カーコレ第11弾 スバル360のLED内蔵電飾は難易度高いぞ!
先週末に入手したPS3のゲーム、「グランツーリスモ5」にかまけていて、ちっとも工作が進みません。ゲームも、TOP GEARのテストトラックのワーゲンバスに行き詰っていて進んでおらず、悪循環です。殆ど建設的な作業を行っておりませんので、今夜は先週半ばに行っていた作業の報告にて失礼します。
「鉄道模型少年時代」のレイアウトには、これからシリーズ付属の自動車を電飾化したものを4台設置していきますが、それに加えてどうしても加えたいものの電飾改造を行いました。カワイイ軽自動車のスバル360です。
TOMYTECのカーコレクション第11弾のスバル360は、日本の自動車史の中で重要な位置を占める魅力的な車です。カーコレも、シリーズを重ねるごとに出来が良くなってきています。最近のシリーズは、窓ガラスのパーツが薄くなっていて、ドライバーを乗せられますし、電飾用のLEDを車内に内蔵することも可能になりました。
この「てんとう虫」の通称で広く親しまれた可愛らしいスタイルのスバル360を、LEDを車内に内蔵する方式にてライト点灯させようと思います。
ボディ後部には、小さなテールランプも二つあります。もちろん、これも点灯させます。
LEDを車内に内蔵する方式でのライト点灯は、バスから開始しました。車内スペースに余裕のあるバスは、ライトに導光する光ファイバーを車内に取り回すことが容易です。バスは、ジオラマグレードアップ講座のネタ元や、編集部に持っていった見本など、合計3台電飾改造しています。電飾改造の練習にピッタリの車両です。38号のジオラマグレードアップ講座をご参照いただければ幸いです。
小さな車体の、少年時代61号付属のスバルサンバーライトバンでは、ワゴン車体なので何とかLEDを納めることができました。しかし、ボディが極端に小さいスバル360では、LEDを車内にぐるりと取り回すことが出来るかどうかが問題です。また、LEDの設置スペースが確保できるかどうかもわかりません。
他のカーコレとの大きさの比較です。
新旧クラウンと比較すると、スバル360のボディの小ささが際立ちます。ゼロクラウンと比べると、本当に人が乗って運転できるのか、と思うくらい小さいのです。
もっと小さなミゼットにもLEDを内蔵してライト点灯させましたが、あれは広い荷台に幌をかけてLEDを隠したので何とかなったのです。車室に設置しなければならないスバルとは事情が異なります。
光源として使用するのは、白色チップLEDです。
ボディ、シャシー、ウィンドウの3つのパーツに分解します。シャシーが小さいので、チップLEDが大きく見えます。
ライトの部分に0.5mmの光ファイバーを通すために穴をあけます。まず、千枚通しでライト部分に印を付けます。
0.5mmのドリルをピンバイスに取り付けて穴をあけます。
シャシーの前部分には、ライトに取り付けた光ファイバーと干渉する部分があるので、切除しました。シャシーを改造する際は、タイヤのパーツを外して行わないと、車軸を折ることがあるので気をつけます。
明るいブルーのボディカラーは、車内の灯りを透過します。つや消し黒の塗料でボディ内側を塗ります。
ボディ内側に塗った塗料が乾いたら、ウィンドウパーツをはめ込み、前後4個のライト部分に0.5mm光ファイバーを差し込みます。内側から瞬間接着剤を塗って固定します。
この際、光ファイバーの途中に瞬間接着剤が付着しないように注意しました。
ヘッドライトの光ファイバーはそのまま後ろに、テールライトは車室内でぐるりと引き回して後ろ向きにして4本の光ファイバーを熱収縮チューブで束ねます。
チップLEDの発光面を前側にしてシャシー後方に接着します。配線は、床下に引き通します。
今回のスバルの工作で工夫したのは、光源のLEDにすっぽりと熱収縮チューブを被せてソケット状にしたことです。このソケットに光ファイバーを束ねた部分を差し込めは、車室に大量に光が漏れることは無くなるかと思います。
同じくカーコレ第11弾のミゼットの際には、荷台にLEDを設置したので車室に光が漏れませんでしたが、クラウンタクシーは車内灯を点けた様に明るくなってしまいました。
シャシーとボディを組み立てて、点灯実験です。
フェンダーに取り付けられた特徴的なヘッドライトが輝くと、よりスバルの特徴がはっきりします。車室の明かりは最小限に抑えられたかと思います。これならば、床下から光ファイバーを地面の木製ベース裏側まで引き通す方法と同じくらいの光の漏洩具合かと思います。
助手席側に人のように浮かび上がった光は、部屋の天井の蛍光灯が反射しているためで、幽霊が乗っているわけではありません。
テールライトです。
光ファイバーをかなりの鋭角に折り曲げていますが、極端な光の減耗はありませんでした。
このスバル360のLED内蔵改造は、今迄のカーコレ電飾改造の中でも最も細かい作業となりました。難易度も相当に高いものになっています。何とか少年時代のレイアウトに設置したいものですが、道路のスペースが限られているので悩みどころです。
前回はこちら
「鉄道模型少年時代」第65号 フィギュア設置のお楽しみは後日
次回はこちら
「鉄道模型少年時代」トラック荷台にシート掛け作業
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コメント
今年の漢字は「暑」だそうですがこのレイアウトにぴったりですが
私としては「漏」でした。最近ではウィキリークスや画像流出など。
意外な所では「蛸」なんかも。タコが世間を騒がせたのも今年だけかも(騒いでたのは私だけかも)
投稿: カズキ | 2010年12月10日 (金) 22時52分
YUJIさん こんばんは
スバル360の電飾さすがデスネ。是非、レイアウトに設置して下さい。
>今年の漢字は『暑』
確かにこの夏は猛暑でしたが、私的には、『呆』や『疲』かな?
色んな政治的な問題の対応に呆れたり、仕事的に疲れる出来事がたくさんありましたので・・
『蛸』・・あのパウル君は、冷凍保存されたと聞いたのですがその後は、どうなったのでしょうね。
処で、さっきまで、NHK教育の『美の壺』で茨城県の石岡の街並みを放送してました。ここの街並みは、ジオコレの街並みシリーズの様な看板建築の家々が連なる昭和情緒あふれる街並みでした。本当に、ジオコレを並べた様な街並みは素晴しかったです。
投稿: マーボウ | 2010年12月10日 (金) 23時22分
>カズキさん、おはようございます。
夏祭りの里山のレイアウト、「暑」の季節ではありますが、昭和の時代の夏はエアコン無くても今のように暑くはありませんでしたね。スバルもクーラーなどありませんが、何とかトコトコ走れます。
タコのパウルくん、今となっては懐かしいですね。カズキさんのカラーの分析も100%の的中率でした。
>マーボウさん、おはようございます。
スバル小さいので、農道でも設置できるかと目論んでいます。
今年は政情不安定で、ヘタな文字が使用できないので、気象現象の漢字になったのでしょうか。何となく「暑」では安直に感じます。
NHKにジオコレ使用の街並み登場ですか!
ジオコレシリーズ、プロも使うジオラマ素材としてスタンダードな存在になりましたね。
投稿: YUJI | 2010年12月11日 (土) 08時14分
こんばんは。江東区の辺りにも看板建築が未だに数件並んで残っている場所がありたまに通ると思わず見とれてしまう事があります。何だかんだ言いながらも看板建築は日本の建築様式の傑作の一つだと思います。
YUJIさん
NHKにジオコレ使用の街並み登場ですか!じゃなくて→ジオコレの様な町並み だと思いますが
投稿: 三日月 | 2010年12月11日 (土) 18時22分
よく読まずに、勘違いしました。失礼しました。
投稿: YUJI | 2010年12月11日 (土) 22時54分
YUJIさん おはようございます
>ジオコレの様な街並み
私のつたない文章、読み違いの原因デスネ。失礼しました。
昨日、こばるの赤ちょうちんセット入手出来ました。これでおでん屋さん開店出来ます。
投稿: マーボウ | 2010年12月12日 (日) 10時10分
マーボウさん、すみません。
こばるの提灯、本当に良い感じですね。自作のヨレヨレとの佐賀大きくて困っています。私もラーメン、うどん屋台に使用しています。完成したら記事アップします。
投稿: YUJI | 2010年12月12日 (日) 13時19分