« 隔週刊JAL旅客機COLLECTION創刊号 掌に乗る航空機模型が付属 | トップページ | アシェット「ブルートレイン3車両をつくる」創刊号 »

2020年1月19日 (日)

「週刊サンダーバード秘密基地」創刊号

Tb001

デアゴスティーニの「週刊サンダーバード秘密基地」の創刊号を買ってきました。テレビで盛んにCMが入っていますし、書店の店頭でも平積みされているのでどうしても気になります。

昨年の4月より、埼玉県の朝霞市に単身赴任しています。単身赴任先の社宅では工作ごとなどの趣味をする余裕がなく、またやったとしても道具が無いので続けられません。いつまで居るかわからない仮住まいを重装備にしたくはないという思いもあります。

朝霞は埼玉県とはいえ東京都にほど近く、東京の主要なところには1時間かからずに行くことができます。そのために週末はクラシックのコンサートに行ったり、歌舞伎座に観劇に行ったり、上野の博物館・美術館めぐりをしたりと徐々にこちらの生活を楽しむ方向に進んでいます。もちろん鉄道博物館にも何度か足を運びました。

とはいえ、月に一度の愛知県の帰省日を指折り数えて過ごす日々なのには変わりありません。家族のサポートが物理的にあまりできないことは仕方ないことなのですが、心苦しいことです。

Tb002


書店に行ってもあまり本を増やしたくないので、つい買わずに出てくることが多いのですが、創刊号コレクションはたまにやっています。今回のサンダーバードは、私が子供の頃には盛んに再放送されていたので、楽しみに見ていた思い出があります。

書店で創刊号を手に取ると、どうやらこの創刊号だけでサンダーバード2号が完成できる様子です。これは買わずにはいられません。きっとこのシリーズは創刊号がやたらと売れていることでしょう。

Tb003


創刊号にはスタートアップDVDが付属しています。
デアゴスティーニの最近のシリーズでは付属しないものも増えてきたこのDVDですが、同じくパートワークを発売するアシェットが299円等の低価格にてきちんとDVDを付属させているので、その影響もあるのかと思います。DVDの内容としては、公式ページで動画を公開すれば十分といったものですが、モノとしてDVDが付属することにより、低価格創刊号のおトク感がより増すことは間違いありません。

DVD映像の冒頭の、印象的なカウントダウンの場面は何度も見たくなります。

Tb004


このシリーズは全110号にて、サンダーバード秘密基地の巨大ジオラマを作っていくというものです。荒唐無稽な特撮番組の場面を、3Dの世界まるごと再現しているというのは凄いことです。実際の番組では島の裏側のセットは部分的にしか無いのですが、このシリーズではきちんと再現されています。全巻揃えると、226,129円。それにおそらく展示用のアクリルケース等のオプション、工具や追加資材を合わせると、26~27万位は必要になるでしょう。期間は2年3カ月程度です。

ちょっとした鉄道模型のNゲージジオラマ位の設置面積が必要ですし、鉄道ジオラマよりもずっと高さがあるので完成後に置く場所の確保が問題になるでしょう。到底仮住まいの社宅などで始められるシリーズではありません。

Tb005


創刊号のパーツは、サンダーバード2号に加えて、プールガーデンフロアと2号の隔壁です。まあ創刊号コレクターとしては、プールガーデンフロアと2号の隔壁はこの後捨ててしまうものになります。

創刊号には瞬間接着剤が付属するので、更におトク感があります。この瞬着、おまけながら結構マトモなものです。但し、今回のシリーズの様な細かい工作には、瞬着はゼリー状のものを常用した方が便利ですし、場所によっては瞬着ではない接着剤も必要と思います。

Tb006


冊子の組み立てガイドを見ながら10分程度で完成です。このシリーズは接着剤を多用するので、完成後のクオリティーにはその人ごとの技量の差が多少出てくると思います。今回の組み立てには、瞬着よりもプラモデル用接着剤の方が使いやすいように思いました。もちろん、シリーズ付属の瞬着でもちゃんと完成します。

Tb007


創刊号だけでサンダーバード2号が完成するのはうれしいことです。可愛い指先に載るサイズのサンダーバード2号です。

Tb008


リヤビューです。

こんな形状でブースターもなく飛び立てるわけないだろう、とかマッハ7超えだと前進翼吹き飛ぶだろうとか無粋な事は言ってはいけません。このメカには少年たちの夢が詰まっているのです。ジェット推進ではなく原子力推進なので、全長76mもの巨大な機体をこんな小さな翼でも飛べるのです!原子力の使い方わかってんのかなあと思いますが・・・

私の周囲の友達ではこの2号が一番人気でした。もちろんプラモデルも作りました。ワクワクしました。コンテナポッドから出てくるジェットモグラも作りました。

Tb009

 

サンダーバード2号の特徴は、コンテナポッドの中に各種救助メカを搭載できる事です。この大きさでもちゃんとコンテナポッドが着脱できるようになっています。ボディをリフティングしてコンテナを着脱しますが、創刊号には4本の脚は付属しないので、その姿を再現することは出来ません。でもコンテナポッドを外せる仕組みだけで十分楽しめます。

Tb010


背面です。
滑走路まで進むためにコンテナポッドの底面には二つのローラーが取り付けられています。

Tb011


次号の2号では、創刊号に引き続き2号の格納庫の壁面、そしてトレーシーヴィラ、1号のパーツの一部が付属します。110号の長丁場、一つの主要メカが1号分で完成するなんて言うのは創刊号だけになると思います。

Tb012


狭いワンルームの社宅にて、今回の小さな空想科学メカは心の癒しになります。JALコレクションの787と並べてしばらく楽しみます。

|

« 隔週刊JAL旅客機COLLECTION創刊号 掌に乗る航空機模型が付属 | トップページ | アシェット「ブルートレイン3車両をつくる」創刊号 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

YUJIさん、お久しぶりです。
単身赴任にも楽しみを見つけておられるご様子、何よりです。でもご家族と離れての生活、大変ですよね。日曜の夜、赴任先へもどる時感じていた何とも言えない気持(一抹の哀愁?)を今でも思い出します。サンダーバードは当時人形劇でありながら精巧な模型がリアリティあふれて動く特撮技術が凄くて私も夢中で見ていました。
これは発進シーンはよく出来ていそうですが、当然ながら飛び立たない(^。^)のでパスして、アシェットの「74式戦車」が期待通りの金属モデルである事を祈りながら、来週、本屋さんに定期購読を申し込みに行きます。

投稿: ウッシー | 2020年1月20日 (月) 09時45分

ウッシーさん、こんばんは。

74式戦車も書店で平積みになっていましたね。嵩張るのでまずサンダーバードだけ買ってきた次第です。サンダーバード、当時の日本の人形劇や特撮とは相当にクオリティの差があったことを思い出します。メカの発射シーンはいつも同じ映像の使いまわしながらワクワクしましたね。

日曜日の夜、自宅から埼玉に戻るとき、池袋から東武東上線の発車メロディーを聴くと何とも哀愁を感じています。モーツァルトのディベルティメント、大好きな曲だったのですが、今は胸が締め付けるメロディになってしまいました。

投稿: YUJI | 2020年1月20日 (月) 19時28分

平均寿命かなりオーバーした私にとっても飛びつきたい企画を期待していますが?

投稿: honest | 2020年1月21日 (火) 15時29分

honestさん、こんばんは。
どんな環境の問題があっても飛びつきたくなるシリーズが始まれば、買ってしまう気がしますね。置き場所とか時間とか後で考えれば良いとか・・・いけません。自重します。

投稿: YUJI | 2020年1月21日 (火) 20時32分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 隔週刊JAL旅客機COLLECTION創刊号 掌に乗る航空機模型が付属 | トップページ | アシェット「ブルートレイン3車両をつくる」創刊号 »