「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第59号 「手袋の巻」
デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の第59号です。
いよいよ残り少なくなりました。今回を入れて7号で終了です。
今週の冊子の特集は、1961年式の250GTスペリメンターレです。特集で何度も登場した250シリーズですが、今回もワンオフで製作された実験車です。
ロングノーズ、ショートデッキの純粋なレーシングカーとしてのスタイルです。
この年代のオールドフェラーリに対しての関心が薄いので、読み飛ばしてしまっていますが、非常に貴重な車なのでしょう。たった1台だけ製作さ、8人ものオーナーの元を転々としていたのに、まだ形があるのは幸運なことなのかと思います。
今回の部品は、手袋です。
手袋って部品じゃないダロ!って叫びたくなりますが、ヒンジやキャップなどの細かいパーツも付属しています。ヒンジは、48号の作業の際のエラー修正というべきものなので、目新しいパーツはフロント用キャップだけです。
部品の一覧です。
手袋、フロント用キャップ(左・右)、フレームバー用ヒンジです。当然ながら、スッカスカのパッケージです。
今回は同時購入の零戦の8号のパッケージも軽くて薄いので、持って帰るには楽チンです。
これが手袋です。下側が今回の手袋です。
同じくデアゴスティーニの「蒸気機関車C62を作る」の11号あたりにおまけで付属した手袋を上に置いて比較して見ます。C62の手袋は、2年近く酷使してきているので汚れて草臥れています。でも手首部分にホックがあって、今回のフェラーリの手袋よりもコスト高に見えます。
C62ではおまけでしたが、フェラーリでは59号のメインパーツとなっています。
どちらも普通の綿の白い手袋です。100円ショップで2双セットで売っているようなものです。組立てガイドには指紋や手脂が付着するので、手袋をして作業をするように書かれていますが、シリーズ全体の90%を越えたところでそんなの配布されても遅いですね。完成後に模型を弄くる際に、汚さないために使用することになると思います。せめてフェラーリロゴでもあれば楽しいのですが、ただ白いだけの手袋です。
まあ、今のところは使い道が無いので、保管しておくことになります。
結局、今回付属のパーツの内、まともに部品と言えるのはこれだけです。
しかも、左右のフロント用キャップは保管の指示なので、付属パーツで使用するのは小さなヒンジだけです。
今回の作業は、エンジンルームのフレームバーの左側の取り付けと、エンジンルーム内のケーブルの取り付けです。
ボディに加えて48号の補強用フレームバーとBタイプビス、Gタイプビスを用意します。
エンジンルームの補強用フレームバーのヒンジの取り付けです。
フレームバー自体は48号に付属してきて、右側のみ先に取り付けを終わっています。但し、ヒンジについては48号には右側のものが二つ付属してきているために、左側の取り付けは保留となっていました。予測していた通り、終盤になって反対側のヒンジが付属してきたわけです。
48号に付属してきたヒンジは、二つとも左側にねじを切るように出来ていたので、左側の補強用フレームバーの取り付けの際にはタイヤハウスが邪魔になってしまいます。それで今回の反対向きのヒンジの付属となったのでしょう。Bタイプビスでフレームに取り付けます。
補強用フレームバーをGタイプビスでヒンジに取り付けます。
内側からなら楽々ドライバーが入ります。
エンジンから出ている2本のホースをオイルクーラーに差し込みます。
まず、エンジンサイドから出ている1本は、先端のコネクターを左側タイヤハウス億の穴に差し込みます。組み立てガイドには吸気チャンバーを取り外して作業すると書かれていましたが、私は既に接着済みのためにピンセットを差し入れてはめ込みました。ほんのちょっとコネクターの先に接着剤を付けておけば外れることは無いでしょう。
エンジンのリヤカバーから出ている1本の先端のコネクターを、オイルクーラー上部の穴に入れて固定します。
エンジンの組立て以来、ずっとブラブラと遊んでいたケーブルがようやく落ち着きます。もっと早く作業しておいても問題の無い箇所なのですが、作業分担していかないと、最終号まで持たないということなのかもしれません。
今回の作業はこれで終了です。
エンジンルーム内では、まだブレーキケーブルがブラブラしています。期待していたリヤカウルの取り付けは持ち越しになりました。
次回の60号の部品は、リヤホイールです。
リヤホイールだけで、タイヤは付属してきません。今後、最終号までチマチマと繋ぐようなセコいパーツのラインナップです。
前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第58号
次回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第60号
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コメント
以前、一度コメントしたアスラーダです。
覚えていますかね?…
今回は目玉パーツの手袋でしたね。
今後これを越えるパーツはないでしょうね。いろんな意味で。このシリーズも終わりが見えてるので、俺も制作に取りかかりました。
このブログが参考になるので正直助かってます。
特にステアリングの組立の部分は、事前にこのブログを拝見させてもらったお陰で、難なくクリアすることができました。
断線やステアリングの回転、知らずに組んでいたらヤバかったですね。
お互い完成までがんばりましょう。
投稿: アスラーダ | 2009年10月20日 (火) 21時34分
アスラーダさん、こんばんは。
ある意味、目玉パーツの手袋は今更の感じでしたね。かといって、創刊号が手袋だったら実用的ではありますが、購読者がすごく減りそうです。
今後、タイヤレンチなんてのもありますが、今回ほどのインパクトは無いと思います。
タミヤの1/12エンツォをお持ちなので、殆どの構造は把握されているのですよね。同等スケールの双方の比較が出来るのは羨ましく思います。
残りあと1割を切りました。最後まで頑張りましょう
投稿: YUJI | 2009年10月20日 (火) 21時41分
こんにちは。
とうとう素晴らしい(?)テブクロ、ゲットですね。
できることならドライバーズグローブのほうが、
まだよかったかも・・・です。
デアゴのロゴ入りでもいいから。
さて、週刊フェラーリも佳境に入り、
保管部品も残り少なくなってきましたね。
それと反比例して組みあがった模型の、
なんと重いこと!
序盤ではサスペンションがほぼ無可動だと、
すごくがっかりした僕ですが、
今になって考えが変わりました。
こんな重量物、
いったいどれほどのスプリングで支えろと言うのでしょう。
このエンツォにちゃんとしたサスの機能を持たせるには、
それこそ油圧やエアクッションが必要ではないかと。
むしろあの貧弱なヒンジやネジだけで組み付けたのも、
今後の時間経過を考えると無謀だったのかもしれません。
手袋の話に戻りますが、
ガイドに書かれているように、
コレをしたまま作業をすると、
ツルンと滑って作業台から落としそうで怖いです。
投稿: シリウス | 2009年10月20日 (火) 21時43分
模型を扱う時に手袋をするような几帳面な性格でないし指紋が残るとヤバいような事もやらないでしょうしで今の所、使い道はありません。ゴルフで使えないかなぁ。
ケーブルaは既にエンジンに差し込まれているとありましたが、私のはブラブラしています。
いつその指示があったのか組み立てガイドを最初から調べていると47号の組み立てガイドになくしたと思っていたリフレクターが貼りついていました。しかもパーツの写真のとこに。
妙にリアルな写真だと思ったのですが本物でした。
早速ニセリフレクターと取り替えました。
この分ならシリコンワッシャーも出てくるかも。
投稿: カズキ | 2009年10月20日 (火) 21時53分
この手袋だと滑りそうで怖いですね^^;
私は仕事柄この手の手袋を良く使いますが、このタイプだとハンドルを持つ手が滑るので普段はゴムのデコボコが着いた奴を使っています。このエンツォも相当重そうなのでデコボコ付きをオススメします。結構100均にも売ってますよ。
投稿: 三日月 | 2009年10月20日 (火) 21時56分
こんばんは、毎回更新を楽しみにしています。私もこのフェラーリのモデルをこのサイトで知り、挑戦しているのですが、今度という今度はディアゴスティーニさんの作業手順に憤りを感じています。それで初投稿しました。私も、吸気チャンバーを接着していましたので、ピンセット作業となってしまったのですが、不器用なせいもあってエンジンから出ているコードの根元でポキリ、差し込み先がでポキリ、おまけに折れてしまったところを接着するために通していたところにぐりぐりピンセットを入れたためにエンジン部分のコードの根元もポキリといってしまい涙、に暮れています。工作手順が悪すぎますこのモデル。一度つけたところをはずすなんて、通常のモデル製作ではありえない工程です。もうあと少しでこの苦行から開放されると思うだけが、なんとかつくり続ける原動力です。本当にひどい!!今回の手袋メインパーツもあいまって、投げ出したい気持ちを抑えるのに一苦労です!!うーーー!!!話変わりますが、YUJIさんは岡崎ですね私東海何です。ブログ内でいくつかお店とか紹介されていてここ知ってるしってるって思うたびに、YUJIさんのブログをみるのが毎日の日課になっています。これからもがんばってください!!
投稿: tatsusan | 2009年10月20日 (火) 22時27分
>シリウスさん、おはようございます。
念願!の、白手袋ゲットです・・・。
模型を作る際に使用してくれっていいますが、仰るとおり、こんなに重たくなったら取り落としそうです。
飾っていて、サスペンションがへたらないかと心配でもあります。実車よりもスケール比で相当重いはずですね。
>カズキさん、おはようございます。
リフレクターのイタズラ、お疲れ様でした。
ケーブルa、今から接続できましたか?見えなくなっちゃうので、多少の不具合は目を瞑りたいものですね。
エンツォの模型はきちんと塗装してあるので、手油で汚れても拭けばきれいになりますから手袋要りませんね。ゴルフで使用しても右手が余りますし、ボールじゃなくてクラブが飛んでっちゃいそうです。
>三日月さん、おはようございます。
運転の際の手袋では滑りますね。ますます使い道が無い・・・。
模型では、C62付属の手袋使用していましたが、デコボコ入手してみます。
>tatsusanさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
今回の作業手順は不可解でしたね。ホースの接続なんて、タイヤハウスの取り付けの際に済ませておくべきだと私も思いました。イタリア等で終了してから間があるのに、日本発売時に何の改良も施されていないのはいつものデアゴスティーニさんだと思いました。
C62では、本当に放り出したいほど頭にきたことがあったために、相当に鍛えられました。今回のパーツは、もし破損しても見えない部分なので、と思って作業しました。
今後も宜しくお願い申し上げます。
投稿: YUJI | 2009年10月21日 (水) 07時48分
残りわずか、強力マグネットの出番は何時でしょうか。 楽しみは?冷却用パイプの収まり場所ですね。
投稿: honest | 2009年10月21日 (水) 09時48分
honestさん、こんにちは。
24号の冷却パイプもビスケースに収まったままですね。左側のタイヤハウスに取り付けるのはわかっているものの、もう一端の取り付け場所はキャップが来てからでしょうか。
投稿: YUJI | 2009年10月21日 (水) 12時19分
> ケーブルa、今から接続できましたか?
何とか、ただどの号で取り付け指示があったのか探すのが大変でした(おかげでリフレクタが見つかったのですが)
43号のガイドは写真もなく文章でさらっと書いてあったので見落としていました。YUJIさんのブログから補足ガイドがネットに掲載されている事を知りました。
今週号の作業でケーブルcをいじり回していたら取れてしまいました。これはエンジン側は完全に隠れているので突っ込んでごまかしておきました。
投稿: カズキ | 2009年10月21日 (水) 16時17分
カズキさん、こんにちは。
ケーブルaが無事接続できて何よりです。まあ、見えなくなる部分なので適当でも自分しかわからないことではありますね。
相変わらず、デアゴスティーニさんの手順の不手際には惑わされます。それを色々と買い続けている我々も学習能力が足りないのでしょうか。
ユーザーの意見も多少は参考しなくても売上が伸びている内は、それで良いのかもしれません。
同じようなクラフトマガジンの、講談社の鉄道模型少年時代は、前作の昭和の鉄道模型をつくるに比べて、構成も記事内容も進歩しているのと対照的です。
投稿: YUJI | 2009年10月21日 (水) 17時30分
何も考えずにマニュアル通り作っていればちゃんとできるのもいいですがちょっと物足りません。
その点ステアリングコラムとか今回のヒンジとかいろいろ創意工夫ができて楽しんでます。
デアゴさんは我々に考える楽しさを与えてくれていると思えば腹もたたないんじゃないでしょうか。
投稿: カズキ | 2009年10月21日 (水) 17時43分
カズキさんはいいほうです。私はコード色々検討していたら、箱の底からリアエンジンカバーがゴロット。いまさら分解もしたくないし、カバーがないと知っていても隠れる部分ですのでそのまま、、真っ赤に塗って、あわてもんの戒めにしたいと思います。
投稿: honest | 2009年10月21日 (水) 19時09分
>カズキさん、その考え方、いただきます。
デアゴスティーニさんのおかげで創意工夫の訓練を随分とすることができましたね。知恵を出し合って解決するのも喜びを共有できたと思います。
零戦も今後、どんなことがあるか楽しみですね。
>honestさん、こんばんは。
見えないところは作った自分しか気付かないものですよね。上からも隠れて見えませんし、リヤアンダーカバーの取り付け後はわからなくなりそうですね。
投稿: YUJI | 2009年10月21日 (水) 20時54分
おはようございます。
仕事が忙しく、やっとYUJIさんのブログを見ることができました。6日前の話題に今更のコメントになってしまいますがお許しください。
とうとう手袋が来ましたね。しかもメインパーツ…
私は仕事柄こういう手袋を常にはめているのでタンスにたくさん入っています。しかもこの手袋、私にとってサイズが小さくフェラーリにも仕事にも役に立ちません。
相変わらず取り付け手順も前後していますよね。
吸気チャンバーも今後冷却パイプを取り付ける際にまた邪魔になりそうなのでそのまま外しておいた方がいいでしょうね。
しかし完成に近づいてきたエンツォを眺めるていると、圧倒的な存在感に感動します。
インパネとヘッドライトを点けてうっとり眺めている時間が長いので、完成する前に電池が無くなりそうです^^
投稿: mana | 2009年10月26日 (月) 09時11分
manaさん、こんにちは。
フェラーリ・グランツーリズモは、今後最終号までショボいパーツばかりで、配布済みのパーツの組み付けとなっていきますね。手袋は私の手には何とか収まりましたが、手首部分が締まっていなくて落ち着きません。C62のおまけ手袋の方がずっと良いものでした。
電池交換も面倒なのが困ったものです。私も完成までに電池消耗してしまいそうです。
投稿: YUJI | 2009年10月26日 (月) 12時28分
> 電池交換も面倒なのが困ったものです。
そう言われれてしげしげ観察すると、かなり面倒な状態になっていますね。
そこでニッカド電池のような充電可能な電池にしおいて充電端子を外に出して(といってもボンネットに収納)おけばと考えてみました。
しかし私の場合飽き性なので電池を使い切る事はないかも。
投稿: カズキ | 2009年10月26日 (月) 13時27分
カズキさん、こんにちは。
電池はトランクを開けて、ラゲッジボックスのねじを取り外して、その上ボックスのねじを外さなければなりませんね。
充電ギミック、楽しそうですね!
でも、私も飽きてしまってライトやサウンドは使用しないかもしれません。
投稿: YUJI | 2009年10月26日 (月) 17時51分