イーグルモスパーツ付きマガジン「フェアレディ240L-L」創刊号付属のDVDは必見!
現在、書店に山積みになっているイーグルモスの新刊のクラフトマガジン、「1971年式フェアレディ240Z-L」の創刊号を購入してきました。創刊号は特別価格の790円です。
各号に付属してくるパーツを組み立てていくクラフトマガジンなので、創刊号だけを購入しても無駄になってしまうだけなのですが、気になるものはどうしても買ってしまいます。でもこのシリーズは付属してくるDVDに資料性の高い映像が収録されているので、十分に価値のあるものだと感じました。
デアゴスティーニやアシェット等のクラフトマガジンと同じ様に、書店の店頭にて冊子の内容やパーツを確認することができます。創刊号の付属パーツはボンネットです。大きい金属パーツなので、かなりの重量があります。
全100号に付属するパーツを組み立てていくと、8分の1スケールの大型模型が完成するというものです。約2年がかりとなります。組み立てはネジ止めとはめ込みなので、溜め込まないでコツコツ組み立てていけば、そんなに苦労せずに完成させられるということです。但し私はイーグルモスのシリーズに挑戦したことがないので、模型の精度や難易度についてはコメントできません。
創刊号だけを見てクオリティを判断するのは危険ですが、デアゴスティーニのシリーズに比べてちょっと工夫が必要なように思えました。
創刊号のパーツを拡げます。
小さなパーツも直接透明樹脂の梱包材に入っているので、開封時に散逸しないように注意が必要です。ボンネットの他、フロントバンパーやナンバープレートが付属しています。特徴あるパーツを創刊号に付属して特別価格で提供し、何とか継続購読してもらいたいということでしょう。
組み立てる模型は、8分の1スケールの、全長51.5cmという巨大なものです。完成後の置き場所を考えてから挑戦したほうが良いでしょう。
私が現在購読中の、デアゴスティーニのカウンタックLP500Sの模型も8分の1スケールです。完成時の全長はほぼ同じです。デアゴスティーニのカウンタックの方は全80号、イーグルモスのフェアレディZは全100号。
創刊号付属のドライバーは、軸の先が磁石になっているタイプです。ネジを拾うのに便利です。これは他の工作に使用できそうです。安物ではありますが、柄の部分が太い精密ドライバーは結構使いやすいのです。
数号先しか内用予告をしていないデアゴスティーニのシリーズと異なり、イーグルモスは予め全100号の付属パーツが全て紹介されています。もちろん、途中で変更が生じることもありますが、一応全て予告されているというのは安心感があります。
こういったクラフトマガジンに付き物の読者プレゼントは、各号に付属している応募券を送付することでもらえます。応募券は外装パッケージに付属しているので注意が必要です。嵩張る外箱は開封後にすぐ捨ててしまいたくなるものですが、応募券をちゃんと切り取ってからにしないといけません。
創刊号のパーツだけを組み立てても、シリーズを続けない限りは無駄になってしまうものです。でも付属パーツのクオリティを垣間見るために、組み立てガイドに従って組み立ててみます。創刊号は10分程度で組み立てることができます。慎重に行っても20分掛からないでしょう。
創刊号の組み立ては、フロントバンパーへのラバーとナンバープレートの取り付け、ボンネットへのエンブレムの取り付けなどです。
バンパーは樹脂製です。クロームパーツの塗装クオリティはあまり高くありません。はっきり言って、チャチ。バンパー、ラバー、エンブレム等にはバリがあり、きれいに組み立てるにはパーツ補正をしたくなるでしょう。もちろん、そのままでも完成はさせられるかもしれません。
バンパーにはラバーやナンバーを付属のタッピングビスで固定するのですが、丁寧に行わないと、バンパーの樹脂パーツを損ねてしまいます。
各所のタッピングビスを慎重にねじ込んで、創刊号の工作は終了します。
特徴的な240Z-Lのボンネット、そしてクロームのフロントバンパーです。
ナンバープレート固定のネジのプラスの溝が丸見えなのが少々興ざめです。何とかならないものか。
バンパーのクローム塗装はあまりクオリティーが高くありません。それに手脂が付くと、なかなか拭き取れません。旧車模型はクロームパーツの出来がカギとなるのです。
ボンネットのパーツを、現在購読中のデアゴスティーニのカウンタックのパーツと比較してみます。塗装クオリティーはなかなか良好です。コンパウンドで磨けばピカピカになるでしょう。このボンネットだけを見ると、デアゴスティーニのパーツのクオリティーに引けを取っていません。ボディ塗装は期待できます。
しかし、これはたまたま私の買ったものが良かっただけかもしれません。塗装面が荒れていたり、異物混入していたといった報告もあります。書店である程度の比較ができるので、山積みしてある創刊号をいくつか確認してから購入した方が良いでしょう。
2号にはタイヤが付属し、その後は足回りのパーツが連続します。地道にセオリー通り模型を組み立てていくという手順には好感が持てます。
創刊号にはDVDが付属します。
シリーズで組み立てるフェアレディZモデルの紹介のほか、「究極のスポーツカーを求めて」という名称の、実車開発時のドキュメントフィルムが納められています。この29分程度の映像はかなり楽しめます。昔のままの荒れた映像ですが、昭和の時代の車作りの情熱がそのまま伝わってくるようです。
私はこのシリーズは創刊号にて終了してしまいますが、このDVDを入手しただけでも十分に幸福です。
さて、書店でフェアレディZのシリーズの隣にデアゴスティーニの新刊の「日本の名車」も積んであったので、買って来ました。こちらは模型ではなくて情報誌型のシリーズにて、創刊号は特別価格の290円です。全100号予定です。
290円と安いのに、創刊号にはバインダーが付属します。
バインダー1冊には10号分納められるとの事なので、全号購読する予定の方は、別売りのバインダーを購入するよりも創刊号を10冊買ったほうが安いということになります。
このバインダー、3つ穴の特殊なものなので、他に流用できそうにありません。
各号のコンテンツをカテゴリーごとにバインダーに綴じれば、国産の自動車の百科事典が出来上がりそうです。創刊号だけでもかなり読み応えがありそうなので、これからゴロゴロしながら楽しみたいと思います。
| 固定リンク
« 「週刊ランボルギーニカウンタックLP500S」14号・15号 いきなり工作ハードルが上がる14号のデカール貼り | トップページ | 「週刊ロビ」46・47号 今年最初の配布は組立作業ありません »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- アシェット「聯合艦隊旗艦 戦艦武蔵 ダイキャストギミックモデルをつくる」創刊号(2024.08.17)
- アシェット「トヨタ2000GTダイキャストギミックモデルをつくる」創刊号 続けられないのがツライ!(2022.01.24)
- デアゴスティーニ週刊スカイライン2000GT-R[KPGC110] ケンメリGT-R創刊号はDVDだけでも楽しいぞ!(2020.09.15)
- アシェット「ブルートレイン3車両をつくる」創刊号(2020.09.13)
- 「週刊サンダーバード秘密基地」創刊号(2020.01.19)
「ミニカー」カテゴリの記事
- 週刊「ナイトライダー」106号~110号 最終号、とうとう完成!(2023.07.17)
- 週刊「ナイトライダー」101号~105号 次回の配達でシリーズ終了!(2023.06.04)
- 週刊「ナイトライダー」97号~100号 今回終われば残り10号(2023.05.03)
- 週刊「ナイトライダー」93号~96号 コツコツ地味な内装作業を続けます(2023.04.09)
- 週刊「ナイトライダー」89号~92号 後ろから見なけれ完成形?(2023.03.05)
コメント
会社の後輩がフェアレディZや,toyota s800、などを乗っていました、もうすぐの妻はキャロルでした。 酒飲みと車は別次元と思っていた時代は昔ですね。
投稿: honest | 2014年1月11日 (土) 22時04分
PS 皆さんのファーストmy car は? 私はタクあがりのもろもろのあとは、パブリカです。
投稿: honest | 2014年1月11日 (土) 22時22分
honestさん、こんばんは。
私のファーストカーは、18才で免許取る時に父が買ってくれた軽のアルトです。軽ながらも当時の学生仲間で車は貴重なので、結構活躍しました。エアコン無かったので、夏場に男4人乗り込むと蒸し風呂でした。それでもあちこちドライブしたものです。
投稿: YUJI | 2014年1月11日 (土) 22時39分
こんにちは。
私は、紙ドラ、チャリ人生で終わりそうです。
フェアレディも改良されるにつれ、形状は、他社と同じく丸みをおびて、違いが薄れ、魅力消滅感。DVDのなかで、車体が低い車は、乗降が、最悪で、見ていて笑ってしまいますね。
投稿: K2E | 2014年1月12日 (日) 06時39分
>バンパーは樹脂製です。
創刊号にバンパーを付けたのは失敗だと思います。
私もプラでちょっと萎えました。
創刊号定番のタイヤとホイル(2号予定)でよかったのでは。
パンパーラバーの左右の区別が分からなかったのですがよく見るとLRの刻印がされています。
組み立てガイドではその事に触れられていないのが気になりました。(先行き不安です)
デアゴの写真に対してこちらはイラストでの解説ですがどちらがいいのか今の所分かりません。(手間はかかりますがイラストの方が分かりやすい気がします)
> 皆さんのファーストmy car は?
私はファミリアのセダンです。
叔父が13万の中古を買ったのですがそれをしばらく借りていたら気に入って(刷り込み効果?)オヤジに頼んで買い取ってもらいました。
フェンダーミラーをドアミラーに変えたりシフトノブをガングリップに変えたりしていました。
エンジンもタペット調整をしたりしていじくりまわしていたので最後は動かなくなってスカイラインの中古(元魚屋のバン?)に乗り変えました。
投稿: カズキ | 2014年1月12日 (日) 09時10分
> ガングリップに変えたりしていました
間違いましたガングリップは最近の車ですね。
2000GTや240Zのような縦長の木製のシフトノブでした。
1300(レシプロ)のおとなしいセダンでしたが気分は1300GT(そのな車種はありませんでしたが)
honestさんのパプリカはオヤジが初めてかった新車でした当時千ドルカーと言われていしましたが今のレートじゃ10万円ですね。
投稿: カズキ | 2014年1月12日 (日) 10時55分
ちなみにオヤジはパブリカ→カローラ→コロナとトヨタ路線を貫いてしましたが最後はクラウンじゃなくコルサに乗っていました。(その時はちょっとコケました)
投稿: カズキ | 2014年1月12日 (日) 11時02分
>K2Eさん、こんにちは。
付属DVDの中で、車高の低い名車ジャガーEタイプを、乗降性が悪くて人間性を無視!と揶揄する当時の日本の状況にも心を打たれました。ジョンブルに、「じゃあロンドンタクシーでも乗ってろ」って言われそう。既に成熟の域に達していた英国車文化、それに初の本格スポーツカーを開発して挑む日産。高度成長期の夢のある時代だったのかと思います。
>カズキさん、こんにちは。
確かにバンパーのラバーの「L」、「R」の刻印の説明がありませんね。間違えて逆につけてしまう方もおられるでしょう。ちょっと浮いちゃうので気付きますが。
上記を除き、組み立てガイドはわかりやすいですね。但し、タッピングビスの素材が悪く、ちょっと力を入れ損ねると溝を舐めてしまいそうです。接着剤を併用しての組み立てとなりそうな予感がします。樹脂パーツのバリ取りも必要そう。手を掛ける分、完成時の充実感はあるかもしれませんね。
>パブリカ→カローラ→コロナ
昭和のお父さんの典型のようなトヨタステップアップですね!
投稿: YUJI | 2014年1月12日 (日) 13時26分
こんにちは。
趣味ではないでしょうが、やらせの
『くぼきひろこが今度こそ……』
http://clicccar.com/2014/01/06/241260/
という動画があり、フロントバンパーにつけるラバーの左右の違いも言ってます。
(最後は、バンパーがヘアバンドになっちゃってますが。)
(すんません、くぼきひろこさま。)
投稿: K2E | 2014年1月13日 (月) 08時23分
K2Eさん、こんばんは。
ご紹介の動画、明るい内容で楽しいですね!この調子で100号まで楽しませてもらえるでしょうか。
ラバーの左右の見分け方を紹介しながらも、結構大切なネジの締め付け部分を早送りでサラッとやっているところに動画の軽いタッチを与え、センスの良さを感じました。
投稿: YUJI | 2014年1月13日 (月) 21時11分