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2016年2月20日 (土)

「マイ3Dプリンター」小さなロビ作るのは大変だ!

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デアゴスティーニのパーツ付き組み立てマガジン「マイ3Dプリンター」の話題です。

このシリーズで組み立てた3Dプリンター「idbox!」で出力したパーツで小さなロビを組み立てています。デアゴスティーニのサポートのサイトにあるデータを出力して組みあげただけではありますが、相当に時間と労力を要する作業です。とりあえず全パーツを仮組みしましたが、満足な仕上がりにはまだ遠いでしょう。

デアゴスティーニで紹介されているロビの3Dデータは、読者にモデリングのプロセスを解説しながらのものなので、作製には苦労したことでしょう。パーツのバランスは、ほぼ本物のロビに近いものになっています。しかし、画面の中で組みあげるのは問題ないものの、出力データの組み付けは上手くいきません。パーツの形状が、組み立てに対応していないからです。造形したパーツを相当に削って加工しないと組み合わせることは出来ません。

ロビの色合いが変なのは、手持ちのフィラメントを使用したからです。本来なら手足の黄色いパーツは黒いフィラメントで、マフラーはスカイブルーで出力すべきでしょう。

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でもまあ、何とかロビに見えるものになってきました。全身で大小26個ものパーツから成っています。造形テーブルに接している部分は表面が荒れているので、もっと研磨した方が良いでしょう。

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後ろ姿です。

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各関節は一応動かせるので、ロビにポーズをとらせることが出来ます。しかしヘッドパーツ、マフラーはそれぞれ一体成型なので、首は左右に振ることしか出来ません。

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右から本物のロビ、3Dプリンターロビ、ガチャロビ、創刊号の付属ロビです。
3Dプリンターロビの身長は17cm程度。本物のロビの約2分の1のサイズです。私は持っていませんが、プラモデルのロビと同じくらいのサイズでしょう。でも小さなロビが欲しいのならば、たとえ3Dプリンターを持っていても、プラモデルのロビを購入した方が良いことは明白です。3Dプリンターロビじは時間と労力がとてつもなく掛かります。他の手段で入手できないものを3Dプリンターで作成するほうが建設的です。

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手足の関節部分の可動範囲は本物のロビより広いので、ありえないポーズをとらせて遊ぶことも出来ます。でも胴体と腕部分は差し込まれているだけなので、気を付けないとすぐに抜けます。

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このガラクタは、全て出力ミスしたものです。それぞれ失敗の原因を追究し、考えることによって克服していかなくてはいけません。

私のスキル不足から、かなり粗い出来となっています。でも、3Dプリンターの使用方法や特性をマスターするのに非常に役立ちました。

56号からのプリント実践編には3Dプリンター使用においてのテクニックが書かれています。しかし毎号非常に小出しなので、実際の出力時にマスターする方が速いかもしれません。

だんだん造形がまともに出来る様になっていくために、今のところ気付いたのは以下の項目です。本編やプリント実践編に書かれていることとかなりダブってはいます。

・一度に複数パーツを出力しようと欲張らず、一つずつ出力する。
・動作中に水平で、3Dプリンター本体が滑って動かない場所に設置する。
・各所のパーツのゆるみを確認して、ネジを増し締めする。特にベルトが緩んでいると造形がずれるので、ピンと張った状態にする。
・造形テーブルとノズルとのクリアランスは、バカにせずにちゃんと調整する。
・読者プレゼントのフィラメント等のPLA素材の場合は、ヘッドのファン部分に差し込まれている風ストップを外しておく。
・造形テーブルにはフィラメント出力部分にマスキングテープを貼り、ヘアスプレーを吹き付ける。乾燥する直前に印刷開始する、
・ホットエンドの温度は、造形テーブルにフィラメントが貼りつくまでは230℃、それから徐々に200~190℃まで下げていく。
・ヘッド部分は常にきれいにしておく。隙間から溶けたフィラメントが漏れないよう、ノズルは熱した状態で必ず増し締めしておく。

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各部の研磨は面倒臭いのでこれでやめちゃうかもしれませんが、この頭部は作り直したいものです。これは最初期に積層0.2mmにしてパーツを横倒しにして試し出力したものをそのまま使用しています。ヘッド温度は230℃固定のために表面が荒れていますし、ヘッドの汚れからくるタレや汚れ、ベルトの緩みからくる積層のずれが見られます。温度の調整くらい、ソフトウェア上で自動でやって欲しいものですが、3Dプリンターというデバイス自体、まだその段階まで到達していないのかと思います。

ただ、この一体成型のヘッド部分は、このままでは3Dプリンターで出力するのは困難です。正対した状態では底部のラフトがうまく貼りつきません。元データの加工など、テクニックが要ると思われます。今回はこれで一旦キリを付けますが、時間をおいて再挑戦となります。

前回はこちら
「マイ3Dプリンター」56、57号 プリント実践編のフィラメントはちょびっとサイズ

次回はこちら
「マイ3Dプリンター」57、58号 付属フィラメントはオプション買ってもらうための体験版

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コメント

第一作目として素晴らしい出来だと思います。
頭部以外は0.1mmピッチなのでしようか。
ワタシも結構失敗出力があります。
最初どれくらいの力をかけると折れるか分からなかったので結構折っています。
特に股関節のパーツは肉厚が薄いので分かっていても折ってしまいます。もう少しデータ肉厚にしないといけないですね。

フィラメントを安いのに変えてからどうも出来がイマイチです。
温度設定や送り出しの設定があっていないのかも知れません。
私は全然パラメータの調整をやっていないのでがエクストルーダー
アームのテンション(スプリングの位置)も出力品質に影響するようてです。一段階強めたら少しきれいに出力されるようになりました。

最近時間がなくて触れていませんが今度はロビの縮尺をオマケのフィギアくらいの大きさにして出力してみようかと思っています。
このサイズだとパーツをハメコミ式にするのは無理でしょうから隙間がないようにデータを修正する必要があると思います。

投稿: カズキ | 2016年2月21日 (日) 08時47分

カズキさん、こんにちは。

平日は殆ど進行できないこともあり、時間を掛けたのにこの程度にてお恥ずかしい限りです。

>頭部以外は0.1mmピッチなのでしようか。

結局、そうなりました。フィラメントをスプールに巻けば、適度な監視だけで放置できましたので。ロビは細かい部分が多いので、ピッチが細かい方がきれいに仕上がりますね。

ヘッドの温度を下げると側面がきれいになってきました。230℃固定の時に無い光沢が出てきました。でもフィラメントによって設定が異なるので難しいです。私の方は送り出しは今のところ問題ありませんが、継続使用していると今後調整が必要かと思います。エクストルーダー アームのテンション、全くノーマークでした。参考にさせて頂きます。

ロビの完成品のデータをそのまま縮小しても、サポート材がうまく出ませんね。結局、3Dデータを加工して下部をドッシリと、そして後で簡単に切断できるような工夫が要りますね。今のところ出来合いのデータを出力して楽しんでいますが、やっぱりモデリングテクニックは必須ですね。サボっていたので苦労しそうです・・・。

投稿: YUJI | 2016年2月21日 (日) 11時03分

初めまして!
マイ3Dプリンターを作り、COMポートに悩み、縮小版でサポート材が作られないといった同じような経験をされている記事を面白く拝見させていただきました。

私自身も、プリンター本体の作成ばかりが楽しみでモデリングを飛ばしていたので、「ロビの頭を2分割」のようなことすらできません…泣

またちょくちょく読ませていただきますね♪
モデリング、お互いに頑張りましょう!!(笑)

投稿: にせモン | 2016年3月 3日 (木) 23時52分

にせモンさん、コメントありがとうございます。今後もよろしくお願いします。

シリーズで紹介されているデザリングソフトの操作自体は難しくありませんから、トライしてみてください。既存のデータの加工から入ると良いですよ。

最初からのモデリングは発想力とセンスが必要なので、私は優れた方のデータを活用させて頂いています。

投稿: YUJI | 2016年3月 6日 (日) 22時09分

初めまして、ビトム株式会社の秋原と申します。(HP:http://bitom.co.jp/)
デスクトップ3Dプリンタをより簡単に使えるようにするWebプラットフォームFabbopを開発しています!
この度、ぜひともFabbopをご試験いただきたく思い、ご連絡させていただきました。

【Fabbop(ふぁぼっぷ)とは?】
弊社のキットFabbop Castを3Dプリンタに接続すると、3Dプリンタがネットワークに繋がり、ブラウザ経由でスライス設定無しにプリントすることができます。
クリエーターやDIYなど、ものづくりをする方々とのコラボレーションにより、3Dプリンタを使ったものづくり体験などをウェブ上に集めていき、3Dプリンタの「使いやすさと」「使い方」を発信していくプラットフォームになることを目指しています。

現在、クローズドβ版として、ユーザーテストを行っております。3Dプリンタの個人ユーザー様、大学施設、Fab施設、プロダクトデザイン事務所等、様々な方にご利用を頂いております。もし宜しければ、弊社のFabbop Castを御提供いたしますので、テストユーザーになって頂けないでしょうか?(無料です)
もしご興味をお持ちになっていただけましたらご連絡いただければと思います。

御検討頂ければ幸いです。
突然の御連絡、大変恐縮でございますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

ご連絡いただきたいメールアドレス:akihara@bitom.co.jp
サービス紹介動画:https://youtu.be/lrsSL2aIvQQ
サービスLP:http://bitom.co.jp/release/

投稿: 株式会社Bitom 秋原 | 2016年3月29日 (火) 20時57分

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