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2012年5月30日 (水)

「週刊HMSヴィクトリーを作る」創刊号はビックリの190円!

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テレビを見ていると、5月29日に新創刊となったデアゴスティーニの「週刊HMSヴィクトリーを作る」のCMが盛んに流れています。また、どこの書店でも大量に山積みになっています。いつものデアゴスティーニの新刊の光景ですが、今回はお手軽感が違います。デアゴスティーニに限らず、どんなパートワークでも創刊号はオトク価格ですが、今回は190円というビックリ価格です。

週刊HMSヴィクトリーを作る
http://deagostini.jp/hms/

情報誌ならば創刊号は今月創刊された同じくデアゴスティーニの「歴史のミステリー」のように100円というのもありますが、パーツ付きクラフトマガジンで190円は安い。毎週少しずつ付属してくるパーツを組み立てていくものなので、読者にとっては創刊号だけあってもパーツはゴミになるだけではあります。でも出版社側は創刊号だけ大量に買われたら大損となります。思い切った販売促進が掛かっているということです。

帆船模型のパートワークとしては、昨年10月に創刊されて現在発刊中のアシェットの「パイレーツ・オブ・カリビアン-生命の泉-伝説の海ぞく船ブラックパール号を組立てよう」があります。アシェットの創刊号も190円でした。それに価格を合わせたのでしょうか。しかし今回のデアゴスティーニは、パーツだけでなく、他の工作でも使えるツールやスタートアップDVDも付属しています。

私は興味はあれど、現在進行中のシリーズが3つもある上に、見るからに時間の掛かる帆船模型工作を進める余裕はありません。やたらと安い創刊号だけ買って、帆船模型の雰囲気を垣間見させて頂きます。

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書店で手に取ると、「これで190円?」と思ってしまうくらいパッケージはズッシリ重く、確認できるパーツも豪華です。これは出版社だけでなく、書店泣かせでもあります。

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開封すると、豪華な中身がゾロゾロ出てきました。
雑誌本体に加え、合板で出来た船体パーツやボンド、紙やすり2種、スタートアップDVDなど、創刊号だけ買い占めたくなるほどです。もちろん、買っても無駄になるだけなのでやりません。

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創刊号は190円、2号以降は1190円です。このところ、だんだん価格アップしているパートワークとしては安価ですが、シリーズは全120号という長丁場です。パーツ配布機関は2年4ヶ月にも亘ります。お手軽な創刊号を手にするのは簡単ですが、継続するには相当の意気込みと根性が必要かと思います。

120号全てのコストは14万1800円。それに加えて工作道具や塗料なども必要です。カスタムしたりアクリルケースを誂えたりすれば、20万超えとなるでしょう。

完成模型は84分の1スケール。全長1250mm、高さ850mm、幅450mmと迫力満点です。アシェットのブラックパール号よりも一回り以上大きい!塗装して実艦さながらに仕上げるか、木材の素材感を活かしたナチュラルモデルとするかが選べます。

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創刊号のパーツは、船首部の骨組みパーツと大砲、そして木工用ボンドと紙やすり2種です。船首部骨組みの合板は、最初から細部までカットされており、工作を手軽に進めることが出来るようになっています。付属の木工ボンドは、デアゴスティーニの他のシリーズのクラフトマガジンの創刊号にも入っていたものと同じかと思います。少々水っぽいですが、木材工作には扱い易い接着剤です。キャップと一体化したノズルが特徴です。

紙やすりは100番と250番。いつもチマチマした模型ばかり作っているので、こんなに粗い番手を普段買うことはあまりありません。シリーズ継続しなくても、何か使い道はありそうです。

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今回の作業は、船首部の骨組みと12ポンド砲の作成です。付属の板材をパズルの様に組み合わせて接着して骨組みを作成すると同時に、帆船の重要な兵器である大砲を一門作成します。基本的な構造パーツを作成しながら、手に取って楽しい特徴的なパーツをつまみ喰いしていく方式は、デアゴスティーニのシリーズに共通した要素です。

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創刊号マニアとしては、骨組みを作っても仕方ありませんが、大砲は小物として楽しめそうです。時間を見つけて作ってみようと思います。
完成写真を見ると、たくさん装備されていることがわかります。早めに大砲を揃えておきたいが為に、190円の創刊号をまとめ買いする方もいるのでは、と思います。

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190円の創刊号としては異例の措置であるスタートアップDVDです。内容は20分に満たない短いものですが、この模型の魅力を良く伝えられていると思います。
ただ、実艦の影像や歴史資料的なものは全く無く、この模型の影像と作り方の簡単な解説だけです。

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影像を見ると、帆船模型の製作するのは非常に時間を要し、同時に大きな満足感を得られるということが伝わってきます。外板は、カットされた木材を1本1本鋲で固定していくという本格派。骨組みに沿って板を貼り、微妙なカーブを再現するには、高度な技術が必要かと思います。読者によって仕上がりに大きな差が出来そうです。大砲の部分の外板は、自分で穴あけ位置に印をして、デザインナイフで切り抜いていきます。雑にやったら失敗するでしょう。

碇やマストのロープを、接着剤で糸を固定しながらきれいに巻いていくのが楽しそうです。パーツが予めカットされているなど、出来るだけ組立作業の負担を減らしているようですが、作成の楽しみは存分に残されているようです。現在私が作成している「トヨタ2000GT」の10分の1模型などに比べたら、比較にならないほどの作業時間が必要かと思います。

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作り方の解説では、TVCMに出演されているのと同じ外人のおじさんが、黙々と模型を組み立てています。影像では何か喋っているような感じですが、音声はカットされて日本語解説が被せられているので、何を言っているのかわかりません。

このおじさん、実に渋い風貌です。そんなに難しい顔して模型を組み立てなくても良いのに、と思いますが、集中している時にニヤニヤしているのも不自然です。組み立て場面がアップになった時にのぞく腕が毛深い!

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2号以降も、船の骨組みが続きます。骨組みの組立てだけでは退屈なので、碇や大砲等の魅力的な小物の組み立ても同時に行います。これらのアクセサリーの船体への取り付けはずっと後のことになるでしょうから、仕掛品の保管に留意しなければなりません。それも2年以上に亘って、です。

雑誌の記事には、ネルソン提督とその時代に加えて世界の帆船模型コレクション、帆船の戦術紹介など、この模型を制作している方には興味深い内容が毎回掲載されます。

とにかくデカい帆船模型を、本格的な工作手順で長期間楽しんで作りたい!って方には最適のシリーズでしょう。ただ、完成時には博物館展示モデル級のこの模型、それに応じた立派な設置場所は必要かと思います。それがイメージできない私は、スタート時点にてリタイヤとなりました・・・。

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コメント

12ポンド砲は単独で組み立てられたのでね。
砲身しか目に留まらず帆船に取り付けるのかと思いました。
昨日はパスしましたが今度、買ってきて組み立ててみます。
スケール的に先日買ったタイガーと合わない事もないので並べて飾っておきます。

デアゴが帆船をよくやるのは外国のメーカーだからでしょうね。日本ではそれほどでもないですが向こうの家には帆船模型がよく飾ってあります。ある意味キングオブホビーなのかも知れませんね。

プラモデルですがカティサークと日本丸を作った事があります。

投稿: カズキ | 2012年5月31日 (木) 07時22分

私もプラモデルでカティサークやったこと、ありますが、マストの名称だけでも楽しいですね。 しかし、完成は平均寿命をこえますので、まよわずパスです。

投稿: honest | 2012年5月31日 (木) 08時43分

>カズキさん、こんばんは。

大砲単体で組み立てられるものを創刊号につけてくるあたり、デアゴスティーニはさすがだと感心します。タイガー戦車と並べると、時代が違いすぎることもあり、戦争博物館のような雰囲気になりそうですね。

帆船模型、実物と同じ様な構造と素材で作成するという、高度な模型趣味だと思います。ベトナムで安く精密な帆船模型が買える様子なので、一度旅行に行きたいと思っていますが、いつのことになるやら、です。


>honestさん、こんばんは。

帆船模型は完成後の美しさがありますね。飾ると優雅さが漂いそうです。
カティーサーク、実物見て美しさとともに、ホンの僅かの水面に押し込められている窮屈さを感じました。思った以上に大きい!
数年前に全焼してしまいましたが、目下復元中ですね。

投稿: YUJI | 2012年5月31日 (木) 17時51分

 またまたいらぬこと、横浜の日本丸。60才以上は入場料割引です。

投稿: honest | 2012年5月31日 (木) 22時09分

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