「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第58号
デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の第58号です。
一年以上続けているこのシリーズ、いよいよ全体の9割に指しかかろうとしています。パーツ配布は殆ど終わっていて、あとはそれを組み立てていく段階です。この後、最終号まで大したパーツは付属しません。シリーズ的には60回でも終了できるような内容でしたが、65号まで引っ張る構成にしたのは、価格や期間の兼ね合いがあるのでしょう。
ビスが細かく分かれているので、先行して組み立てることが出来ません。組立てガイドの指示に従って組み立てて欲しいという、デアゴスティーニさん的の親切?なのかもしれませんね。ただ、組み立てガイドに従っていても不可解な手順がたくさんあります。
今週の冊子の特集は、2006年式のP4/5ピニンファリーナです。
エンツォ・フェラーリをベースに、アメリカの映画監督のジェームズ・グリッケンハウス氏の注文で1台だけ製作されたショーカーです。往年の名車の330P4をモチーフとしているとの事。似てない・・・
ピニンファリーナの優れたデザインセンスが光る名車ながら、ワンオフのショーカーまでこの特集にもってくるとは不可解です。
330P4に比べて基本となったエンツォが大きいので、どうしても被せ物のような印象を持ってしまいます。同じ被せ物でもフォードGTのように昔のフォードGT40に似ていれば良いのですが、やっぱりこのP4/5ピニンファリーナ、330P4とはスタイルも別の車にしか見えません。330P4の野性味のような美しさが消えうせて、流れるようなラインのスタイリッシュカーになっていると思います。
今回の部品は、フロントアンダーカバーです。
フロント部分を構成するパーツがこれで全て揃うことになります。
厚みはあるものの、軽いパッケージです。
今回は、組み立てガイドとは別に、エフェクトガイドが付属していました。ライトやサウンドのギミックがうまく作動しないことに対してのサービスなのでしょう。
でも、このデアゴスティーニのフェラーリのエフェクトの作動不良の最大の原因は、ケーブルの半田付けの作業不良です。模型を殆ど組んでしまってから、再度分解してパーツ交換をするには、組み立てる時以上の手間がかかります。
不調がある方は、もう一度やるせない気持ちで分解してパーツ交換するか、エフェクトは諦めて、クリアケースに収めてディスプレイモデルとして楽しむか、思案のしどころかと思います。
私の模型は今のところ問題なく作動するので、このガイドは今後トラブルが起きたときのために保管しておきます。
部品の一覧です。
フロントアンダーカバー、ビス17本(Dタイプ)1.7×5mmです。
フロントアンダーカバーは樹脂の軽いパーツですが、底面にカーボンデカールが貼ってあります。
今回の作業は、ボディ底面の組み立て①です。
フロント部分のボディ底面を組み立てます。今回付属のパーツの他、メインフレームと56号のウォーターパイプ、57号のフロントスポイラーを使用します。
まず、ウォーターパイプの取り付けです。
ボディを裏返し、フロント部分のラジエターから出ているパイプの突起にウォーターパイプの先を差し込みます。
私の模型はケーブルの取り回しが汚いですね。今回のカバーで隠れると思うので気にしないようにします。
ウォーターパイプがフロントのラジエターからエンジン部分まで繋がりました。
この部分はカバーで隠れてしまうので、入り口と出口だけ作っておけば良さそうなものですが、それでは興醒めです。デアゴスティーニさん、ちゃんと模型人の「ココロ」を理解してくれています。
前回付属してきたフロントスポイラーを、フロントアンダーカバーの前側に取り付けます。
今回付属のDタイプビス4本を使用して固定します。カーボンデカールでビス穴が埋まっている場所があるので、ドライバーの先で突っついて穴を開けておきます。
フロントアンダーカバーをメインフレームのフロント部分に合わせ、先程と同じDタイプのビスで4箇所固定します。汚く取り回していたケーブルも隠れて一挙両得です。
今回の作業はこれで終了です。15分程度の軽作業でした。
ボディのフロント部分が完成です。まだタイヤが付いていないので、アンダーカバーが地べたに磨ってしまっています。扱いに注意が必要です。
次回の59号の部品は、手袋です。
その他、フロント用キャップやフレームバー用ヒンジが付属しますが、メインパーツは残念なことに、木綿の手袋です。模型を扱う際に、指紋や手脂の付着を防止するためのものでしょうが、予告写真を見ている限りでは100円ショップで2双セットで売っているような安物に見えます。
「C62をつくる」にて、おまけに付いてきた手袋と似ています。2年以上前にもらったこの手袋、相当に使い込んでいます。
これから先、最終号まで、大物パーツはありません。組み立てガイドの記載も、これまでに配布されたパーツの組み付けを進めていくことになるのでしょう。
前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第57号
次回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第59号
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コメント
こんばんはこの前の記事のバスの点灯についての
質問なのですが、テールにラッカー系で色入れを
していましたがラッカー系を使うのには何か理由
はあるのでしょうか?アクリルやエナメルではま
ずいのでしょうか?
投稿: 三日月 | 2009年10月14日 (水) 00時05分
三日月さん、おはようございます。
ラッカー系を使用しているのは単なる私の慣れと好みです。
アクリル系よりも光ファイバーへの色のノリが良く、エナメル系よりも乾燥が早いからです。
投稿: YUJI | 2009年10月14日 (水) 07時27分
こんにちは。
本日届いた59号(例のテブクロの巻)のガイドに、
ようやくエンジンケーブルの行き先が載っていたので、
作業再開です。
それにしても、
フロントノーズとインテークの装着には苦労しました。
・・・ていうか、ドライバーの角度がおかしくて、
なかなかネジ止めできません。
休憩がてら初回配布のDVDを眺めていたら、
先にノーズとインテークを組んでから、
メインフレームに装着する手順になっていました。
試しにこの方法で作業したら、
なんと、すんなり組みつけができました。
どうして組み立てガイドは、
手間のかかる方法に変えたのでしょうね?
で、外装パーツをすべて組んで気付きました。
ドアと床のビス隠し・・・
すっかり付け忘れていました。
今からだと、もう遅いみたいです。
投稿: シリウス | 2009年10月17日 (土) 22時40分
シリウスさん、先行情報ありがとうございます。
次号は手袋が付属品ですが、ようやくエンジンケーブルの行き先がわかったとの事で安心しました。
床のビス隠し、私もすっかり存在を忘れておりました・・・。DVDもどこかに行ってしまいましたし。
投稿: YUJI | 2009年10月18日 (日) 06時19分