THEカーコレクション第10弾の電飾改造は車体にLED内蔵手法で!
とっくに手にしているはずのデアゴスティーニの「零戦をつくる」の42号と43号が届かないので、今日は先週末に行ったTOMYTECのTHEカーコレクションのライト点灯改造の小ネタです。
実は、「零戦をつくる」は夕方に配達されて不在通知をもらっていました。妻が帰宅後にすぐに電話をかけたものの、「今日は混んでいるので、明日の配送です」という、JPエクスプレスの男性オペレーターのにべもない返事。水曜日にもなってデアゴスティーニが届いていないと私の機嫌が悪くなるので、「何とか今日の配達にならないでしょうか」と聞いたところ、
「でも、デアゴスティーニからの定期購読ですよね・・・」
何だかなぁ・・・
「その荷物、今日届かないと、腐ってしまう!」とか、「実は中に大切な契約書が入っていて、届けてくれないと30億円の損失を被る!」とか言えば、対応が変わったのでしょうか。
結局、「あなたの荷物を待っていたら、何にも出来ない!」と妻が怒ってしまい、今夜は散々です。確かにその通り。申し訳ない・・・。
更に、「曜日と時間くらい、設定して送ってくれないの?」と、至極当然の疑問をぶつけられました。早いときは日曜日に届くときもあるのに、遅いと今回の様に書店発売日の火曜日にも届かない事もあります。デアゴスティーニの定期購読がイヤになる最大の要因です。
ヤマト運輸さんとか、佐川急便さん等の対応が迅速で細やかになっていくにつれ、JPエクスプレスの悪い対応が際立ってきているように思います。デアゴスティーニさんも、趣味のものだから、多少遅れたり、対応が悪くても良い、のではなく、購読客の手元に届く直接の窓口について、もう少し真剣に選択しないと、今回のようにオペレーターの対応によって荷主も不名誉なことになります。
ネット通販では、曜日や時間を細かく設定して注文を受け取ることは常識になっているので、もう一手間かけて、定期購読申込み時に、希望配送日や時間帯の設定を受け付けて欲しいものです。コンピューターに入力して、毎週同じ曜日、時間指定をした配送伝票を発行し、後は配送業者に伝票と共に一斉に渡すだけです。ちっとも大変なことではありません。「書籍と他の配送はシステムが違う!」いえいえ、amazonがきっちりやっているのだから、出来ます。人気に胡坐をかいていないで、もっと自分の製品が購読者に届くまでの責任感を持って欲しいのです。
件のオペレーターは、趣味のものを心待ちにしているって事が無いのでしょうか。まあ、価値観は人それぞれなので、私の心待ちにしている荷物について、「そんなに必死にならなくても」という気持ちもわからないではありません。
長々と、「零戦をつくる」を手に出来ない愚痴を言ってすみません。
明日受け取っても、こうまで出遅れたら、明日発売日の講談社の「鉄道模型少年時代」の方を優先して開封したいので、週末に掛けてゆっくり組み立てをすることにします。42、43号を組み終わる前に、44、45号が届いてしまうかもしれません。
気持ちを切り替え、THEカーコレクションの電飾の新しい手法試行の記事を書かせていただきます。
先日入手したTOMYTECのTHEカーコレクション第10弾の内、お気に入りは古い車のセドリックとグロリアです。製作中の「鉄道模型少年時代」のレイアウトに設置する予定はありませんが、いつもの様にヘッドライト、テールランプの電飾化改造を行いたいと思います。
「そんなの何度もやった作業じゃないか」、と言われそうですが、今回は今までと少し異なる手法を取りたいと思います。小さなカーコレの内部にLEDを内蔵させようというタクラミです。安価なカーコレを使用して、アレコレと遊びたいだけかもしれません。
今日はグロリアの電飾を行います。
丁寧にカーコレをシャシー、タイヤ、ボディ、ウィンドウパーツに分解します。タイヤの軸が折れ易いので、最初にピンセットを使って丁寧に外しておくと安心です。
最初の頃のカーコレとの違いは、ウィンドウパーツが透明樹脂のカタマリではなくて薄いパーツになっていることです。車内のスペースが確保されていて、運転手のフィギュアを載せることも可能です。この広い?スペースを活用して、LEDを車体内部に設置しようと思います。
これはカーコレ第1弾の、初代セドリックを電飾改造したものです。ウィンドウパーツが透明樹脂のカタマリなので車内のスペースが無く、ヘッドライトとテールランプに取り付けた光ファイバーを、床の穴から下に通し、レイアウトのベースのボード裏側に設置したLEDの光を導光するといった仕組みです。
まあ、これで全く不具合は無いのですが、色々と他の方法を試してみたくなるのです。
グロリアのライトは、ヘッドライト4個とテールランプ2個です。
ヘッドライトはロービームの状態では2個だけ光っていれば良いかと思うのですが、模型的には4個とも光って欲しいものです。ヘッドライトの部分に光ファイバーを組み込む穴をあける前に、ライト部分を削って平らにしておきます。
テールランプの部分も、ナイフで削って平らにします。
ヘッドライトの部分の4箇所に、0.5mmのドリルを使って穴をあけます。穴をあける前に、千枚通しの先でチョンと印をつけておくと穴がズレずにすみます。
テールランプの部分にも0.5mmの穴をあけます。
前後、6本の光ファイバーをライト部分にあけた穴から通します。光ファイバーの断面は、鋭利なデザインナイフでスパッと切っておきます。ニッパーなどで挟み切ると、断面が潰れたり筋が入ったりします。
ライトの断面部分ギリギリまで光ファイバーを通し、ボディの内側からゼリー状瞬間接着剤で固定します。
たくさん瞬間接着剤を塗ったら、光ファイバーが非常に脆くなります。最低限の量にとどめます。
前後、6本の光ファイバーが通りました。
このままシャシーの床にあけた穴から下に通せばいつものカーコレ電飾の完了です。しかし、今回はもう少し手間をかけます。
ウィンドウパーツをはめ込んだ後、ヘッドライトは真っ直ぐ後ろに、そしてテールランプは車体の部分をぐるっと180度回して後ろ向きにしてヘッドライトの光ファイバーとまとめます。熱収縮チューブを短く切ったものを用意して、6本の光ファイバーを通します。
光源は、3mmタイプのちょっと大き目のチップLEDを使用します。このくらいのサイズでも、十分車体内部に収納できそうです。
モノが大きいので、半田付けも楽々です。
テールランプの部分の光ファイバー断面部分とその周囲をクリアーレッドで塗装します。クリアアラーは少々厚塗りしても光を透過するので、ポッテリ盛り付けるくらいに塗ります。
半田付けしたチップLEDは、後方や側面など、光っては困る部分を黒くマスキングします。正面の一部分のみ光るようにします。
厚紙の簡易基板に固定して、シャシー後方に固定します。シャシーにあけた穴から配線を下に通します。6本まとめた光ファイバーの束は、長さを調節してデザインナイフで切断しておきます。
LEDを取り囲むように、アルミテープをトンネル状に巻きます。前方の開口部に光ファイバーの束を差し込むという算段です。
光ファイバーの束を、アルミテープのトンネルの中にはめ込みながら、ボディとシャシを組み付けます。
バスなどと異なりボディが小さいので、光ファイバーが折れたり挟まったりしないように気をつけます。
早速、LEDに通電して点灯実験です。
すぐそばに光源があるので、光ファイバーで遠くから導光する方法よりもヘッドライトは明るく灯ります。アップにすると、テールランプの光ファイバーが窓から丸見えですが、少し離れてみれば気になりません。
光ファイバーがぐるりと車体内部を回っているテールランプも、意外と明るく光ります。
部屋を暗くすると、車内灯がかなり明るく灯っているのがわかります。前向きに設置してあるLEDの光が漏れてしまうのです。ヘッドライトが前方を照らすくらいに明るくなる副作用のようなもので、好みが分かれると思います。スモークガラスにしようかな?
ともあれ、小さなセダン型のカーコレ内部にLEDを内蔵して電飾が行える可能性は十分に実証できたかと思います。設置制限が多かったボード裏のLED設置に比べて、今回の方法では配線さえできればどこでも設置できるようになったわけであり、電飾カーコレの配置の可能性が広がったと思います。
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コメント
YUJIさん
大変巧みに電飾工作をされてますね。私の場合は光ファイバーを曲げてアルミテープのトンネル内に入れた状態で車の上下をうまくはめ込む場合に光ファイバーとタイヤハウスが干渉してはめ込みがうまく出来ない場合があるので、ライトの穴に光ファイバーを入れ込んだ後、内側すれすれに光ファイバーを切り落とし、その部分にライト穴1個に対し1個のチップLEDを直接付けてしまいます。前後それぞれ2つのLEDを直列1組にして4本の配線をシャーシー穴から出してます。テールランプは赤LED使用することもあります。 チップLEDをそれぞれのライト穴に付けた後、ゼリー瞬間接着剤で固めて、その上に他に光が漏れないように黒ラッカーで塗ってます。
私のやり方だと手間もコストもかかってしまってますね。
投稿: かめきち | 2010年6月24日 (木) 09時58分
> 妻が怒ってしまい、今夜は散々です。
零戦だけに奥さんと冷戦状態・・・(失礼)
物が模型だけにウチなら勘当ものです。
宅配業者にとっては荷物のひとつに過ぎませんがこっちは首を長くして待っているものもあります。気持はよくわかります。
それにしてもアマゾンの流通システムはすごいですね。朝頼んで夕方には届けてくれます。そのうち注文する前に届けてくれるかも。簡単に注文できるのはいいんですがクレジット番号も入力しなくていいのは無精者の私でもちょっと・・・
192本の光ファイバーを順番通りに並べる方法がまだみつかっていません。意外な所に落とし穴があるもんですね。何かバックに地上の星が流れてきた・・・
投稿: カズキ | 2010年6月24日 (木) 10時24分
>「でも、デアゴスティーニからの定期購読ですよね・・・」
多分デアゴスティーニの場合、送料が無料、あるいは安いので相当安く配送契約を配送業者としているので、サービスはしないということでしょうか。
パーツ、バックナンバーの注文時、発送したら連絡メールをお願いしてもまったく聞き入れてくれません。
アシェトのディスプレーケースときたら代引き!でした。
女房の手前、いつ来るかとヒヤヒヤもので、サービスの低さに怒りを覚えます。
投稿: RYUJI | 2010年6月24日 (木) 10時51分
>かめきちさん、こんばんは。
1台につき4個のチップLED取り付けですか!贅沢ですね。きっと眩く輝いていることと存じます。
私の場合、セコイので、できるだけ効率よくって考えてしまって、一つのLEDで車1台としていました。
余裕が出来たら、是非1台挑戦してみたいものです。
>カズキさん、こんにちは。
>物が模型だけにウチなら勘当ものです。
妻にはきっと遊びのモノに、そんなに真剣になって・・・と思われていると思います。私の下らなさはもちろん、JPエクスプレスのオペレーターの対応にもプリプリしていました。
アマゾンからデアゴスティーニも毎週配送してくれたら、と思いますね。一日遅れくらいなら、きっちり時間指定できるアマゾンの方が便利です。
>朝頼んで夕方には届けてくれます。
首都圏は凄いですね!さすがに地方では翌日です。
>そのうち注文する前に届けてくれるかも。
注文画面で、その人の興味がありそうなものが下に表示されますよね。思ったものがドンドン勝手に届くの、可能性あります・・・。
極小テレビ作成、応援しています。
>RYUJIさん、こんにちは。
昨夜はデアゴ届かず、妻にも叱られたので、熱くなってしまいました・・・。
>多分デアゴスティーニの場合、送料が無料、あるいは安いので相当安く配送契約を配送業者としているので、サービスはしないということでしょうか。
なるほど、その通りですね。
趣味のものとか関係なく、「オイシク無い客」のワガママは聞いてられないですね。
代引き、私も絶対にやめて欲しいです。留守中、妻にお金渡して引き取ってもらう勇気がありません・・・。面倒くさくても、カードが使用できなければ、振込みでも良いです。価格がバレないようにして欲しいですね。
投稿: YUJI | 2010年6月24日 (木) 13時13分
>そのうち注文する前に届けてくれるかも。
某森○卓○さんの所は行きつけのミニカー屋さんがそうして送ってくるそうです。本人に聞きました。
JPエクスプレスは日本郵便に吸収合併だそうですね。私の少年時代は不在でも勝手に置いて行ってくれるので非常に便利だったのですが(こちらの要望で)今後どうなる事やら。
投稿: 三日月 | 2010年6月24日 (木) 21時45分
三日月さん、こんばんは。
>某森○卓○さんの所は行きつけのミニカー屋さんがそうして送ってくるそうです。
便利なのか迷惑なのか・・・。でも自分の嗜好を理解してもらっていて、限定品も押さえてくれるようになったらしめたものですね。
日本郵便と一緒になったら、ますますサービスが低下しますね。自然と宅配小荷物は便利なところに流れて淘汰されそうな気がします。
投稿: YUJI | 2010年6月24日 (木) 22時17分