週刊バック・トゥ・ザ・フューチャーデロリアン第22号、第23号 MMビスの破損に注意!
デアゴスティーニの週刊バック・トゥ・ザ・フューチャーデロリアンの話題です。通常通り7月9日の日曜日の午後に22号と23号が到着しました。
2冊ともペラペラで軽いパッケージです。エンジンの小さなディティールパーツばかりが続いているからです。チマチマと小さなパーツを取り付ける作業は結構楽しいものです。しかし今回、少し力を込めて締めただけでビスの頭が割れてしまいました。予備のビスを加工して作業を乗り切りましたが、同様の苦労をしている読者が多いのではと予測します。私はビス自体の強度不足が原因と思います。パーツ不良の対策を取って頂きたく思いました。
まず22号から開封します。
ビスを除き、樹脂製の軽い小さなパーツばかりです。ビスの内、シリーズ中で今回初めて付属してきたMMビスに問題がありました
今回の作業は、前回に引き続きエンジンのディティールパーツの取り付けです。作業後にはエンジンが更にゴチャゴチャとして機械らしくなってきます。
樹脂の小パーツは塗装の品質にムラがあるように思えます。エンジンブロックの丁寧な塗装に比べて、少々剥げているところも散見されます。まあ取り付けてしまえばそんなに目立つものでもないので、そのまま作業を続けます。
組み立て中のエンジンパーツやドライバーを用意します。インジェクションパイプの取り付けの際に、ピンセットを使用した方が作業が楽になります。シリーズ付属のものでも、無いよりあった方が良いと思います。
エンジン部品を組み立てていきます。
冊子の解説ではパーツの写真では無くて3D風に描画された画像を使用しているので、実際のパーツよりも大きく見えます。拡大版ともいえる解説画像を参考にして、小さなパーツを組み合わせていきます。
最初のステップにて取り付けるパーツの固定にはMMビスを使用します。エンジンブロックの金属パーツにネジ山を切りながらねじ込んでいくために、少々力を込める必要があります。
しかしこのMMビス、ビスの頭部分が薄過ぎて、金属パーツにネジ穴を切りながらねじ込んでいく力に耐えられません。奥までもう少しのところでネジ頭が割れてしまいました。
ネジ山を切るタップを使用するにも、残念ながらこのMMビス1.5mmのサイズのタップは私の手元にありません。
ドライバーで少々力を込めたらネジ頭が割れてしまうようなビスは、この個所に使用するものではありません。このMMパーツは不適品であると思います。
しかしあと少しのところまでねじ込んで割れてしまったビスの取り外しには苦労します。どうしても抜けない方は、このままパーツを接着して済ませても良いかもしれません。そんなに応力のかかる部分では無いからです。
パーツを傷つけないように気を付けながら、ラジオペンチを使用して壊れたビスを取り除きました。相当力を込めてビスの軸を掴んで回さないと取り外すことが出来ませんでした。
MMビスは、今回予備が1本あります。ビスを短く切断して取り付けることにしました。ニッパーを使用して、少々ビスの先端を切断します。
短いビスでも十分に今回のパーツの固定が出来ます。少しきつく締めるとまたビスが壊れそうなので、慎重にねじ込みます。今回の作業のポイントは、このMMビスのねじ込みであると思います。
ネジ頭の飛び出しを少なくするために薄いMMビスを使用するのでしょうが、エンジン部分全体で黒いネジ頭だらけなのだから、細かいことを気にせずに頑丈なビスに代えた方が良さそうです。もし予備のMMビスも破損してしまったら、予備でたくさん余っているビスの中で、使えそうなBMビス辺りを代替に出来そうです。
エンジンにサーモスタットのパーツを取り付けます。ここは頑丈なAPビスなので壊れる心配はありません。
スロットコントロールユニットを組み立てます。
スロットルコントロールユニットをエンジンに取り付けます。
ミクスチャーコントロールユニットをヒューエルディストリビューターに取り付けます。
更にパーツを組み合わせていきます。
ヒューエルディストリビューターの6個の穴に、ホローボルトを取り付けます。
冊子の解説ではエンジンに取り付けた後の作業になっていますが、この時点で取り付けておいた方が良いと思います。小さなパーツながら、ちょっと力を入れて押し込むことになるからです。
エンジンブロックに取り付けます。
6本のインジェクションパイプを取り付けます。
インジェクションパイプは3種類の長さのものが2本ずつ、計6本あります。しかし私の手元に届いたものは、短い方の4本の長さの違いが微妙です。正確に2本ずつ長さが合わせてあるわけではありません。パイプの長さには余裕があるので、そんなに気にする必要は無いのでしょう。
インジェクションパイプの取り付けにはピンセットが便利です。私は手持ちのちゃんとしたピンセットを使用していますが、シリーズ付属のものでも大丈夫です。
インジェクションパイプは接着しないとすぐに抜けてしまいます。後でリカバリーが出来る様、水性のアクアリンカーを使いました。この便利な接着剤、現在売っていないのが残念です。
6本のインジェクションパイプを取り付けました。少々長すぎるかもしれませんが不自然なほどではありません。
続いて23号を開封します。
23号のパーツもエンジンのディティールパーツです。2号分合わせても掌に載るくらいの量しかありません。
今回の作業は、オルタネーター、エンジンレベルゲージの取り付け等です。22号の様にビスが壊れてしまうという事も無いので、すぐに終わります。
エンジンにマフラーアッパーブラケットを取り付けます。
オルタネーターを組み立てます。
先程エンジンに取り付けたブラケットにオルタネーターを取り付けます。
オルタネーターを固定するためにオルタネーターブラケットを取り付けます。
オイルレベルゲージを取り付けます。
取り付け部からすぐに抜けてしまうので、接着剤で固定しました。
エンジン前部のギアボックス部分に、トランスミッションケースブラケットを取り付けます。
左右ともにブラケットを取り付けて、今回の作業は終了です。
オイルレベルゲージのハンドル部分の赤い塗装が、銀色のエンジンの中で良いアクセントになっています。
次号、24号ではエンジンにオルタネーターベルトを取り付けます。完成後には隠れてしまうエンジンですが、長期に亘って丁寧に組み立てることになります。
前回はこちら
週刊バック・トゥ・ザ・フューチャーデロリアン第20号、第21号 エンジンの全容が見えてきた
次回はこちら
週刊バック・トゥ・ザ・フューチャーデロリアン第24号、第25号 読者プレゼントのナンバープレート&バインダーも到着
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コメント
YUJIさん、こんばんは。
私も少し力を込めて締めただけで頭が割れてしまい、ペンチで抜こうとしたら突起を壊してしまい焦りました。結局、接着してしまいましたが…。アトムは解説をよく読み、写真とにらめっこしながら何度も確認して組み立てていますが、デロリアンはイラストだけ横目で見ながらドンドン進めてしまえるので、今後は「金属パーツにMMビス」の場合は慎重にいかねばなりません。エンジンは中々の存在感でネット画像を参考に、結構手間暇かけてディティールアップを楽しんでいます。
投稿: ウッシー | 2017年7月 9日 (日) 20時24分
ウッシーさん、こんばんは。
22号のMMビスは明らかに不適切なビスでしたね。接着しないで工作出来る様にしているために、今回のような細くてネジ頭の薄いものを用いたのでしょうね。
エンジンディティールアップ、楽しそうですね!
投稿: YUJI | 2017年7月 9日 (日) 21時00分
> 少し力を込めて締めただけでビスの頭が割れてしまいました。
実はワタシも240Zの時よくやりました。
予備のビスはいっぱいあるのですが(デアゴの他のものは+1本ですがこれは違う思います)
折れ残ったビスの撤去に苦労しました。
材質の問題だと思ってました、しかし不満といえばそれくらいでした。
ボンネットのヒンジも強度不足でよく折れましたが気を付けてください。
投稿: カズキ | 2017年7月14日 (金) 11時47分
カズキさん、こんばんは。
イーグルモスのビスの情報、ありがとうございます。このシリーズでもビスだけでなく、小さな金属パーツの際には気を付けて作業します。素材が脆いようですね。もう少しねじ込んでから割れていたら抜けなくなっているところでした。
接着させずにビス止めで簡単に工作させるというのは良いことですが、細かいパーツまでビス止めというのは無理がありますね。
投稿: YUJI | 2017年7月14日 (金) 20時48分