「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第62号
デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の第62号です。
終了までカウントダウンが4つとなったこのシリーズ、今回の作業でいよいよボディのフロント部分が完成することになります。今まで放置していたウィンドスクリーンとルーフパネルの取り付けです。何でもっと早く取り付けなかったのかは判りませんが、最後まで少しずつ作業を行ってもらって楽しみを継続させようというデアゴスティーニさんのお気遣いなのだと理解しておきます。
今週の冊子の特集は、1948年から2005年までのオープンエア・フェラーリの系譜です。フェラーリの長い歴史には、珠玉のようなオープンカーが沢山あり、その抜粋を特集したものとなっています。
黎明期の166MからF430スパイダーまで13種の車が登場しています。既に前の号で単独に特集されているものも多く登場しています。オープンカーの特集なので、盛りだくさんです。
F430スパイダーの記事の部分には、イタリアでこの本が発刊されたときには発表されていなかった最新の468のことも少し触れられているので、日本での発刊に際して少しは内容をアップデートしているようです。
今回の部品は、オリジナルバッグ等です。また小さくて軽いパーツとなってしまいました。バッグの厚みがあるのでパッケージ自体は分厚いのですが、中身はほとんどダンボールの梱包材です。
部品の一覧です。
オリジナルバッグ、キャップ(小)2個 です。
オリジナルバッグは、フロントのトランク内部に収納されるものです。実車でも、フェラーリのオプションとして用意されています。バッグは今回の組立作業には関係ありません。
53号にもトランクに納める小さなバッグが3個付属してきましたが、黒くて味気ないものでした。しかし今回のバッグは大型である上に、細かくて魅力的な造形です。カルチェを思わせるような赤いエナメル革を表現したフラップには、燦然と跳ね馬マークが輝いています。またバッグ本体もカーボンパターンの部分があったり、黒革の部分があったりして変化に富んでいます。楽しい小物です。
ちなみにバッグは開くことができません。
今回の作業は、ウィンドスクリーンとるルーフパネルの取り付けです。付属しているキャップ二つもデカールを貼ってついでに取り付けます。
ボディと54号のウィンドスクリーン、ルーフパネル、ルームライト、そしてCタイプのビス2本とデカールのNO.14を二つ用意します。手持ちのパーツがどんどん減っていくのは楽しいことです。
まず、今回付属のキャップ二つをエンジンルームに取り付けます。
この二つ、全く同じ形状なのですが、一つは燃料タンクのフィエルキャップ、そしてもう一つはエンジンオイルのキャップです。結構適当なのだと思います。
キャップの頭にNO.14のデカールを貼り付けます。
貼付面は平らなので難しい作業ではありませんが、位置の調節を行うためにマークセッターをあらかじめパーツに塗っておいてからデカールを載せました。
エンジンルーム内の吸気チャンバー後部にエンジンオイルのキャップを取り付けます。
取り付け部の穴はカーボンパターンのデカールで覆われているので、あらかじめ千枚通しで穴を開けておきます。ギュッと押し込まなければならなかったので、接着剤の必要は無さそうです。これで漸くエンジンルーム内のパーツが全て揃ったことになるかと思います。
もう一つのキャップを給油孔に取り付けます。
こちらも軟質の樹脂にギュッと押し込んではめるので、接着の必要はありません。
今日のメイン作業です。ウィンドスクリーンを取り付けます。
取り付け指示がある今回までに何度か仮組みをしていますが、結構困難な作業だと思っていました。ひょっとして、フロント部分を分解して取り付けるのかと思っていたのですが、どうやら樹脂のウィンドスクリーンを曲げながら差し入れる作業です。
ウィンドスクリーンの左右を一度内側に押してボディに入れ込んでから、全ての突起をはめ込みます。慎重にやれば何とかなる作業でした。ウィンドスクリーンの表面には保護シートが貼られているので、ある程度思い切った作業が可能です。完成後に保護シートを剥がすことになります。今日は貼ったままにしておきます。
ウィンドスクリーンのルーフの部分のビス穴は、Cタイプのビスを使用して固定します。
小さなビスなので心もとないのですが、これを締める事により、しっかりと固定されました。
ルームライトをルーフの上から差し込みます。
裏の黒い部分が助手席側になるようにはめ込む指示です。ルーフの穴に落とし込む様にして入れます。
ルーフパネルをはめ込みます。
前後二つの突起は、スナップのようにパチンとはめ込むことが出来ます。
ウィンドスクリーンとルーフパネルが付くことにより、何となく作業中だった雰囲気が、一気に完成に近づきました。窓の保護シートを剥がせば、クリアにコクピットを覗き込むことが出来そうです。
タイヤは付いていませんが、フロントからの視点ではほぼ完成形となっています。
付属のオリジナルバッグは、トランクの手前部分にピッタリと収まります。これ以上、ほとんど何も載せることができません。
リヤカウルを被せてみれば、タイヤ以外は完成した形を楽しむことが出来ます。持ち上げてきたら、重い!これまで組み立ててきた成果を感じたような気持ちです。
次回の63号の部品は、ワイパーとホイールキャップ3個です。
公式ページには最終号の65号までの全てのパーツが記載されています。64号はセンタートンネルカバー、そして65号は右のリヤタイヤと予備のデカールです。
ボディ周りの作業としては、まだリヤカウルの取り付けが行われていません。ヒンジを取り付けてボディに固定する作業となると思うのですが、来週行うのか、最後の作業になるのかはわかりません。
ホイールキャップが全て揃うので、取り付け可能なタイヤを全て装着させてみたいものです。
前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第61号
次回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」第63号
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コメント
65号までの部品が公開されたのですが、リアの取り付け部の部品が見あたらないのですが、前の号でついてきましたっけ?
投稿: ハセレオン | 2009年11月10日 (火) 22時21分
ハセレオンさん、はじめまして、でしょうか。
48号にリヤカウル用ヒンジが付属しており、保管指示のままです。
取り付け方は簡単でしょうが、ここまで来たら指示通りに取り付けることにしたいものです。
投稿: YUJI | 2009年11月10日 (火) 22時38分
YUJIさん。はじめまして。
毎回楽しみに拝見させていただいております。
私の住んでいる地域は、発売日が毎週木曜日で、本来の火曜日より2日遅れでの発売となるため、YUJIさんのブログを拝見させていただくと、予習できるので大変助かっております。
さて、エンツォもほぼ完成に近づいておりますが、先日、突然左ドアの調子がおかしくなりました。
通常は適度な抵抗感でジワッと開閉するドアが、突如なんの抵抗もなくバイ~ンと開くようになってしまったのです。
とりあえず、フロントカウルを開け、ドアヒンジ周辺のビスを増し締めしたりしたのですが直らず、結局、フレーム側のギヤ部分を分解、RCカー用の粘度の高いグリスを注入し、なんとか直りました。
右ドアよりも開閉スピードは若干速いですが、こちらの方が現実味のあるスピードのような気がします。
リアカウルの取り付けは最後のメインイベントとなりそうですが、私のエンツォは、リアバンパーとリアカウルのチリが全く合いません。リアスポイラーと、サイドパネルはバッチリあうのに、リアカウル左右のフェンダーの盛り上がり部分が浮いていて、まるで半ドアのようです。どうにか直す方法はないのでしょうか。トータル10万円以上かかっているモデルなのに、残念でなりません。
なにはともあれ、残り3号。ご一緒に頑張りましょう。
投稿: ポンコツ | 2009年11月13日 (金) 02時12分
ポンコツさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
ドア部分の油のようなもの、RCカーのグリスで代用できるとの情報、ありがとうございます。
私のエンツォは、ダンパー表現は良いのですが、左ドアを開ける際に一箇所「ゴリッ」と引っ掛かりがあります。まあこんなもの、と諦めています。
リヤカウルのチリは私のも合いません。左後ろ部分に隙間があるようです。どうしても合わなかったら、デアゴさんに相談する予定です。
盛り上がっているのは困ったものですね。
エンツォ・フェラーリは実車も余裕の無い設計なのか、カウルギリギリにエンジンパーツがあるので、タミヤのプラモでもエンジン等のパーツをきっちり納めないとカウルが浮いてしまって困りました。
投稿: YUJI | 2009年11月13日 (金) 06時33分