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2009年10月11日 (日)

「鉄道模型少年時代」バスのライト点灯化改造はお手のモノ?

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講談社のNゲージジオラママガジン、「鉄道模型少年時代」の製作の話題です。

6号に付属してきたバスの前照灯、テールランプの点灯化改造を行いました。レイアウトにバスを設置するのは終盤の作業なのでまだまだ先のことですが、久し振りにLEDの半田付け作業など行ってみたくなりました。
買い貯めてあるLEDや光ファイバーなど準備して作業開始です。6号は、もし点灯化改造が失敗したときのために、2冊購入しています。

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日野BD34型バスは、大型の前照灯が2灯のタイプです。ちょっと太目の光ファイバーを用いて明るく灯したいものです。ボンネットタイプに比べて取り付け作業は簡単に思えます。

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後部はテールランプ2つを灯します。
コンビネーションランプの内側がテールランプと思われます。このバスではウィンカー点滅は行いません。

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ボディとシャシー部分に分割し、内部構造を確認します。
光ファイバーを設置した場合、ボディ内部の前方の壁と運転席、そして後方の壁が干渉するので切除します。

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素材は柔らかいので、ナイフとニッパーで簡単に切除できます。

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バスの天井に、遮光用のアルミテープを貼ります。
バスコレの車体はLEDの光を透過するので、遮光が必要です。建物の遮光を行う際と同様に、ホームセンターなどで売っているアルミテープを使用します。

アルミテープは厚いもの、薄いものを取り揃えて、場所によって使い分けます。厚いものは強力な遮光が期待できますが、硬くて扱いにくく、薄いものは重ね貼りしないと遮光出来なくて面倒ですが、柔らかくて扱いやすくなります

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今回のバスは、天井の平面部分に貼るだけなので、厚手のものを簡単に貼り付けるだけです。側壁等にはテープの貼り付けはしなくても十分でしょう。

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前照灯部分に穴を開けます。慣れていても緊張する一瞬です。
まずは千枚通しで穴を開ける部分に軽く印を付けます。

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印を付けた箇所に、1mmドリルを付けたピンバイスで穴を開けます。柔らかいのであっという間に貫通します。

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光ファイバーは、三菱レイヨンの「ジョイフルエスカ」という商品を使用しています。前照灯には1mmタイプを使用し、テールランプには0.5mmタイプを使います。ニッパーで押し切るのではなく、ナイフでスパッと切ると、切断面が平滑になってきれいに灯ります。

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ヘッドライト部分に1mmの光ファイバーを通します。

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ボディ裏側から光ファイバーを接着剤で固定します。
写真では鉄道模型少年時代に付属してきた水性クリアボンドを使用していますが、結局粘着力が足りずに、後で瞬間接着剤で接着しなおしました。
瞬間接着剤は塗りすぎると光ファイバーを脆くするので要注意です。ほんの少しで大丈夫です。

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前照灯、テールランプそれぞれ光ファイバーを通して固定します。長さは後で調節するので、この段階では適当です。

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光源にはチップ白色LEDを使用します。LEDはバスの中に内蔵します。小さなカーコレではLEDを内臓する余裕は無いのでパネルボードの裏側に設置することになりますが、バスコレはボディサイズが大きいので十分内部にLED設置が可能です。
3mm程度で上に盛り上がったタイプのチップLEDを使用しましたが、別に普通の3mmタイプの砲弾型LEDでも良いかと思います。

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チップLEDが大きめなので、使用するポリウレタン線(エナメル線)は極細の0.2mmタイプではなくて0.26mmタイプ程度でもOKです。小さなLEDの取り付けの際には太い線は使用できませんが、あまり細いと半田の付きが悪いので作業が困難になります。

チップLEDは両面テープで固定して作業しています。

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チップLEDの二つの端子と、線の端に半田をあらかじめ点けておいてから、一瞬の加熱で取り付けます。
チップLEDへの線の取り付けは、慣れればもっと小さなタイプでも、線の準備を含めて一つ5分程度の作業になります。

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車体内部の後部にLEDを設置します。車体の底部に穴を開けて線を車体下から出します。
ライト部分に取り付けた4本の光ファイバーは、アルミテープで一まとめにしておきます。

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LEDが露出したままだと、やたらと明るく拡散してしまうので、アルミテープでカバーします。そのカバーの中に、光ファイバーの先端が入るようにすれば、効率的にライト部分に導光できます。

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運転手の取り付けです。TOMYTECのザ・人間の「働く人」の中に入っていた列車の運転手を使用します。
先程、光ファイバーの取り回しの際に干渉するので運転席を切除してしまったので、運転手の尻に爪楊枝を使用した椅子を貼り付けます。

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ハンドルも何もかも取り外してしまっていますが、運転手を正面窓から見える位置に貼り付けます。光ファイバーと干渉しないように、何度も確認しながら位置を決めました。

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光ファイバーの束をLEDの発光部分に設置したら、ボディをシャシーに被せて完成です。
ちょっと運転手がセンターに寄ってしまっていますが、これ以上右側にすると光ファイバーの邪魔になるのでこれがギリギリなのです。
さて、早速点灯実験です。

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前照灯は、1mmタイプの太い光ファイバーを使用しているのでかなり明るく灯ります。車内に漏れた明かりが室内灯の代用となります。運転手さんもしっかり確認できるので、ひとまず成功となりました。

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テールランプは光ファイバーの先端にラッカー系塗料で赤く色入れしています。控えめに赤く灯っています。これで十分でしょう。

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バスはレイアウトの完成間際の設置となるので、これから1年以上は保管することになります。ジッパー付きのビニール袋に入れて、大切に扱うこととします。

前回はこちら
日高ポニー号「昭和の鉄道模型をつくる」の夜景を走る

次回はこちら
「鉄道模型少年時代」第8号 フィギュアは既存品の寄せ集め

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コメント

こんばんは(^-^*)/相変わらずの技術力に驚嘆させられました。本当に素晴らしいですねぇ〜私には到底無理なので羨ましい限りです。

此処でいうのも何ですが、某SNSのコミュに参加いただきありがとうございます。まだほとんど何も無いコミュですがこれからもよろしくお願いいたします。

投稿: 三日月 | 2009年10月11日 (日) 21時09分

三日月さん、こんばんは。

まだまだレイアウトへの設置は先のことなのに、バスを見ているとライトを灯したくてウズウズしてやってしまいました。ヘッドライトが思いのほか明るいので満足しています。

ほったらかしのmixiにてすみません。
遅ればせながら、ようやく三日月さんのコミュに参加させていただきました。よろしくお願い申し上げます。

盛り上がるのは、レールとコントローラーが揃ってからでしょうか。

投稿: YUJI | 2009年10月11日 (日) 21時18分

Yujiさん、こんにちは
さすが「お手のモノ」って感じですね。

やっと自分の工作に取り掛かりました。ストラクチャーの設置までにはまだまだ時間がかかりそうですが、建物などの照明設置についてはYuji式を踏襲させていただきたいと考えております m(_*_)m

投稿: munch | 2009年10月12日 (月) 13時31分

munchさん、こんにちは。

建物照明は、鉄道模型少年時代に付属する照明ユニットは使用せずに進めようと思っています。ひとまず駅舎から先行して作業したいと思っています。基本的には前作と同様の方法です。

私の方法が失敗するかもしれませんので、しばらく様子をご覧になってからの方が良いかもしれません・・・。

投稿: YUJI | 2009年10月12日 (月) 15時21分

ギミック進んでいますね。
私は、ケースとのマッチングを重視し、光るダケのみ買って様子見です。
今は、ポニーちゃん欲しいですね。金銭的に余裕があったら欲しいです。
さて、バスと言えば、トミーよりバス自動走行システムが開発されるようです。
どんな仕組みのものかわかりませんが、ユーチューブにも動画が出ているので
これが導入できたらなーと思います。でも御神輿に引っかかってしまうか。
今の所、ベースとケースがどんな感じかによって変わってきます。
フィギュアが終わったらいよいよベース。楽しみです。
それと、もう一つ、トミーより「昭和の人々」フィギュア出るので、こちらには
携帯持つ人はいないようですよ。

投稿: きのこの里山鉄道 | 2009年10月12日 (月) 18時56分

YUJIさん こんばんわ。

スバラシイですね。 電飾はお手のもんですね。私もバスを2台購入してますので、真似させて頂きます。うまくいくかどうか?

次のステージの電飾もいろいろ教えてください。よろしいく。
できれば、光ファイバーのように、材料のメーカー名、サイズなどそのたびに教えていただければ嬉しいです。

投稿: かめきち | 2009年10月12日 (月) 19時23分

>きのこの里山鉄道さん、こんばんは。

バス自動走行システムですか!それは興味深いですね。欧米のHOゲージでは発達している道路走行システムですが、国内の、それもNゲージでやってのけるとはTOMIXさん、さすがですね。鉄道模型少年時代には搭載が困難でしょうが、今後の鉄道模型の世界が広がりますね。

「昭和の人々」の試作品写真見ました。これって、講談社の前作の「昭和の鉄道模型をつくる」に付属してきたフィギュア24体ですね。当然、少年時代の方にもぴったりでしょう。私も購入予定です。


>かめきちさん、こんばんは。

バスは予備があると、安心して穴あけ工作出来ますね。

光ファイバーは、私が使用している巻いた状態の商品ではなく、もっと細切れになった安価で使いやすいものも販売されているようです。私は長いの買ってしまったので、当分追加購入の必要がありません。

このシリーズでは、しばらく大した工作が無さそうなので、駅舎や農家の電飾改造準備も進めたいと思います。

投稿: YUJI | 2009年10月12日 (月) 20時55分

もう一つ、ギミックネタでは101系運転台。
これも動画見ましたが、効果音も出ていたので、比較的安価に効果音も出せるようになるのかと思いました。本誌の効果音も頑張っていると思います。
昭和の時は、ストラクチャー作りに力が入りましたが、今回はシーナリーとギミックに力が入りそうです。何とぞ、ケースもベースもゆとりのあるものであってほしいですね。

投稿: きのこの里山鉄道 | 2009年10月12日 (月) 22時22分

101系運転台もすごいですね!
電車だけじゃなくて、気動車の音も出してくれればって思いますが、そういう方は13万円のN-S2-CLを買ってくれってことでしょうか。

これは鉄コレシリーズなのでそんなに高価には設定しないのかもしれませんね。最近のTOMYTEC、飛ばしていますね。

投稿: YUJI | 2009年10月13日 (火) 07時11分

はじめまして!YUJI様。。。
★いつも楽しい記事を有難うございます。。。
私も少年時代の改造をやってますので、お暇な時にでも遊びに来て下さい!
http://blogs.yahoo.co.jp/kawacha3500

投稿: kawacha | 2009年10月13日 (火) 11時03分

kawachaさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

踏切のセンサーでの動作の実験光景、拝見いたしました。素晴らしい創意工夫に敬服いたします。

リードスイッチを使用しての動作ですね。ポイントが無いミニレイアウトですが、踏切の動作で楽しいものになりますね。

今後の発展を期待させていただきます。

宜しくお願いします。

投稿: YUJI | 2009年10月13日 (火) 17時31分

YUJIさん

ちょっと教えてください。 普通LEDを使うときは、定電流ダイオード(CRD)を使うと思いますが、チップLEDにも使用する必要があるのでしょうか? またYUJIさんの場合、バスへの元の電源は何Vで流し、それを何Vまでダウンされてますか? 電圧をダウンせず元電源から直接CRD → チップLEDに流してますか?

よろしくお願いします。

投稿: かめきち | 2009年10月14日 (水) 11時58分

かめきちさん、こんばんは。
御質問に対し、私の方法にてお答えいたします。

>普通LEDを使うときは、定電流ダイオード(CRD)を使うと思いますが、チップLEDにも使用する必要があるのでしょうか?

必要です。
チップLEDでも普通のLEDと全く同じ使用方法です。流れる電流量を15mA程度に調節して使用しています。

>バスへの元の電源は何Vで流し、それを何Vまでダウンされてますか? 

電源に使用している12Vそのまま流しています。
12V2AのスイッチングACアダプタを使用しています。

CRDを回路に入れ、一つの回路当り3つのLEDを直列に接続しています。CRDで数Vの電圧を必要とするので、残りを3つで分割します。白色系LEDが必要とする電圧は3.2V~3.4V程度なので、12Vの電源の場合、少しCRDで使用しても、3つまでは最大輝度で輝くというわけです。

投稿: YUJI | 2009年10月14日 (水) 20時57分

YUJIさん

ご教授ありがとうございました。 よく分かりました。
電飾はまだ先のはなしになりますが、そろそろ秋葉原に行って材料を準備しようかと思っています。それぞれの材料が、どこの店で手に入るのかネットで調べています。YUJIさんの電飾は大変参考になります。

投稿: かめきち | 2009年10月14日 (水) 22時52分

かめきちさん、おはようございます。

私の電飾は自己流なので、良い方法が見つかったら是非お教えください。
面倒で時間がかかる作業ですが、明りが灯ったときのワクワク感は、きっと人間の本能なんじゃないかとさえ思います。

投稿: YUJI | 2009年10月15日 (木) 07時18分

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