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2009年10月 2日 (金)

TOMIXのC57 135号機 「鉄道模型少年時代」走れるゾ!

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TOMIXが満を持して発売した国鉄C57形蒸気機関車135号機を購入しました。先行試作品の完成度が群を抜いて高くて前評判が抜群の模型です。TOMIXブランドとしては久々のNゲージ蒸気機関車となります。
予約していて少々前に手に入れていたのですが、他の模型作りなどが忙しくてパッケージから取り出すのが延び延びになっていました。

ケースのふたの上下が丸く処理してある、お馴染みのTOMIXの車両ケースですが、やけに幅広でデカいです。測ってみたら横幅215mmもありました。C57という中型の蒸気機関車の収納箱としては異例の大きさです。大切に扱ってほしいというメーカーの心意気が伝わってくるようです。

C57形の135号機は、言うまでも無く、大宮の鉄道博物館に静態保存されている機関車です。私は交通博物館時代に何度か見たことはありますが、まだ鉄道博物館を訪れることができないままでいます。

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ケースのふたを開けると、スマートなC57の車体がちんまりと納まっていました。
ちんまり見えるというのは、1/140くらいの大きなスケールのKATOのC57やD51を見慣れているからかもしれません。今回のTOMIXのC57-135は、「リアルスケール」を謳っていて全長、全高、全幅、そしてボイラーの太さもほぼ1/150スケールで作られているからです。実際のC57は、「貴婦人」の呼び名の通り、華奢な機関車です。

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ナンバープレートは取り付け式です。
135号機という特定機の模型化なので、ナンバーくらい最初からつけておいてくれれば、と思うのですが、今後のバリエーションのことも考えているのかもしれません。しかし、今回の付属ナンバーは135号機だけです。
その他、後付のパーツがたくさん入っています。

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まずはナンバープレートの取り付けです。
ナンバープレートをランナーから切り離し、精密マイナスドライバーの先に両面テープを付けた即席治具を使用してナンバーを取り付けます。ホンのちょっとクリアボンドを使用しました。

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ナンバープレートを取り付けると、模型に息を吹き込んだような気になります。正面の造形がなかなか秀逸です。スノープローをつけた冬装束なのは、昭和50年12月14日のさよなら運転の時の姿も意識していることもありますが、現在の鉄道博物館の保存状態がプロトタイプかと思いますが、今付けている赤地のナンバープレートは、現役時代の黒地に変更になっています。
機関車前部には、まだまだ後付の取り付けパーツがあります。

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やけにたくさんパーツがあると思ったら、予備パーツがあるようです。特に破損しやすい機関車前部の細いパーツの予備は助かります。
SLさよなら運転時の大型ヘッドマークが付いているほか、白紙のヘッドマークも付属しています。

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キャブの屋根上に小さな信号炎管を取り付けます。
この信号炎管は予備が2つも付いていて安心です。キャブの天窓は、実機同様に前後にスライドして開閉することができます。リアルであると同時に楽しい模型です。

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この模型では、フロントデッキ部分を取り外して後付パーツを取り付けるようになっています。
最初から付いている連結器解放てこを慎重にピンセットで取り外し、フロントエンドビームの手すり、連結器横のエアーホース、フロントデッキ両横の握り棒を取り付けます。とても細かい作業です。

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20分ほど掛けて、ようやく手すりや握り棒など取り付け完了です。スノープローはお好みで取り外しできます。でも鉄道博物館の保存状態を表現したいので、取り付けたままとしておきます。
日頃、1/24のでっかいC62を触っているので、このサイズの模型の工作は細かくて大変です。
この他、フロントデッキに0.5mm穴をあけて標識灯も取り付けられるようになっていますが、穴あけの失敗が怖いので今回はよしておきます。

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その他、煙突の回転火の粉止めのパーツも付属していますが、博物館保存状態では取り外されているはずなので保留です。
線路に設置して眺めると、とにかくプロポーションは抜群です。モーターが小さくなっていることが効を奏しているのか、ボイラーも細く、キャブの表現も正確になされています。これは良い模型です。

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前照灯、後照灯が進行方向に応じて点灯します。テールランプは光りません。重連時には、煙突を回転させると前進時に前照灯が光らなくすることができます。KATOのC62と同じ方式です。KATOの模倣かもしれませんが、このような簡便な仕組みで効果が高い方法は業界標準にして欲しいと思います。
ランニング・ボード側面が白く塗られ、ロッド中央も赤いのは、博物館保存状態の表現です。現役時代は真っ黒の写真が残っています。

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全体のプロポーションだけでなく、細部のディティールも秀逸です。多くはモールド表現ですが、模型らしいメリハリを効かせた造形です。

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造形には定評のあるKATOのC62東海道形と比較しても、全く見劣りしません。ようやく並べて楽しめる良コンビとなったように思います。重厚で骨太のC62に対し、スマートで華麗なC57との対比が見事に楽しめます。どちらもほぼ正確に1/150スケールとなっているので、同一レイアウト内でも不自然には見えません。
まあ、価格はTOMIXの方が高いのですから、良いのは当たり前ともいえます。

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説明書には、「車両の最小通過カーブ半径は280mmです。この半径以上のカーブレールで運転をお楽しみください。」と記載されています。まあ現代のNゲージ蒸気機関車模型としては標準的なカーブ通過性能です。
しかし、車体をひっくり返すと、機関車とテンダーを繋ぐドローパーは従台車の前から伸びてテンダーの先台車に繋がっています。実機とはもちろん異なる構造ですが、これはカーブ通過性能の高いマイクロエースのC62と同じような構造です。先台車の振れ幅も大きいですし、3対の動輪もそれぞれ少しずつ横に動きます。これは期待できます。
ちょっとカーブ通過能力を試してみたくなります。

これ以降の走行実験の真似は、自己責任にてお願いします。メーカーの注意書きに無い走行をさせると大切な模型を破損させる恐れがあります。
また、同一モデルの模型でも、走行性能にはかなりの個体差があります。御了承の上、ご覧下さい。

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ということで、現在作成中の講談社の「鉄道模型少年時代」のレール配置を再現して走らせて見ます。干渉が心配される駅付近のみストラクチャーを置いておきます。
後に連なる客車はおなじみKATOのオハ3126です。鉄道博物館コンビが手を繋ぎました。

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実は、このTOMIX C57-135号機、このレイアウトのC140、つまり直径140mmというミニカーブレールを走行できるという、見事なカーブ通過性能を持っています。KATOのC62には絶対に出来ない芸当です。
メーカーとしては無理の無い「半径280mm」の保証しかしていませんが、きっと設計された方は、ある程度の急カーブも曲がれるような性能を持たせたかったのだと推測します。
もちろん、大型機関車のC57がこんな急カーブを曲がるのは不自然です。また、模型の構造上でも動輪部分のフランジの磨耗が気になるので、高速走行は避けたほうが無難でしょう。
常点灯タイプのライトを付けているので、コントローラーにTOMIXのN-1000CL等の対応コントローラーを使用すれば、停止状態からライトの点灯が楽しめます。

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S字カーブも難なくクリア。
少々機関車とテンダーの動きが不自然ですが、C57がC140を曲がれる事実の方が素晴らしいのでどうでも良くなります。
ただ、駅の配置を少し線路から離すか、右にずらしたほうが良いかもしれません。右回り時にフロント部分の干渉が心配です。

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逆周りの運転ももちろんOK。
このC57、スロー運転もギクシャクせずにバッチリです。走行性能も素晴らしいと思います。

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現役時代には適わなかったツーショットですが、同じくC140を通過することの出来るマイクロエースのC62-2小樽築港機関区改良型との重連運転だって可能です。レイアウトのかなりの部分を機関車ばかりが占めてしまうという異常事態を体験できます。
但し、走行性能はTOMIXのC57の方が良いために、両車スピードが全く合いません。

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カーブ通過時にはキャブ内部が丸見えになってしまいますが、モーターがキャブに飛び出していないために、不自然なオモチャっぽさがありません。
現在、日本で最も多くの方に見られているC57である135号機の模型化にあたって、TOMIXは相当の意気込みでモデル化をしたことがしっかりと伝わってします。
私としては、カーブ時は不自然な情景ではありますが、「鉄道模型少年時代」や、「昭和の鉄道模型をつくる」のレイアウトを走ることの出来る蒸気機関車模型というだけでも非常に価値の高い買い物となりました。これからもTOMIXからは、このC57同様に安価ながらも高い品質の蒸気機関車模型の発売が期待できると思います。

鉄道博物館を訪れて、実機と対面したいものです。

前回はこちら
「鉄道模型少年時代」第6号は2冊買い!

次回はこちら
「鉄道模型少年時代」第7号

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コメント

こんばんは^^
やっぱりYUJIさんも、買われていましたね^^

偶然にも、私も今日ナンバープレートを取り付けました。
今日のYUJIさんのブログを読んでからにすれば良かったと後悔^^;

前後用のナンバープレートを2つとも無くしてしまいました^^;
以前購入しておいた、銀河パーツのプレートで代役ですwww


このC57が・・・・・
C140で走れるとは!!
かなりの驚きです^^

自分の作ってるレイアウトのレールがC243だったんで、どうかなと思っていましたが、安心ですww^^♪

暇を見つけて、また1人レンタルレイアウトに持ち込んで走らせてみたいですwwww

それでは^^また~~~

投稿: タグ | 2009年10月 2日 (金) 22時03分

タグさん、お久し振りです。

このC57、今週の頭に購入していたのですが、なかなかパーツ取り付けや記事作成が出来ないでいました。フェラーリとか零戦とか忙しくて、今日まで放置状態だったのです。毎日ケースを開けて眺めてはいましたが。
記事内で走らせたC140は、「一応走れる」というレベルではなく、余裕さえ感じられてカーブ時にも非常にスムーズです。マイクロエースC62と同様に走行する姿は不自然ですが、自分のレイアウトで蒸気機関車が走れるのは嬉しいものです。

C243ならば、結構余裕で曲がれそうですね。TOMYTECさんは一応半径280mmなんて言っていますが、相当に性能には余裕があると思います。停止状態からの緩やかな走り出し、停車時の滑らかな減速は、KATOのC62以上だと思います。きっと一人レンタルレイアウトも楽しまれるかと思います。その前にオランダ出張させるのでしょうか。

タグさんはC57は180の力走を間近でご覧になっているのですよね!
私は昔、やまぐち号1号機以外の走行シーンは見ていますが、長らくC57の力走は見ていません。

何とか博物館の135号機も動態復元の日が訪れることを願う次第です

投稿: YUJI | 2009年10月 2日 (金) 22時33分

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