「蒸気機関車C62を作る」珊瑚模型二子三方コックの取り付け
デアゴスティーニ、パーツ付きクラフトマガジン「蒸気機関車C62を作る」の製作の話題です。
珊瑚模型のパーツの取り付けによる改良作業を続けているC62です。今回は、非公式側のキャブ下に取り付ける二子三方コックの取り付けを行いました。加えてなべ小ねじの六角頭2×3ビスへの交換作業による外観アップを行います。
先週、久し振りに梅小路蒸気機関車館を訪れて実機を見たので、工作のモチベーションが上がってきました。
この二子三方コックというもの、非公式側のキャブの底部に取り付けられている割と目立つパーツです。実機の周りを歩いていると、ちょうど目線の位置にあるので印象に残りやすいのだと思います。公式側のスピードメーターを取り付けたので、非公式側にもこの二子三方コックを取り付けたいものです。
二子三方コックは、スピードメーターと同様に真鍮ロストワックスの精緻な造りになっています。
2ピースに分割されているので、嫌気性接着剤で接着します。
この二子三方コックもスピードメーターと同様にキャブ底部のなべ小ねじを利用して固定するようになっています。接着処理ではないので頑丈に取り付けられます。
とりあえず取り付けてみます。ねじ止めなのでガッチリと固定されます。このコックに繋がる配管などが省略されているものの、結構な存在感です。
ただ、非公式側からは、電気仕掛けの為のケーブルが丸見えなので、何とか処理をしなければなりません。
実機の二子三方コック部分です。
赤地のナンバープレートを付けたこの写真は、昨年の9月に撮影したものです。現在はナンバープレートが現役時代と同じような黒地のものに戻されています。
キャブ下のスカスカ状態が、少し改善されました。
布巻きの給水管など、まだまだ取り付けるべきパーツが沢山あります。
続いて、繰り返し追加購入している六角頭2×3ビスです。
2セットの追加購入により、合計7セット購入したことになりました。プラスねじの頭が付いたなべ小ねじをこのビスに交換することにより、外観の品質アップが期待できます。ランニング・ボード上面のビス交換の効果は絶大でした。半田でねじ穴を埋めて表面を研磨するような技術を持たない私にとっては強力な味方なのです。
ボイラー側面など、公式側は露出しているなべ小ねじを全て交換済みです。今回は非公式側を含めて、表面に露出しているなべ小ねじの十字頭を一掃しようという試みです。
ボイラー側面を接続しているプラスねじです。一応、ねじ頭をゴールドに塗装してありますが、それでも目立つ存在です。
ひとつひとつ六角2×3ビスに交換していきます。
半田付けしてねじ部分を埋める技術が無い私にとってはありがたいビスです。ビスの頭の出っ張りが薄いので、かなり目立たなくすることができます。
ボイラー上部などのなべ小ねじも交換します。
デアゴスティーニのC62がおもちゃっぽく見える一つの要因が、このなべ小ねじの十字頭であると思います。今回の作業で、ある程度の改善が図られたと思います。
テンダー上部の重油タンクなどのねじも交換します。
この模型の表面に出ているなべ小ねじ全てを交換しようとすると、24個セットの珊瑚模型六角頭2×3ビスが7セット必要となりました。ビス代金だけで10290円にもなりますが、これが高いかどうかはその人毎の価値観如何かと思います。
前回はこちら
「蒸気機関車C62を作る」珊瑚模型ツララ切り
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コメント
YUJIさん、お久しぶりです。
六角頭2×3ビスの交換、見栄えが変わりますね。
特にランニング・ボードと重油タンクはいい感じですね。
交換するか迷っていましたが、交換したいと思います。
投稿: bros | 2009年11月16日 (月) 22時16分
brosさん、お久し振りです。
六角頭ビス、ちょっと高価ですが、簡単な作業にて高い効果が得られると思います。どこにも似たものが見つかりません。ねじ頭部分が薄いのがポイントです。全部交換すると一万円を超えますが、ランニングボードの一部とテンダーの重油タンクだけなら2セットでも足りるかと思います。
手持ちのレンチでは役に立たなかったので、珊瑚模型さんの専用レンチをお求めになることをお勧めします。ピンバイスに付けて使用します。
投稿: YUJI | 2009年11月16日 (月) 22時34分
デアゴさん、通販はじめられたそうで、パンフが届きましが、ちょっと贅沢ですがとして、1,575円のピンセットがあります。多分YUJIさんのコメントがこたえたのでしょうね。ほかに大きな大和のパズルとか、ハーレーの車庫とか、完成しても縁が切れない工夫見事ですね。
投稿: honest | 2009年11月17日 (火) 08時45分
honestさん、こんにちは。
我が家にも通販カタログ届きました。
マテルのフェラーリのミニカー、安くてびっくりしましたが、こらえました。ピンセットは興味があります。きっと使い心地がよいことでしょう。それでもスイス製の半額ですね。
私は強度の近視なので、老眼にはあまり縁が無かったのですが、非常に細かい作業をするときにメガネを外しているのを見て、妻がライト付きルーペを買ったらどうか、と言ってカタログを捨てないで保管しているようです。
さすがに要りません・・・。でも42歳になると、さすがに数センチ先がメガネのままでは辛くなってきました。
投稿: YUJI | 2009年11月17日 (火) 17時44分