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2009年11月20日 (金)

JR東海博物館(仮称)への展示待ちの美濃太田機関区の車両たち

今日、仕事にて岐阜県美濃加茂市を訪れる用事があったので、通り道の美濃太田車両区の保存車両をチラリと見て行くことにしました。

高山本線美濃太田駅近くの国道41号線沿いから見えるこの車両区には、国鉄時代に中部地方で活躍した電車や気動車、客車が22両保存されています。この内5両は、2011年春に開館予定の「JR東海博物館(仮称)」にて展示・保存されることが発表されています。

博物館で保存される予定の車両は既に移設されているのか、保存リストに載っていない車両はどうなっているのか等、現在の様子が気になっていました。前回訪れたのは、2008年2月のことなので、まだJR東海博物館の計画は発表されていませんでした。

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保存車両群は、全ての車両が1年9ヶ月前と同じ位置に置かれていました。しかし、全車両に丁寧に保護シートがかけられています。まだ博物館保存に際しての修復作業は行われていないようですが、リストに漏れた車両も一律に、大切に扱われているようです。
かつてはここの保存車両(キハ82)のパーツが盗難に遭った事があります。シートで養生しているのは、嫁入り前?にまた被害に遭うようなことは事前に防ぎたいという親心なのでしょう。

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この特徴ある先頭車の形状は、元祖振り子電車の381系のパノラマグリーン車「クロ381-11」です。381系は、トップナンバーの編成最小ユニットの4両(クロ381-11、モハ381-1、モハ380-1、クハ381-1)が保存されていますが、博物館行きとなるのは両端の先頭車2両です。電動車ユニットは解体されてしまうのでしょうか。

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新品のシルバーの養生シートで覆われています。手前の3両の客車は、オハフ46形客車(手前からオハフ46-2027、2008、2009)です。
ここに保存されている車両の中で、博物館行きが発表されているものは5両です。全37両(内1両はバス)の実車が保存されることになっていますが、美濃太田車両区保存車両からは以下の車両が選出されました。

・381系電車 クハ381-1、クロ381-11
・165系電車 クモハ165-108
・キハ82系気動車 キハ82-73
・オハ47系客車 オハフ46-2008
(現時点の情報なので、後日変更も予想されます)

ここには他に、クモハ103、キハ30、キハ58、キロ28等が保存されていますが、博物館リストに載っていない車両も丁寧にシートで覆われているところを見ると、すぐに解体してしまうのではなく、別の場所で保存を前提としているのかもしれません。当面は、ここに残されるのでしょう。 ただ、381系や165系は走行可能な編成最小単位で保存されていたのに、分解されて先頭車だけ持っていかれるのは残念です。今更動態復元も出来ないから仕方ないのでしょうか。

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2008年2月時点の写真です。多くの車両にまだシートがかけられていません。当時は車両区全体を見下ろせる位置におあつらえ向きの歩道橋があったのですが、道路工事の関係で現在は撤去されており、残念です。
381系や103系、165系、キハ80系等がむき出しで確認できます。

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道路に面して381系がむき出しで置かれているので、細部を確認することが出来ました。私もかつてはよくお世話になった「しなの」の車両です。元祖振り子電車はカーブでのゆすり返しが酷くて、乗り心地は良くありませんでした。座席も、窓際の床が大きく内側に盛り上がっており、足元が窮屈だった思い出があります。パノラマグリーン車は後年に改造して生まれたものです。381系しなのは数多く乗車機会がありましたが、当時はグリーン車に乗るという考えが無かったので、クロ381は未乗車です。

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オハフ46型3両は、整備してまたイベント列車で使用して欲しいと思ってしまいますが、JR東海には牽かせる機関車がありませんね。結構痛んで荒れた状態でした。

大きな地図で見る

地図が表示されない場合は、上のリンクをクリックしてみてください

この車両区は、Googleストリートビューでも確認できます。撮影の時期は不明ですが、現在のシートが掛けられる前なのは間違いなく、多くの車両の形式が特定できます。おそらく、私が前に撮影した2008年2月以降で、新しいシートが掛けられる前に一旦古いシートが外された貴重な時期であると予測できます。
この角度からはオハフ46型客車の他に、キハ58系、キハ80系などが見えます。

大きな地図で見る

地図が表示されない場合は、上のリンクをクリックしてみてください。

381系、103系の左隣はキロ28だったようです。その後ろに165系電車3両、更に左隣はキハ80系とキハ30のようです。
博物館保存予定に無いこれらの車両も丁寧に扱われていて、少し安心しました。

保存車両は長年ここに露天で放置されているので風雨で痛んでいます。博物館移動前に大規模な修繕が行われるものと思います。博物館開館の折には、きれいに化粧直しがなされた貴重な車両と再開したいものです。

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