久々の「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」はざいやさんのオリジナルケースに収めて漸く終章です
デアゴスティーニ刊、パーツ付きマガジン「フェラーリ・グランツーリズモ」(エンツォ・フェラーリをつくる)の製作の話題です。
ずっと前に完成して久しい、エンツォ・フェラーリの大型模型をアクリルのカバーに納めて落ち着きました。この模型を最後に話題にしたのは、購読者への全員プレゼントが届いた昨年に1月10日のことなので、既に1年3ヶ月以上も放置してきたことになります。改めて手に取ると、自分が毎週組み立ててきたものながらも細部まで良く出来た模型だと感心します。
シリーズ終了間際にデアゴスティーニさんから、台座の大きさにピッタリのオリジナルのアクリルカバーの販売の案内がありました。ただ、模型に対して必要以上に大きいことが気になり、発注を迷ってしまいました。アクリルの表面にエンツォ・フェラーリのサインとフェラーリの跳ね馬マークがプリントされた特別仕様にて、16,800円でした。台座はプレゼントされている分、リーズナブルではあったと思います。
逡巡している内にアクリルカバーの注文期限が過ぎてしまい、結局シリーズ序盤に付属してきたカバークロスを上にかけて埃除けをするという中途半端な状態がこれまで続いてきました。丁寧に専用ケースに収められている講談社の「昭和の鉄道模型をつくる」や「鉄道模型少年時代」、そしてケースに入れられて玄関に丁寧に飾られている同じくデアゴスティーニの「蒸気機関車C62をつくる」に比べて扱いが悪すぎると思います。
しかしこの全員プレゼントの台座、結構大きいのです。台座のサイズは580mm×335mm。それに高さ300mm程度のカバーが被さるので、模型の大きさに対してカバーがやたらと大きく思えました。縦横高さ共に余裕がたっぷりなのです。
模型ピッタリのカバーではなく、ある程度余裕がある方が展示の際にはバランスが良いのでしょう。ただ、個人的にはこのフェラーリはもう少し小さいケースでさりげなく飾りたいものです。
いつまでも不憫な姿でフェラーリ・グランツーリズモを放置しておくわけには行かないので、意を決してアクリルケースを注文しました。もちろんデアゴスティーニさんはとっくに販売を終えているので、アクリルショップの「はざいや」さんにお願いしました。
このはざいやさんでは、アクリル板そのものをカットして販売もしてくれますし、丁寧にケースに仕立てて発送もしてくれます。もちろん工賃と納期が必要ながら、概ね4~5日で作ってくれるようです。
注文してから5日後に届いたケースがこちらです。透明アクリルのカバーと共に、オリジナルの黒い台座も作ってもらいました。縦横の寸法が異なるので、デアゴスティーニさんの台座が使用できないからです。素材は透明アクリル(押出板)です。
サイズは幅 500mm 奥行 310mm 高さ 220 mm 板厚 3 mm (内寸)です。
台座はアクリル黒(押出板)で厚さは8mmです
素材、組み立て工賃まで込の価格は11,198円(税込)です。それに送料の1,000円が別途必要です。
内訳は、透明アクリルのケース材料費が2,287円、ケース加工費が4,500円、アクリル黒の台座の材料費が2,386円、台座加工費が2,025円です。
自分で作った方が安いのはわかっているのですが、丁寧な作業は出来ませんし、オリジナル注文としてキレイな仕上がりに満足しています。それに早い!もっと早期にお願いしておけば良かったと思う次第です。
台座のアクリル板は、ケース内部はツルツルに磨いてあります。上のカバーが被さる箇所には約3mm切れ込みが入っているので、ピッタリと収まるようになっています。8mmの厚みのあるアクリル板は極めて丈夫であり、フェラーリ・グランツーリズモの重量ではまったく撓んだりしません。ベース板だけで4,411円もするので結構高価なので迷うと思います。でも仕上がりを見るとその価値はあると思います。
デアゴスティーニさんのディスプレーベースと比べると、一回り小さく感じます。デアゴさんのベースをそのまま使用すれば、はざいやさんでは7000円台でカバーが出来るのですが、それだと大きくなって私の希望に沿いません。
仮に、デアゴスティーニさんの台座に今回のカバーだけ被せます。当然採寸して注文しているので、問題なく模型が収まります。台座の余白分、コンパクトにケースが出来ていることがわかります。
今回のコンパクトなアクリルケースに模型を収めます。
前後が窮屈な感じがしますが、問題なく収納できます。
透明ケースなので、前後の余裕が少なくても展示の際の違和感は無いと思います。
ボンネット、左右のドア、エンジンフードを全開にしてもケース内に収められます。
デアゴスティーニさんのディスプレイベースに付属してきた傾斜スタンドを使用したいと思います。斜め展示になって迫力が増すと同時に、タイヤ止めの役割も果たします。傾斜スタンドの底面は滑り止めになっているので、ケースの中でずれることはありません。
傾斜スタンドに設置すると、やっぱり迫力が出ます。サスペンションに負担をかけますし、スタンドとタイヤが癒着してしまうので、定期的に外してメンテナンスする必要があります。
傾斜スタンドに設置した状態でも、カバーは問題無く被さります。
ボンネット、両ドア、エンジンフード全展開です。一応、この状態を想定してカバーの寸法を決めています。
エンジンフードの上面、及び両ドアの上面と側面のクリアランスを必要最小限にしています。窮屈といえば窮屈ですが、埃よけという目的は十分に果たせます。ただ、サイズ的にギリギリなので、カバーをかける際に車体に触れないように注意が必要でしょう。
上面から見ると、左右のドアのクリアランスが結構ギリギリであることがわかります。傾斜スタンドの位置を適切にしておけば、決してカバーに触れることはありません。
デアゴスティーニさんの台座の上に再び置きます。
多分、シリーズオリジナルオプションのカバーは、この上にすっぽり被さるほどの迫力あるものだったのでしょう。純正品の魅力は捨てがたいのですが、今回はお手軽サイズにて満足しておきます。
1年以上の停滞を経て、このシリーズもいよいよ最終章となりました。1年以上前に用意しておいた「フェッラーリ・スプマンテ・ロゼ」で乾杯です。
デアゴスティーニさんの通販でも売られていたワインですが、私は明治屋で買ってきています。ワイン自体はフェラーリの車とは無関係ながら、ネーミングから最後の乾杯用としてピッタリでしょう。超辛口のスパークリングワイン、染み入る旨さでした。不憫だったフェラーリの模型が終の棲家に納まったことに、乾杯!
前回はこちら
「週刊フェラーリ・グランツーリズモ」専用ディスプレイベース到着!
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コメント
アクリルケースに納めると高級感が一挙に増しますよね。
私のハーレー、フェラーリーは文字通り下手な工作をアクリルが覆い隠してくれています。
私の場合は中身の出来が出来だけにあまりお金をかけるのもバカらしいのでケースも手作りです。
はざいやさんは注文通りカットしてくれるので重宝しています。
そろそろ少年時代と零戦のアクリルカットを発注しなければいけないのですが、はたしてこれで私の零戦はボロ隠しができるかどうかです。
投稿: カズキ | 2011年4月18日 (月) 22時06分
>カズキさん、こんばんは。
ノーマンデーに乾杯の話題、すみません。日頃あまり飲まなくなったワインで既にヘベレケ状態でのコメントです。
ようやく私のフェラーリの模型も一人前の扱いになりました。
台座無く、アクリル板だけならば2000円台でカットして揃えてくださるはざいやさん、便利ですね。本当にご紹介ありがとうございました。私は贅沢に台座と組み立てまでお願いしてそれなりの価格になってしまいましたが、仕上がりが丁寧なので満足しています。
少年時代はともかく、巨大なケースになってしまう零戦は考えどころですね。全容が明らかになれば、純正品よりはコンパクトに出来るでしょうか。
投稿: YUJI | 2011年4月18日 (月) 22時15分
C62のボイです。 2次会待っています。
投稿: honest | 2011年4月18日 (月) 23時25分
2次会はフェラーリ、3次会の零戦も控えています。
投稿: YUJI | 2011年4月19日 (火) 17時54分