「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第61号
デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の第61号です。
長く続けてきたこのシリーズも、いよいよ残り5号となりました。最後の仕上げの段階となっています。
今週の冊子の特集は、1953年式の375アメリカです。
前号の410スーパーアメリカに引き続いての、「アメリカ」を冠した車名の車の紹介となりました。黎明期からアメリカ市場への進出を果たしていたフェラーリの歴史が窺い知れます。しかし、日本ではあまり知られていない車なので、私は初めて知った次第です。
スパルタンな250シリーズと比較すると、いかにもアメリカ的な豪華なクーペのようです。
今回の部品は、フロントタイヤ等です。
タイヤは最後にボディに取り付けて完成!となるこの模型、今回3つ目のタイヤ配布です。今回は、久々にワクワクするようなパーツ構成でした。
部品の一覧です。
T字レンチ、フロントタイヤ(右)、タイヤナット5個です。タイヤは最終回の右リヤタイヤを残して配布されました。ナットを隠すホイールキャップは63号に付属してきます。
このT字レンチが良い味を出しています。実車用さながらの造形です。
エンツォ・フェラーリのようなスーパーカーはもちろんですが、普通の乗用車でも車載工具のL字レンチでのタイヤ交換作業は、力が要る上にねじやナットにも良くありません。用意がよい方は、T字レンチか十字レンチをトランクに入れていたものです。
今となってはそんなことも昔話。我が家の車も含めて、暖地用のランフラットタイヤを履いた車では、車載工具のレンチさえ無くなってしまいました。
今回の作業は、付属のタイヤをホイールにはめ込むことに加え、リヤアンダーカバーの取り付けを行います。
ボディのパーツの他、40号に付属してきたフロントホイール、56号のリヤアンダーカバー、手袋の回の59号に付属のフロント用キャップ、Dタイプビス8個を用意します。
ますはホイールにタイヤをはめ込みます。
タイヤには、内側に回転方向が刻印されています。このタイヤは右フロントタイヤなので、回転方向を確認してホイールにはめ込むようにします。細かい部分ながら、回転方向が決まっているタイヤパターンなので、間違えるとちょっと恥ずかしいことになります。
これで4つのタイヤの内、3つが揃ったことになります。
右リヤタイヤが待ち遠しいですが、最終号となります。
次に、56号のリヤアンダーカバーを取り付けるのですが、エンジンルーム内の左右のタイヤハウス上方から延びているケーブルをどこに繋ぐのかが判りません。先週の指示にて、吸気チャンバーの左右のエアフィルターの下に通しておくとのことですが、どこにも繋がないままにリヤアンダーカバーの取り付けとなってしまいました。
リヤアンダーカバーのビス穴は、表面に貼られたカーボンパターンのデカールによって塞がれています。取り付け前に千枚通しで軽くつついて穴を開けておきます。
前後8箇所のビス穴を、Dタイプの小さなビスで固定します。
パーツの素材が柔らかいので、あまり回すとビスがバカになってしまいそうです。
次に、59号に付属してきた左右のフロント用キャップを取り付けます。
パーツには「R」、「L」と、小袋に左右が示してありますが、ボディをひっくり返して取り付ける際には、当然左右が逆になるので注意が必要です。
左右のキャップをグッと押し込んで、今回の作業は終了です。
アンダーカバー部分のパーツ精度は高く、ピッタリ収まりました。
模型の底部分は、後は真ん中のセンタートンネル部分のカバーを残すのみとなりました。
久し振りに、タミヤの1/24スケールのエンツォ・フェラーリのプラモデルと比べます。このタミヤのプラモは、アンダーカバーをスケルトンパーツを使用できるようになっています。大きさの違いが著しいですね。
リヤアンダーカバーが付くことによって、後ろから覗き込んだ際に、ディフューザーのフィンが確認できるようになりました。
せっかくタイヤナットが付属してきたので、4つのホイールを仮組みしてみることにします。
タイヤナットを入れて、T字レンチで軽く締め付けます。
タイヤが取り付けられると、一気に完成に近づいたような気持ちになります。
現在、一つだけ配布されているホイールキャップは、マグネット内臓にてタイヤナットに吸着する仕組みです。
左側はタイヤが揃っていますが、残念ながら右リヤタイヤがまだ無いので、ここだけパンクしたかのような光景です。
フロントスクリーン、ルーフパネル、リヤカウルを仮組みすると、ほとんど完成形に近くなります。全体的なフォルムの確認が出来ます。現時点では、3つのパーツは載せているだけではめ込んでいません。
やっぱりデカイ!そして重い!完成品を持ったときの満足感は相当なものがあることでしょう。
ドアの部分とルーフパネルの色合いが異なるといった御報告を、複数の方から受けていますが、私のパーツではあまり違いは感じられません。今後、ボディを磨き上げた際に差が出てくるかもしれませんが、今のところ、上手く調和しそうな感じです。
次回の62号の部品は、オリジナルバッグとエンジンルームのオイルキャップです。
オリジナルバッグはエンツォ・フェラーリのトランク内にぴったり収まる形状のカバンのことです。トランクを開けた際にバッグが見えるのは嬉しい演出です。
キャップは、エンジンルームのオイルキャップと、給油孔のフュエルキャップです。
その次の63号には、ホイールキャップ3個とワイパーが付属します。ホイールキャップは4号にて一つだけ配布されているものと同じもので、マグネット内蔵タイプだと思います。
前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第60号
次回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第62号
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コメント
いよいよ、フィナーレをむかえましたね。挑むべきか迷っていたのはいつのことだったのでしょう。C62などに比べどちらかというと、作るというより、作らさせるという感じでしたが、綺麗で重厚なエンツオが完成しそうですね。 キャンティでも用意しておきましょう。
投稿: honest | 2009年11月 3日 (火) 11時26分
強力マグネット謎のままですね。
投稿: honest | 2009年11月 3日 (火) 11時59分
honestさん、こんにちは。
今までに配布されたパーツを組み立てればほとんど完成するのですが、組み立てガイドに従っておくことにします。
仰るとおり、オイルクーラー部分の強力マグネット、不可解なままでしたね。特にリヤカウルの安定に寄与するわけでもなく、ビスを取り落としたときに引っ付くだけの役割となっています。
そろそろ祝杯様のお酒を用意しておきたいものですね!キャンティ、ナイスアイデアです。
投稿: YUJI | 2009年11月 3日 (火) 12時51分