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2011年12月 9日 (金)

Nゲージ専用ディスプレイケース「MONO BAR」高クオリティケースで模型の格が上がるぞ!

Nゲージの鉄道模型車両を1両だけディスプレイするためのアクリルケースを入手して喜んでいる話題です。

お手軽な価格のものが多く、集めて楽しく走らせて楽しいサイズのNゲージ模型ですが、工作加工技術の発展により、車両を単体で飾って楽しめる高いクオリティの模型も増えてきました。お気に入りの逸品は埃知らずで展示したいものです。模型を展示するアクリルケースは各種販売されており、Nゲージに適したものも多くあります。しかし1両だけ、あるいは一編成1列だけ格好良く展示する高品質のケースというのは意外と見つからないものです。

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先日購入したKATOの新製品、蒸気機関車C62 2号機北海道形です。4年前にリニューアルしたC62模型に更に手を加え、プロポーション、細部のディティール共に素晴らしい逸品になっています。それでいて1万円少々で手に入るという普及モデルです。写真に撮ると、HOゲージかと見まがう程の出来具合です。

走行性能がアップしているとのことですが、私はまだ実験走行しかしていません。眺めて楽しむNゲージの楽しみ方が出来る模型でもあるので、しばらくは、手元に置いて眺めてニヤニヤすることが続くと思います。

しかしむき出しにすると、どうしても埃が掛かる上に引っ掛けて破損させてしまう恐れもあります。保護カバーを被せたいものです。

Monobar0102

模型屋さんに行ってもNゲージ1両分のケースなんてありません。あるのかもしれませんが、私の行動範囲には売っていません。

同じ事を考える方がおられる様で、1両分の幅のケースを作って販売している会社がありました。

AQ LINE
http://www.aqline.net/

MONO BAR
http://www.aqline.net/monobar.html

Monobar0103

この「MONO BAR」というケース、写真に撮ると狭幅の黒い台座付きアクリルケースにしか見えませんが、実物を手に取ると異常なくらいのコダワリを持ったものであることがわかります。

私のケースは一番小さなSサイズで、1両だけ展示するためのものですが、Lサイズ(5両用)、Mサイズ(3両用)もあります。

Lサイズ
外寸/W825×D60×H68mm(ベース含)
内寸/ W800×D40×H53mm
カバー板厚/2mm ベース部分/高さ5mm
展示両数:20m級車両約5両、新幹線クラス約4両

Mサイズ
外寸/W545×D60×H68mm(ベース含)
内寸/ W520×D40×H53mm
カバー板厚/2mm ベース部分/高さ5mm
展示両数:20m級車両約3両、新幹線クラス約2両

Sサイズ
W265×D60×H68mm(ベース含)
内寸/ W240×D40×H53mm
カバー板厚/2mm ベース部分/高さ5mm
展示両数:20m級車両1両

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アクリルケースなんて100円ショップでも売っているし、自作すればどんな大きさでも出来ます。しかし、各種ケースを扱っているダイソーでも、Nゲージ車両単体を格好良く飾れるものはありません。

また、ケースを自作するにしても、小さなケースほど丁寧に作らないとアラが目立つのです。ホンの少し溶剤系接着剤が溢れただけでも醜く濁ります。多少大きなケースならば目立たないこともありますが、これだけ小さなケースだと失敗できません。美しく作るのはとても難しい。少なくとも私には出来ません。

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素材はアクリルキャスト板。
普及しているアクリルケースの素材には「押し出し」と「キャスト」の2種類があります。「押し出し」の方が安価で、私の今迄の模型のケースは全て「押し出し」です。しかし加工や取扱いの際にクラック(ヒビ)が入りやすく、耐久性に劣ります。大型の構造物だと経年で反ることもあります。その代わり、溶剤を使用した接着がしやすく、手作りケースも作れます。キャスト板は溶剤接着に時間が掛かるので、きれいに仕上げるには技術が必要です。

高価なキャスト板はもっと大きな構造物に使用することが多いのですが、このケースでは贅沢にも単体のNゲージ模型ケースにキャスト板を使っています。頑丈で美しい上に、表面耐久性が高いので、長く透明感を楽しめると思います。

台座はズッシリと重量感があって、ケースの安定設置が出来ます。

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台座の裏側には、四隅にポリウレタン製のクッションゴムが取り付けられています。何かに引っ掛けたらケースごと飛んで行ってしまいそうな小さなケースですが、この滑り止めにより、かなり安心感があります。

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台座野の長手部分の端は、斜めに切りかかれています。指が入るので、カバーを掛けたまま移動することが出来ます。もちろん、内部に車両を入れたまま移動するのは危険ですが、最終的な展示位置を決める際、少し動かすのに役立つと思います。うーん、解ってるな!と唸らせる気配りポイントです。

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ケースにレールは付属していませんが、TOMIXとKATOの市販のレールに対応しています。HPに記載してあるレールの組み合わせにより、長さをほぼピッタリにして収納できるようになっています。

私のSサイズのレールの組み合わせは以下の通りです。

適応レール
・TOMIX/エンドレール E×2本
・TOMIX(ワイドPCレール)/エンドレール E-WI×2本 ワイドPCレール S140-WP×1本
・KATO/車止め線路 C50mm×2本 直線線路 S124mm×1本 

TOMIXのエンドレールが手に入らなかったので、KATOのレールを使用します。エンドレールに付属していた車止めは取り外しています。エンドレールを使用することにより、レールの端部を体裁よくまとめることが出来ます。

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レールを敷いた上に、お気に入りのKATOのC62 2北海道形を置いてカバーを掛けます。
埃や破損の心配が無くなったと共に、模型の格が上がったかのような佇まいです。ユニトラックのレールとのコントラストもピッタリです。とっておきの1両の展示となります。

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Nゲージ用の市販のレールを使用しても良いのですが、この「MONO BAR」には取り外し式のレールプレートも付属しています。これは9mm間隔で2本溝を刻んだプレートで、Nゲージ模型の車輪を溝に入れて展示することができるものです。これはスグレモノ!

線路に設置する場合と異なり、周囲を無機質にして模型だけを強調して展示することが出来ると思います。「リニア・鉄道館」等の鉄道博物館の実車展示の雰囲気にも似ています。レールプレートはカバーの内寸と同じ寸法なので、レールの様に動いてしまうことはありません。

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道床と枕木、金属レールが無いので、すっきりと収まります。ゴチャゴチャしたレールが無い分、キャスト板の高品質ケースが生きるようです。

ただ、内部に展示する車両が、このC62の様な日本型の蒸気機関車だと、台座の黒と同化してしてしまいます。車両の色調により、レールとレールプレートを使い分けることになりそうです。

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ライトブルーの派手なボディカラーの、マイクロエースの満鉄パシナを納めてみます。大型模型ではありますが、内寸いっぱいの長さがあるレールプレートを使用することにより、窮屈さ無く展示できます。

大味な作りのマイクロエースのパシナですが、ケースに入れることにより、クオリティが上がったかのような気がします。黒い台座とのコントラストも良好です。明るいボディカラーの車両は、黒いレールプレートの上に置くと映えます。

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黒いボディながらも、足回りが赤いドイツ型蒸気機関車も黒いレールプレートとの相性が良さそうです。BR-012の赤い大動輪が黒いボディを引き立てているようです。日本製のレールにヨーロッパ型模型を設置すると、道床や枕木のサイズが大きくて、足元が野暮ったくなってしまうものです。シンプルな黒いプレートが良い仕事をしています。

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アクリルケースに高価な模型を入れれば映えるのは、当然ではあります。安価な模型でも、ケースに入れることで立派に見えてしまうものです。

これは「リニア・鉄道館」の売店での限定発売品であるモハ52型です。TOMYTECの鉄道コレクションの限定版なので、他の鉄コレと同様の安価な造りです。付属のプラ製レールの上に置くと、まあこんなもん。台車やパンタグラフを交換してNゲージ模型に近づけることは出来ますが、やはりこれは模型とオモチャの間のような品質です。

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しかし、これを「MONO BAR」のケースに収めると博物館の展示物クオリティに昇華してしまうのです。光沢仕上げのレールプレートに映った影も美しく、鉄コレのモハ52形が一端(いっぱし)の模型になったかのようです。

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でもまあ無改造の鉄コレを入れていてはケースが勿体無いので、普段は取っておきの模型を入れて楽しみます。
KATOのオリエント急行のプルマン車を入れると、まるで宝石箱のような佇まいです。このまま箱根のラリック美術館に置いてあってもおかしくない程でしょう。

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いつもの1/24と1/150のC62のツーショットです。デアゴスティーニのC62は、読者プレゼントのアクリルカバーが掛けられているので埃が掛かることはありません。これで大小C62を展示して、小さい方も引けをとらないようになりました。でも玄関に置くと、眺めるために玄関に赴かなければなりません。

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いずれ場所を移動させますが、いつも眺めていられるように、当面はこの「MONO BAR」に収めたC62を自室のテレビの前に置いて楽しみます。蒸気機関車の模型は外観が複雑な形状なので、埃が付着すると掃除が面倒です。テレビの側というのは静電気で埃が掛かり易い場所ながら、これなら心配ありません。

とっておきの1両だけを、宝石の様に展示する。そんな楽しみを実現させてくれる高品質アクリルケースです。

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コメント

それにしても、デアゴの読者プレゼントのアクリルカバー安上がりののための木枠絶妙ですね。

投稿: honest | 2011年12月 9日 (金) 22時56分

接着コーナーの美しさは、大型水槽にも使われるキャスト板の材質のせいですね。透明感が違います。

投稿: マーボウ | 2011年12月 9日 (金) 23時03分

いつも、楽しみに拝見させていただいています。
アクリルケースのオーダーメイドで比較的安いお店があるので紹介させていただきます。(購入したことはございませんが・・・)
http://www.hazaiya.co.jp/estimate/case.php
あと、ご存じかもしれませんが小田急trainsでもいろいろなサイズがあります。(ただし、現在在庫なしのものが多いですが、不定期に生産しているようです。)
http://item.rakuten.co.jp/odakyu-trains/c/0000000166/

投稿: トック | 2011年12月10日 (土) 00時22分

>honestさん、こんにちは。

デアゴC62のケースは、木枠があることで高級人形ケースのような佇まいになっていますね。アクリルカバーも良いですが、この安上がりのケースも気に入っています。


>マーボウさん、こんにちは。

仰るとおり、キャスト板は大型水槽に使われる耐久性のある美しい素材ですね。小さな模型ケースに使っても透明感あって、自己満足に浸っています。
以前キャスト板買ってプラモのケースを作ろうとしましたが、アクリル用の溶剤系接着剤の効きが悪く、断念しました。


>トックさん、はじめまして。

アクリルの模型ケースは非常にたくさん売られていますね。

お書きのはざいやさんは、カズキさんのご紹介にて、私自身何度もケースやアクリル素材を注文しており、このブログでも記事にしています。キャスト板でも作ってくれるので、台座も含めて、きっと同じものを作ってくれるとは思います。

でも今回は、模型ファン自身が必要をするものを具現化したということに、敬意を表したいと思います。今のところ、他にないオリジナルの工夫とこだわりが多分に見られますよ。

投稿: YUJI | 2011年12月10日 (土) 09時54分

キャスト板、いいですよね。ただ値段がはるので使った事はありません。
私の場合、いつも自分が作ったガラクタを入れているので押出板の自作で十分かと、しかしガラクタとは言え(元は)10万以上するものですが・・・
今度の2000GTはキャスト板に挑戦しようかな。中身もガラクタにならないように。

投稿: カズキ | 2011年12月10日 (土) 11時06分

素人の質問、我が家のガレージの屋根、すすめられて、ポリカーボーネートですが、アクリルとはどう違うのでしょうか。

投稿: honest | 2011年12月10日 (土) 16時27分

私も素人ですが、ポリカの方が、耐候性がアクリルより優れていると思います。透明アクリル、経年変化で黄ばみます。又アクリルは、温度に対して伸縮が大きく屋外には不向きなのでは・・・と思います。

投稿: マーボウ | 2011年12月10日 (土) 16時51分

>カズキさん、こんばんは。

キャスト板は表面の平滑な感じが良いですね!
でも溶剤系の接着剤(注射器で流し込むタイプ)で接着し難く、流れて汚くなるので私は扱えません・・・。

トヨタ2000GTのときは私もキャスト板にしたいものです。でも自分で作らず、ケースとして納品してもらおうかと思っています。フェラーリより小さく出来るので、コストもさほどでは無いかと企んでいます。まだ1年7ヶ月以上先のことなので、今から心配しなくても良いでしょうね。


>honestさん、こんばんは。

ポリカーボネートは表面が頑丈なので、自動車のヘッドライトカバーなどこれになってしまいましたね。工作材料では光ファイバーもポリカでしたっけ。
接着剤が付きにくいので、ケースは作り難いのでしょう。知っているのはこれくらいです。ド素人お許しください。


>マーボウさん、こんばんは。

フォローありがとうございます。耐候性が優れているのですか。ナルホド屋外に良くポリカが使われているわけですね。パリンと割れるガラスは今後減っていきそうですね。

投稿: YUJI | 2011年12月10日 (土) 20時50分

「MONO BAR」のケースを紹介してくださる意図を理解せずコメントして申し訳ございませんでした。
確かに飾った鉄道模型を引き立たせる逸品だと思います。

投稿: トック | 2011年12月11日 (日) 19時44分

トックさん、こんばんは。

ご紹介のはざいやさんも素晴らしい技術をお持ちなので、決して見劣りするわけではありません。コンシューマー向けのアクリル加工業者さんとして、多用させていただいています。決して自分では出来ないカットや接着を安価でやってもらえます。

色んなアクリルケースはたくさん手にしてきて、苦労もさせてもらいました。今回の「MONO BAR」の様な、模型ファンが理想のものを手に入れるために、市場に無いものを工夫して作ってしまう気持ちには共感を覚えます。

実際に手に取らないと理解は難しい上に、私のつたない文章と写真ではうまく素晴らしさを表現できないのが口惜しく感じるクラフトマンシップの詰まったアクリルケースです。

ただ、パートワークの「純正ケース」には弱く、価格的に高くても買ってしまいますね。意見の一貫性がありません。語容赦ください・・・。

投稿: YUJI | 2011年12月11日 (日) 21時11分

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