BOSSウルトラマンシリーズコレクションのミニカー!
日頃、甘い缶コーヒーなんて絶対に飲まないのに、オマケが付いているとついつい買ってしまうものです。コンビニに行くと、限定品にて様々なオマケの付いた飲料を目にします。今回も、無意識に手に取ってしまう魅力がありました。
ウルトラマンシリーズが45周年を迎えるとの事です。
サントリーの缶コーヒーBOSSに、「ウルトラマンシリーズコレクション」と題してコンビニ限定にて缶コーヒー2本と1本にそれぞれオマケが付属するキャンペーンが9月13日から始まっています。売り切り仕舞いなので、そろそろ多くの店では無くなっているかもしれません。BOSSセレクトカフェという、甘さひかえめと記載されていながらも、相当に甘い缶コーヒーに付属しています。ブラックに付けてくれたら、おまけだけでなくコーヒーも楽しめるのに、という個人的な要望を述べても仕方ないでしょうか・・・。
サントリー ボス ウルトラマンシリーズコレクション
http://www.suntory.co.jp/softdrink/boss/campaign/select/index.html
私が生まれる前から続く、この日本を代表する特撮ヒーロー物語は多くの人の心を掴んでいます。人気のウルトラマンのフィギュアは既に無かったので、ミニカーを選んで購入します。缶コーヒー2本にひとつオマケが付属するシリーズでは、ダイキャスト製のプルバックカーとなります。
これは、「ウルトラセブン」に登場するポインターのミニカーです。
私の年代ではウルトラセブンは放映時にリアルタイムで見ておらず、再放送でしか目にすることはありませんでした。しかし、この特徴的なポインター号は強く印象に残っています。ウルトラ警備隊の移動に使われる専用車ですが、かなり気合の入った造形をしています。
劇中では夢の車も、実際にはスクラップ寸前のアメ車を拾ってきて大改造を施したとの事です。でもクライスラー・インペリアルって元車がわからない位に切った貼ったで改造しています。今見てもカッコいいです。特撮特有のハリボテ感が少なく、絶妙のバランスでデザイン的に完成されていると思います。
リアラインもたまらない!
ウルトラシリーズの移動車では、当時見ていた未来を感じさせるような、最も素晴らしいデザインの車だと思います。こうして40年以上の時を経て、飲料のオマケに使われるのを見ても、その人気の高さを理解することが出来ます。
ウルトラセブンを見ていた少年たちは、みんなこのポインターに乗ってみたかったはずです。
もう一台は、「帰ってきたウルトラマン」に登場するマットビハイクルです。
昭和46年から47年に掛けて放送された「帰ってきたウルトラマン」は、ぎりぎりリアルタイムで見ていた記憶があります。ウルトラマンや怪獣のソフビ人形で遊んでいたものです。
このマットビハイクルの元車は、マツダ(当時の東洋工業)のロータリーエンジンを載せたコスモスポーツです。放映当時発売されていた後期型を基にしています。というより、塗装を施しただけでコスモそのまんまです。
コスモスポーツは、ポインターのようなアメ車に比べるとずっと小さな車なのですが、このミニカーでは2台とも全長76mm程度で全く同じ大きさです。ノンスケールのミニカーということです。しっかりとしたダイキャスト製なのだから、プルバック機能なんてつけなければ良いのに、と思うのですが、お子様に好かれるためにはオマケとして仕方ないのでしょう。
小さくて低いマットビハイクルに、長身の郷秀樹が乗り込んで、かなりのデコボコ道を、怪獣の攻撃を食らいながらボンボン跳ねて飛ばしている光景を思い出します。コスモスポーツは、今でもトヨタ博物館等で現車を見ることが出来ます。今見ても格好良い日本の誇るスーパーカーだと思います。
一缶に一つ付属するオマケは、前後長を短くディフォルメしたタイプです。素材がプラスチックになって、2缶のオマケに比べて一気に安っぽくなります。
手前の黒い車は、「ウルトラマンエース」に登場するタックパンサーです。ディフォルメしてありますが、これは当時発売されていたトヨタのコロナマークⅡ2ドアハードトップ2000GSS(RX21)です。流麗なスタイルから、「カツオブシ」などと呼ばれた当時の人気車種です。トヨペットから提供を受けていたので、この頃からメーカーがイメージアップのためにテレビ番組とのタイアップを始めていたように思います。ポインターの頃のような、手作りの気合は感じられません。
ただ、今見るとただのポンコツマークⅡに模様を付けたとしかしか見えない・・・。現在、BS11で日曜の19時からウルトラマンエースが放映されていますが、その中でタックパンサーが走っているのを見ると、「ポンコツが無理しやがって」と思ってしまいます。当時のマークⅡは相当の高級車でしょうし、新車の提供を受けていたのでしょうが、回が進むにつれてどんどんやつれて行くタックパンサーが哀れです。毎回、北斗が無茶な運転するから・・・。
オマケを得るために、5本の甘い缶コーヒーが残ってしまいました。
資料製の高いミニカーを今更登場させてくれたことに感謝しつつ、飲まず嫌いせずに、ウルトラシリーズを見ながら味わってみることとします。
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コメント
こんばんは!なつかしのウルトラマンシリーズ良いですね!この前コンビニで見かけましたが買いそびれてしまいました。子供の頃近所の観光施設で歴代のウルトラマンシリーズに登場する車両を展示するイベントがあって見に行ったのを思い出しました。撮影で酷使した為か結構傷だらけで悲しかった覚えがあります。
投稿: 三日月 | 2011年9月19日 (月) 20時59分
三日月さん、こんばんは。
昨日のドライブの道すがら、あちこちで探したのですが結構売り切れの店舗がありました。最後に残っていたのがタックパンサーです。
撮影で酷使されていたことは、番組を見ると想像できますね。
シリーズ当初はピカピカの新車だったマットビハイクル(コスモ)やタックパンサー(マークⅡ)が、終盤ではヤレてしまっていますよね。
幾つになってもウルトラシリーズはアコガレの存在として脳裏に焼きついています。日本の誇る特撮だと思います。
投稿: YUJI | 2011年9月19日 (月) 21時20分
ウルトラQ、私が結婚したころ生まれたのですね。 道理でファンというよりも、保護者的な見方だったですね。
スーパーカーなどの、言葉がない頃の、あこがれのスポーツカーは、”アメリカン・グラフィティー”の白いT・BIRDでした。
投稿: honest | 2011年9月19日 (月) 22時17分
PS 結婚した時、義父がおれはMUSTUNGと言っていたのが懐かしいです。
投稿: honest | 2011年9月19日 (月) 23時11分
honestさん、こんにちは。
特撮番組の中に登場する車は憧れの存在でしたね。
>スーパーカーなどの、言葉がない頃の、あこがれのスポーツカーは、”アメリカン・グラフィティー”の白いT・BIRDでした。
マスタングと共に、当時の格好良いアメ車の代表格ですね!
現在では、フォード・マスタングやシボレー・カマロ、ダッジ・チャレンジャーなど当時のスタイルを復刻した車が流行っていますね。栄光の50~60年代は色あせませんね。
サンダーバードも復活しないでしょうか。
投稿: YUJI | 2011年9月20日 (火) 12時53分
ウルトラマン、
小さい時大好きでした。
欲しいかもです。
投稿: 漢の現場 | 2011年11月 4日 (金) 20時47分