2011年6月ミュンヘン-パリ旅行

2011年8月24日 (水)

問題児ユンカース(時計)の電池交換はゴムボールで!

Ju5201

6月にミュンヘンとパリに旅行に言った際、往路のルフトハンザ航空の機内販売で腕時計を買いました。

ユンカースというブランドの時計で、文字盤の中にもう一つ短針と長針からなる小さなアナログの時計があり、時差のある2箇所の時刻を同時表示できるものです。クオーツの時計なので、旅行中にはそれなりに役に立ちました。価格は139ユーロです。ネットで調べると、日本では3万円程度で売っているようで、機内販売ながらの安さです。二つの時刻はバラバラに設定することが出来るので、時差に応じて適時変更することが出来ます。海外旅行には持って来いです。

ユンカースとは、戦前のドイツの航空会社の名前です。航空機メーカーとしても有名で、輸送機や旅客機、戦闘機や爆撃機に至るまで、数々の名機を残しています。旅行で利用したルフトハンザ航空の前身の一つでもあり、感慨深い思いでこの時計を衝動買いしたものです。文字盤の数字が大きくて見やすく、航空時計のイメージを出しているようです。写真では小さく見えますが、ダイヤル直径は41mmもあって、かなりの大型時計です。現在のデカ厚時計のトレンドに合わせたデザインです。

Ju5202

革ベルトなのに金属バックルが付いていて、スポーティーです。手首の細い私には、最も内側の穴を使用しないと腕にフィットしません。

クオーツなので、航空時計として有名なブライトリングやIWCの様な高級時計とは異なり、格好重視のファッション時計のクオリティです。

Ju5203

ケースの裏には、この時計のモデルとなったユンカースの大型機、JU52が彫られています。ルフトハンザにはまだ戦前のJU52を1機、動態保存しているとの事です。

一応、ドイツ製と記されています。

Ju5204

ユンカースという栄光のブランド名と、そのガッシリとした佇まいからは、質実剛健なドイツの機械の印象があります。旅行中にはしっかり働いてその役割を果たしました。しかし帰国してから間もなく、一日に数秒ずつ遅れるようになってきました。

普段は機械時計ばかり使用しているので、一日に数秒の遅れくらいならば日常茶飯事です。でもクオーツは時計合わせをあまりしなくても良いのが特徴なのに、厄介なことです。

そして日を追うごとに狂いが大きくなり、一日に30秒とか1分近くも遅れるようになってきました。これではマトモな時計として使用できません。停まっている時さえありました。蒸し暑い日本の環境に適さないのでしょうか。一日に1分も狂うクオーツは、はっきり言って故障しています。最終的には1日に5分10分平気で遅れていました。

外国の航空会社の機内販売で買った時計など、何処にクレームを付ければよいか分かりません。このまま壊れた時計を持って泣き寝入りなのでしょうか。ドイツ語の保証書には購入日付が入っておらず、保証書の用を成しません。第一、何処に送ったらよいかもわかりません。

Ju5217

ドイツ博物館には、この時計のブランド名の基となったユンカースJU52が展示されています。建物の中にどうやってこの大型機を入れたのか、本当に不思議です。
軽量化のために採用されたコルゲート状の外板が特徴です。時計の文字盤のストライプは、このコルゲートをイメージしているのでしょうか。でも実機を近くで見ると、塀などに使用されている波状トタンの様に粗末に見えてしまいました。

Ju5207

ひょっとして、最初にセットされていた電池が消耗しているのでしょうか。どんな時計でも、「出荷時にセットされている電池はモニター用です」ということで、早期に電池が無くなっても仕方ないのです。電池交換して直れば問題ありません。というか、電池交換くらいしか出来ることがありません。

ケースの裏蓋はねじ込み方式です。このタイプの裏蓋を開けるには専用の工具が必要なのですが、そんなものは一般家庭にありません。でもゴムボールを使用すれば、割と簡単にねじ込み式の裏蓋を開けることができます。子供のボール遊び用の、中に空気が入っていて地面で跳ねるゴムボールです。

Ju5208

裏蓋に押し付けて反時計回りに回すと、裏蓋が回って外れてくるのがわかります。

Ju5209

すぐに裏蓋が開きました。
ケースの直径が大きくて立派ではありますが、中を見ると小さなムーブメントがチョコンと収まっています。外周の部分は大きなスペーサーが入っています。
心臓部はスイス製RONDA6203.8という汎用ムーブメントです。よく安物のファッション時計に使用されているものです。

Ju5210

電池はSR916SWという酸化銀電池です。電圧は1.55V。ホームセンターでは売っていないかもしれませんが、これなら大須の電気屋さんで簡単に手に入りそうです。

Ju5211

SR916SW、大須の海外通商さんで早速一つだけ買ってきました。amazonでは5個入りで送料込900円くらいで売っていましたが、大須では一つ200円です。でもたくさん買ってもこの時計の他に用途が無いので、とりあえず一つだけにしておきます。時計屋さんで電池交換したら1000円~2000円くらいは要りますし、こんな安物時計でも「舶来時計はお断り」なんて言われて好感してくれない事が多くあります。立場を置き換えれば、私もこんな怪しげな時計の電池交換したくありません。

Ju5212

電池交換をすると、再び時計が動き出しました。

Ju5213

裏蓋をねじ込む際には、裏蓋の外枠にはまったゴム製のOリングがずれないように気をつけます。これが外れたり、ネジにはまって切れたりすると、防水機能が損なわれるからです。

Ju5214

裏蓋をゴムボールを使用してきっちりねじ込んで、電池交換作業は終了です。再び時計の時刻を合わせて様子を見ます。

Ju5215

電池交換後、5日くらい様子を見ました。その結果、不調の原因は電池ではないのじゃないかという思いがつよくなりました。電池効果の効果はあまり無く、相変わらず遅れることがあります。よく見ていると、「寝て」いる時があるようです。このままでは記念品として取って置くにしても、実用には供しません。

涼しいドイツから、やたらと蒸し暑い日本に無理やりつれてこられて戸惑っているのでしょうか。旅行中は何の狂いも無かったのに、日本に持ってきた途端、狂いだすのは不思議でなりません。手の掛かるロレックス達と同様に毎日時刻あわせをするのは苦痛ではありませんので、面倒な仲間が増えたと思って、常に電池を切らさないよう動かしていきたいと思います。

こんな安物クオーツ、時計屋さんに持っていくのが恥ずかしかったのですが、先日他の時計の用事と一緒に松坂屋の時計修理サロンに持っていきました。若干帯磁していたようなので、脱磁してもらっています。ついでの顧客サービスということで無料でやってくれました。

それから2日、今のところ、「寝て」いることは無さそうです。遅れは0秒。2ヶ月振りにマトモに動いています。でも、この時計に対してはすっかり信頼を無くしているので、予断を許しません。本格的なムーブメントの分解掃除は1万5千円から2万円程度とのこと。それで完璧に治る保証があるわけでなく、その価値も見出せません。結局は機内販売の時計は阿呆記念となってしまうのでしょうか。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2011年7月15日 (金)

ミュンヘンとパリで入手した飛行機模型報告です

6月のミュンヘン-パリ旅行で購入してきた模型の話で引っ張ります。「もうお前の自己満足ネタはイイよ!」と言われてしまいそうですが、もう少しお付き合いの程、お願いします。

購入してきた鉄道模型やミニカーはある程度のクオリティのものでしたが、飛行機模型はオモチャのレベルのものばかりです。気軽に楽しみたいと思います。

01_3

まず、ミュンヘンのドイツ博物館のミュージアムショップで購入してきた小さなプラモデルです。ドイツ博物館には巨大なミュージアムショップが隣接しており、かなり楽しいグッズを揃えています。

「MINI KIT」と称するこのプラモデル、日本の模型屋さんでも見かけるRevell社製のキットです。左は悲劇のLZ-129ヒンデンブルグ号飛行船、右は懐かしいコンコルドの英国航空仕様です。

02_3

価格は一つ3.45ユーロ。お子様の小遣いでも気軽に買えます。10個程度のパーツをはめ込んで簡単に作成できそうです。

03_3

コンコルドのパーツです。
スタンドを加えて8つしかパーツが無く、簡単に彩色してあるので製作時間は10分に満たないでしょう。飾る場所が無いので、しばらく箱の中で眠っていてもらいます。

04_3

ヒンデンブルグ号も彩色済みです。11個のパーツ数です。コンコルドとヒンデンブルグ号は大きさがまるで異なり、実機はヒンデンブルグ号の方が3倍くらいデカイのですが、この模型は同じくらいの大きさです。スケールが記載されていないので、適当な大きさなのでしょう。

05_2

次に、パリのサンジェルマン・デ・プレのカードショップで購入してきた子供向けの飛行機のおもちゃです。昔、駄菓子屋さんで見かけたような気がする懐かしさを感じさせるパッケージです。子供の飛行機模型は何処の国も共通なのでしょう。

06_2

一つ0.5ユーロの安さなので、もっと大量に買ってくれば良かったのですが、良く見ると英国製でした。まあ遊びなので4個で十分です。スチロール樹脂の機体にプロペラをつけて組み立てるようです。

07_3 

パッケージの裏には、様々な国の第2次世界大戦期の戦闘機が描かれています。カラーリングを変えて、色んなモデルを作っているようです。日本からも、海軍の零戦と陸軍の疾風(はやて)が参加しています。

08_2

ですが、この「MITSUBISHI ZERO」、零戦に見えません・・・。スピットファイアに日の丸を付けたように見えます。それっぽくしてある模様も何だか変です。まあ、遠い日本の戦闘機のことなんてあまりよく判っていないのでしょう。

09_2

零戦は大切に保管しておくとして、二つ買ってきたスピットファイアを開封して組み立てます。昔懐かしいスチレン樹脂の飛行機です。

10_2

主翼と尾翼を胴体に差込み、期首にクリップを挟み、プロペラをピンで取り付けて完成。作業時間2分です。零戦よりはまともな形状で、よく見るとスピットファイアに見えなくはありません。

11_2

この飛行機、手に持って飛ばすのですが、これがバランスよくとても良く飛ぶ!広い部屋で飛ばして楽しみたいものです。しかし、飛行中にプロペラが回るのを期待していると裏切られることになります。プロペラは息を引きかけて回して楽しみましょうか。

12_2

最後は、またまたドイツ博物館のミュージアムショップで購入してきたユンカースJU52のペーパークラフトです。BMW製の3発エンジンを搭載した戦前のこのユンカース、今もルフトハンザドイツ航空が動態保存機を持っていて、たまに遊覧飛行しているようです。

13_2

価格は9ユーロ。高いのか安いのか見当が付きませんが、期待するほど精密なものではありません。

14

こちらはルフトハンザの機内販売にて139ユーロで購入した免税品のユンカースJU52モデルの腕時計です。日本ではあまり売っていないようですが、ネットで検索すると3万円くらいの時計のようです。あまり高級な時計ではありませんが、一応二つの時間帯を表示できるので海外旅行にはピッタリです。

文字盤の大きな数字は航空時計の雰囲気を出しているようです。横線は機体のコルゲートを表しているのでしょうか。

ただこの時計、クオーツのくせに一日3秒から5秒くらい平気で遅れます。機械時計のロレックスの方が狂わない程です。そんなものとして使っていくしか無いのですが、毎日微調整を加え続けると、もう一つの時間帯の表記と微妙に狂いが生じてしまいます。困ったものです。雰囲気だけの時計なのでしょう。

15 

さて、このユンカースJU52のペーパークラフト、PCなどで無く手書き原稿を起こしたもののようで、とても素朴な感じです。

16

ドイツ博物館に展示されている本物のユンカースJU52です。よくぞこんなものを狭い館内に入れたものだと感心します。

17

機体の外壁は、コルゲート状の薄い板です。薄い板を使用しながらも強度を確保するための方法でしょうが、波状トタンの雰囲気であり、あまり高級には見えません。空気抵抗も強烈でしょう。

18

ペーパークラフトは、全部で50個程度のパーツで構成されているようです。そんなに精密さは期待できません。でもシルバーの塗装の品質は高く、バックアップ用にスキャンしてから組み立てようと思ったのに、オリジナルを切って作らないとリアルな色合いが出ないようです。プリンターでは鮮やかなシルバーが印刷できず、グレーになってしまいます。

興味が続いているうちに組み立てが出来るか、そのままお蔵入りするか、どうなるでしょうか。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2011年7月14日 (木)

パリの大型模型店で名鉄パノラマカー発見!

6月にパリの模型店に行った時の話題です。旅行ネタで引っ張ってしまってすみません。遠いパリで、馴染みの車両模型に出会った話です。

滞在していたモンマルトルのホテルから歩いてすぐの場所に4軒の模型店があったので、何度か訪れて少しの模型を購入しました。しかしどれも小型店のために、幅広い在庫はありません。中にはかなりマニアックな店もありました。店主と常連客が模型談義に花を咲かせている光景が見られたりして、何処の国も模型ファンは同じ様に思います。

ドイツと同様にフランスでも本場の鉄道模型文化はしっかりと根付いており、ちょっと足を延ばせば、パリにも大型店が多くあるようでした。その中で、割と中心部に近い、地下鉄6号線のケ・ド・ラ・ガール駅を降りてすぐのところにある模型店を訪れました。モンマルトルからは4号線の終点から6号線に乗り継いで30分くらいの距離です。

01_2

Opher Line 1
16, rue Raymond Aron 75013 Paris 
最寄のメトロ駅:6番線 Quai de la Gare

モンマルトルの古い趣のある町並みに溶け込んだ模型店とはまるで異なり、ガラス張りの近代的な店舗です。かなりの大型店で、豊富な在庫がありました。パリでは鉄道模型は高価なのでおいそれとは買えないのですが、ちゃんと挨拶をして入っていけば好きなように見させてくれるので、心配ありません。

02_2

他店と同様、HOゲージが中心です。でもNゲージの在庫も結構置いています。中心はフライッシュマンやブラバ等のドイツ製です。価格は日本で買うのと同じくらいでした。

03_2

各メーカーの新品に加え、委託品や中古品の在庫も豊富です。
その中で、見慣れたNゲージ車両たちを見かけました。TOMIXやKATOの日本型模型が展示されているのです。
これらは中古品のようで、「交換・返品不能」と書かれていました。

04_2

遠いパリの空の下に売られてきた名鉄パノラマカー。どんな数奇な運命を辿ってきたのか知る由もありません。
ヨーロッパのNゲージの鉄道模型は日本の様に車両セット販売が少ないので、こういうセットは異色に見えます。多分、日本で新品を買った方が安いくらいの価格なのでしょう。

ミュンヘンでもパリでも、日本の新幹線の模型は多く見ました。人気があるのでしょう。でもこんなローカルな模型が並んでいるとは驚きです。ちょっと嬉しくなったパリの模型店めぐりなのでした。

今回は帰国の前日に訪れたので、既にサイフが軽くなってて何も買わずに出てきました。今度この店を訪れる際には、しっかりと予算を持っていこうと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年7月13日 (水)

ミュンヘン、パリで入手したミニカーは3台だけでした

毎日蒸し暑い日が続いています。

旅行から帰ってきて、もう既に結構な日にちが経ってしまっています。暑い中、忙しい日常に流されて、瞬く間に時が過ぎていきます。買ってきたササヤカなみやげ物を見つつ、爽やかなドイツやフランスの空気を思い出しています。貧乏暇無し多忙な毎日にて帰宅も遅く、工作する気になりません。

6月のミュンヘン-パリ旅行にて合間を見て模型店などで鉄道模型やミニカー、飛行機模型、オモチャを入手しました。

最近はネットでの情報収集や外国製品の販売が盛んになっており、本場でなくては手に入らないというものが少なくなっており、「ひょっとして今買わなくても日本で手に入るんじゃなかろうか?」と考えて購入を躊躇するようになりました。情報の無かった昔は、旅先では見つけたときに買わないと一生手に入らない!とばかりに買ってきて、日本で同じものを安く売っているのを見てショックを受けたものです。

01

ミニカーはもっとたくさん入手したかったのですが、結局は3台買ってきただけです。内2台はNゲージスケールです。

02 

まずはミュンヘンのBMW Weltの売店で購入してきた1/87スケールのBMW 1シリーズのミニカーです。マイカーをモデルにしたミニカーは入手したいものです。1/43スケールのものは持っていますが、1/87の小さなものは日本で見たことがありません。ボディカラーはマイカーのクオーツブルーではなくて一般的なチタンシルバーですが、履いているホイールの形状は我が家の実車と同じです。純正品というヤツです。

03

HOゲージの鉄道模型と同一スケールという小ささなので、少々ディティールが甘いのは仕方ありません。ドアやボンネットは開閉しません。でもプロペラマークのエンブレムは一人前に彩色してあります。指先に乗るくらいのカワイイ1シリーズのミニカー。机の上の良いマスコットになりそうです。

04

製造メーカーはWelly。日本でもコンビニに売っている食玩ミニカー製造などで見かけるメーカーです。いくらか忘れましたが、気軽に買える価格であったと思います。

05

これはパリのモンマルトルの鉄道模型店で入手した1/160スケールのワーゲンバスです。Nゲージレイアウトにピッタリのサイズですが、7.6ユーロもします。
フランスでは鉄道模型自体HOゲージよりもNゲージの方が高価なので、ミニカーも高くて仕方ないのですが、TOMYTECの安価な鉄コレに慣れていると、たった1両で900円というのは高く感じてしまうものです。

06

VWのエンブレムがボディ同色になっているのが惜しいところです。でもライトには小さいながらも透明パーツのレンズが入っており、高品質のミニカーであることがわかります。

07

ボディ内部はガランドウなので、LEDを仕込んだライト点灯改造は簡単かと思います。

08

日本のカーコレクションと一緒に並べてみると、スケール的に少し小さいながらも溶け込んでいます。実際のワーゲンバスは小さな車なので、1/160よりも大きめに作ってあるのかもしれません。

09

同じ模型屋さんでもう1両買ってきたのは、赤黒ツートンが映えるボンネットバスです。何と1両17ユーロもしました。これまたバスコレの価格を見慣れているとやけに高価に思えてしまいます。約2000円です。

10

しかし、ヨーロッパ用のレトロなボンネットバスは日本であまり見かけません。エッジにシルバーが刺してあり、遊覧バスのような楽しい佇まいを演出しています。

11

日本の大量生産のバスコレと異なり、1両ずつ手作りの感があります。

12

バスコレと並べると、一回り小さなボディです。1/160スケールにて製作していることに加え、モデルとしているバスが小型のもののようです。

13

いつのことになるのか検討が付きませんが、ヨーロッパ調のミニレイアウトを作製する際には格好のアクセサリーとして活躍してくれるでしょう。しばらくは旅行記念として眺めて楽しみたいと思います。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2011年7月 5日 (火)

フランスJouef製HOゲージのオリエント急行4両

デアゴスティーニの零戦の96、97号、そしてロボゼロの20号、21号は、今日配達に来たようですが、受け取れず明日の再配達となりました。つい先日、前回配達分を組み立てたばかりです。どちらかといえば少々遅れた方が良いので、ゆっくり明日受け取ってから開封しようと思います。

というわけで、今日も旅行先で買ってきた模型の検分です。

先月訪れたパリにて、HOゲージのオリエント急行の客車を買ってきました。

Ho01

周知の通り、ヨーロッパでは日本で主流のNゲージは少なくて高価であり、店頭に並んでいるものの大半は未だにHOゲージです。模型は大型の方が細かいディティールまで再現できるので、手に取ったときにも満足感があるように思います。Nゲージの精密さには別の楽しみがありますが、やっぱりHOゲージの質感には適いません。HOゲージを楽しめる住宅事情が羨ましい限りです。

ただ、HOゲージの方が豊富で安いとは言いながらも、レールなどの走行システム自体持っていない私が4両も買うつもりはありませんでした。パリの店で見かけた際も、写真手前のプルマン客車だけ買おうと思っていたのです。

Ho02

滞在先のモンマルトルのホテル、「メルキュール・モンマルトル」から歩いて5分程のrue de Douaiに4軒の鉄道模型店が並んでいました。NゲージのSLや客車、ミニカーなどを購入した店の向い側に、HOゲージや大型模型を展示する店舗がありました。工作道具もたくさん揃えたクラフトショップのような店舗です。

Ho03

ここで中古品のオリエント急行客車を見つけて思わず買ってしまったわけです。日本的に言えば、程度中の上、ディティール甘くそんなに高級模型ではありません。
ブランドは「Jouef」と記載されています。調べてみるとフランスの鉄道模型ブランドで、主に普及品を製造しているようです。パリの模型店を訪れた記念品的な意味合いで、最も派手なツートンカラーのプルマン客車のみを購入しようと店主に頼んで手に取らせてもらったら、
「これは4両で一緒なんだよ」との言葉。別々に値札がついていたのでバラ売りもしてくれそうな感じでしたが、一つだけ摘み食いすると残された他の客車がカワイそうに思えてきます。

隣の店でNゲージ1両100ユーロや200ユーロといったものばかり見てきた後です。これらは1両20ユーロ程度と安価だったこともあり、結局4両まとめて買いました。全部買っても1万円にもならないって気分です。旅行中は金銭感覚が狂います。いらんモン一緒に荷物になるのに気にならないものです。

Ho04

さて欲しかったオリエント急行のプルマン客車。
KATOのNゲージオリエント急行にも入っているこのツートンカラーの客車、1988年に日本にやってきたオリエント急行にも連結されていたので御馴染みの車両です。車両の中央部にワゴン・リのエンブレムが光ります。ただこの模型、普及品なので室内灯は付いていませんし、台車に集電の仕組みが無いので後付もできません。飾って楽しむことにします。

Ho05

一昨年、箱根のラリック美術館で「乗車」してきたオリエント急行のプルマン客車です。88年に日本にやって来た11両の客車の中の1両です。
窓枠がその後のオーナーによって改造されているのが残念ですが、それ以外はよく原型をとどめています。車内でお茶を楽しむことが出来ます。係員がオリエント急行の制服を着用していて、本当に乗車した気分になれます。

Ho06 

ラリック美術館に展示してあったHOゲージ模型です。
これは88年当時、「オリエント急行'88」のスポンサーであった日立が多数作って配布したもので、今でもオークションで高価で取引されています。これが欲しかったのですが、高価で買えないので、似たものをパリで見かけた際に「欲しい!」となったわけです。

Ho07

ついでに買ってきた3両も、眺めていると興味が沸いてきます。
これは食堂車です。

Ho08

寝台車1両目です。

Ho09

もう1両の寝台車。それぞれ造形が異なっているのが楽しく思えます。
パリ滞在中には、残念ながら本物のオリエント急行(VSOE)を見る機会がありませんでした。定期運行の谷間になってしまったようです。モンマルトルに程近い、パリ東駅に立ち寄るはずなので、スケジュールが合えば見に行きたいと思っていました。

Ho10

旅行中の勢いで、勧められるままに値切りもせず買ってきてしまった4両のオリエント急行の客車ですが、持って帰ってみると買ってきて良かったと思います。線路を走らせる機会は無いかもしれませんが、並べているときも1両だけよりも複数あった方が楽しいものです。機関車を加え、荷物車があれば一応の体裁が付きそうです。

Ho12 

KATOのNゲージのオリエント急行と並べて比較します。
造形はKATOの方がずっとよく出来ていますが、こちらは88年当時に日本にやって来た仕様なので台車がTR47に振り返られている上にドア下のステップが切除されています。形が大きいくて迫力がある上に、やはりオリジナルのイコライザー台車を履いているHOゲージのオリエント急行の方が存在感があります。

この車両が乗る程度の短い直線レールを買ってきて、書庫に並べて眺めたいと思います。いつか本物のオリエント急行に乗ってみたいと思う気持ちが募ります。ただ、夜行列車は今となっては狭くて車室に荷物を持ち込めないために結構つらいので、昼間の区間のみ楽しむようにしたいものです。区間利用なら、そんなに費用も掛からないようです。次の目標としていきたいと思います。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2011年7月 4日 (月)

ミュンヘンで立ち寄った鉄道模型店

先月のミュンヘン-パリ旅行にて、合間を見て鉄道模型店に立ち寄りました。

鉄道模型の購入が目的の旅行ではありませんし、妻を帯同して(私が帯同か?)いることもあり、あまり趣味のことばかり没頭していられません。それでもついでに立ち寄る場所にある模型屋さん、また歩いていて見つけた模型屋さん等に立ち寄り、本場ヨーロッパの鉄道模型の状況をホンの少し体験できたように思います。

01

まず、ミュンヘンでの滞在先のホテルのル・メリディアンの目の前のミュンヘン中央駅にある模型屋さんです。店名は“Gleis 11 Modelleisenbahn”つまり「11番線模型店」です。
なかなか近代的で大型のこの模型店、ミュンヘン中央駅の構内にあります。構内にある鉄道模型店といえば、かつて東京駅の日本橋口にあった「ギャレ・ド・パサージュ」を思い出しますが、こちらは駅の構内でも列車が行き交うプラットホームにあります。

02

ミュンヘン中央駅は、「ターミナル」という言葉が相応しい頭端式の典型的なヨーロッパの大型駅です。上野駅階下ホームのような、行き止まり式の線路がズラリと並んでいます。日本のような改札口が無いので、切符を持たなくてもプラットホームまで入っていけます。11番線模型店さんは、この写真の一番奥のホームを歩いていくとあります。

03

左端のホームを歩いていくと、やがて左側の壁が無くなって明るくなってきます。右側は頻繁に列車が入ってきて、そして発車していきます。旅の雰囲気が盛り上がる最高の演出がなされている中に、鉄道模型店があります。

04

やがて左側の壁がなくなると、カフェの入っているビルが見えてきます。

05

更に進むと、左側にメルクリン等の模型メーカーのロゴが見えます。これが「駅ナカ」模型屋さんです。駅ナカの中でも生粋の駅ナカ、プラットホームです。

06

模型屋さんの目の前に、本物の列車が見えます。もちろん店内からも見えます。

07

店内は奥行きが狭いものの間口が広く、かなりたくさんの在庫があります。Nゲージは少なく、HOゲージ中心です。大型のGゲージや1番ゲージもたくさん置いてあり、ドイツの住宅事情が窺い知れます。Nゲージの価格はかなり高め。日本のように気軽に買える車両セットや、鉄コレ、Bトレのようなオモチャはありません。鉄道模型趣味自体、かなりお金のかかる趣味であることを実感します。

08

その他、ミュンヘン市街地の中央部、マリエン広場から南に少し進んだところにある模型屋さんも訪れました。

Modellbahnen Wagner
Sendlinger Str. 1 80331 Munchen

市街地中心部なので小型店舗ですが、かなりの在庫があります。Nゲージが割りとたくさん展示してありました。KATOやTOMIXの新幹線が麗々しく陳列されています。ドイツでは新幹線模型をかなり見ましたが、人気があるのでしょうか。
個人店の佇まいであり、店の主人は常連客のような人と談義に花を咲かせていました。日本の模型屋さんと同じ光景が広がっています。

09 

もっと気軽に模型を買うのなら、デパートに行けば売場があります。玩具売場の一隅に鉄道模型が置かれています。
ドイツのデパートチェーン、「カウフホフ(KAUFHOF)」です。写真はマリエン広場にあるカウフホフです。この他、中央駅近くにもカウフホフがあり、そのどちらにもかなり広い鉄道模型コーナーがあります。

10

相変わらず価格は高めながら、デパートらしくきれいに陳列された模型を眺めているだけでも目の保養になります。マリエン広場の前の店は大衆的な品揃えなのに対し、駅の側の店は高級品がたくさん並んでいます。

11

デパートの模型売場の側には、ドイツが本場のシュタイフのぬいぐるみが大量に並んでいます。シュタイフ好きの妻はこちらを見てもらって、私はゆっくり模型を眺められます。

12

結局、ミュンヘンで買ってきたのは、マリエン広場のカウフホフデパートで少々安くなっていた貨車とトラックのセットです。ミュンヘンの有名ビヤホールのホーフブロイハウスのロゴが入っているので、他の地方ではあまり見かけないかと思います。

13

1/160スケールのNゲージ模型です。実際にレイアウトを走らせることも出来ますが、ミュンヘン旅行記念としてこのまま箱入りで保管し、たまに取り出してビールを飲みながら眺めて楽しむつもりです。

Myunnhenn

| | コメント (11) | トラックバック (0)

2011年6月28日 (火)

モンマルトルで購入したフライッシュマンのNゲージ模型

旅行から帰ってきて溜まった仕事が山積みで、なかなか購入してきたものの整理が進みません。職場のお土産など徐々に片付いたものもあるのですが、自分のために買ってきたものは後回しになります。

ミュンヘンとパリで少しずつながら時間を見つけて、鉄道模型店を何軒か訪れました。日本では安価なNゲージは西欧では高価です。鉄コレやBトレインショーティー等の子供の小遣いでも楽しめるようなシリーズはありません。ホンの僅か垣間見ただけですが、鉄道模型趣味自体、かなり敷居の高い趣味の様に感じます。物価の安い国では鉄道模型趣味自体普及していないと思うので、鉄道模型が最も安価に楽しめるのが今の日本かもしれません。

旅行先で何を買ってくるとか全く考えていませんでした。でも記念に何か入手したいとは考えていました。模型に対しては案外サイフのヒモを硬くして買ってこなかったように思います。洋服やカバンは野放図に買ってしまったのですが、模型は分不相応に思えた上に、手持ちの現金が少なく、頼っていたクレジットカードが使用できない事態が多く、結果的に無駄遣いを抑制したのかもしれません。

Sl00

パリで滞在していたモンマルトルのホテルの近くのrue de Douaiに4件の鉄道模型店がありました。この他に少々離れた地域の模型店も訪れましたが、結局近くの店は何度も行くことになります。それぞれ得意分野が異なり、うまく住み分けているようです。

Les Cheminots
51, rue de Douai, 75009 Paris

Trans-Europ-Trains、そしてTransmondia
48, rue de Douai, 75009 Paris(2軒とも隣り合わせで住所同じ)

Decotrain
50, rue de Douai, 75009 Paris

この内、Nゲージの豊富な在庫を持っていたのが、写真のLes Cheminotsという店です。古い建物の1階の間口は狭いのですが、奥は鰻の寝床のように深い。最も何度も訪れたのがこの店です。でも購入したのはNゲージの機関車1両、2軸客車3両、そして1/160のバスとワゴン車1両ずつだけです。当てにしていたアメックスのカードが使用できず、予備のりそなVISAカードやマスターカードはパスワードが通らずで現金で買うしかなかったからです。今回の旅行では、アメックスはルフトハンザの機内販売でも磁気リーダーに通らなかったりと本当にガッカリさせられました。ICチップ内蔵じゃないので切符の自販機等に入らないし、使えんぞ!アメックス。

Sl01

この店で購入したミニカーは後日検分するとして、最優先に確認したかったのが、SL模型と2軸客車3両です。いずれもドイツのFLEISCHMANN(フライシュマン)製です。フライッシュマンは手持ちでもいくつか持っているなじみのメーカーです。でも何でフランスに来てドイツの模型を買うのか、ということですが、フランス製Nゲージは少ないのです。それに高価で手が出ません。

Sl02

今回購入してきた唯一の機関車、フライシュマンの7160です。
西ドイツ連邦鉄道、Tender locomotive of the DB, class 38.10-40旅客用機関車です。フライッシュマンの蒸気機関車模型の特徴であるテンダーに動力を入れたモデルです。モーターの入っていない機関車本体は非常にシャープなフォルムです。
160ユーロの値札が訂正されていて80ユーロ。日本で買うと3万円以上する模型ですが、何でこんなに安くなっていたのかはわかりません。他の機関車は軒並み200ユーロ超えで手が出ませんでした。ちゃんと店で試走させてもらって、走行もライト点灯も問題ないことを確認してから購入しました。

Sl03

可愛らしい2軸客車3両です。これもフライッシュマン製です。
値札を見ると、28.5ユーロとか30.5ユーロと結構高価なのがわかります。フライッシュマンなので、細部までとても精密なのですが、それにしても小さな客車なのに高いものです。でもこういう小型の車両模型はミニレイアウトを楽しむ際に重宝するので、つい手が出てしまいます。

Sl04

細部まで細かいのはもちろん、非常に転がりが良く、R140のカーブをらくらく曲がる性能を持っています。パリの模型屋では、どの店舗でも車両のセット売りは少なく、単品をチョイスする方法が一般的のようです。車両自体が高価で、1両ずつ増やして楽しむといった昔の日本の鉄道模型のような楽しみ方もあるのかと思います。でも行きずりの旅人が悠長に1両ずつ購入していられません。3両まとめて買ってしまいます。

Sl05

手元に置いてある「鉄道模型少年時代」のレイアウトには全く似合わないことは判りきっていましたが、一応遊んで見ます。蒸気機関車の方は直線に載せることは出来ますが、R140のカーブが曲がれず走行不可です。テンダードライブでカーブに強いのですが、モノには限度があります。こんなせせこましいレイアウトの走行は想定外でしょう。

Sl06

2軸客車の方は余裕で走行可能です。カーブの際にバッファが干渉することなく、スイスイ走れます。同じくフライッシュマンの3軸タンク機関車に牽かせると、ピッタリの光景となりました。周りの風景とは徹底的に合いません。ヨーロッパ調のミニレイアウトを作成するまで温存しておくことにします。

HOゲージの車両セットやスターターセットは数多くあるのですが、Nゲージのものは非常に少数です。たまに見つけると、日本製のKATOだったりします。一部の高級品を除き、NゲージよりもHOゲージの方が安いものも多くあります。模型を楽しむ住宅事情が違うのでしょう。

パリで購入したのは、この他にもHOゲージがあります。ドイツでも少しながら模型を購入しています。模型屋さんのレポートと併せ、後日報告したいと思います。

明日にでも書きたいのですが、明日は職場の部下の歓迎会があります。直属の上に、私の都合のために延び延びになっていたものなので、参加しないわけにはいきません。まだ軽い時差ぼけ症状があって本調子ではありませんが、日本のサラリーマンの正しい宴会を楽しんできます。帰宅が遅くなるので、記事投稿は出来そうにありません。宜しくお願い申し上げます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年6月27日 (月)

旅行荷物管理の秘密兵器?

帰国後、途端に仕事が押し寄せて、一気に日常に戻されています。桃源郷のように快適だったパリに比べ、たまらなく蒸し暑くて汗だくです。

今回は夏の旅行だったのに、何かと荷物が多くて飛行機に預けるときの重量制限に気を遣いました。昔は大きなスーツケースにいっぱい詰めて、少々重くてもおまけして無料で運んでくれたものですが、最近は非常に重量制限に厳しくなってきたそうです。

利用したルフトハンザ航空では、エコノミークラスで23kgまでの荷物2個まで預けることが出来ました。少し前までは20kgまで1個だったことを思うと制限が緩くなっていますが。その代わり一つの荷物が23kgを超えると容赦なく追加料金を取られるようです。それも相当に高い様子。

実際に、帰途のパリのシャルル・ド・ゴール空港のチェックインカウンターの前で、制限を越えたことを係員に指摘されてから荷物を拡げて、大変な状況になっている女性を見かけました。

01

重量制限に引っかからないようにするには、とにかくウェイトコントロールしかありません。あらかじめ用意していたのがこの電子はかりです。amazonで結構安く入手しました。何でもありますアマゾン。

02

付属の単4電池をグリップ部分の両方に入れて準備完了です。

03

スタートボタンを押すと、液晶画面にランプがついて「HELLO」のメッセージ。

04

次いで、0kgの表示がなされます。フックにスーツケースの取っ手を引っ掛けて持ち上げると、画面に重量が表示される仕組みです。実にシンプルです。

05

はかり自体が余りに重いと意味が無いのですが、これは電池込みで重量約170gです。私にとっては十分に許容範囲です。

06

往路に私が持っていった大型のトランクと妻のリモワのスーツケースに加え、ミュンヘンでは小型のリモワのキャリーケースが増えてしまいました。パリでのお土産の増加に備えるため、夜行列車では大移動の光景になってしまいました。

3つのスーツケースに上手に荷物を振り分け、一つ当たり決して23kg以上にならないように調整しました。

こんな持参のはかりを使わなくても、ミュンヘンのホテルでは部屋に体重計が洗面所にありました。またパリでは部屋に無かったものの、フロントに頼めばすぐに持ってきてくれそうではあります。でも人に頼まなくても、手軽に計れる方が気楽です。

07

まだ買ってきたおもちゃなどを触る余裕がありません。ミュンヘンとパリの鉄道模型屋さんをまわってきた話題、もう少し後になりそうです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年6月26日 (日)

さようならパリ~通常の生活に戻ります

留守中、皆様から多くのコメントを頂き、本当にありがとうございました。
もちろん全て読ませていただいていましたが、旅行中は時間が無く、レス出来無くて申し訳ありませんでした。一方的に何度か記事投稿するのがやっとといった状態でした。

6月18日から26日までの7泊9日のミュンヘン-パリ旅行から帰ってまいりました。短い間ではありましたが、とても心地よい気候の時期のために存分に楽しみ、リフレッシュ出来たかと思います。特にパリでは、かつて妻が4年間住んでいた地域に程近いモンマルトルに滞在して、有名観光地ではないスポットをのんびり散策出来ました。

201106250101

4泊お世話になったメルキュール・モンマルトルの客室の窓からの見慣れたパリの景色ともお別れです。夜10時過ぎまで明るいこの時期は、深夜まで人が絶えず、ついついつられて宵っ張りになってしまいます。滞在中は最低気温12度~14度、最高気温21度~25度と快適です。長袖のシャツにジャケットを羽織り、朝晩は中にカーディガンを着ないと肌寒い程です。乾燥しているので、街歩きをしていても汗ばむことはありません。

201106250102

メルキュール・モンマルトルで、唯一日本語を話すフロント氏です。
このホテルはパリの街中にあるのに300室以上の客室を持つ大型ホテルですが、滞在中には我々の他に日本人の姿は見当たりませんでした。

このフロント氏、全くのフランス人顔なので油断していると、「お早うございます」という非常に流暢な日本語で話しかけてこられてびっくりします。出発の朝は「ご旅行は楽しめましたか?」という低音のシビレる声で尋ねてくれました。フロントの方は胸に話せる言語の国旗を付けているので、非常に判りやすいのです。皆さんはフランス語、英語は全員の方が話し、プラス他の言語が1語か2語が加わるといった感じです。

我々の場合は妻がフランス語を話すので、旅行中には不自由なかったのですが、やっぱり母国語で話せると安心感があります。

201106250103

ただでさえ多い荷物が旅行中に更に増加しているので、空港へは例の渋い声の日本語を話すフロント氏に呼んでもらったタクシーで向かいます。土曜日の午前中のために空いているのか、30分少々でシャルル・ド・ゴール空港ターミナル1に到着します。料金は荷物込みにて46ユーロ弱。チップ含めて50ユーロ渡します。

201106250104

ドーナツ状のターミナルの建物の内部を斜めに横切る歩く歩道のパイプが特徴的なシャルル・ド・ゴール(CDG)空港ターミナル1。私が23年前、20歳の時に、南回りのマレーシア航空に乗って成田から30時間ほど掛けて初めてヨーロッパの地に降りたのは、このCDGのターミナル1でした。近未来的な造形にびっくりしたものですが、今となってはレトロな産物に見えてしまいます。ルフトハンザもこのターミナルから飛び立ちます。

201106250105

CDGにて最も古いターミナル1の出発ロビーには、免税店も小さなものしかないので時間を持て余します。ファースト・ビジネスクラスのお客さんやルフトハンザの上級会員にはラウンジが用意されていますが、たまの旅行者にはゲート前のベンチにボケッと座っているほかありません。

ターミナル待合室にはwifi(無線LAN)のサービスがあり、15分まで試しに使用することが出来るとのこと。早速繋いで見ましたが、受信が出来ても送信が出来ない仕様になっているようです。ネールチェックは出来ても返信できません。

201106250106

クレジットカード情報をブラウザから入力するか、ターミナル待合室にある「RELAY」というコンビニでプリペイドカードを購入して、ID・パスワードを手に入れる方法があるようです。クレジットカードを使用しなくても良いというのは気楽な利用方法になると思います。
結局、私は搭乗時間まで間が無かったので、プリペイドカードを買ってまでネットを使用することはしませんでした。待合室のあちこちに自由に使用できるコンセントがあります。多くの方が暇つぶしも兼ねてネットに繋いでいるようです。

201106250107

パリからはフランクフルト乗り継ぎにて中部国際空港へ向かいます。いよいよ帰国の途に付いてしまいました。
パリからフランクフルトは1時間強のフライトですが、一応国際便なのでサービスがありました。バターの入ったパン。こんな何気ないパンがとても美味しいのがヨーロッパです。飛び切りのパンマニアである妻のお陰で私も洒落臭くパンの味を語れるくらいになることができました。

201106250108

ルフトハンザから中部国際空港に向かうのは、スターアライアンスのロゴを纏ったエアバスA340-300。沖止めにされているのでバスで向かいます。出発時間の45分も前に搭乗時間が設定されていたのでせわしいなあと思っていたのですが、この沖止めが原因でした。タラップを昇るのは楽しい。エコノミークラスのタラップには屋根が無く、要人が飛行機を降りるときに手を振っている光景を思い起こします。

201106250109

いよいよヨーロッパを発ちました。
若い頃は長期の旅行が出来たものですが、今では今回のようにせいぜい9~10日間の休みを取るのがやっとです。今度はいつ来られるのでしょうか。旅行を鼻先にぶら下げたニンジンにして頑張りたいものです。

201106250110

中部国際空港に到着したら車の運転が待っているので、乗機直後のドリンクサービスでのビールでアルコールは飲み納めです。上空は気圧が低いので、たった1本の缶ビールでもほんのり酔うことが出来ます。でも弱い方が調子に乗ると必ず失敗します。要注意でもあります。

201106250111

出発後、最初の食事です。焼肉とのこと。日本便には日本食を積むのがサービスなのでしょうか。ドイツでの調理なので、ご飯が少し往路と異なる気がします。お米の粒が小さくてパラついています。

201106250112

妻がチョイスした焼肉。相変わらず焼いたのだか煮たのだか判らない食感で妙に甘いのですが、機内では食べてしまうものです。

201106250113

モニターの飛行地図の下から盛り上がっている黒い部分は、夜の地域を表しています。この飛行機は北周りにて、夜をぐるっと巻くように飛んでいます。白夜の地域を飛ぶわけであり、出発から到着までずっと日が落ちることがありませんでした。

201106250114

到着2時間ほど前の2回目の食事。ミールの選択はありませんでした。
液状化したホウレンソウやジャガイモも、上空の非日常空間で食べると楽しい。
あまり寝られないまま、朝9時前の中部国際空港に到着です。

201106250115

到着直後から、「暑い!」。節電のためか空調の設定温度が高いので建物内も暑い。爽やかなパリから想像もできない真夏の蒸し暑さです。

ミュンヘンで小さなリモワのキャリーバッグを購入したので更に大荷物です。でも少々荷物が多くても問題ありません。空港の駐車場に車が待っているという安心感は代えられません。

ルフトハンザの日本便に乗る際には、エコノミークラスで一人当たり1個23kgの荷物を2個まで無料で預けることが出来ます。航空会社によって規定は異なるものの、かつては荷物1個しか預けられないことが多かったのに、航空会社によっては緩くなってきているようです。3個の荷物にうまく調整して重量オーバーにならないようにします。

重量制限が厳しく、1個当たり23kgを超えると容赦なく追加料金(結構高い!)を徴収されるので、チェックインカウンターでスーツケースを開けて機内持ち込みに振り分けて大騒動している方がおられました。

帰宅後には荷物の整理の後、通常の生活に戻ることになります。仕方ないことながら、ちょっと寂しいものです。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2011年6月25日 (土)

パリ管弦楽団とショパン・ドラクロワ探訪

パリではのんびりとモンマルトルやサン・ジェルマン・デ・プレ界隈を散策して、小さな美術館やサロン、ギャラリーやお店などを訪れてのんびりと過ごしています。

201106240101

23日は、パリの有名なコンサートホールであるサル・プレイエルで開催されていたパリ管弦楽団のコンサートに出かけました。世界でも一流のパリ管弦楽団の演奏が聴ける、それもサル・プレイエルとあっては、私は朝からわくわくしておりました。21日にパリに到着した際に、既にチケットは購入しています。

サル・プレイエルといえば、日本でも人気の高いショパンがパリで最初にコンサートを開いた場所。そして最後のパリでコンサートもここでした。最近、ショパンプログラムでの演奏が増えている妻はもちろん、にわかショパンファンの私も感慨深いものがあります。

201106240102

コンサートは夜8時開始です。いそいそと盛装し、カフェで軽く夕食を済ませてから会場に出かけます。こちらのコンサートは社交場のために、皆さん華やかに着飾っています。カジュアルスタイルでも追い出されはしませんが、やっぱりちゃんとした格好をしていないと存分に楽しめない雰囲気です。

201106240103

今日はパリ管弦楽団の若き音楽監督、パーヴォ・ヤルヴィの指揮とは幸運です。またプログラムの真ん中のピアノコンチェルト(ベートーベンの皇帝)のピアニストはティル・フェルナー。正統派の演奏が素晴らしかったのはもちろん、妻は甘いマスクの貴公子フェルナーに魅了された様子。

201106240104

数年前に改装されたコンサートホールの内部は近代的で、ショパンがコンサートを開催した頃の面影はありません。今日はフェルナーの人気もあって、ほぼ満席の盛況です。隣のマダムもフェルナーの演奏が目的で、わざわざステージのまん前の席を押さえたとの事。

201106240105

2日前に何とか手に入れた席は、前から2列目の第一バイオリンのまん前。鑑賞するにはあまりよい席ではありませんが、演奏者のすぐ傍という臨場感はばっちりです。チケットは1枚65ユーロ。もう少し良い85ユーロの席もありましたが、余り席のような場所でした。

演奏はもちろん素晴らしい。優雅な夜を過ごすことができました。しかしコンサートが終わったら11時。宵っ張りになってしまいます。

201106240106

24日は、ショパン関連の収蔵品を展示している、サン・ルイ島のポーランド歴史文学協会を訪れました。23日の午前中に訪れたときにはオープンしていませんでしたが、平日の14時から開館することを確認していたので改めて翌日に訪れました。

201106240107

ここにはショパンの遺品を展示する「サロン・ショパン」が2階にあります。入場料は5ユーロ。とても陽気なマダムが付きっ切りで案内してくれました。数年前にワルシャワを訪れたことを話すと、更にサービスが良くなります。

サロン内部は撮影禁止ということは後で知りました。写真を撮ってよいか、と聞いたら、「私は見ていませんからごゆっくり」とウィンク。
プレイエルのピアノはショパンの愛用品。ショパン没後にオークションに掛けられたのを友人たちが入手して遺族に寄贈したものです。

201106240108

ショパンお気に入りの椅子もちゃんと保管されています。これも友人からの寄贈。寒がりのショパンは、暖炉の傍にこの椅子を置いてショコラを飲んでいたのでしょう。

201106240109

サロン・ショパンの後は、ショパンの親友の画家、ドラクロワの世界を訪れます。サン・ジェルマン・デ・プレの一角のドラクロワ美術館へ。ここはドラクロワのパリでのアトリエがそのまま残されています。入場料5ユーロ。

201106240110

もう少し季節が早ければ、庭のバラが満開だったことでしょう。お気に入りのこのアトリエで、ドラクロワの名作がたくさん生まれたことでしょう。ショパンも時折ここを訪れて、親友同士語り合ったのだと思います。

明日、25日は早くも帰国の途に着きます。休日の過ぎるのは早いものです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)