「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第54号
デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の第54号です。
今週の冊子の特集は、1966年式の275GTS/4 NARTです。
275GTS/4をベースとした特別仕様車との事で僅か10台しか製造されていません。私は存在を知りませんでした。50~60年代のレースカーとロードカーの境目が明確では無かった時代のオールドフェラーリについて、このシリーズで随分と詳しくなったと思います。
いかにもハリウッドスターが好むと思われる流麗なスパイダーで、スティーブ・マックィーンも深く愛したとの事です。
今回の部品は、ウィンドスクリーンとルーフパネルです。
最後のボディ関連の大物外装パーツです。今回より大きいと思われるパーツは、56号のリアアンダーパネルくらいでしょう。シリーズも終盤になっていることを感じます。
59号は模型を扱うための手袋と小さな金具2つだけなんてつまらない号となっています。最後の最後まで完成させないために敵もがんばっています。
部品の一覧です。
ウィンドスクリーン、ルーフパネル、ルームライト、ビス3本(Cタイプ)1.7×4mmです。
ウィンドスクリーンはリアのウィンドウと同様の透明樹脂で、保護フィルムが貼ってあります。
しかし今回の作業では、全ての配布パーツは保管指示となっています。ウィンドスクリーンの取り付けはお預けです。完全に意表をつかれました。
今回は、以前に配布されたパーツの取り付けばかりです。フレームに加え、53号のラゲッジボックス、38号のルームキラー、39号のエキスパンション・チャンバー、BBタイプのビス2本、デカールのNo.23を用意します。
まず、リア・ディスクブレーキから出ているケーブルをフロント側に通します。
組み立てガイドを見ていても、エンジンルームの部分のとり回しがさっぱりわかりません。適当に引っ張ってしまっています。
フロアパネルの裏側を通しますが、コードを通すホルダーがあるので左右1本ずつ通しておきます。
フロントのブレーキフルードリザーバーの裏側の穴に1本ずつコードを差し込みます。すぐに外れてしまいそうです。瞬間接着剤で固定します。
リザーバーの上面に、デカールのNo.23を貼ります。
デカールが非常に小さいので、マークセッターがあった方が作業が楽でしょう。
メインフレームのフロント側に、エキスパンション・チャンバーを差し込みます。
結構、フレームの内側に差し込むことになるので厄介な作業です。パーツを破損しないように留意しました。
ラゲッジボックスのスイッチのケーブルをフレーム下側に通し、フレームに左右のビス穴からBBタイプビスを使用して固定します。
フレームを裏返し、スイッチの赤白のケーブルを、コクピット下部から出ているコネクタに接続します。コクピット側から出ているケーブルが短いので苦労します。
シートベルトの仕上げを行います。
シートベルトはバルクヘッドから出ている部分をシート背面の穴から前に通します。下部のベルトを通していきます。
左右のシートの4本のベルトを通します。エンツォの4点式ベルトの窮屈さがわかるようです。
ルームミラーをフレーム内側の穴に取り付けて今回の作業は終了です。
次回の55号の部品は、ラジエーターです。来週は9月連休に入っているために、55号は前倒しの発売となり、今週の金曜日の9月18日発売です。
以前から予告されていたように、ラジエターパーツの内部にはスピーカーが内蔵されています。このフェラーリの音と光の仕掛けの出力部分となります。次回でようやくエンジン音とホーンの音が聞けるようになるはずです。終盤のハイライトの一つとなると思われます。
その次の56号はリアアンダーパネルです。56号の発売は9月29日なので、10日余り間が開きます。
私は9月18日の未明に出発し、東京ディズニーリゾートに早朝に着くように出かけるので55号受け取りはできません。
20日は夕方までしっかり遊んだ後に、深夜に帰宅予定です。55号の受け取りは連休明けの24日となりそうです。ワザワザ引取りに休日に予約している名古屋の書店に出かけるのは面倒です。その間は、皆様の工作を参考にさせていただきたいと思っています。
前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第53号
次回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第55号
| 固定リンク
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」カテゴリの記事
- テレビ東京「ヒットの復習」の取材を受けました(2012.11.03)
- 久々の「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」はざいやさんのオリジナルケースに収めて漸く終章です(2011.04.18)
- 「ありえへん∞世界」の取材を受けましたが・・・(2010.04.03)
- めざましテレビ「ココ調」が取材にやってきました!(2010.02.06)
- 「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」専用ディスプレイベース到着!(2010.01.10)
「ミニカー」カテゴリの記事
- 週刊「ナイトライダー」106号~110号 最終号、とうとう完成!(2023.07.17)
- 週刊「ナイトライダー」101号~105号 次回の配達でシリーズ終了!(2023.06.04)
- 週刊「ナイトライダー」97号~100号 今回終われば残り10号(2023.05.03)
- 週刊「ナイトライダー」93号~96号 コツコツ地味な内装作業を続けます(2023.04.09)
- 週刊「ナイトライダー」89号~92号 後ろから見なけれ完成形?(2023.03.05)
コメント
こんばんは。いよいよ週刊フェラーリ・グランツーリズモも終盤に差し掛かって来たのですね。私はフレームの大きさを見ただけでビビってしまいYUJIさんのブログで見ているだけです。
大きさはともかく、やはり精密な模型を見ると何だかワクワクしてしまいますね。
完成に向けて頑張って下さい。
追伸
mixiに「鉄道模型 少年時代」のコミュを立ち上げました。お暇な時にでも遊びに来てくださいね。
投稿: 三日月 | 2009年9月15日 (火) 22時23分
三日月さん、こんばんは。
ご覧の通り、フェラーリは全体の83%程度まで来ています。ただ、C62や昭和の鉄道模型に比べて難易度が低いので、全部集めてから組むのが賢いのかもしれません。
反面、零戦は始まったところなのに大変です・・・。
mixiのコミュの管理、お疲れ様です。
連休中に落ち着いたら、是非参加させていただきます。
投稿: YUJI | 2009年9月15日 (火) 22時42分
こんにちは。
エンジンまわりのケーブルの取り回しが不明なため、
相変わらずリアの外装取り付けに躊躇しています。
今回のYUJIさんの記事で、
リアブレーキ・ケーブルの行き先が確認できたのは収穫でした。
どうもありがとうございます。
さっそく処理しました。
ところでバックミラーは天井の穴が、
大きすぎませんか?
僕のはブカブカで、
ミラーを取り付けることが出来ません。
根元を瞬着で少し太らせようかと思います。
それにしても57号のクロスとか、
59号の手袋とか、
今さら・・・って感じですね。
創刊号に付けてくれたら、
少しは役立ったかも。
最終65号のタイヤ1個というのにも、
正直ぶっ飛びましたが。
エンツォと同時に『太陽系模型』も購読しているのですが、
早くも来年スタートの、
『太陽系模型Ⅱ』の案内が同封されていました。
F430はいつ始まるのでしょうね。
投稿: シリウス | 2009年9月16日 (水) 01時07分
シリウスさん、おはようございます。
実は、ブレーキホースの取り回し、私も不明です。リヤアンダーパネルで隠れるので、適当に処理してしまいました。
ルームミラー、私はキツキツでした。接着剤無くても落ちてこないくらいです。個体差が大きいですね。
デアゴスティーニの1/10スケールF430スパイダー、そろそろ日本でもテスト販売が始まるのでしょうか。残念ながら、私はスルーします。後継のF458が出てしまっていますし、エンツォのようなスペチアーレではないので。
F40だったら喜んで作ったのに・・・。でも売れませんね。
投稿: YUJI | 2009年9月16日 (水) 07時21分
先週テストのために取り付けていたラゲージボックスですがコネクタを繋いだままにしていたのでシャーシをひっくり返したとたんスイッチの結線があえなく切断してしまいました。
今週も半田ゴテのお世話になりました。
シリウスさんがおっしゃっているミラーの穴ですが私のは逆に小さすぎてかなり力を入れないと押し込めない状態でした。
> 反面、零戦は始まったところなのに大変です・・・
今週は超難易度の作業があり、先送りです。
投稿: カズキ | 2009年9月16日 (水) 07時28分
カズキさん、こんにちは。
このフェラーリの半田付け部分は本当にトラブルが多いですね。今週と来週とで多くの方に問題が生じることと思います。
今回の零戦は、ドリルでの穴あけがハイライトですね。ざっと数えただけで40箇所以上のアルミ板の穴あけには時間がかかることと思います。今夜、トライします。
投稿: YUJI | 2009年9月16日 (水) 12時57分
穴あけもそうですが、こんな小さいネジ締めもはじめてです。
ピンパイスの穴あけは、大和で嫌というほど経験して嫌というほど折っています。
大和の場合ダイキャストに直接しかも5mm位の深さをあけるというとんでもない注文でした。
案の定、気を抜いた瞬間0.7mmをやっちゃいました。
しかし短くなってからは折れる事を心配しなくても良くなり作業効率があがりました。
問題のネジ締めですが不器用な私には超難関です。アルミなので磁気も通用しないのでヤケくそでドライバーの先にクリアボンドをちょっと付けネジをセットすれば、あら不思議、6本すんなりネジ締めが完了しました。
どうしてもできない人は試されては。
作業が終わった後はボンドをきれいに拭く事をお忘れなく。
投稿: カズキ | 2009年9月16日 (水) 16時00分
マイクロねじ、本当に小さいですね。びっくりしました。予備が二つ付いているのが救いなのかもしれません。
昨日マイクロねじにマグネットドライバーを当ててみて引っ付くことを確認しました。ひょっとして、勘違いだったでしょうか。
今夜、トライしてみます。マグネットドライバーが使用できれば簡単なのですが・・・。
大和ではダイキャストに穴あけとは、地獄のような指示ですね。アルミ板の穴あけなら甘いものかもしれません。
投稿: YUJI | 2009年9月16日 (水) 17時31分
> 昨日マイクロねじにマグネットドライバーを当ててみて引っ付くことを確認しました。
ゴメンなさい、私が勝手にアルミだと思い込んでいただけです、
付属のドライバーは磁気を帯びていませんのでくっつかないようです。
いずれにせよ私はあのサイズの磁気ドライバーを持っていないので恩恵にあずかれませんでした。
私も磁気脱着ツールを買っといた方が良いかも知れません。それともコイルを巻いて即席磁気ドライバーを作ろうかな。
ネットで調べたら磁気脱着ツール意外と安いですね。
投稿: カズキ | 2009年9月16日 (水) 17時43分
> それともコイルを巻いて即席磁気ドライバーを作ろうかな。
コイルを巻いたらドライバーを回せなくなります。バカですね。
投稿: カズキ | 2009年9月16日 (水) 17時45分
私も磁気ドライバーでくっつく事を確認しました。
これで楽勝ですね。
あんだけ細かいのアルミな訳ないですよね。
投稿: カズキ | 2009年9月16日 (水) 17時51分
か細い骨、ネジ止めすると案外頑丈になりますね。今回の作業なかなか大変だったのですが、総重量24gです。
投稿: honest | 2009年9月16日 (水) 19時20分
>カズキさん、先程零戦の3号組み上げました。穴あけ作業に思いのほか時間がかかりましたね。
ドライバーもピンバイスも予想に反して使いやすくて満足です。
磁気脱着ツール、私は使用しています。ホームセンターでの購入です。
>honestさん、こんばんは。
こんな小さなねじなのに、6箇所とめると頑丈ですね。C62と異なり、とても軽いことが印象的です。
投稿: YUJI | 2009年9月16日 (水) 21時27分
リアブレーキからのホースですが、タミヤの1/12エンツォでは、エンジンマウントフレームの楕円形?の子穴を通しているようです。
それにしても、この重さになると、下回りはたいへんですね(^^;
投稿: pal | 2009年9月18日 (金) 14時39分
palさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
ブレーキホースの取り回しの御教示、ありがとうございます。デアゴさんの記事ではまったくわからないので、本当に助かります。
リヤ・アンダーパネルで見えなくなるのであまり詳しい解説をしていないのかもしれませんね。
今後もよろしくお願い申し上げます。
投稿: YUJI | 2009年9月18日 (金) 22時06分