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2016年1月23日 (土)

TVCMがしつこいから結局買っちゃうアシェット「甦る古の時計改訂版」創刊号

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今日はやけに冷え込む土曜日でした。夕方になってから、愛知県の岡崎市では冷たい雨が降ってきています。明日は雪になるかもしれません。

外出ついでに、アシェットから発売となった「甦る古(いにしえ)の時計」の改訂版の創刊号を買ってきました。今回は買うつもりはなかったのですが、とにかくテレビを点けるとCMがしつこく流れてきます。余程儲かるんだなあこのシリーズ、と感心します。TVCMに影響され、書店に行ったら手に取ってしまいました。創刊号は799円(税込)です。

公式ページ
http://www.oldtokei.jp/home.html

毎号、マガジンにアンティークを模したオリジナルの懐中時計が付属するシリーズにて、以前刊行されていた時には全120号の予定が延長され、150号になって終了したようです。

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我々中年の世代だと、時計って雑誌のおまけに付くような安いものではないという感覚があると思います。でも実際には、安く作ろうと思えば十分に出来てしまうのでしょう。書店の店頭でおまけの時計を見ていると、お得な気がします。

実際、創刊号はお買い得価格にして読者を掴まねばなりません。799円で時計が買えるなら安いもの。でも私は2号以降を買ったりしないので、アシェットとしては困った読者なのでしょう。2号以降は1,999円(税込)となります。

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開封します。
懐中時計一つとマガジンが入っています。マガジンはアシェットの特色の、ジャンルごとにまとめてバインダーに綴じる方式です。箱から剥がすとページがバラバラに別れてしまいます。

30号まで定期購読すると、ケースと機械式の懐中時計がもらえるとの事。冊子内には全号数が書かれていませんでしたが、公式ページを見ると全120号の予定であるようです。終了したら、前回の様に延長するかもしれません。隔週刊なので、もし150号まで購読したら、掛かった費用は30万円程度になります。期間は6年!
それだけ出すならば、ある程度良い時計が買えそうなので、それを一つ買った方が良さそう、なんて言われそうですけれど、それはコレクション趣味を理解していない考えなのかと思います。

長く購読を続けていると、初期の号の時計は確実に電池が切れているでしょう。時計の管理だけで大変だろうと思います。こういった安物のクオーツは壊れやすいので、たとえ電池交換したとしてもシリーズ終了後にいくつ稼働しているでしょうか。たくさんの時計の管理って大変なのです。一つ一つ価値が高ければ良いのですけれど、雑誌のおまけにどれだけ長期間、情熱を掛けられるかが問題でしょう。

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さて、創刊号付属の時計は「ナポレオン」1894年型とのことです。ビロードを模したようなケースに入っていて、一見宝飾品のようです。

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実際に全く同じ型の時計が17世紀に作られていたわけでは無いようですが、蓋を開けなくても時間が判るように窓が空いている仕様というのはナポレオン一世の考案との事。馬上で時刻を見るのに蓋を開けるのが面倒で、ナイフで蓋の中央部に穴を穿っていたそうです。それでは蓋の意味があるのか判りません。後に穴にガラスをはめ込むようになったのでしょう。

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アンティーク調の装飾が施されており、実際に手に取るまではとても799円の雑誌のおまけには見えません。

最初は竜頭を引いて針を停めた状態です。開封後に竜頭を回して時刻を合わせ、押し込んで動作させる必要があります。

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ケースの裏側です。
ちょっときれいすぎるので、スミ入れすると雰囲気が良くなるかもしれません。

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ケースの表と裏の中央部には保護シートが貼られています。特に小窓の部分は保護シートを剥がさないとくっきりと文字盤が見えません。

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竜頭の中央部を押すと「チャカッ」と蓋が開いて文字盤の全体が見えます。蓋を開ける時の感触が楽しい。必要も無いのにチャカチャカ遊んでしまいます。ダイヤルは大きなローマ数字の表記にて、時刻は読み取り易い。しかし竜頭と針の連動がイマイチで、時刻を合わせるのに苦労します。一旦合わせても竜頭を押し込んだら針がずれてしまうのです。典型的な安物の機械の感触です。こういった時計は壊れやすいものです。

ムーブメントはスイス製のクオーツとの事。ムーブメントが小さすぎて、この大柄なケースに合わないのでしょう。ケースを手に取った感触は良いのですが、竜頭を操作するとガッカリします。

何か物足りないなあ、と思ったら、文字盤のブランド名が入っているであろう箇所は空欄になっています。モデルとなった時計の本物がどんなものなのか知りたくなります。

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冊子には電池交換の方法について書かれていませんでしたが、公式ページにはちゃんと記載がありました。裏蓋を取り外して交換するとの事です。
買ったばかりにて電池交換の必要はありませんが、とりあえず裏蓋を外して内部を見てみたいものです。裏蓋の取り外しには、この画像にあるような「コジアケ」という時計用具が必要です。先の細いプラスドライバーでも開けられないことは無いでしょうが、時計のケースに傷が付いてしまいます。

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ケースを外すためにコジアケを入れる箇所は、時計の3時部分辺りにありました。公式ページでは4時から5時の位置が示されていましたので、配布される時計によって位置が異なるのかもしれません。

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正確な位置にコジアケを入れると、裏蓋はパッカンと外れます。大きなケースの中央部に小さなクオーツムーブメントがあり、巨大なスペーサーが周囲を覆っています。

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スペーサーを丁寧に外します。無理をすると針が外れて面倒なことになります。針が外れてしまったら、ムーブメントから伸びる巻真を抜いて、文字盤をケースから外さなければなりません。電池交換する時など、蓋を外したらできるだけ振動を加えない慎重な作業が必要です。

何とも可愛いムーブメント。そして竜頭から伸びる巻真の長いこと!これじゃ長く不正確なマジックハンドを介して針を動かしているようなもの。正確に時刻を合わせるのが難しいのも無理はありません。

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電池はSR626SW。普通に安価に手に入るボタン電池です。amazonでも安く買えます。
ムーブメントはスイスのETA製でした。安物ではありますが、スウォッチと同じムーブメントと思えば、そんなに悪くないでしょう。ムーブメントはダイヤル裏面に固定されており、交換や流用は困難です。

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内部を確認したら、再びスペーサーを入れて裏蓋をはめ込んで復元します。チェーンを付ければ十分に実用に耐える時計です。チェーンはシリーズに付属していません。ちゃんとした専用品を買えば多分、時計よりも高くつくでしょう。チェーンが無ければ紐でもOKです。

同じ様な安物時計がいくつもあっても世話が大変なので、私は創刊号だけで終了です。でも2号付属の「モレスク」という時計はちょっと格好良いと思ってしまう。来週、書店で実物を見て満足することにします。

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コメント

yujiさん こんばんは お寒いですね!
古の時計改訂版、購入されたのですね。
書店で、デアゴのSWとともに平積みにされていましたので私も購入してしましました。
妻は、その横にあったディズニーシアターの創刊号を購入してましたたので購読開始するかも??です。
最近のデアゴはドライバー1本で組立可能を武器に女性読者の獲得に力をいれているような気がします。話は変わりますが
ヤフーの検索エンジンでは、YUJIさんの過去ログの、北斗七星の懐中時計の記事にもヒットしていました。なつかしい・・・

投稿: マーボウ | 2016年1月23日 (土) 21時58分

マーボウさん、こんばんは。

この創刊号の時計、手にすると重量感があって心地よいですね!持ち歩くにはちょっと重いですけれど、ちゃんとチェーンを付けてやりたいものだと思います。2号のが小振りだったら買ってしまいそうです。

ディズニーシアターの創刊号、安くてシンデレラ付いててお得ですね!全100号なので2年の長丁場ですが、冊子の記事も楽しそうなので奥様きっと楽しまれることと存じます。

北斗星の懐中時計、そういえばありましたね。また電池が無くなったのか、妻がどこかにしまい込んで失くしてしまったのか出てきません。あれは小振りで使いやすかったです。思い出してくださってありがとうございます。探してもらっていますが・・・あまり期待できません。

投稿: YUJI | 2016年1月23日 (土) 22時34分

アシェットの終わりが見えない旅が始まりましたね。国産名車300号までいくそうですね。 隔週刊なので今度のシリーズ、私の場合90数歳までつきあわなくてはなりませんのであきらめます。

投稿: honest | 2016年1月24日 (日) 18時58分

honestさん、こんばんは。

いよいよゴールかと思ったら、更に延長されるのは大変ですね。国産名車300号ですか!名車じゃない迷車を加えてもネタが尽きそうですね。と思ったら、海外の車まで拡がっていましたね。

投稿: YUJI | 2016年1月24日 (日) 20時42分

yujiさん、こんにちは

創刊号、私も入手しましたが、機械式時計でないことと、本?の方の写真と外側の色があまりに違いすぎて、がっかりしました。また、塗料を塗ったような感じで妙に光っているため、細かい紙ヤスリで、模様の凸部分の塗料をとって、銅色に黒い墨みたいな模様が入っている形にしました。

なお、今回のものは改訂版だそうですが、その前のものは150号から更に2回延長されて、210号まで発売されたそうです。

yujiさんの分解写真を見ると、これ、腕時計用のムーブメントを使用しているのですね。それにしても、これ、電池式時計ですので、おそらく、1年か2年したら、電池が無くなってしまって、電池交換をしなければならないのでしょうね。

投稿: matsumo | 2016年1月25日 (月) 21時05分

matsumoさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

アンティーク調に仕上げようと頑張っている様子は伝わってきますけれど、仰る通りクオーツなので電池切れは仕方ありませんね。市販の安い電池なので簡単に入手は出来ます。でも増えてくると時計の世話が大変です。

前回は210号ですか!そんなにたくさん時計があったら毎日どれか停まっていそうですね。

投稿: YUJI | 2016年1月26日 (火) 06時08分

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