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2011年8月10日 (水)

「週刊零戦をつくる」完成して虚脱感襲来です・・・

デアゴスティーニの金属製本格スケールモデル、「週刊零戦をつくる」の製作の話題です。

このシリーズは、2009年の8月25日に創刊号が発売になりました。それから1年11ヶ月後の7月26日発売の最終号である100号にて全てのパーツが配布されて終了となりました。最終盤は怒涛のような帳尻合わせ作業の指示があり、シリーズ終了と共に組み立ても終了するわけではありませんが、それでもコツコツ組み立てていればいずれ完成します。

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その完成の瞬間は、前回あっけなく訪れてしまいました。

全てのデカールを貼り終わった各部位を合体させている内に、「えっ、ひょっとして出来ちゃったの?」何て具合でした。この2年間、零戦模型の制作は楽しいと思えない部分も多くありました。順調ではない工作のために印象深いものになったのかもしれません。最後はあまりに唐突でした。達成感を感じることもありませんでした。

前回の記事から細部の形状の調整や塗料が剥げた部分の色刺し、弱い部分をエポキシ系接着剤を使用しての補強、等の作業を加え、いよいよやることがなくなってしまいました。ただ、完成とは言っても人様に晒すような出来栄えではありませんし、間違えていてそのまま直していない箇所もいくつかあります。それを承知の上、今回にて完成宣言とします。拙い部分は、製作者である私が一番わかっておりますので、今回の完成品披露は笑い飛ばして頂くよう、お願い申し上げます。

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スケールは1/16。全長561mm、全幅750mmの大きな零戦模型です。零戦という飛行機は非常にスリムですが、その占有面積が広い。同じデアゴスティーニの1/10スケールのフェラーリ・グランツーリズモはもちろん、1/24スケールの蒸気機関車C62よりもずっと広い設置面積を必要とします。オプションのアクリルケースはあまりに巨大なので購入していません。現在、置き場所に悩んでいます。

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シリーズの表紙の写真通り、真珠湾攻撃時の空母「赤城」搭載の第二次攻撃隊の進藤三郎大尉搭乗機のカラーリングとしています。機体色のアメ色のスプレーは、結構無駄に吹いてしまったものもあり、5本を消費しています。全てのパーツが最初から揃っていたら、3本で十分足りたでしょう。

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全く改造を加えず、基本的に組み立てガイドの指示通り作業を進めました。ただ、瞬間接着剤で接着すると脆くなるので、力の掛かる部分はエポキシ系接着剤を使用しています。また内部の殆どの接着箇所にもエポキシ系接着剤を塗って補強しています。そのために翼を持って持ち上げてもびくともしないほど頑丈に仕上がっています。

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ただ、アルミ板を両面テープで貼り合せた外板については、パッチワークのようなデコボコ造形になっています。パーツが届く順にスプレー塗装したので、場所によって色合いが大きく異なっています。デカール貼付前に、胴体や翼にアメ色をオーバースプレーしています。そのせいで外板のリベット造形の多くが消えてしまっているのが残念です。

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エンジンは、オプションの「プロペラ+エンジンサウンドシステム」に換装しています。電子ギミックを楽しみたいからです。シリーズオリジナルの金属製のエンジンは、エンジン単体で展示するようにします。
プラスチック製の「プロペラ+エンジンサウンドシステム」は、筐体の大部分がカウリングで隠されるために、隙間から覗くシリンダーヘッド部分を塗装すれば遜色無く仕上がります。

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操縦席の風防は開閉可能です。でもスライドさせることは不可能で、一旦風防の中央部を外して後部に付け替える作業が必要です。

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風防を開けた状態です。操縦席の中の計器類が見えます。

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オプションパイロットのフィギュアがまだ届かないので、それを塗装の上、搭乗させて完成となるのかと思います。

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ただ、座席の左右にも計器類がはみ出したこの操縦席にフィギュアを乗せることが出来るのか不安ではあります。座らせられたとしても、シートベルトを締めることが出来るのでしょうか。

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増槽のスイッチを捻ると、機体内部に組み込まれたLEDが点灯します。
左右の翼に3個ずつ、操縦席に3個、尾灯に1個の合計10個のLEDです。

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実際の零戦の操縦席はこんなに明るくなかったかもしれません。

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手前に置かれた赤丸部分の小さな零戦模型は、デアゴスティーニの「航空母艦赤城をつくる」の創刊号に付属してきた零戦模型です。スケールは1/250です。小さいながらも、錫合金で出来ているのでしっとりと持ち重りがします。

1/16スケールの零戦が原寸大とすると、その約1/16スケールがこの小さなオマケの零戦の大きさと鳴ります。つまり、今回完成したデアゴスティーニの零戦模型を本物の零戦の前に持って行った場合、この1/250スケールの模型程度の大きさに見えるということです。

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本物の零戦の前意持って行っても、結構存在感があるように思います。

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この他、タミヤの1/48スケールの零戦プラモデルなど、多くの零戦二一型模型が揃いました。

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途中何度も途切れましたが、創刊号から一貫して作り続けて最終号にようやく完成したエンジンは、プロペラを付けたままカウリングを被せずに単体展示とします。98号、99号のパーツを購入してカウリングを被せれば、2つのエンジンパーツを付け替えて楽しむことが出来るかもしれません。

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エンジン自体はカウリングで隠れてしまうので遜色なく仕上がっているのですが、金属製のプロペラとプラスチックのプロペラには、質感大きな差があります。塗装で何とかできるレベルではありません。

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シリーズで組み立てた飾り台に載せると、更に零戦の存在感が増します。20号までの購読者にプレゼントされた要目票と共に並べると、本格的な模型展示の雰囲気になります。

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但し、飾り台を使用すると占有面積だけでなく体積まで倍くらいになってしまいます。この飾り台、普段は使用せずに仕舞っておくことになりそうです。

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リモコン操作でプロペラが回転して、エンジン音が響きます。プロペラの回転とエンジン音とのシンクロは非常に良く出来ていて、単純な動作なのに見ていて飽きません。夜遅くは躊躇われる音量ではありますが、つい繰り返し楽しんでしまいます。

零戦模型にプロペラ+エンジンサウンドシステムを取り付けた状態での動作の状態の動画です。

エンジン始動した後、巡航回転に移り、停止操作をするという一連の動作です。エンジン単体で回していた時よりも、音まで良くなってしまったかのようです。栄エンジンの枯れたサウンドがたまりません。特に停止する前の咳き込んだようなエンジン音と、それとシンクロしたプロペラ動作は最高です。このオプションパーツ、私は相当に気に入っています。

2年も掛けて組み立ててきた零戦模型が完成してしまい、今は燃え尽き症候群のような虚脱感でいっぱいです。次に何か作るといった意欲が沸いてきません。
同じくデアゴスティーニのロボゼロはまだまだ続くものの、あちらはそんなに手間の掛かる作業が今のところありません。毎号、気晴らし程度です。

この零戦模型については、殆ど組み立て指示通りにて何の改造も加えていないながら、今までで最も苦労したパートワークとなりました。決して楽しい作業ということではなく、何かと文句ばかり言ってブツブツ作っていました。その為に一層印象深いシリーズとなったのかもしれません。数百時間を要して出来たのがヨレヨレの零戦ではありますが、大切に保管していきたいものです。

とにかく、次の意欲が無くなってしまいました。しばらくは模型を忘れて過ごすことになるのかもしれません。

前回はこちら
「週刊零戦をつくる」各部位合体させて一気に完成・・・か?

次回はこちら
「週刊零戦をつくる」デアゴスティーニの他2作と並べて

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週刊零戦をつくる」カテゴリの記事

コメント

YUJIさん こんばんは
無事 赤城よりの発艦準備完了 おめでとうございます。
私は、このシリーズ、読み物として楽しませて頂いておりましたが、皆さん、スケルトンであったり、未塗装であったりとそれぞれ楽しまれているのを拝見させて頂きました。ブログにてD51が秋、冬ごろの発売予定とお知らせ頂きましたので、私もそれまでは、それなりにボチボチしたいと思います。零戦、この猛暑の折、デスクの上の卓上扇風機代わりになりますでしょうか?所さんの乗務員早く届くといいですね・・

投稿: マーボウ | 2011年8月10日 (水) 23時07分

ユージさんお疲れ様です!

零戦工作を断念した者ですが、自分が工作していると間違える位に楽しく拝見させて頂きました。

不満を漏らしながらの工作は、晩酌をしながらかな?と勝手な想像をしております


赤城の零戦と今回の零戦との比較を見て思いました。

フィギュアをユージさんに見立て、1/16零戦の横に赤城の零戦を持たせて立たせると、本物の零戦と今回の零戦模型を比べるユージさんの情景が完成しますね。

劇中劇の様な、模型中模型の様な…

次回のデアゴブログを楽しみにしています!
次は和時計ですか?

投稿: あおば | 2011年8月10日 (水) 23時50分

YUJIさん
お久しぶりです。

長期間、ご苦労様でした。
プロペラはギミック版を採用されて大正解でしたね。
動画迫力ありました。
(プロペラだけ金属というのは出来ないのかしらと思いましたが、負荷がかかりすぎてとても、とても回らないのでしょう。)

グランツーリズモと違ってこのシリーズ、初回から楽しませて頂きました。
読んでいるだけの小生も、一緒にデアゴさんに苛立ったり、怒ったり、気が遠くなるような地道な作業の連続でしかも、アローアンスが少なそうな設計で果たしてうまく完成するんだろうかと思ったりしておりました。
うまく着地出来ましたね(^^

以下、既知、あるいはダブり情報でしたらごめんなさい。

放送日: 2011年8月16日(火)
放送時間:午前9:30~午前11:10(100分)
BSアーカイブス ハイビジョン特集
「零戦~栄光と悲劇の航跡~」

2年間格闘されてきたYUJIさんとっては尚のこと、楽しめることでしょう。

投稿: RYUJI | 2011年8月11日 (木) 02時20分

> うまく着地出来ましたね(^^
私の方はまだぐるぐる旋回中です。そろそろ燃料がなくなってきました。
このままずるずるといってもしょうがないので、そろそろデアゴに塗料を発注しようかと思っています。

エンジンをオリジナルにするか稼動式にするか迷っていましたが、YUJIさんの動画を見て稼動式にしようと思いました。
完成後ちょとでも触るとボロボロといきそうなので完全静態保存にしなければいけないのですが一応動くようにしておきます。

投稿: カズキ | 2011年8月11日 (木) 07時17分

>マーボウさん、おはようございます。

>無事 赤城よりの発艦準備完了 おめでとうございます。

ありがとうございます。後は整備兵とパイロットを待つだけになりました。記事の写真の大小6期の零戦二一型の内、4機が赤城搭載機でした。

プロペラの回転、残念ながら殆ど風をもたらしません。抵抗になるのでピッチが付けられていないもようです。これでは飛びたてませんが、もし飛んだら即座に分解しそうなのでこのままでよかったのかと思います。

D51、先行販売の情報では、殆どC62と同一クオリティのようです。少しは改善されていると良いのですが、困ったところです。ゆっくり検討しようと思います。しばらくは工作おなかいっぱいです。


>あおばさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

デアゴのシリーズ3つ目の完成ながら、この零戦は最も難易度が高いものであったと思います。何の改造も施していないのですが。

恐らく和時計は創刊号コレクションとなると思います。文字盤だけは見てみたいものです。


>RYUJIさん、おはようございます。

NHKのBSアーカイブスの情報、ありがとうございます。

数年前にBS-hiで放送されたものですね。実はDVDを持っているので、今回も何かと資料にしました。実際に航空戦に挑まれたパイロットの方々のお言葉が深く心に刻まれる内容でした。

番組冒頭と締めのコメントに興味があります。早速録画予約しておきます。


>カズキさん、おはようございます。

何とか終戦記念日までに機体完成致しました。私も燃料は予定消費しました。アメ色3本で塗装できる方は相当のテクニシャンかと存じます。市販されていない塗料なのが困ったものですね。

プロペラ+エンジンサウンドシステムは、カウリングで覆われてしまえば遜色無い!と自分に言い聞かせております。軽いので機体への負荷も少ないかと・・・。

ただ、honestさんが仰っていたように、スイッチの切替が困難なこととスイッチ入れっぱなしだとすぐに電池消耗してしまうことが悩み事ですね。改良を検討します。

投稿: YUJI | 2011年8月11日 (木) 08時11分

> 改良を検討します。
赤外線コントローラ、かえってネックですね。
ON/OFFを外部の電源スイッチでコントロール(音量は固定)
できればLEDも2系統位外部スイッチでON/OFFコントロールしたいですね。(増槽電源は零戦プラモデルの基本なんですが)

ただ今回はそこまで余裕がないので・・・・

投稿: カズキ | 2011年8月11日 (木) 08時53分

プロペラ+エンジンサウンドシステム、後付オプションなので、LEDのギミックとの統一的な操作性はまるでありませんね。エンジンを外さなくてもスイッチが入れられるようにだけ改良を考えてみます。でも今はまるで私にやる気がないので、しばらく放置となりそうです。

>増槽電源は零戦プラモデルの基本なんですが
そうなのですか。まるで知りませんでした。道理で皆様早期から増槽に電池が入るって予測されていたわけですね。

投稿: YUJI | 2011年8月11日 (木) 12時54分

> そうなのですか。まるで知りませんでした。
私が勝手に思っているだけです。子供の頃作った零戦のプラモデルは増槽に単三電池を入れてプロペラを回していました。

投稿: カズキ | 2011年8月11日 (木) 13時49分

私はエンジンの選択できません。例の早とちりのおかげで既にタンクをエポキシで固していました。 モデラー失格のフィナーレです。 でも楽しかったです。 電気関係、カズキさんとのコラボ期待します。

投稿: honest | 2011年8月11日 (木) 19時06分

>カズキさん、こんばんは。

確かに電池ボックスに最適の形状と場所ですね。
デアゴスティーニの零戦は、増槽付けないとLED点灯しないので、取り外ししないのが仕様ですね。ただ、スイッチ部分はやさしく回さないと壊れそうです・・・。


>honestさん、こんばんは。

そういえばエンジン後ろのタンク、ずっと放置していましたが、最後の最後に接着指示でしたね。まさかプロペラ+エンジンサウンドユニットを取り付る際には使用しないなんて考えもしませんでした。

スイッチを操作しやすくて目立たなく、しかも最小限の改造で済ませるにはどうしたらよいか良い考えが浮かびません。しばらくこのまま楽しみます。

投稿: YUJI | 2011年8月11日 (木) 21時20分

YUJI様 先日二度お相手してもらった加藤です。
過日、完成真近の「零戦」を机上から落としてしまいました。
まだエンジン等は組み込んでおらず、94号の空気取り入れ口(a)を
折損してしまいました。他の個所は何とかごまかしましたが、
空気取り入れ口だけは修復不能です。デアゴスティーニにも問い合わせましたが、在庫が無いと一蹴され、ネットでヤフオク等で検索しましたが全てダメでした。そこであなたのような一級のモデラーなら94号を入手出来るような何か情報をお持ちでないかと、甚だ勝手ながらお知恵を拝借致したいものと、万策尽き果ててお尋ねする次第です。
御多忙中申し訳ありませんが、自業自得とはいえ、泣くに泣けない気持ちでいる小生を哀れと思し召し、お願いする次第です。

投稿: 加藤敬一 | 2013年4月18日 (木) 10時54分

加藤敬一さん、こんばんは。

完成間近の零戦の落下事故、気持ちお察し申し上げます。何とか元パーツが修復できないでしょうか。

私は一読者にて、残念ながらデアゴスティーニさんから何か連絡があったこともありません。パーツは足を使って探すかネットで検索するのみです。零戦をつくるのパーツ、多くが品切れにて94号も全く見つかりませんね。

自分が同じ目に遭った時にどうするかを考えたら、まずは元パーツを何とか直せないかを考え、それがダメなら薄いアルミ板で自作できないかを考えるでしょうか。微妙なカーブが難しいですけれど。参考にならなくて申し訳ありません。

投稿: YUJI | 2013年4月18日 (木) 20時54分

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