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2010年7月18日 (日)

揖斐川の「川口やな」の鮎料理と旧谷汲駅探訪

休日ではありますが、毎日模型作りを手がけずにに出歩いております。
今日は、朝のうち少々雨が降ったものの、午後は晴れ上がって酷暑日となりました。夏の味覚を楽しむには絶好の日和です。

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夏になると毎年、鮎の香りに惹かれて、渓流のやな場の鮎料理を目指しています。

大抵は、自宅から40分くらいで到着できる奥三河の「男川やな」に出かけるのですが、今日は少々遠方の、岐阜県の揖斐川まで出かけました。以前は毎年のように訪れていた、揖斐川の「川口やな」です。トタン作りの気楽な食事場で、川面の風を感じながら味わう雰囲気がお気に入りです。しかし、以前訪れてからは10年振りです。10年前に、両親と息子夫婦である私と妻との4人で訪れて以来、再訪する機会がありませんでした。

昨年夏、病床にあった父親を、何とか久し振りに鮎賞味に連れて行こうと画策していたのですが適わず、今回は母親を連れての3人での再訪となりました。草葉の陰で見守ってくれる父親の分も、鮎を味わうという趣向です。往復6時間のドライブは疲れましたが、その甲斐が十分にあった一日でした。

揖斐川観光情報 観光やな
http://www1.town.ibigawa.lg.jp/kankoujyouhou/experience/yana.html

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5月頃から空いているやな場もありますが、このお店は7月下旬から禁猟になる10月半ばまでしか空いていません。そのために、事務所や食事場も簡素な小屋とトタン作りです。窓や戸もありません。10年前と全く変わらぬ光景に安心します。今年は昨日からのオープンとなっていました。予約はしていませんでしたが、昼前に到着したら川辺の上席に案内してくれました。本格的に混み始めるのは来週からでしょうか。

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岐阜県では一昨日まで大雨が続いていたので、揖斐川は少々増水して急流になっていました。また、やな漁の資材も川原に避難させてあります。もっとも、やな漁が始まるのは8月からです。

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一応屋根はあるものの、川面の風を感じながらの食事場です。模型にしたいような光景でもあります。

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ここの料理は、簡素ながら美味しく、しかもリーズナブルです。
鮎料理コースは2800円くらいから3種類ほどあって、今回注文したのは1人前4000円のコースです。
まずはお造り。もちろん純粋な天然鮎ではなく、「天然仕立て」でしょうが、脂分が極めて少なく、淡白で美味です。今日の私はドライバーなので、ノンアルコールビールでガマンです。

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お待ちかねの塩焼き、そして魚田、フライです。
皮は香ばしく、身は柔らかくしっとり焼き上げてあり、有無を言わさずウマイ!この瞬間のために、毎年夏を迎えているのだなぁとさえ思える、シアワセのひとときです。今回の鮎はワタがひときわ苦くて嬉しくてタマラン。酒無しなのが残念ですが、その分食事は進みます。定番の塩焼きも良いですが、赤味噌のタレをかけた魚田は、苦いワタを甘辛い味噌ダレにからめて食べるのが美味しい。
少し前の天然仕立て鮎というのは、背中まで透明の脂が回り込んでいたものですが、現在は技術が上がったのか、香魚のエッセンスを存分に味わえるものになっているようです。

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3人分、12匹の鮎です。ただ、形が小振りなのであっという間に完食してしまいます。

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締めは鮎雑炊。簡素なアルマイトの鍋で芳香を漂わせてやってきます。
昔の鮎雑炊は、たくさんご飯を入れてあったものですが、今年のものは汁物のようにダシだらけです。きっと、時代に即してご飯を別に付けるように変化させてきたのでしょう。

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ご飯は別にお櫃に入って運ばれます。
汁だらけの鮎雑炊にご飯を入れて、お茶漬けのようにざくざく食べ進みます。体中が鮎の香りでいっぱいになったようです。

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鮎料理を堪能したら、近くにある名刹、谷汲山華厳寺に参拝します。
午後になってグイグイ気温は上昇しますが、巨大な木が多数聳える荘厳な境内を歩いていると、来て良かったと思います。

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谷汲山華厳時の参道から少し外れたところに、2001年にて廃線になった名鉄谷汲線の終点、谷汲駅の旧駅舎が保存されています。配線になって9年以上を経過していますが、まだ運転当時のままの姿で残されています。早速探訪です。

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駅は、内部も運転当時のままに保存されています。プラットホームもそのままで、1面2線のホームには、実際に谷汲線で使用されていた電車が2両静態保存されています。
電車の撮影をしていたら、ドンドン他のお客さんがやってきました。結構人気のスポットなのでしょうか。

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赤白の急行色塗装が美しい、モ514型です。
上屋が掛けられており、保存状態は良好です。車内には入れませんでしたが、運行時そのままのコンディションを保っているように見えます。

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もう一両の保存車両、モ755型です。2両とも、戦前に製造された老兵です。
この755は、最後まで谷汲線で使用され続けたワンマン仕様車のようです。やはり上屋がかけられ、大切に保存されています。

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755型は本日車内が後悔されていました。細身の車内に長いロングシートが続きます。駅に侵入するポイントに差し掛かると、つり革が網棚の鉄棒にあたって、一斉に「シャンシャン」と鳴り出したものです。

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開放的な運転台もそのまま見ることが出来ます。
ブレーキハンドルも差し込まれたまま。今、まさに出発を待っている状態のように見えます。

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まるで今でも運転されているかのような錯覚に陥るほど、当時の状態そのままです。

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しかし、駅の前方数十メートルの箇所にてレールは途切れています。
その先も、路盤自体はそのまま残されているようです。

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駅舎の待合室に入ると、谷汲線ゆかりのものを集めた資料館になっていました。

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待合室内部は、鉄道駅の待合室の独特の香りが残っていました。ここに保管されている物品から香っているのかもしれません。

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棚に、1番ゲージくらいのスケールかと思われる、モ755型の模型が鎮座していました。手前の道や線路の路盤は、谷汲線をイメージしているかのようです。

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地元の自治体が費用を出して駅舎を作ったという経緯がありはするものの、廃駅の駅舎がこんなに大切にされているとは、正直言って驚きました。鮎料理のついでの寄り道ではありましたが、嬉しい誤算も味わえました。
もう電車はやって来ない、という哀愁よりも、美しく保存されている心意気のようなものが感じ取れる、すがすがしい廃線跡探訪の体験です。

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コメント

YUJIさん、こんばんは。
谷汲駅の旧駅舎、趣があっていいですねぇ。歴史テーマパークのように見えます。
岐阜県の川は増水で大変だったのではないでしょうか。
私は、久しぶりの(そうでもないか)京都でブログ更新中ですが、鴨川も見たことのないくらいの水量でした。

鮎づくし、美味しそうですね。こういうのを見てしまうと、我慢できずに食べに行ってしまいたくなるのが習い性です。鮎の天ぷらも美味しいですが、鮎のフライというのは食べたことがないので気になります。

投稿: まっぴい | 2010年7月18日 (日) 23時44分

こんばんわcoldsweats01連休を満喫していて羨ましい限りです。私は今日も一日ゴロゴロしてました。明後日からの復帰に備えて仕方の無い所です。

しかし家内の目を盗み、境内の行灯の設置をしていました。さすがにそれは多めに見てくれた様です(笑)「外出しなかったから許してやろう」と上から目線で言われました。体調が直ればこっちの物なので後少しの辛抱ですね。

投稿: 三日月 | 2010年7月19日 (月) 01時35分

鮎料理の記事、この時期の定番となりましたね。
昨年は書かれてませんでしたが2007年と2008年の記事もさかのぼって読ませてもらいました。
こう考えるとブログって情報を発信するだけではなく本来のログの意味も十分あるのですね。
それを何千ページも持ってらっしゃる訳で貴重な財産ですね。
くれぐれもバックアップはお忘れなく。(niftyは大丈夫だと思いますが)

投稿: カズキ | 2010年7月19日 (月) 08時30分

>ゆさんこんにちは。

ドライブの際には、ビール無しの食事も慣れてきましたね。

>まっぴいさん、こんにちは。

もっと増水しているかと思っていたのですが、揖斐川はそれほどでもありませんでした。何人もの方が亡くなったとのことなので、警戒はしていたのですが。

こちらでは、鮎のフライは普通にコースで出てきます。逆に天ぷらはあまりありません。同じ素材を使った料理にも違いがありますね。鮎フライ、小振りの鮎なら骨までバリバリ食べられて美味しいですよ。特にお子様にはピッタリです。

>三日月さん、こんにちは。

だんだん復活されていたようで何よりです。もう一日、ゆっくり工作をしながらお休みください。私も今日は、のんびり工作しながら過ごします。妻は朝から仕事で出かけてしまったので静かではかどることと思います。

いよいよ行灯の設置ですね!参道が賑やかになってきていることと存じます。

>カズキさん、こんにちは。

バックアップのご忠告、ありがとうございます。

カズキさんからのご忠告を機会に、久し振りにブログのバックアップを取りました。画像はいつもローカルの別ファイルに保存しているので大丈夫ですが、テキストが無くなったら困ります。.txtファイルにて16MBでした(コメント、トラックバック含む)。バックアップ取ったものの、ファイル開く気になれません・・・。画像は約2GB。画像を貼り付けたHP形式での保存が出来ないのか画策中です。

投稿: YUJI | 2010年7月19日 (月) 09時13分

YUJIさん おはようございます
夏の味覚は、鮎だったのですね。鮎と言えば、塩焼き位しか食した事がありません(それも、スーパーの)・・魚田という食べ方は知りませんでした。現地に出かけないと食せない味というのは、ほんとにそれだけの価値がありますね。西国33番の谷汲山 華厳寺は、以前観音霊場巡りで訪れたことがあります。春に行ったので参道が桜のトンネルの様になっていたのを記憶しております。谷汲駅は私の一度行ってみたいスポット出もありましたので、記事を紹介していただいて、大変興味深く読ませていただきました。
私は昨日は、前から行ってみたかった竹中大工道具館という神戸にある博物館に行ってきました。有史以前からの手加工用大工道具が展示してあります。学芸員さんの説明も聞けてラッキーでした。その後は、南京町でフカヒレ姿煮ラーメンセットで妻のご機嫌とりでした。

投稿: マーボウ | 2010年7月19日 (月) 09時19分

> 画像を貼り付けたHP形式での保存が出来ないのか画策中です。
てっとり早いのは、本体を.htmlで保存しておいて同じディレクトリ構造(blog以下)で画像を入れておいてしてhttp://yuji.moe-nifty.comを../../..に一括テキスト変換すれば画像も表示してくれます。(ただしクリックで拡大はできませんが)
私はテキスト変換はいつもプログラム開発用のエディタを使っていますがフリーウェアでもいくつかあるようです。
ブログ用にここら辺を自動的にやってくれるようなシェアウェアはありそうですが、なかったら作ってみようかな。


投稿: カズキ | 2010年7月19日 (月) 10時52分

マーボウさん、こんばんは。

白焼きにした後、味噌ダレをかける鮎の魚田は、こちらでは赤味噌となり、独特のものかもしれません。昔から慣れ親しんでいるので、魚田がないと寂しいコースに思えます。この他、甘露煮もあるのですが、昨日はまだ無かったようです。谷汲駅跡は保存状態が抜群であり、一見の価値があるかと思います。駅跡の周囲の長閑な里山風景もバッチリです。

フカヒレ姿煮ラーメンセット!豪勢ですね。おいしそうな香りが漂ってきそうです。


>カズキさん、こんばんは。

ニフティのココログは、他のブログサービスからのお引越しには親切なのに、バックアップはテキストでしか取れません。多分、他ブログサービスも同様なのでしょうね。また、画像のアップロード時に自動的に画像ファイル名が変換されてしまうので、ローカルの画像ファイルとリンクしないのです。画像ファイルを作成するときに、変換されるであろうファイル名で作っておくのも難しいですし、更新が楽な分、制限がありますね。

多分、なにか方法がありそうなのですが、それまでは17年前からのお付き合いのニフティさんを信用するしかありません。

投稿: YUJI | 2010年7月19日 (月) 20時43分

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