを与えてくれた筆頭がこのアウシュビッツでした。戦争のことが話題になると、日本国内のことはもちろんですが、この時の体験が頭を過ぎって胸が締め付けられるような感覚を思い出します。
もっと勉強してから再訪したいと思っています。

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2009年8月 5日 (水)

「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第48号

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デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の第48号です。

最初の内は各部分のバラバラのパーツが続いて組立作業の少なかったこのフェラーリの模型ですが、このところ外装パーツの取り付けが続いていて楽しくなってきています。しかし今回は中休みのように僅かな作業しかありません。パーツ確認から組み付けまで10分で終了してしまいました。もうすぐ全体の3/4にかかろうとしていますが、最後まで勢い良く突っ走るわけではなさそうです。

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今週の冊子の特集は、1967年式の365GT2+2です。
アメリカ市場をターゲットにしたリヤシートを持つ豪華なクーペです。当然、エアコン、パワステ、パワーウィンドウ付きのフル装備。多くがトルコンの安楽仕様で販売されました。

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リヤシートは狭いものの、この4人乗れる!と言うのが大きなセールスポイントでしょうが、実際には便利な荷物置き場となっていたことでしょう。
現代の612スカリエッティに続く、ある意味正統派のフェラーリロードカーのスタイルを位置づけた車といえます。

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車内も豪華!
これならロングドライブも辛く無さそう。この頃のフェラーリ、顧客の要望に細かく応えていたのでしょう。この時代にこんな高価なスーパーカーが800台もセールスされたことは驚異的です。後継の365GTC/4が不評で短命に終わったのに比べて、商業的には成功したモデルです。尚、冊子には365GT 2+2の後継は365GT4 2+2と記載されていて、不人気だった365GTC/4が無いことになってしまっています・・・。私個人は結構好きなのですが、残念です。

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今回の部品は、エンジンルーム内の補強バーなどの小パーツです。ちんまりとしたビニール袋に入っています。スッカスカに軽い。

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部品の一覧です。
補強用フレームバー2本、エンジンフードバー、ビス3本(Gタイプ)1.7×4mm、ビス7本(Bタイプ)1.7×3mm、フレームバー用ヒンジ2個、エンジンフードバー用ヒンジ2個、リヤカウル用ヒンジ2個です。
今週も、全パーツが片手の掌に載ってしまうくらいの小ささです。

今回、ひょっとしてリヤカウルの取り付けがあるかと思っていたのですが、それはありませんでした。配布パーツの他に準備するのはメインフレームだけです。

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まず、右側のフレームバーを取り付けていきます。
フレーム用ヒンジをタイヤハウスの内側の取り付け位置に合わせます。

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頭が平らのBタイプのビスで固定します。ビスが小さいのでエンジンルーム内に落とさないように気をつけます。
左サイドのヒンジは取り付け指示がありません。保管しておくことになります。ヒンジくらい先に取り付けておいても良いのに、と思います。不可解ですが、一旦取り付けたものを外すのは面倒なので、組立てガイドの指示に従います。

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補強用フレームバーを1本取り出し、今取り付けたヒンジとボディの取り付け部分に合わせます。

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Gタイプのビスを使用してフレームバーの穴とヒンジとを固定します。
組立てガイドには吸気チャンバーとオイルタンクを一旦外して作業すると良い、と書かれていましたが、そんな必要はありません。少々長いドライバーを使用すれば楽勝です。

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エンジンフードバー用ヒンジを、エンジンルーム後部の取り付け位置に合わせます。

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Bタイプのビスを使用してヒンジを固定します。

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左側も同様にビスを締め付けて固定します。

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エンジンフードバーを、今取り付けた左右のヒンジにパチンとはめ込んで、今回の作業は終了です。
このエンジンフードバーは鉄製のようです。エアインテークに仕込んである磁石に作業中に「ビタッ!」と貼りつきました。この磁石、相当に強力です・・・。
半面、補強用フレームバーはヘナヘナの樹脂製です。実車と異なり、このバーでは応力を受けないので飾りです。
エンジンフードバーは、エンジンフードを開けた際の、保持のためのつっかい棒です。事由に取り外しができます。イザという時の武器にもなります・・・。なりませんね。エンジンフード開けている間に襲われますって。

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左側のフレームバー用ヒンジと補強用フレームバーは次回以降の取り付けとの事。今回取り付けない理由が何かあるのでしょうか。
今までの組立て指示でも結構不可解なことがありましたが、先走らずに指示通り作業した方が良い多いようです。このところ、保管パーツがどんどん減っていたのに、久しぶりに増えてしまいました。

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次回の49号の部品は、フロントのボンネットです。
リヤの部分を作りこまない内に、作業はフロントに移るようです。それでも外装パーツの配布は嬉しいものです。ボンネット自体の取り付けが行われるかどうかはわかりません。バッテリーケースの取り付けも行われるのでしょうか。

前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第47号

次回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」ブレーキ配線の改良

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2009年8月 4日 (火)

「週刊蒸気機関車C62を作る」第99号

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デアゴスティーニ、パーツ付きクラフトマガジン「蒸気機関車C62を作る」第99号です。いよいよ最終号まであと1号のところまでやってきました。

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今回の部品は、前後の連結器です。
機関車の前後の特徴的なパーツですが、最終盤になってからの配布となりました。仕上げパーツはどれもちんまりとした小さなものばかりなので、ペラペラの軽いパッケージです。

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部品一覧です。
機関車連結器、連結器台座×2、解放ピン×2、連結器カバー、テンダー連結器、なべ小ねじ(M2径/4mm)×2、ピンです。細かいパーツばかりながらも結構重みがあります。

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連結器と連結器カバーは真鍮ロストワックス製です。しかも嬉しいことにきちんと動作します。上部に取り付ける解放ピンを抜くと連結解除するというコダワリようです。
いのうえ・こーいちさんのロマンを感じます。きっとコストダウンによる一体化を考えたと思うのですが、連結器動作だけは譲れなかったのでしょうね。創刊号のシリーズガイドの試作機に付いている連結器よりも、むしろリアルな造型であると思います。

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連結器はロック・開放が楽しめます。
一両でディスプレイするモデルなので、連結器が動作する必然性は全くありません。機関車に取り付ける前に連結の仕組みを確認しておきます。まずは解放状態です。

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連結状態です。
丸印のロックピンを抜くと、解放することができます。自動連結器と呼ばれる一般的なタイプをモデル化しています。

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機関車側の連結器から取り付けます。
フロントエンドビームの4つの六角ボルトの下二つのみ、ボックスレンチで外します。本文解説には4本全て取り外すように書かれていましたが、そうするとメインフレームとフロントエンドビームが外れてしまいます。連結器台座は上下に別れており、下半分からの取り付けなので、上下別々に外した方が合理的だと思います。

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連結器台座下部を、先程外した六角ボルト2本で取り付けます。

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フロントエンドビームの六角ボルトの上二つを取り外し、連結器台座で連結器を挟み込むように設置します。
外したばかりの六角ボルト2本で連結器台座を固定します。実物同様、連結器が左右に振れるようになっています。

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連結器の上部の穴に解放ピンを差し込んで、機関車側の連結器取り付けは終了です。

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テンダーの連結器カバーは亜鉛合金の無塗装なので、表面のみスプレー塗装します。
ゴールド塗装もこれで最後かと思うと寂しいものです。今後、機関車を金色塗装する気になったら、このアサヒペンのメッキ調スプレーを使用したいものです。

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テンダー後部に連結器を取り付けます。テンダーをひっくり返して作業します。
ねじ頭をゴールドに塗装した化粧ねじを使用して、連結器カバーを取り付けます。

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テンダー連結器を差し込み、ピンを大型のマイナスドライバーでねじ込んで固定します。ギュウギュウねじ込んでも連結器は左右に動くようになっています。

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テンダーを元に戻し、解放ピンを上部の穴に差し込んで今回の作業は終了です。

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前後に連結器が取り付けられると、「完成」の二文字が近づいていることが実感できます。嬉しいサプライズの高品質パーツでした。

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梅小路蒸気機関車館のC62-2号機の連結器です。
まず機関車前面です。

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前部連結器のアップです。
解放ピンは、解放てことチェーンで連結されています。解放てこを上げると解放ピンが外れて連結が外れるという仕組みです。

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前部連結器逆サイドの写真です。
チェーンの製作はそんなに大変ではなさそうです。ロックピンとチェーンを介している部分は何を使用しようかと思案中です。

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後部のテンダー連結器です。
こちらも解放てこと解放ピンとはチェーンで連結されています。

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次回、第100号の部品は、ナンバープレートや各種プレート類、安全弁、テールランプ等の仕上げパーツです。テンダーに載せる石炭の成型パーツも付属します。
この中でもテールランプについては最後まで存在が明らかになっておらずに謎の存在でした。予告写真を見ると、標識灯のような形状です。また、テンダーや従台車の軸箱に貼り付ける「NSK」の軸箱ロゴはシールでの配布のようです。エッチングパーツでしょうか。

私の場合、ボイラー安全弁、ナンバープレート、区名票、銘板については珊瑚模型のパーツを取り付けているので、デアゴのパーツは使用しない予定です。両者の違いを比べたいと思います。

いよいよ来週でこのシリーズも終了です。まだまだ手を加えるべき部分は多いのですが、デアゴスティーニさんからは、飾り台の動輪の間の短いレールや枕木を希望者に配布して終了ということになりそうです。

前回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」第98号

次回はこちら
「週刊蒸気機関車C62を作る」第100号

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2009年8月 3日 (月)

ロボット店員の哀愁 名古屋総本家「ふぁーめん」はアミューズメントラーメン店

最近、どうもお昼ご飯の話題が多くなってしまいました。

東海地方もようやく梅雨明けしたようで、今日は久しぶりの晴天です。ランチは散歩がてら大須の町に出かけます。
このところ、300円のお弁当にかまけていて外食がおろそかになっていました。でも、いくら安くてお気楽とはいえ、毎日同じような弁当ではいい加減飽き飽きしてきます。単なる空腹を癒すための燃料補給的な食事では、見も心も貧しくなってしまいそうです。

街に出ない間に知らない店がいくつか出来ています。食堂の新規開拓には勇気が要りますし、失敗したときには悲しいのですが、興味のあるところはチェックしておかねばなりません。

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会社から歩いて5分ほどの第2アメ横ビルの2階に、ロボットがラーメンを作っている店がオープンしたとの情報を聞いたので、偵察に行ってまいりました。7月19日オープンなので、もうしばらく経っています。

この大須の「アメ横ビル」というのは、東京の上野の「アメヤ横丁」とは何の関係もありません。かつては電子パーツショップやPCのカスタムショップなどがたくさん入っているビルでしたが、最近は古着屋さんなどが入っていて、すっかり様変わりしています。電子パーツ屋さんは1階で細々と営業中です。模型電飾用のLEDなどはここで購入しています。

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エスカレーターを上がると、真正面にラーメン屋さんの入り口がありました。

名古屋総本家「ふぁーめん」
アミューズメントラーメン店第2アメ横ビル2F
地下鉄大須観音駅下車 徒歩5分

ふぁーめんのページ
http://www.aiseieng.com/f/index2.htm

この公式ページの「ふぁーめん誕生秘話」のイメージビデオが結構面白い!

平日なので、そんなに混んでいる様子はありません。
開店から2週間くらい経過していますが、まだ開店祝いの花が入り口に飾ってあります。

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店内に入ると、右側にロボットアームが盛んに動いているのが見えます。「ウィン、ウィン」という動作音も賑やかですし、電子音でおしゃべりもしています。音だけ聞いているとラーメン店には思えません。
左側が店長、右側が副店長とのことで、互いに掛け合いをしながらお客を楽しませてくれているようです。普通の、人がラーメンを作っている店では店員同士が勝手なおしゃべりをしているのはあまり気持ちが良いものではありませんが、ロボット同士の擬似会話はほほえましく思えます。

このお店は元々ラーメン屋さんではなく、愛知県大府市の産業用ロボット等をはじめとするファクトリーオートメーションの会社が経営しています。産業用ロボットのアピールの場としてアミューズメント性のあるラーメン屋さんを開店したとの事。

株式会社アイセイ
http://www.aiseieng.com/a/

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麺を丼に入れる手付きは、人の手の動きと全く同じように見えます。たまに麺が1本2本丼からはみ出るのはご愛嬌。
繰り返される他愛の無いおしゃべりも相当なボリュームですが、「キュッキュッウィンウィン」というロボットの動作音も相当響きます。工場の中でラーメンを食べているみたいです。

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ロボットが注文を聞きに来てくれるわけではなく、ホールには二人のお姉さんがいます。お客から注文を聞いてから壁のタッチパネルを操作して、作るラーメンの指示をしています。
ASIMO等の歩行ロボットが運んできてくれると嬉しいのですが、そうするとラーメン一杯一万円なんてことになってしまうかもしれません。

途中からになってしまいましたが、ラーメンの製作工程の動画です。
この動画の前に、店長(左)が麺を茹でてほぐし、副店長(右)が丼を指定位置に置いてからタレを入れています。

右側の副店長が丼にスープを入れ、左側の店長が湯切りをした麺をザルから入れます。見事な連係プレー。
副店長がネギやキクラゲ等の具を入れます。具を残らず丼に入れるために容器の縁をコンコンと叩いているのがキュートです。
最後にチャーシューを入れ、ずずいっと手前に押し出して完成です。ホールのお姉さんが特製のタレのようなものを入れて仕上げしていました。最終工程はロボット化できなかったのでしょうか。

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出てきた「ふぁーめん」は、九州風味のトンコツラーメン。
本格トンコツラーメンのお店のように、茹で具合は「バリカタ」、「カタ」、「ノーマル」、「ヤワメン」の4種類から選択できます。ロボットは一度に一つのラーメンしか作れないので、例えば4人でこの店を訪れたら、1分おき程度で一人ずつ順番に運ばれてくることになります。後の人を待っていたら、「バリカタ」を頼んでいても、みんな揃って食べる頃には「ノーマル」になってしまいそうです。来た順番に食べるのが良いでしょう。

「ふぁーめん」700円。
「ねぎふぁーめん」750円。
「チャーふぁーめん」800円。

「ふぁーめん」の「ふぁー」とは、「Factory Automation」の頭文字の「FA」とのこと。この価格ならば、楽しいパフォーマンスを見せてもらって十分に納得です。

味は、普通にイケます。お好みに応じてテーブルに備え付けの紅生姜を載せます。
正直言えば漠然とした「何か」が足らない。でも特別美味くは無いけれど、極細ストレート麺の無難なトンコツラーメンです。これに一蘭のようなピリ辛のタレをかければ更に美味しいだろうなあ、という味。
ただ、ガアガアおしゃべりしながら忙しく動くロボットアームを眺めながらの食事は楽しいものです。ここはアミューズメントラーメン店です。味は二の次、とは言いながらも、十分に合格点でしょう。先日の怪しげな長崎チャンポンよりはずっと格上。

但し、量は少なめです。替玉(100円)か、ご飯(小150円、中200円)を取らないと、お昼ゴハンとしては頼りない感じです。

まあ動画を見ればわかるように、ロボットの仕事自体は大したものではありません。人が予め準備していたものを順番に動かしているだけ。ロボットがラーメンを作っている間、やること無くてぼんやり待っているホール係のお姉さん二人に、ラーメン職人が5~6杯一緒に作って教えれば十分に代わりが効くものです。店の裏では男性が二人、ロボット作業の段取りのために働いています。つまり、ラーメン屋としてだけならロボットは丸々必要ありません。

普通、産業湯ロボットによる自動化は、従来人間によって行われていた作業を無人化することで、人間による作業ミスの削減、作業効率、人間に対する安全性の向上を図るために進めるものです。でも、ここではまるっきり本来の大義名分を無視して、客引きに使用しています。高い工業技術の大いなる無駄使い加減が楽しい。こういう遊び感覚から新しい文化が生まれるのだと思います。
自動車産業の停滞により、産業用ロボットの需要が低下している中、割に合わないと思われるこんな店を作っている株式会社アイセイさんには拍手喝采です。

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ただ、ひたすらラーメンを作っているロボットを眺めていると、その心の内を察したくなります。極めて高価な超精密産業ロボットがキビキビと正確に動き、その律儀さが際立つだけに、彼らにラーメン作りの真似事なんかさせておいて良いのか、と思ってしまいます。「もっと君は出来るはずだ!」と励ましたくなります。

「俺って本当は今頃トヨタの工場でレクサス作ってるはずだったんだよなぁ。」
「兄貴、俺だって液晶テレビの基板を組むんだって言われてたのに、いきなりラインから外されてラーメン作ってるんだぜ。」

なんてボヤキが聞こえてきそうな、暑い日の午後なのでした。ラーメンの手際自慢だけでなく、そんなぼやきもさせてやって欲しいものです。ロボット漫才見ながらの食事も楽しいでしょう。

開店セールで100円割引券をもらったので、また訪店したいものです。メカ好きなら存分に楽しめます。ただ、飽きられるのも早いでしょうから、早いところ次の漫才、じゃなかったパフォーマンスを考えておいた方がいいんじゃなかろうか、というのは余計なお世話でした。

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2009年8月 2日 (日)

タミヤ1/48零戦二一型プラモデル コクピット製作

8月に入っても梅雨明けせず、今日も雨模様です。ちっとも夏らしくなりません。今日もおとなしくタミヤの1/48日本海軍零戦二一型の組立て作業を続けます。

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天気が悪いながらも、夏は塗料の乾燥が早いので作業がはかどります。
説明書の記載の他に、1/100翼コレクションの零戦二一型を参考に塗装を進めます。この小さな零戦は、今製作しようとしている赤城搭載機ではなく飛龍搭載機ですが、同じ真珠湾攻撃隊のカラーリングなので手本になります。

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全て塗装が終わったら、いよいよ組立て作業です。最初はコクピットからです。
どんな乗り物の模型も、運転席というのは夢があります。特に、飛行機や機関車など自分で運転できないものは更に楽しいものです。
この模型には、搭乗するパイロットの人形が2体付属しています。1体はコクピットに座っているもので、もう1体は立ち姿です。説明書の指示通りの色を塗ります。この小さな人形には6色が使われています。

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コクピットの計器版はデカールを貼り付けます。
この模型のデカールは硬くて貼りにくいと思います。この計器版の部分は平面なので問題ありませんが、ボディへ貼るものにはマークセッターが必要です。後日、買いに行かなければなりません。

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コクピットにパイロットを座らせてみます。
狭い!膝にも余裕がありませんし、両肩も側壁に触れそうです。こんな狭いコクピットに座って長時間の作戦を行った零戦パイロットの苦労が偲ばれます。戦闘時には頻繁に宙返りを主なったはずで、機体内部に身体をぶつけてしまいそうです。

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機体を組むと、コクピットの狭さが更に良くわかります。狭いだけでなく、何かあったときの安全空間も全くありません。これでは空飛ぶ棺桶です。
しかしこの人形、かなり体格が良いように思います。立ち姿の身長を測ると37mm、スケール換算177.6cm。こんな大柄な零戦パイロットなんていなかったでしょう。タミヤの模型の飛行機の人形は欧米のものと大きさが同じなのかもしれません。

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構成パーツが少ないので、塗装が済んでいれば組立てにはあまり時間を要しません。さすがはタミヤ。パーツの組み付けはバッチリです。後はキャノピーとアンテナ、プロペラを取り付ければ完成ですが、その前にデカールを貼らなければなりません。
前述の通り、このモデルのデカールは硬く、曲面への貼り付けが困難です。その為に、マークセッターというデカールを少々柔らかくしながら曲面に貼る糊の様な液体があります。しかし私は持っていないので、後日購入してからデカール貼りを行います。木工用ボンド水溶液でも代用できますが、失敗してからでは遅いので、きちんと道具を手に入れてから焦らずに作業を進めたいものです。

デカール貼りだけを残して組立て終わった3次元の零戦を見ると、その機能美が実感できます。飛行して戦闘するという求められた機能がそのままスタイリングになっていることが解ります。
車の模型では、機能に加えて少なからず「カッコ付け」のスタイリングが施されているものですが、そういった虚飾が無いのが飛行機なのでしょう。いや、機能だけを追い求めた車がありました。F1マシン。いつかプラモに挑戦したいものです。

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2009年8月 1日 (土)

花火大会の日はおとなしく零戦プラモ

8月になったというのに梅雨明けせず、時折激しく雨が降っています。今日は地元の岡崎市の岡崎観光夏まつりの花火大会の予定ですが、芳しい天気の中での開催とは行かずに実行委員会や、花火鑑賞を楽しみにされていた方々はやきもきされていることでしょう。

合計2万発が上がる、この地方では結構大規模な花火大会なので、毎年多くの方が見物に来られます。夕方から夜半までは岡崎市内の道路はマヒ状態になるので、動かずにおとなしくしているほかありません。
昼間に外出したときには、雨の中に浴衣姿の若い方々が歩いているのを見かけました。私も若い頃には浴衣を引っ掛けて下駄をカラコロ鳴らし、花火の真下の方まで出かけて存分に花火を満喫したものですが、近年は家の近所で眺める程度となってしまいました。だって、暑くて疲れて、煤だらけになってしまうので。歳をとったものです。

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外出できないので、久し振りにプラモにとりかかります。先日購入していた、タミヤの1/48日本海軍零戦二一型です。
必要な塗料を買い揃えていつでも始められる状態だったのですが、このところ多忙な上に雨降りが続いていて塗装作業が出来ませんでした。今まで軍用機といえば、食玩プラモのようなものしか作ったことが無いので、本格模型は初挑戦です。

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朝から強く雨が降ったと思ったら、時折晴れ間が覗くといった不安定な天候ですが、塗装を始めることにします。まずは下地のサーフェサー吹きです。
車のプラモほどには表面を平滑に仕上げる必要も無さそうですし、パーツの地の色が薄いグレーなので、下地は必要ないかと思ったのですが、下地を塗ると塗料の乗りが格段に違ってきます。薄塗りで十分です。
筆塗りのパーツも一緒にホワイトサーフェサーを吹きます。ホワイトが沢山余っていたから使用しましたが、塗装後に通常のグレーのサーフェサーの方が良かったかと思いました。

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サーフェサーは薄く吹いただけなので、夏季なら半日ほどで乾燥します。
細かい部分の塗装は今日は時間が無いので、ボディカラーだけ缶スプレーで吹きます。
「タミヤカラーAS-29灰緑色(日本海軍)」という地味な色が指定色です。カープラモと比べて軍用機のカラーは地味です。少し考えれば当然ですが、プラモ作りでは色気の無いカラーばかり揃えることになります。
乾燥を待ちながら、2~3吹いておくことにします。

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零戦二一型のカラーリングは年代によって異なりますが、作ろうとしているのは、「航空母艦 赤城 戦闘機所属」のハワイ真珠湾攻撃時のものです。このプラモにもパッケージ内にカラー見本がありますし、付属のデカールも対応したものが付属しているので、そのまま素直に組み立てる予定です。

今夜、胴体と主翼、尾翼のスプレー塗装の他、コクピットなどの筆塗りを行っておきたいものです。
いつ降ってくるかわからないような空模様ですが、花火大会は強行しているようです。夜7時からのスタートなのでポンポン盛んに上がっています。

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