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2015年10月12日 (月)

パーク&ライドを利用して日帰り南禅寺湯豆腐紀行

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昨日、10月の3連休の中日に妻と京都に遊びに行って参りました。紅葉で混む前に、湯豆腐を食べたいという企みです。

国際的観光都市である京都は愛知県から割と近く、十分に日帰りで楽しめる場所にあります。新幹線で行っても良いですが、必ずたくさん買い込むお土産や帰り道の事を考えると車で行くのが楽チン。しかし、いつも運転して京都市内に入り込み、ギッチギチの渋滞に巻き込まれ、駐車場探しに苦労するという事を繰り返してきました。今回は手前の大津に車を停めて、パーク&ライドの優待を利用して電車で京都市内に入って観光することにしました。混雑する市内は公共交通機関で、帰りは荷物の心配のない自家用車で帰るという、結構良いとこ取りに感じました。

私は銀行員であった父親の転勤のために、3歳から7歳という幼い頃に京都に住んでいました。初めの3年間は山科、最後の1年は下鴨。京都に住んでいる間、度々湯豆腐を食べに南禅寺を訪れました。父親の好物だったのでしょう。子供の頃は湯豆腐なんてちっとも美味しいと思わなかったのですが、大人になると湯豆腐の為に秋になると京都に行きたくなってしまっています。

今回は銀閣寺に行ってから哲学の道を歩いて南禅寺に向かうという計画です。銀閣寺へは開門の8時半に入って時間を有効に使うために、自宅の岡崎を朝の5時に出発します。その頃は強い雨が降っていましたが、西に向かうにつれて止み、涼しい秋の休日となりました。先月の9月20日に奈良の遊びに出掛けた時は夏装束のポロシャツ姿でも暑かったのですが、今日は薄手のセーターを羽織らないと寒さを感じます。急速に季節が移り替わっています。

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名神高速道路の大津インターから程近い、京阪の浜大津駅前の浜大津公共駐車場に車を入れ、通路を歩いていくとすぐに京阪浜大津駅に着きます。まだ7時半前です。

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浜大津駅から、京都市営地下鉄に乗り入れる電車に乗っていくと、20分程度で京都市内に入れます。京都市内に車で入るには、混雑する高速のインターチェンジ出口で待たされる上に、降りてから相当の距離を走る必要があります。それに休日は京都の中心部の駐車料金が非常に高い!平日行っている料金打ち止めが無い箇所が多いから、半日停めていたら大変な金額になります。

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今回利用した切符は、京都地下鉄京阪大津線1dayチケットというもの。1枚1,100円。駅の窓口でパーク&ライド利用と告げて駐車券を出すと、1日駐車券を500円で売ってくれます。電車への乗り換えを厭わなければ、時間的にも金銭的にも価値がありました。

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銀閣寺の近くには地下鉄駅は無いので、東山で降りて京都市営バスに乗り換えます。東山からは5番バスです。買った1日乗車券はバスには使用出来ませんが、普段通勤で利用しているTOICAとかmanaca等のICカードがそのまま利用できました。

但し、5番バスは京都駅から主要観光地を回るバスなので、非常に混雑しています。朝早いから乗れましたが、乗れなかったらタクシー利用も考えなければなりません。

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銀閣寺道のバス停で降り、しばらく歩くと、開門前の朝の掃除が済んだばかりの銀閣寺に、8時半過ぎに到着しました。混雑する世界遺産の銀閣寺も、朝一番は空いていて静かです。

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心落ち着く銀閣の様相。
初めて訪れた妻は「なんか思ってたより小さい・・・」確かにその通り。でも、敷地が広々としており、ドッシリと安定感のある金閣より、木立に覆われた中、かなり不安定な建築様式にて、何とも微妙なバランスの銀閣に魅力を感じるのは私だけではありますまい。教科書通りのこの角度がやっぱり一番美しい。

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もう1ケ月後なら、かなり紅葉が色づいて美しいことでしょう。今でもチラホラと楽しむことは出来ました。

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銀閣寺からは、哲学の道を通って南禅寺に向かいます。距離は2km少々です。
その内、約1.5kmは琵琶湖疎水に沿って延びる哲学の道を歩きます。日曜日ながら、午前中はあまり観光客がおらず、のんびり歩くことが出来ました。遊歩道には、かつて京都市電に使用されていた路盤の敷石が使われて歩きやすく整備されています。疎水には鯉が泳ぎ、カモが遊んでいます。ニジマスやニゴイの姿もありました。金木製の薫る川面に蜻蛉が羽ばたき、私の様な無粋な男も哲学的になれそうです。

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哲学の道では途中、何匹もの猫に出会います。美形の猫が多い。動物カメラマンの岩合さんの様に「いい子だね~」と言っても寄ってきてはくれませんが、お愛想で返事をしてくれました。

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ブラブラ歩いて1時間少々で南禅寺に到着。巨大な三門と伽藍に迎えられ、京都に来たということを実感します。他の街ではなかなか感じることのできない瞬間です。

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ご本尊の釈迦如来に参拝後、右手の水路閣を見物。
見事なレンガアーチの明治建築です。琵琶湖疎水と通すためとはいえ、臨済宗の大本山の境内にこんな巨大建築を付き通すという事に、明治の廃仏毀釈の時代背景を感じます。山門の前をぶった切るように作られているので、お坊さんは怒ったろうなあ。でも現在では十分に古びていて、南禅寺の美しい光景の一部に溶け込んでいます。

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方丈の枯山水の庭園。ここは京都に住んでいる頃、お客さんが訪れると父親が連れて行ってドヤ顔していたところです。京都に住んでいると、やたらとお客さんがやってきたものです。子供の頃は何が良いのか判らない枯山水でしたが、今では回廊に座ってゆったりと眺めているのが心地よくなっています。

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早朝から十分に歩いたから腹ペコです。お楽しみの湯豆腐です。
父親がよく連れて行ってくれたのは、境内にある奥丹という店でしたが、今回は門前の順正です。奥丹は趣がありますが、予約できないので、門の前の塀沿いに並ばなければなりません。しかしこの順正は公式ページから時間予約が出来ます。時間を指定して優先案内をするという緩やかな予約ながら、我々は指定時間の11時直前に到着してすぐに席に案内されました。

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ゆどうふコースは「花」3,090円、「月」4,110円の2種。その他、高価な会席料理やゆば料理、しゃぶしゃぶ等もあります。
お気楽に食するなら、ゆどうふコースで十分。高い方の「月」には、八寸と造りが付きます。妻はお刺身を食べないので、「花」にします。鍋の世話は仲居さんがしっかりとやってくれます。

またたく間にに全ての料理が出来立ての状態で並べられるスピーディーさに感心します。時間の制約がある旅行者にはありがたい素早さです。湯豆腐は豆腐自体が素晴らしい!大豆の香りが楽しめます。

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最初に頂く出来立ての豆乳の爽やかな味わい。この豆乳だけでも買っていきたいものですが、売っていません。新鮮じゃないとだめなのかもしれません。炊き合わせや他の料理も美味しい。

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白味噌の田楽。かなりしっかりとした豆腐です。

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野菜天麩羅。衣に塩味が付いていてそのまま食べられます。田楽、天麩羅は熱々です。

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ご飯は松茸入りの鯛めし。
全部頂いたら満腹です。

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「是非、お庭も見ていってください」という仲居さんの言葉を受けて、食後は広大な庭を見物。手入れが行き届いており、杉苔の緑が鮮やかです。池には多くの鯉が泳いでいます。食後に寛げる、何とも良い時間。

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1時間ほどで食事を終え、外に出ると空き待ちの方が大勢いました。まだ正午、早めに行動するのは効率的です。父親が生きていたら「順正なんて大衆的でダメだ!」なんて言っていたでしょうが、私にはとても快適で美味しくて大満足です。伝統の味を更に高めつつ、時代に合わせて顧客のニーズに応えています。また訪れたいと思います。

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南禅寺を出たら、蹴上のインクラインを眺めながら地下鉄蹴上駅まで歩き、三条京阪で降りて祇園を散策。本物の舞妓さんはいませんでしたが、舞妓体験のにわか舞妓さんが何人もおられ、華やかです。花嫁さんも見かけました。

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そのまま四条をぶらついてから新京極、寺町通、そして錦市場で京野菜や漬物、ぶぶ漬けうなぎ等買い、最後に京都大丸で買い物。大丸は名古屋の松坂屋と同一会社なので、買い物をすると松坂屋の外商カードを持っている私にはポイントが付くというおまけがあります。

地下鉄と京阪を乗り継いで浜大津駅に戻るとマイカーが待っているという便利さ。パーク&ライドは日帰り京都のパターンとなりそうです。渋滞や駐車場探しの時間が削減でき、メリットは大きいと思います。市内を歩きに歩いて21,000歩、約16km。アクティブカロリーは650キロ。Apple watchのデータです。

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今回、祇園で買いたかったのは「いづう」の鯖寿司。京都駅や大丸でも売っており、買ったことがありますが、一度本店に行きたかったのです。北王子廬山人が度々訪れたといういずう。祇園のど真ん中にあり、とても入りづらい雰囲気を醸し出しています。湯豆腐を食べたばかりで満腹なので、持ち帰り用のお寿司を買いに入ります。店内はとても気楽な感じで、お土産は気軽に買えました。

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鯖寿司一人前、2,430円。妻は食べないので一人前だけ。このお寿司も父親がよく買ってきた思い出の品です。
きれいな木版画のラベルは紅葉の秋バージョンです。駅で買って新幹線の中で食べると酸っぱい香りが周りの方に迷惑にならないかと心配になりますが、家で食べる分には安心です。

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大きな鯖の姿寿司(約2人前)だと切り分けてありませんが、一人前を買うとちゃんと食べやすく切ってありました。竹皮を剥くと、昆布で覆われた鯖寿司が出てきます。「昆布を取ってお召し上がりください」という注意書きが出てきました。

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昆布を取るときれいな鯖寿司が現れます。脂が乗っていて丁度良い酢加減。醤油を付けなくてもおいしい。一人前は相当なボリュームですが、あっと言う間に食べてしまいました。
包んである昆布を齧るのが楽しい。厚みのある真昆布で、これまた美味しいのです。

次回は祇園の本店で食べてみたいものです。なま物が苦手な妻が食べられるものもありそうでした。

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コメント

YUJIさん ご無沙汰しております。
秋の3連休、奥様と京都散策を楽しまれたご様子。楽しく拝見いたしました。私も実はその日、妻と京都(ただし、伏見と宇治の散策)に久しぶりに出かけておりました。伏見稲荷は、外国人観光客人気NO1らしく、海外の方で大変にぎわっておりました。また平等院の鳳凰堂の見学は150分待ちとテーマパークの人気アトラクションなみの待ち時間となっていました。
>パーク&ライド
もっと浸透して、京都市内の渋滞緩和にならないかと私も思います。
路線バスも時間がかかりすぎになるので

投稿: マーボウ | 2015年10月12日 (月) 22時43分

YUJIさんにおんぶされて楽しむ京の旅、”猫のスナップ”、湯豆腐、錦小路、楽しい疑似体験を有難うございました。        
  次のホリデーも楽しみにしてます。? 

猫・・内田先生の旅とノラへの・・・です。

投稿: honest | 2015年10月13日 (火) 01時18分

>マーボウさん、こんばんは。

秋は京都に行きたくなりますね!平等院150分待ちなんて状況になっているとは知りませんでした。いつも混雑する錦市場でも外国人観光客が多く、キャリーケース持ち込んだりしているので大変なことになっていました。まだまだ受け入れ態勢は整いませんね。

京都市内の道の混雑は半端無いので、公共交通機関利用が便利ですね。バス時間通りに来ませんし・・・。どこを掘っても遺跡だらけで、京都の地下鉄は刷毛で掘ったと言われるほど大変な工事だったので、これから急速な発達は望めませんね。


>honestさん、こんばんは。
このところ日帰りの遊び歩きをしておりますが、なかなか記事に出来なくてすみません。混雑するとは判っていますが、次の連休もどこかに行きたいと思います。

哲学の道の野良猫、有名なようで大人気でした。次は一眼レフ持って撮ります。

投稿: YUJI | 2015年10月13日 (火) 22時20分

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