「週刊トヨタ2000GT」第8号 助手席シートの組み立て
デアゴスティーニのパーツ付きマガジン「週刊トヨタ2000GT」第8号です。
書店店頭では毎週火曜日発売のこのシリーズ、その2日前の奇数号発売週の日曜日に前号の偶数号とまとめてコンスタントに届けられています。まだ序盤にてすぐ終わる作業ばかりですが、週末の内にパーツを手に出来るのはありがたいことです。先週はロボゼロ、今週はトヨタ2000GTと非常に良いテンポの工作です。
8号のパッケージの内には、書店予約特典の告知のチラシが入っていました。このシリーズは3月27日発売の15号から予約販売となるようです。一部の大型書店を除き、店頭在庫を置かなくなります。
書店に購読予約をすると、カラビナ付きハンディライトがもらえるとのことです。多分、17号のパッケージ内部に入れられるので、書店で買わなくても通販の人ももらえるのでしょう。こんなものが要るかと言われるとどうでも良いのですが、LEDライトは工作の際にも使用できるので、あって邪魔ではありません。ストラクチャー電飾の際の遮光チェックに使います。
今回のパーツは、助手席シートのパーツです。
第3号の運転席シートのパーツの時と異なり、コンパクトにビニール袋に納められています。
パーツの一覧です。
助手席バックレスト(1)、助手席バックレスト(2)、助手席シート(1)、助手席シート(2)、シートレバー(左)、バックレストレバー(左)です。
今回の作業は、助手席の組み立てです。
3号で組み立てた運転席と対になる「パッセンジャーシート(助手席)」を組み立てます。一度行った作業なので、すぐに終わります。注意する点は、シートの背もたれ部分の組み立ての際に、バックレストの外側と内側の組みつけの際に突起と穴、リブと溝をピッタリと合わせることくらいです。
序盤はエンジンの組み立てが主なのですが、今回のように、たまに関係のないパーツを組み立てて、単調にならないようにしているようです。
まず、バックレストのサイド部分にバックレストレバーを取り付けます。突起と穴を合わせてはめ込むだけです。はめ込むだけでは外れるかもしれないので、接着してしまいたくなります。しかし、このシリーズでは接着剤は基本的に使用しないほうが良いでしょう。いつ再分解の指示があるか判らないからです。
シートの下部パーツのサイドにシートレバーをはめ込みます。
シート下部パーツに、座面のパーツを合わせて差し込みます。内部の突起と穴を合わせます。
シートの座面部分に、バックレストの外側を取り付けます。
組み立てガイドでは、座面表面を取り付ける前にバックレストを取り付けることになっていました。今回は、まあどちらでも良さそうでしたが、ちゃんと冊子を読み込んでから作業を行わなければなりません。
バックレスト外側に、内側のパーツをはめ込みます。
取付ピンやリブを、穴や溝にあわせるようにはめ込まないと、バックレストが浮いてしまいます。
これで今回の作業は終了です。ゆっくり行っても10分も掛かりません。このお気楽さが良いと思います。その内、作業量が増えていくことになるのでしょうか。
3号で組み立てた運転席シートと並べます。
シートのサイドのレバーの位置が逆であるだけで、形状は同じものです。
シートバックのポケットは、表面に成型してあるだけで、ポケットにミニチュアのパンフレットなど差し込むことは出来ません。しかし、適度にシワが寄っていて、なかなか良い雰囲気です。大型模型ならではの表現の細かさです。
二つのシートは、実車同様にリクライニングします。
実車は超高級車とはいえ、シート素材は本皮ではなくて、当時の大衆車と同様のビニール製です。9号の記事内にて、開発時に本皮シートの採用も検討されたものの、滑りやすい本皮シートよりもホールド性の良いビニールが採用されたとあります。現在の乗用車用の本皮シートは、クロムなめしをした素材の革の表面を削って平らにした上に分厚いウレタン塗装を施し、革風のシボ押しをして作った工業製品です。素材感に乏しいですが、その代わり何にも手入れしなくても車の寿命以上に長持ちするほどです。下手に保湿クリームなど塗りこむと、雑菌が繁殖して痛みます。乗用車のシートの革は呼吸などしていないのです。ボロボロになった本皮シートは、余計な手入れを施されたものと言えるでしょう。
しかし、トヨタ2000GTの当時の本皮シートは素材感たっぷりだったので、かえって機能性が高くなかったようです。こまめな手入れが欠かせない上に、対候性も低く、表面のホールド感に劣るので採用されなかったのかと思われます。保存車のシートがマトモな状態なのは、ビニール素材のおかげということもあるのでしょう。
次回、第9号のパーツは、オイルフィルター等のエンジンの小パーツとロングタイプドライバーです。
このシリーズでは順次工作用の道具が提供されており、これまでにピンセットとニッパーが配布されています。ドライバーはエンジンブロックの組み立ての際に必要だったので、時既に遅しといった感じではあります。
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コメント
カラビナ付きハンディライトはキーホルダーに付けて重宝しています。
但し、妹から貰った赤べこ柄の物ですが(笑)
投稿: 三日月 | 2012年2月13日 (月) 22時10分
こんばんは♪(>_<)~~~~
YUJIさんは定期購読だから2号づつ届くのですね~~~
『8号が発売されてからかなり経つのにブログで紹介されないな
~』と不思議に思っていたのでスッキリしました。
ライトに関しては『書店にて』と書いているので通販の人ももらえ
るかどうかは微妙ですね~~~~。
『書店限定』とかしないで『10号までの応募券を集めたらもらえ
る』もしくは通販の人は10号と一緒にライトを付属』したら公平
でいいのにと思います。定期購読に変わりないんだから、『書店
のみ』とかいうのはやめて欲しいですね~~。
個人的にはシートは『本革シート』のが良かったですが、まあしょ
うがないか(>_<)(>_<)・・・
書店で買っている私は明日『9号』が発売なので楽しみです♪♪
あと、昨日の桶ラマの茶屋についてですが、確かに以前にすでに
茶屋であることをおっしゃっていたのですね~~。確認不足でした
(>_<)(>_<)
ところで『週刊SL鉄道模型』のアクリルケースには前回みたいに
おまけは付くんでしょうか???
投稿: 人生を考える会 会長 | 2012年2月13日 (月) 23時44分
私、自動車もう1台台待ちの状態です。インプレッサのアイサイトG4を注文して、すでに2ヶ月です。 ダッシュボードのカタログなど眺めていると、2000GTとの区別、錯覚します。 電子操作ボタンと、チョークボタンなど。 自動車を手にするまでのいらぬ楽しみしぶりです。(多分、最後の)
投稿: honest | 2012年2月14日 (火) 00時04分
200GTには、前後に、接触緩和のなつかしのパッドがありますね。どうして、バンパーが消えたか不思議です。 バンパーに塗装いまでも判りません。
投稿: honest | 2012年2月14日 (火) 00時11分
>三日月さん、こんにちは。
なるほど、キーと一緒ならば便利ですね。今回のオマケはメタル調でデザインは悪くありませんし。
赤べこ柄の方が良かったかもしれません。
でもますます2000GTと関係なくなりますね。
>人生を考える会 会長さん、こんにちは。
オマケのライトは17号のパッケージに封入されるか、書店で渡されるものと同じものが通販の梱包にも入ってくるものと思われます。今までのシリーズは全てそうでした。
>honestさん、こんにちは。
この間、ご購入されたのに、さらにもう一台ですか!
バンパーはデザイン的にボディと一体になってしまいましたね。古い車のクロームバンパー、機能性を形状で表現していたように思います。
投稿: YUJI | 2012年2月14日 (火) 12時53分
もう一台は200GTのことです。
投稿: honest | 2012年2月15日 (水) 14時23分