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2016年1月31日 (日)

「マイ3Dプリンター」完成後の初出力は苦労の連続!

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デアゴスティーニのパーツ付き組み立てマガジン「マイ3Dプリンター」の話題です。

先週発売の最終号の55号にて、ハードとしての3Dプリンターは完成となりました。1年以上掛かりの工作は、組み立てガイドに沿って行えば難しいものではありません。しかしこれまでに作ってきた乗り物の模型などとは異なり、完成後に初めて能力を発揮するというシリーズのために、これからがスタートとも言えます。1分の1スケールの3Dプリンターの模型を作ったって事にならないよう、ちゃんと動作するものに仕上げないといけません。

今回、3Dプリンターを稼働実験を行いました。思った以上に3Dプリンターの運用にはノウハウが必要であることが理解できました。はっきり言って、苦労しています。シリーズ55号の間、殆ど3Dプリンターの事やモデリング等の勉強をしてこなかったことも原因ではあります。

3Dプリンターというハードウェアを動かすためには、ドライバーや出力ソフトが必要です。それらは、デアゴスティーニのマイ3Dプリンターの公式サポートページからダウンロードします。これまでに冊子内で紹介された3Dモデリングに使用するデータもダウンロードできます。

マイ3Dプリンター公式サポートページ
http://deagostini.jp/site/mtp/pretop/download/index.html

Idboxドライバーのインストールには、PC環境によってトラブルが生じる様です。私が使用している64ビットのWindows10では、ドライバーインストール時にエラーが出ました。スキップしたら問題なくインストール出来ましたが、今後修整が入るかもしれません。

出力ソフトのRepetier-idboxについては、不具合があったために調整中との事。今日現在にてダウンロードのリンクが一旦外されています。とりあえず先週までアップされていたRepetier-idboxでも出力出来ましたが、修正版がアップされたら再インストールしてみたいと思います。現在ではWindows10では動作の検証対象外とのこと。現在発売されているパソコンで問題なく動作するよう、早く対応して頂きたいものです。

また、マイ3Dプリンター公式サポートページで紹介されているテンプレート素材の3Dデータの内、123D Design用の.123dx拡張子のデータは、Windows10のEdgeかIEを使用してダウンロードすると.zipデータとして落ちてくるので、123D Designで読むことが出来ません。.123dx拡張子のデータの中身は圧縮zipデータなので、自動的に勝手に拡張子を変えて保存されるのかと思います。ダウンロード後、ファイル拡張子.zipから.123dxに無理やりリネームすれば使用できました。FireFoxかChromeならば問題なく.123dxでダウンロードできます。私は最初訳が判らず、理解するのに時間を要しました。

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また、カズキさんからの情報にて、Repetier-idboxの初期設定で3DプリンターのCOMポートがCOM1になっていることを伺っていました。私のPC環境では3DプリンターはCOM3に接続されていたため、まずRepetier-idboxのプリンター設定でCOMポートをCOM3に変更しないと接続出来ませんでした。55号に付属していた「Repetier-idboxの使い方」という冊子にその旨書かれていましたが、そんなのソフトウェアで最初から自動認識させろよと思います。現在の接続ポートの確認には、デバイスマネージャーを使用しました。

ソフトをインストールしてから、55号の指示に沿って動作確認とホットエンドの増し締め、ノズルと造形テーブルの隙間調整です。調整に小一時間要します。

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54号のベーシック講座で紹介されているタブレットケースから試しに出力してみます。動き始めるのは感動!しかし最初はなかなか造形テーブルにフィラメントが張り付いてくれません。剥がれてヘッドに絡みついてしまいます。ヘッドを掃除して再チャレンジです。

掃除するにもヘッドは熱い!危うく火傷するとことでした。

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読者プレゼントのフィラメントはスプール(糸巻き)に巻かれていないので、取り回しが面倒です。本体背面のスプールホルダーに直接引っ掛けておくと、だんだん引っ張られていきます。放置しておくと途中からフィラメントが折れてしまいました。最初からやり直しです。

フィラメントの巻きの状態に余裕を持たせるように、たまに緩めておかなければなりません。これが面倒。スプール付きのフィラメントを購入した方が良さそうです。

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1時間半程掛けて、タブレットケースが出力完了です。3Dプリンターって、想像以上に出力に時間が掛かるものだと思いました。

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出力始めの個所が少し歪んでいるような気がしますが、内側から見ると問題なく出来ています。idboxのロゴがきれいに出ています。

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上は途中でフィラメントが折れてしまった失敗作。
完成品は、かなり硬度が高くしっかりしています。

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フリスク買って来て、蓋の部分を交換してみたいものです。

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123D Designのギャラリーにあった高さ22mmの小さなR2D2も出力して見ましたが、細かい部分が保護材で埋もれてしまい、あまりきれいに出力されませんでした。底部に凹凸が多いと上手く出ないようです。3Dプリンターの特性を理解してデータを使用しないといけないようです。

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さて、フィラメントをホワイトに交換して、ロビの頭部を出力します。サポートページの52号のデータを使用します。

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初期設定の正対した位置では接地面が小さすぎてフィラメントが貼り付かないので、横倒しにして出力します。

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積層を初期設定の0.1mmから0.2mmに変更し、サポート材なし、スカートあり、ラフトなしにてGコード作成して出力。まずは荒い設定にして試し、出力時間を節約しようという算段です。それでも印刷予想時間は2時間20分程度。

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実際には2時間30分以上掛かって出力完了。積層を0.1mmから0.2mmに変更したので、かなり側面がガタガタしています。

仕上げのやすり掛けを考慮すると、形状によってはこのくらいの粗さでもいいのではないかと思います。

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しかし、造形テーブルの接地面は表面が荒れてしまいます。
カズキさんは、ロビの頭部を左右に分割して出力後に接着されていましたが、それが正解ではないかと思います。

接地面が平らな方がうまく張り付いて出力できます。上部のオーバーハングした部分はどうしてもきれいに出せません。特性を考えた出力方法が必要の様です。

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本物のロビと比べるとこんな大きさです。プラモのロビくらいの大きさはありそうです。52~55号の全てのロビのデータを出力して組み立てるとロビが出来上がるわけです。出力にかなりの時間を要しますし、後のやすり掛けにも手間を掛けねばなりませんが、長い線状のフィラメントがこうした造形物に変化していくのはちょっとした感動です。

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この写真は3Dプリンター出力のイメージ図。こんな向きではフィラメントが造形テーブルに貼り付かないので出力出来ません。

読者プレゼントの2つのフィラメントはすぐに使い果たしてしまいそうです。きちんとスプールの付いたフィラメントを購入する必要ありです。パラパラとプリンターの後部で暴れるフィラメントの取り回しはかなり面倒。スプール付きなら始終世話しなくても出力し続けてくれるでしょうか。

前回はこちら
「マイ3Dプリンター」54,55号 最終号ながら、ソフト配信されていないので完成はお預け

次回はこちら
「マイ3Dプリンター」56、57号 プリント実践編のフィラメントはちょびっとサイズ

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コメント

私もロビの頭部を最初そのままプリントしたのですがサポート材の定着に失敗したので置き方を変えてやり直しました。
横向きにすれば分割せずに済みますね。
何となく上面の方がきれいにプリントできるような気がして顔を上にしたのですが側面でも結構きれいにプリントできるようですね。
頭は真ん中で前後に分割したのですが底面が少し高くなったり接着面が完全な平らでないため少し隙間があき完全に元の形は復元できませんでした。
そこで昨日はマフラーと首のパーツを上下に分割する際に0.5mmほど間をあけるように両方低くしてみました。
結果はまずまずのようです。
私は積層ピッチは初期設定の0.1mmでやっていますが0.2mmでも大丈夫そうですね。(胴体はあまり細かくないので0.2mmでやってみようかと思っています)
プリント時間もそうですがフィラメントの節約にもなりますよね(たぶん)
おかげでまだ半分しか終わってないのにオマケの白がなくなりそうなのでアマゾンで発注しました。
同じPLAでも値段がかなり違いますがケチって一番安いのを買ってみました。

投稿: カズキ | 2016年2月 1日 (月) 08時00分

こんにちは
完成おめでとうございます。

私はidboxを使用したことが無いのですが、
写真を拝見する限り
良い精度出ているようですね♪

投稿: ばーちゃわーるど | 2016年2月 1日 (月) 10時18分

>カズキさん、こんばんは。

上面はきれいに出力できますね。横向きの場合、耳のパーツの模様まで気きれいに出ました。出力に時間が掛かる上に、フィラメントの送り出しが必要なので、スプールに巻かれたフィラメントを使いたいものです。順調に動いていたら、しばらくプリンターに任せて置ければよいのですが。

私はロビのパーツの出力は休日にしか出来そうにありません。いつになったら出来上がるか判りませんが、頑張ります。


>ばーちゃわーるどさん、こんばんは。

部屋が寒いと造形テーブルに貼り付きにくくて苦労しました。3Dプリンターの仕組みを始めて知った次第です。

早速、ばーちゃわーるどさんのところの世界遺産のデータを頂きました。無料のものばかりですみません。出力して楽しんでみます。

投稿: YUJI | 2016年2月 1日 (月) 21時53分

Y軸のリミットスイッチが壊れていたのでサポートセンターに電話したのですが朝から昼までかけ続けたのですが全くつながりませんでした。
仕方ないのでリミットスイッチを調べると部品がグラグラしていました。全部ハンダを盛り直したら直りました。
私の部品だけならいいのですが他にハンダ付け不良があるかも知れませんので気を付けた方がいいかも知れません。(デアゴ製と思われる基板はこのリミットスイッチだけですが)

しかしサポートセンター、電話が殺到しているのでしょうね。

投稿: カズキ | 2016年2月 1日 (月) 22時22分

カズキさん、おはようございます。
完成したものの動かない状態の方もおられるでしょうし、Repetier-idboxは調整中ですし、ドライバーインストールでトラブルがありますし、問題山積ですね。1年以上掛けて3Dプリンターの模型を作ったわけじゃないので、デアゴスティーニさんは動作するまでサポートして欲しいと思います。

リミットスイッチ、要注意ですね。私のもチェックしてみます。

投稿: YUJI | 2016年2月 2日 (火) 05時57分

> 私のもチェックしてみます。
原点戻れば問題ないと思います。

フィラメンと届きました。一緒にアマゾンに頼んだニトムズのテープはがしカッター割と優れものです。
ビルドタックに貼り付いた造形物をはがすのに苦労していましたがコツをつかめればコレで簡単にはがせます。
オマケの白のフィラメントを使い切ったところで造形が少しいびつになったのでシャフトプーリーのイモネジを調べた所、数か所ゆるんでいました。
モータープーリーはメンテナンスしにくいですね。そのまま六角レンチが使えるようもうちょっと工夫してくれればよかったのですが。


投稿: カズキ | 2016年2月 2日 (火) 08時43分

実践編の56号にフィラメント用ボビンが付くようですね。
アマゾンで購入したフィラメントはスプール付きで1Kgのものですがプリンターのエクストルーダーの押し出しだけで問題なく巻きとれるようです。
ただ問題は色でオマケはアイボリーっぽいりですが購入したのは真っ白で組み合わせると少し変です。

投稿: カズキ | 2016年2月 2日 (火) 16時42分

>実践編の56号にフィラメント用ボビンが付くようですね。

カズキさん、情報ありがとうございます!これで手動送り出しから解放されるかもしれません。

スプール付きのフィラメント、やっぱり欲しいです。平日にフィラメント送り出ししている時間が無いので・・・。

各所のネジの増し締めが常に必要そうですね。まだまだ道具としては不完全ですが、自分で組み立てたものなので構造が判っているという強みはあります。

投稿: YUJI | 2016年2月 2日 (火) 21時30分

一応全部プリントして組み立ててみました。(URL)
胴体は最初積層0.2mmで少しやってみたのですがイマイチだったので0.1mmでやっています。
横に寝かしてプリントしたので底面がグタグタになりました。頭のように前後に分割して接着すべきだったと思います。
全体にはめ込み部がきつくてそのままでははめこむ事ができません。
突起部をかなり削る必要があります。
無理矢理はめこもうとすると簡単に折れてしまいます。
組み立てるようにデータが設計されていないと思います。

投稿: カズキ | 2016年2月 3日 (水) 22時45分

書き忘れましたが先日接合部は0.5mm程度データを削った方がいいといいましたがラフトを出力しなればそのまま分割しただけでもよさそうです。

投稿: カズキ | 2016年2月 3日 (水) 22時54分

カズキさん、ロビ完成おめでとうございます。
フィラメントの色の違いが、雑妙なコントラストになっていますね。多大な時間が掛かったことかと存じます。

3Dプリンターの特性を理解した出力、組み立て時には予想していませんでした。このシリーズは、まだに完成後がスタートですね。

投稿: YUJI | 2016年2月 4日 (木) 05時56分

つくずく、手を出さないで良かったと思います。 今膝の上にいるJuneを容易にデータ化できる日を待ちます。 余命  ?

投稿: honest | 2016年2月 4日 (木) 19時24分

honestさん、こんばんは。

完成しましたが、今週は忙しくて自宅に寝に帰るような感じで、全然稼働できません。でも、何か作りたいという気持ち、久しぶりに帰ってきました。

投稿: YUJI | 2016年2月 4日 (木) 21時23分

PS  June、百閒先生の”のら”捜しのチラシ、今は完全に理解できます。

投稿: honest | 2016年2月 4日 (木) 21時26分

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