「週刊トヨタ2000GT」第19号 クロスレンチが活躍するステアリングナックル取り付け
デアゴスティーニのパーツ付きマガジン「週刊トヨタ2000GT」第19号です。
日曜日に18号と共に届きました。このところ、片手の掌に全て収まるような軽いパーツ類が多かったこのシリーズですが、今回の18号、19号はタイヤのパーツが付属しているので、かなりの重量感があります。ただ、序盤はエンジンを組み立てつつ、アチコチの特徴的なパーツをつまみ食いのように付属してくる状態のために、そろそろ全体の3分の1になるのに、全く組みあがってくる気配がありません。
今回のパーツは、左リヤタイヤと左フロントステアリングナックル等です。
久し振りに、タイヤのゴム臭が楽しめる号となりました。
パーツの一覧です。
リヤタイヤ×1、ブレーキキャリパー×1、ステアリングナックル(左)×1、フロントアクスルシャフト×1、ナット×1、ブレーキディスク×1です。
ステアリングやサスペンションの動作を優先したために、実車とは少々形状が異なると注釈に書かれているステアリングナックルですが、金属製でガッチリしており、質感良好です。
今回の作業は、左フロントナックルの組み立てです。
まず、前号に付属してきた左リヤホイールにタイヤを被せます。その後にステアリングナックルにブレーキディスクを取り付け、左フロントタイヤの裏側にステアリングナックルとシャフトとナットで固定します。
まず、18号のホイールを用意します。
左側の前後のホイールには、中央のハブナットを含めて違いは無いと思うのですが、一応組み立てガイドの指示通り、区別して作業を進めます。
タイヤの内側に、ホイールを潜り込ませます。
タイヤはかなり硬い素材ですが、3回目の作業ともなれば簡単になります。暖かい季節になったので、ゴムが多少軟化しているのかもしれません。
ホイールに被せた左リヤタイヤはしばらく使用しません。ハブナットと一緒にビニール袋に入れて保管することになります。
今回の付属パーツに加え、左フロントタイヤとハブナット、クロスレンチを用意します。
ステアリングナックルにブレーキディスクを置き、ブレーキキャリパーを取り付けて挟み込むようにします。
ブレーキディスクの表面には、パーツ成型時のバリが残っていますが、ホイールに隠れるので見えなくなります。
ブレーキキャリパーは、差し込んだだけではすぐに外れてしまいます。接着剤を使用しても良いようなので、とりあえずアクアリンカーで接着します。接着力が足りなくて外れるようならば、今後他の接着剤も試してみようと思います。
ホイールの裏側に、ブレーキディスクを取り付けたステアリングナックルをはめ込みます。ホイールの回転軸部分が六角形になっており、ブレーキディスクとピッタリ合致するようになっています。良く出来た設計です。これにより、タイヤとブレーキディスクが一緒に回転します。
回転軸部分に、シャフトを差し込みます。
ホイールの外側からナットでシャフトを固定します。
クロスレンチにナットを入れ、シャフと部分に差し込んで締めこんでいきます。
実車では、車体に先にステアリングナックルを取り付け、完成間際にタイヤを取り付けるという手順になります。しかしこの模型では、先にタイヤにステアリングナックルを取り付けてしまうようです。完成後にタイヤを取り外すことは出来ますが、シャフトが車体側に固定されていないので、作業は面倒でしょう。
ホイールの中央部にナットが固定された状態です。
ハブナットの内部には磁石が入っているので、、ナットに近づけると簡単に取り付けが完了します。しかし出っ張り部分が大きいので、少し触ると外れてしまいます。
フェラーリ・グランツーリズモのシリーズでは、ハブナットが外れる心配は殆どありませんでしたが、このシリーズでは紛失しないよう注意が必要です。
実車よりも骨太に見えるステアリングナックルです。
サスペンションやステアリングの動作を確保しながら、このスケールでの耐久性を求めたために、少々太めになってしまいますが、十分に雰囲気は出ていると思います。かなり貧弱なブレーキキャリパーに時代を感じます。
次回、第20号のパーツは、右リヤホイールです。
18号と同様に、パーツ確認をして終了となるでしょう。エンジンブロック各部の再確認を行い、簡単なディティールアップ方法の紹介もあるようです。デフォルトのままでもかなり精密に表現されているエンジンですが、更に手を加えてリアルにするテクニックの商会には興味があります。
その次の21号では、右リヤタイヤと共に、右フロントのステアリングナックルが付属します。今回と同様に、ホイールの裏側にステアリングナックルとブレーキディスクを取り付けていく作業となります。また21号にて4輪全てが揃います。
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コメント
先日の日曜に2ヶ月分以上溜め込んでいたのを一気に組み立てました。
と言っても1時間あまりで出来てしまったのですが、今しばらくは各パーツが揃っていくのをじっと待つしか無いのですが。
そろそろオプションで”ボンド仕様のオープンボディ発売”なんてお知らせが来ないかと勝手に想像してみてますが、出る気配は無さそうですね。
私事ですがsonyのビデオカメラを購入しました。今のカメラはすごい手ぶれ補正があるんです。レンズがぐるぐる動くんです。
ただ難点が一つ。取り説の文字が小さいんです。
結構つらい年になりました。
投稿: みさえ | 2012年4月25日 (水) 04時33分
みさえさん、こんにちは。
ハンディカムご購入、おめでとうございます。今では携帯やコンデジでも気軽に動画が撮れる時代なので、専用機は更に付加価値を付けているようですね。強力な手振れ補正、私も体験してみたいものです。
トヨタ2000GTのシリーズは、少々溜め込んでもプレッシャーにならないところが利点ですね。その内、大規模な工作となるのでしょうが、今のところはエンジンの他、バラバラのパーツの配布が続いているのでラクチン工作です。オープンボディ、私も希望します。せめてスポークホイール発売して欲しいものです。
投稿: YUJI | 2012年4月25日 (水) 12時55分
GTR、フェラーリなど創刊号で、いずれも完成後のボデイーの色、姿を予測させましたが、2000GTはぼちぼち真面目にやっていますね。今回のデアゴの配布順、好感もてます。 でもサイドパネルなど一寸先行配布していただいて2000GTペガサスホワイトを見てみたい、などと勝手に。
投稿: honest | 2012年4月25日 (水) 22時13分
honestさん、こんにちは。
パーツ予告のある22号までは、真面目にエンジンと足回りの組立てですね。ボディパネルはシャシーの後となるのでしょうが、仰るとおりサービスリッドの一部だけでも配布して欲しいと思いますね。終盤までお楽しみとして残しておくのかもしれません。何れにせよ、毎回待ち遠しいシリーズです。
投稿: YUJI | 2012年4月26日 (木) 13時37分